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3/3イレネー記念予想 矢野吉彦

ヤングCS優勝馬アオノブラックに期待

 先週のチャンピオンカップは、おかげさまで"1人的中"となりました!儲けが少しだけでも、これはなかなかいい心持ちです。上機嫌で今週のイレネー記念を予想します。

 ここは素直に、ヤングチャンピオンシップを制したアオノブラックを狙ってみました。最近の2戦は馬券に絡めていませんが、それでも勝ち馬からは僅差でレースをまとめています。馬体重の重い馬なので、重賞の重量にも耐えてくれるでしょう。

 相手は、これも素直にヤングチャンピオンシップ2着のギンノダイマオー。そこから先はちょっとひねって印をつけました。というのも、ヤングチャンピオンシップで上記2頭より10㎏重い610㎏を曳いて3着になったメムロボブサップが怖いとは思うのですが、前走でもいまだに体重950㎏台と軽かったのが気になったからです。同じ理由でエースモリウチも評価を下げました。

 その代わり、ジェイエースと、牝馬ながら1トンを超える馬体重のジェイカトレアを穴馬候補とした次第です。

 馬券はアオノブラックからほかの5頭への馬単と馬複。馬単は軸馬1着固定で500円ずつ、馬複は700円ずつ流します。

 3連複、3連単にしなかったのが功を奏するかどうか・・・。でも、どう見てもこれは予想合戦トップ狙いの買い方じゃないですよね。そこのところは、どうかお許しのほどを。では、今回はこのへんで。

◎8 アオノブラック
〇3 ギンノダイマオー
▲4 ジェイエース
△2 ジェイカトレア
△6 エースモリウチ
△10 メムロボブサップ

馬複
8-2,3,4,6,10 700円
馬単
8→2,3,4,6,10 500円 計6000円

3/3イレネー記念予想 須田鷹雄

条件好転のメムロボブサップとアオノブラックから

 定量戦のイレネー記念になって有利な馬といえば◎メムロボブサップ。ナナカマド賞を勝った時点で既に10キロもらう立場だった同馬だが、その後も崩れることなく常に上位入線を続けてきた。キャリアで唯一馬券の対象から外れた(4着)時も着差はわずか1.8秒。相対的なハンデ差の面で条件が好転するのに崩れるシナリオは想定できない。

 ただ、同馬はいかにも堅実タイプで、勝ち切れるのかというと微妙なところ。なにかもう1頭と組ませて軸2頭マルチを展開し、順番違いの高めを狙いたい。

 2軸のパートナーは○アオノブラックとする。こちらもヤングチャンピオン制覇の影響でもらっていたハンデが解消される立場。6着、6着からの参戦になるが着差は4.8秒と5.9秒。障害は問題なくこなしていたし、前走が1コースだったことなども考えると今回は巻き返してくるだろう。

 6000円にぴったりはまるようにすると▲以下5頭になるので、少しでも人気薄がより上位に来て高めで決まってほしいものである。

◎10 メムロボブサップ
○8 アオノブラック
▲9 サクラドリーマー
△3 ギンノダイマオー
△4 ジェイエース
△2 ジェイカトレア
△6 エースモリウチ

3連単軸2頭マルチ
8,10→2,3,4,6,9 200円 計6000円

今週の見どころ(3/2~3/4)

2019年2月28日(木)

 今季のばんえい十勝も残すところ2開催11日間で、重賞競走も3レースとなりました。今週3日(日)には、明け3歳によるBG1・イレネー記念が行われます。2歳シーズン王者を決める熱き戦いにご注目ください。

今週のイベントはこちら

【第25回開催1日目】
 3月2日(土)のメイン第10レースは、とかちえぞまつ特別(A1級-1組・18:00発走予定)
 ◎ホクショウメジャーは、前走オープン・A1級-2組の8着は、障害で止まるも、その後は腰の入りがよく、三腰でまとめており悲観する内容ではありません。元々は障害巧者で770キロへの一気の重量増も対応できそうなだけに反撃を期待です。
 ○フクトクは、前走うお座特別(A1級・A2級決勝混合)では、障害で苦戦しましたが、終いは伸びており6着も悪くない内容。基礎重量が10キロ増えますが、障害さえ修正できれば首位争いに加わってくるでしょう。
 ▲ナカゼンガキタは、前走ウインターカップ(オープン・A1級-1組混合)では5着に敗れましたが、障害はふた腰と修正できています。加えて今回は自己条件と相手緩和になるだけに前走以上の結果が期待できます。
 △カネゾウは、前走うお座特別(A1級・A2級決勝混合)では障害をふた腰でまとめて5着。決め手に欠ける面はありますが、近走障害は安定しているだけに、粘り込みには警戒が必要です。

【第25回開催2日目】
 3月3日(日)のメイン第10レースは、BG1・第50回イレネー記念(3歳・18:00発走予定)。ナナカマド賞をメムロボブサップ、ヤングチャンピオンシップをアオノブラックがそれぞれ勝利して迎える2歳シーズン三冠の最終戦は牡馬690キロ(牝馬670キロ)の定量戦。出走馬10頭中7頭が2月17日の3歳A級-1組に出走しており、そのレースでは1着サクラドリーマー、2着メムロボブサップ、3着ジェイエースという結果でした。
 ◎サクラドリーマーは、今年に入ってから5戦4勝、2着1回と抜群の安定感。2走前、前走の3歳A級-1組では、ともに後方一気の競馬で豪快に差し切っており、前走のほぼ再戦ムードとなる今回は690キロ定量戦でも決め手が光るでしょう。今年は帯広競馬場で例年より早い桜の開花が見られるかもしれません。
 ○メムロボブサップは、昨年10月のナナカマド賞を勝利以後はハンデを背負っての出走が続いていましたが、ここまですべて掲示板内を確保と堅実駆けが魅力です。前走は10キロ軽いサクラドリーマーに敗れましたが、着差は1秒。今回は同重量で臨めるだけに逆転も十分あるでしょう。
 ▲ギンノダイマオーは、2月17日の3歳A級-1組では、逃げたもののゴール前で甘くなり4着。しかし、勝ち馬との着差は1秒7と差のない内容でした。障害力は一級品で一気の重量増も対応できそうなだけに前進の余地は十分にあります。
 2月17日の3歳A級-1組には不出走の△アオノブラックは、近2走ではともに6着もトップハンデと厳しい条件だっただけに、定量戦に替わって巻き返しに期待です。

【第25回開催3日目】
 3月4日(月)のメイン第11レースは、弥生特別(オープン-2組混合・18:10発走予定)。A1級格付けはアアモンドロシア、ウンカイタイショウ、サカノテツワンの3頭とオープン格付けの他6頭で行われる混合戦です。
 ◎コウリキは、前走ウィナーズカップ(4歳以上選抜)では、障害に手間取り差のある6着でしたが、今回は格下との混合戦と条件が好転。引き続きの780キロと重量慣れも見込めるだけに巻き返し必至でしょう。
 ○トレジャーハンターは、前走ウインターカップ(オープン・A1級-1組混合)では、障害ひと腰先頭通過から逃げ切って勝利。今回は基礎重量と賞金ハンデの増加にともなって15キロの重量増になりますが、重量増を苦にしないだけに好勝負が期待できます。
 ▲キンメダルは、近走勝ち切れていないものの、前走ウインターカップ(オープン・A1級-1組混合)では2着を含め5戦連続3着以内を確保。トレジャーハンターが賞金ハンデ5キロを課されていることで、重量差が10キロから5キロに縮まることもあり、チャンスは大いにありそうです。
 △アサヒリュウセイは、同じ前走を勝ち馬から5秒差の3着に好走。障害次第では食い込みも十分あるでしょう。

チャンピオンカップ 予想結果

2019年2月25日(月)

メジロゴーリキが逃げ切って重賞3勝目を挙げる

障害先頭通過をしたメジロゴーリキは、離れた3番手で障害を通過したオレノココロに差を詰められましたが、押し切って勝利。
予想対決は重量800キロの5歳馬2頭を軸にした矢野さんがワイドと3連複をW的中という結果になりました。

矢野:ワイド各500円&3連複400円的中! 収支+3,530円

【集計】投資額 6,000円×22R=132,000円

 山崎  -28,780円
 目黒  -39,800円
 須田  -41,650円
 矢野  -45,460円
 荘司  -51,260円
 斎藤  -105,500円
---------------------------------------
 紅組  -119,840円
 白組  -192,610円

2/24チャンピオンカップ回顧

2019年2月24日(日)

メジロゴーリキが実力を誇示!

 24日(日)は重賞・チャンピオンカップ(4歳以上、今年度重賞競走優勝馬)が行われ、単勝4番人気のメジロゴーリキが優勝。5歳世代の最強馬が9歳2強を下し、今後の重賞戦線に弾みをつけました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
 1.オレノココロ 2.2
 2.アアモンドグンシン 45.6
 3.メジロゴーリキ 6.3
 4.コウシュハウンカイ 4.0
 5.ミノルシャープ 13.8
 6.マツカゼウンカイ 15.8
 7.タイキン 34.9
 8.メヂカラ 124.2
 9.マルミゴウカイ 4.9

 タイトルホルダーがそろい、重量面でも多少のばらつきがありましたが、1番人気に推されたのはトップハンデのオレノココロ。しかし、コウシュハウンカイ、マルミゴウカイ、メジロゴーリキも単勝ひと桁台で続き、一筋縄ではいかない様相。9歳のツートップに4~6歳馬が挑む構図となり、今後の重賞戦線を占う意味でも重要な一戦となりました。

 800キロ前後の重量だけに、道中はゆったりとした流れ。先頭を切ったのはメジロゴーリキで、他馬を若干引き離すかたちでペースを握ります。後続勢も無理に追わず、様子をうかがいながらの追走。そのままの態勢で第2障害を迎えました。
 ここまで積極的な競馬を展開してきたメジロゴーリキが、第2障害も最初に登坂を開始。同じ5歳のマツカゼウンカイも、ほぼ同時に仕掛けます。抜群のかかりを見せたのはメジロゴーリキで、あっさりと天板まで登り切ると、そのまま先頭で突破。他馬はやや苦戦を強いられ、だいぶ離れてオレノココロとマツカゼウンカイ、さらに遅れてマルミゴウカイという隊列で最後の平坦路に向かいました。
 先頭を行くメジロゴーリキは順調に歩を進め、残り20メートルを切っても4、5馬身ほどの差をキープ。オレノココロが持ち前の末脚を繰り出し、マツカゼウンカイもじわじわと脚を伸ばしますが、両馬とも少しずつ差を詰めるのがやっと。結局は強気の競馬を演じたメジロゴーリキと西謙一が逃げ切り、天馬賞に続く重賞制覇を果たしました。2秒8差の2着にオレノココロ。さらに4秒3差の3着にはマツカゼウンカイが入線しました。

 勝ったメジロゴーリキは、ばんえいダービー、天馬賞に続く重賞3勝目。強豪がそろった現5歳世代の中心的存在が、いよいよ世代を飛び越えた争いに加わってきました。ハンデ差があったとはいえ、積極的な競馬を演じて勝ち切ったあたり、能力の高さは相当。今後の重賞戦線でも要注目の存在です。
 オレノココロはトップハンデの850キロで、メジロゴーリキより50キロ余計に曳いていたことを考えれば上々の内容。スムーズに障害をクリアした内容も良く、年度末の大一番でも十分に期待できそうです。

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西謙一騎手「だいぶハンデ差があったので、思い切っていきました。ペースはこの馬にあわせて騎乗しました。第2障害ではうまく上がるだろうと思っていました。後ろからオレノココロが追ってきましたが、結構差もあったので、まあ大丈夫かなと思いました。まだ5歳馬ですが、古馬になっても十分やっていけるだけの能力を持っているので、これからも活躍してくれると思います」

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