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7/16北斗賞予想 山崎エリカ

ここはチャンンスのコウシュハウンカイ

 旭川記念の約1か月後に行われる北斗賞。旭川記念から重量が20㎏増量されるだけで、出走メンバーはほぼ同じにもかかわらず、旭川記念とこのレースを連覇した馬は、2008年のナリタボブサップまで遡らなければ存在しません。
 この傾向は、ばんえいグランプリがBG1に格上げされてからより顕著。2012年のキタノタイショウ、2014年、2016年のニュータカラコマなど、そのシーズンにおいてここだけ重賞を勝つ馬も出現しています。これはなぜかと言うと、ばんえいグランプリの前哨戦の意味合いが強いからでしょう。
 しかし、旭川記念から大きく着順が入れ替わるかというと、けっしてそんなこともありません。2015年の勝ち馬フジダイビクトリー、2016年の勝ち馬ニュータカラコマなどの旭川記念2着馬を始め、上位馬がここでも好走しています。
 このような観点から見ていくと、旭川記念の勝ち馬オレノココロは割引が必要。しかし、旭川記念で下位着順だった馬も狙えないでしょう。

 よって、◎には、旭川記念の2着馬コウシュハウンカイを推すことにしました。旭川記念ではまたオレノココロに競り負けたわけですが、ライバルがばんえいグランプリが目標ならば、ここはチャンスのはず。最後に切れ負けすることはあっても、この馬の力は出し切ってくるはずなので、大崩れする心配もないでしょう。
 ○は、世代重賞では全勝のセンゴクエース。ばんえい十勝オッズパーク杯、旭川記念では障害で膝を折って6着、8着。字面の成績だけを見ると、古馬の壁にぶつかっている形ですが、障害が苦しく崩れたというよりは、仕掛けのタイミングの問題によるものが大きく、今回で巻き返しがあっても不思議ないはず。人気薄の立場で参戦できる今回は、一度は本命候補にも考えたものの、何度もミスを重ねることで、それが癖になることもあるので対抗評価としました。
 ▲は、一昨年このレース勝ち馬で、一昨年のばんえいグランプリ、そして昨年のばんえい記念を勝利した実績もあるフジダイビクトリー。今シーズンは、ばんえい十勝オッズパーク杯をスキップしてこれまで3戦を消化。休養明け2戦目の旭川記念では5着とひと息の結果でしたが、ソロソロ変われてもいいでしょう。
 あとは2014年、2016年のこのレースの覇者ニュータカラコマ。先行力があり、障害も確実に越えてくるのでどのような条件でも崩れることが少ない馬。しかし、高重量戦になると最後にどうしても止まってしまうところがあり、見ていてヒヤヒヤするので重い印が打てません。相手次第でしょう。
 最後に昨年のばんえいグランプリの勝ち馬であり、今年のばんえい記念も制したオレノココロ。ただし、過去の北斗賞では一昨年が2着、昨年が3着と毎度取りこぼしているので狙い下げました。

◎7 コウシュハウンカイ
○3 センゴクエース
▲4 フジダイビクトリー
△5 ニュータカラコマ
△8 オレノココロ

馬複
3-7 2000円
7-4,8 各1500円 計3000円
5-7 1000円

7/16北斗賞予想 目黒貴子

現役最強オレノココロに期待

 夕方のニュースで今日暑かった地域の上から2番目くらいに名前が挙がった帯広市。まだ本格的な夏前からの猛暑日で、調整がとても難しくなっているのではと心配になってしまいます。どうぞ無事にと願いながら北斗賞の予想です。
 ◎は前走旭川記念を勝ったオレノココロ。2着のコウシュハウンカイとはたった0.7秒差のギリギリで勝利。しかしそれでも勝ち切るところが強さを表しているのだと思います。前開催を休んだことも当初の予定通り。これだけの暑さなら、むしろこの判断が吉と出るのでは?と期待します。斤量最重量も、この馬の実力を考えれば納得の数字。現役最強馬として内容のあるレースをしてほしいところです。
 ◯には昨年の勝ち馬ニュータカラコマ。今季初戦の青葉特別は5着だったものの、それ以降は重賞を共に3着、オープンも1着、3着と崩れない強さがあります。特に私の場合はこの馬を軽視したことで馬券がハズレるパターンも多い気がして。今回はちょっと重くみてみます。
 ▲コウシュハウンカイ。こちらは今季も好調で、オッズパーク杯を1着、旭川記念を2着と結果を出しています。しかしどうやらこの暑さが少々堪えている模様。実力からすればこの上の印といきたいところですが、▲まで。
 △にフジダイビクトリー。今季3戦もまだ連対なしといまひとつも、この暑さでもしっかりと調教ができているようでそこは評価できるところです。この馬も実力は相当なので、そろそろ重賞でも馬券圏内にくるのでは?と予想します。もう一頭センゴクエース。なかなか重量が重くなると強気にはなれない現状も、きっかけひとつかなと思います。そしてキサラキクまで狙ってみます。
 当たった!と喜んだのもつかの間。気づけば私最下位じゃないですか!この辺で確実に当てていかないといけないですね。

◎オレノココロ
○ニュータカラコマ
▲コウシュハウンカイ
△フジダイビクトリー
△センゴクエース
△キサラキク

3連複
8→2,3,4,5,7 各500円  計5000円
3連単
8→5,7→5,7 各500円  計1000円

7/16北斗賞予想 荘司典子

2017年7月15日(土)

オレノココロでここも大丈夫!

 三連休、日本列島各地は猛暑で大変なことになってますね。みなさん熱中症にはくれぐれも気を付けて競馬観戦してくださいね。ちなみに土曜日の帯広の最高気温は37℃だったんですね!これは沖縄・那覇34℃よりずっと高温。この状況でのレースは馬も人も大変。本当にご苦労様です。こうなると夏の成績もチェックしないといけません。
 さあ日曜日の重賞は『第25回北斗賞』。夏の大一番BG1ばんえいグランプリに向けての前哨戦。今年もトップホースたちが揃いました。
 本命はやはりオレノココロで。前走は厳しいレースになって「今回はダメか?!」と思ったところからの勝利。"オレノココロ推し"の身として本当にしびれました。7月の成績も決して悪くなく安定してます。このレースは昨年3着、一昨年2着。そろそろ歴代の勝ち馬に名前を連ねたいところ。8月のばんえいグランプリ連覇に向けても良い結果を出したいですね。
 ○はニュータカラコマ。昨年1着、一昨年4着、2014年1着。当然連覇を狙える存在。昨年の北斗賞を勝ったあと重賞では、ばんえいグランプリ2着、北見記念2着、帯広記念3着、チャンピオンカップ2着、ばんえい記念3着、ばんえい十勝オッズパーク杯3着、旭川記念3着。う~ん。勝ち切れないもののすべて馬券圏内という素晴らしい安定ぶり。でもそろそろ1着が欲しいですよねぇ。
 ▲フジダイビクトリーは去年4着、一昨年1着、2014年2着。7月の成績は【7-3-1-3】。この後に続くばんえいグランプリは2014、2015年と連覇しているベテラン。猛暑が続く中、夏に強いのは好材料。
 △センゴクエースは毎回コメントしている通り、古馬になっての成長に期待している王子様。この馬が上位に来れば配当妙味もありそう。
馬券はオレノココロを軸にしますが、差し切れない場合も考えて今回は馬連で買います。上位人気での決着では配当も低そうなので3点に絞ります。それでも取りガミかもしれませんが...。

◎8オレノココロ
○5ニュータカラコマ
▲4フジダイビクトリー
△3センゴクエース

馬連
8-3,4,5 各2000円 計6000円

7/16北斗賞予想 須田鷹雄

斤量差が効く馬場ならコウシュハウンカイ

 帯広は土曜が予報ベースで37度という猛暑。日曜はこの原稿を書いている時点で12-18時に50%の降水確率が示されているが、降ると降らないとでは全く違う馬場になりそうで、予想が難しい。
 ただ、80%や100%の予報ならともかく、50%だと降る前提の予想はしづらい。ここは重い馬場で、10キロでも斤量差が効いてくるという前提で考える。

 現役最強の▲オレノココロだが、前走に比べると10キロ不利な立場。◎コウシュハウンカイは前走で▲に0.7秒差。オッズパーク杯では同斤で勝っているし、今回買うべきは◎のほうだ。
 ○ニュータカラコマは北斗賞と相性の良い馬。重量差で◎に対して好転する要素はないのでシルシ順はこうなったが、一応○→◎の絡みも押さえておきたい。

 あとは絞る作業を徹底する。センゴクエースは世代限定戦の頃ならともかく、現状年長馬相手に790キロレベルの荷物では無理と見て無印。復調遅れ気味のフジダイビクトリーと、特別ならともかく重賞だとそこまで強調できないキサラキクは3着付けまでの△とする。

◎コウシュハウンカイ
○ニュータカラコマ
▲オレノココロ
△フジダイビクトリー
△キサラキク

3連単
7→5,8→2,4,5,8 各700円 計4200円
5→7→8,2,4 各600円 計1800円

7/16北斗賞予想 矢野吉彦

猛暑の帯広、牡馬の夏負けに危惧

 祝・3戦連続的中!なんて浮かれている場合じゃないでしょうね。当たったとは言え、いわゆる"トリガミ" の連続。ジワジワと赤字額が膨らんでいます。とはいえ、3球続けてバットには当てているわけですから、これはある意味、快挙ですよ。
 裏を返せば、今季これまでの重賞は堅い決着が続いているということ。そろそろ荒れてもいい頃合いでしょう。
 波乱が起きてもいいと考える一番の要因は猛暑。帯広の最高気温は、今月7日以降ほぼ連日30度を超え、そのうちの約半分は35度以上に上がって猛暑日となっています。こんなことはちょっと記憶にありません。こうなると怖いのが夏負け。北国育ちのばん馬たちは暑さに慣れていないので、中には調子を落としている馬もいるはずです。
 とくに牡馬は暑さに弱いところがあります。夏は牝馬、というのは、競馬に古くからある格言。先週あたりは思ったほど牝馬の激走が見られませんでしたが、今週あたりからは増えてくるんじゃないか、と思っています。
 そこで、北斗賞は目をつぶってキサラキクを狙ってみました。旭川記念で4着なら、馬券圏内までもう一息。あまりにも単純すぎる考え方ですが、先着を許した牡馬3頭のうちの1頭を抜けばいいわけで、チャンスはあると考えます。
 で、この馬から買うんだったら、馬券は総流しです。まず、1頭軸3連複を全通り買います。9×8÷2で36通りなので、これを100円ずつ。そして、相手をコウシュハウンカイ、オレノココロ、ニュータカラコマ、フジダイビクトリーに絞ったものを400円ずつ買い足します。総流し馬券の中には、その4頭が全く絡まない、とんでもない組み合わせも含まれていますが、まぁいいでしょう。
 さぁ、ハッキリ言って一か八かの大穴狙い、どうなりますか?では、今回はこのへんで。

◎キサラキク
○コウシュハウンカイ
▲オレノココロ
△フジダイビクトリー
△ニュータカラコマ
△サクラリュウ

3連複
2-1,3,4,5,6,7,8,9,10 各100円 計3600円
2-4,5,7,8 各400円 計2400円

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