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今週の見どころ(3/2~3/4)

2013年3月 1日(金)

 3月3日(日)のメインには、今季重賞優勝馬による重賞・チャンピオンカップが組まれています。カネサブラックが4度目の制覇なるのか。それともハンデが有利な若駒の台頭があるのか。興味深いメンバー構成となり、見逃せません。

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 3月2日(土)のメイン第10レースは、うお座特別(B1級-1・2組決勝・17:15発走予定)。B1級-1組(2月24日第11レース)、B1級-2組(23日第9レース)の両予選の上位馬による一戦です。
 スギノファントムはB1級-2組予選で離れた4番手から僅差2着まで押し上げてきました。2月4日の六花特別(B1級-1組)でも2着でしたが、その時は前走とは逆で最後に差されての惜敗でした。近走、勝ちきれない面はありますが、ここも崩れるシーンは考えにくいものがあります。
 スーパーオーサンは六花特別5着で、B1級-1組予選では3着。障害での腰の入りがよくなってきました。1月にB1級-1組特別を制した実績もあり、ここも侮れない存在になりそうです。
 六花特別で4着だったキタノオーロラは、B1級-1組予選では2着でした。追い込み一手なので特別のペースは歓迎ですが、障害に課題があるので、取捨は難しいところ。ここも障害次第で上位をうかがう存在です。
 B1級-1組予選では4着だったペガサスプリティーは、障害さえスムーズなら、差し切り勝ちを収めた六花特別の再現もあるでしょう。

 3月3日(日)のメイン第10レースは、重賞・第34回チャンピオンカップ(4歳以上重賞優勝馬選抜・17:10発走予定)
 トップハンデがカネサブラックの840キロで、最軽量760キロの5歳牝馬ブラックパールとは80キロ差がつきました。帯広記念など今季重賞3勝を挙げているカネサブラックの力量が抜けていますが、ここは負担重量との戦いといえそうです。
 注目は最軽量魅力のブラックパールでしょう。1月27日に行われた重賞・ヒロインズカップ(4歳以上牝馬)では740キロで他馬を寄せ付けず逃げ切っています。そこから20キロ増の760キロは初となりますが、克服可能と見ます。
 相手筆頭も5歳馬でフジダイビクトリー。こちらも今回の780キロは初めてですが、760キロの天馬賞(5歳)で第2障害をひと腰で越えた障害力なら、問題なくこなせるはずです。
 重量経験がある古馬勢では、キタノタイショウに魅力があります。このレースでは、一昨年は810キロで3着、昨年が800キロで2着に好走しており、今年は810キロでの出走。800キロ台後半以上を課せられる高重量戦では力不足かもしれませんが、このくらいの負担重量なら障害もこなせるので、有力視できます。

  3月4日(月)のメイン第10レースは、弥生特別(A2級-1組・17:05発走予定)
 メンバー中に、アルデバラン特別(1月28日・A2級-1組)の出走馬が7頭いるという組み合わせとなりました。勝ち馬はすでにA1級へ昇級しており、注目を集めそうなのは2着ニシキエースと3着アアモンドマツカゼ。ともに近走A2級では大崩れが少ない成績を残しています。
 ヒロノドラゴンはアルデバラン特別でも逃げて4着。平場でも特別でも同じようなレースぶりですが、ペースが落ち着く特別のほうが比較的粘れている感があります。
 他路線組では、ホクショウシャネルに注目。3走前の重賞・ヒロインズカップはしんがり負けでしたが、第2障害での転倒が敗因。格上A1級相手の前走も障害でヒザをついて8着に敗れていますが、A2級同士の戦いなら、巻き返せる実力はありそうです。

今週の見どころ(2/23~2/25)

2013年2月22日(金)

 カネサブラック(牡11、松井浩文厩舎)、ナリタボブサップ(牡11、槻舘重人厩舎)、スーパークリントン(牡11、平田義弘厩舎)が今季限りで現役をしりぞくことが発表されました。カネサブラックとナリタボブサップは、3月24日のばんえい記念がラストランとなる予定。その走りを目に焼き付けたいところです。なお3頭とも、種牡馬として第2の馬生を送る予定となっています。

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 2月23日(土)のメイン第10レースは、アメジスト特別(A1級-2組・17:15発走予定)。3戦連続連対中と好調だったミサキスペシャルが回避し、混戦模様です。
 ひとまず中心はクロフネオーザンでしょう。昇級初戦の前走A1級-1組特別では6着でしたが、最後はしっかり差を詰めていました。2組のメンバーに入れば、上位の力量がありそうです。
 コマクインは障害巧者。昨年11月から12月にかけ4戦連続で3着以内に好走していた頃の勢いはありませんが、終いさえ踏ん張れれば上位食い込みもありそう。
 昨年9月にはA1級混合特別で勝利があるトカチタカラも昇級初戦とはいえ侮れません。

 2月24日(日)のメイン第10レースは、ウインターカップ(A1級-1組混合・17:05発走予定)
 オープン勢は手薄な印象なため、7頭いるA1級馬が中心となりそう。うち6頭は、深雪特別(A1級-1組)に出走していました。
 前々走の如月特別(A1級-1組混合)、前走深雪特別と2連勝中なのがマルモスペシャル。ともに早めに障害を越えて抜け出す安定したレース内容が光りました。今回から賞金別定重量が5キロ増え、15キロとなるのは心配ですが、それでも狙ってみたくなる充実ぶりです。
 インフィニティーは、如月特別3着で、別定15キロ増となった深雪特別でも4着と大崩れがありません。ここも上位争いに加わるでしょう。
 深雪特別では2着に踏ん張ったシベチャタイガーは、前走のA1・A2級決勝混合は5着でしたが、今回は障害力の生かせる特別だけに巻き返しの期待がかかります。

 2月25日(月)のメイン第10レースは、ウィナーズカップ(4歳以上選抜・17:05発走予定)。今季実施された特別(軽量戦を除く)の優勝馬による選抜戦です。
 現役生活も残り少なくなりましたが、ナリタボブサップが注目を集めそうです。今季、重賞では勝ち星こそありませんが、旭川記念、ドリームエイジカップでの2着をはじめ惜しいレースが多数あります。近走と同様、ゴール前でひと踏ん張りできるかがカギですが、力量的には断然といえます。
 フクドリも、今季重賞では岩見沢記念2着、北見記念3着などがあります。こちらはナリタボブサップとは逆で、障害で甘さを見せることもありますが、末脚は確かなタイプです。
 昨年のこのレース2着でスピードのあるアオノレクサスや、末脚切れるホクショウダイヤも障害次第では侮れないでしょう。

黒ユリ賞 予想結果

2013年2月18日(月)

矢野:3連単1-6-3 100円的中! 収支+70円
斎藤:馬複1-6 400円的中! 収支-680円
須田:ハズレ 収支-6,000円
山崎:ハズレ 収支-6,000円

【ここまでの集計】
投資額 6,000円×21R=126,000円

斎藤  修  +32,840円
須田 鷹雄  -65,650円
矢野 吉彦  -96,930円
山崎エリカ -113,420円

2/17黒ユリ賞回顧

ナナノチカラが激戦を制す!

 17日(日)は重賞・黒ユリ賞(3歳牝馬オープン)が行われ、単勝1番人気に推されたナナノチカラが優勝。この世代初となる牝馬重賞を制しました。

 馬場水分は2.1%と重めでしたが、各馬630キロの重量をものともせず、軽快に第1障害を突破。コウシュハクィーン、ミドリユーあたりが先行し、速めのペースで進みます。センショウエースがやや集団から水をあけられたものの、他馬はほぼ一団で第2障害を迎えました。
 ひと呼吸置いて仕掛けたのはミドリユー。それに呼応するようにして、コウシュハクィーンも登坂を開始します。遅れてアグリナデシコ、フジノルビーあたりも仕掛けますが、どれも今ひとつ決め手を欠く展開。しかし、さらに遅れて仕掛けたクインフェスタがひと腰で天板まで上がりきり、他馬を尻目に先頭で突破。立て直したアグリナデシコもクリアし、以下コウシュハクィーン、1番人気のナナノチカラの順で障害を下りていきました。
 単独先頭はクインフェスタ。ゆうゆうと歩みを進めますが、その後方で4番手クリアのナナノチカラがギャロップで2番手まで浮上。さらに脚を伸ばして、残り20メートルでクインフェスタを射程圏に捉えます。徐々にその差を詰め残り5メートルで並び掛けると、2頭が並んだままゴールイン。手に汗握る攻防は、わずかに0秒2だけ、ナナノチカラが先着。クインフェスタもよく粘ったものの、最後はナナノチカラの決め手に屈しました。この2頭から遅れること25秒差の3着には、コウシュハクィーンが入線しました。

 ナナノチカラはこれで5連続連対。目下のデキのよさと、持ち前の決め手の鋭さを生かして、初タイトルを手にしました。牡馬相手のA-1で好勝負を演じ続ける力はダテではなく、今後も牝馬限定戦はもちろん、重量面で恵まれる牡馬相手の重賞でも勝ち負けが期待できそうです。

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鈴木恵介騎手「スタートしてから1コースを嫌がって逃げた動きをみせましたが、障害を降りてから歩く馬なので信じて乗っていました。ゴール際は本当にきわどかったですね。これから期待できる馬だと思いますので、今後も応援をお願いいたします」

2/17黒ユリ賞予想 山崎エリカ

2013年2月17日(日)

高重量戦ならアグリナデシコの出番

 ナナノチカラが断然1番人気のムードですが、A1クラスの前走では勝ち馬ナナノチカラよりも障害スムーズで速いタイムでまとめたアグリナデシコを◎に推します。アグリナデシコはヤングチャンピオンシップのときにもヒモ穴で推奨し、2着と好走したように障害上手の馬。末脚勝負のナナノチカラが障害で手間取るようであれば、チャンスが巡ってくるでしょう。630㎏は初めて背負う重量ですが、いちい賞2着、北央産駒特別1着、前記したヤングチャンピオンシップ2着など、特別戦での強さを評価します。

 ○はA2クラスの前走では隣のミドリユーを意識したのか(?)、道中で後手を踏んでしまい、流れに乗り損って完全アウトのパターンから、障害で盛り返して5着と好走したクインフェスタ。同馬も障害上手で、本命候補にも考えた1頭です。

 ▲は4走前にA2クラス勝ちの実績がある(8)ミドリユー。前走は、勝ち馬はもとより、○クインフェスタにも完敗の9着と人気を裏切りましたが、前々走で転倒したことを意識したのか(?)、道中ゆっくり行き過ぎたことも確か。前走もキッチリ障害をまとめていたように、障害巧者と言える1頭だけに巻き返しを警戒します。

 △にA1クラスに昇級の前走ではナナノチカラに完敗でしたが、障害は◎アグリナデシコ同様にキッチリまとめていたセイコークイン。他では前走では全く見せ場がありませんでしたが、前走の勝ち馬は4走前に破った相手であること、もともと障害巧者であることから一考したいフジノルビー。

 あとは、特別戦での経験がないこと、末脚勝負の馬であることから、個人的には1番人気に支持されるほどの馬ではないと思っていますが、A1クラスで3連対という実績、充実度は褒められるナナノチカラ。

 ◎ (4)アグリナデシコ
 ○ (6)クインフェスタ
 ▲ (8)ミドリユー
 △ (2)セイコークイン
 △ (9)フジノルビー
 △ (1)ナナノチカラ

 馬複
 4-6,8 各1500円
 4-2,9,1 各1000円

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