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帰ってきた!馬券おやじは今日も行く 古林英一

2013年3月23日(土)

阿部武臣&ホッカイヒカル!

 ばんえい情報局読者のみなさま、ご無沙汰しております。古林でございます。もう1年経ったんですねえ・・・。恥を忍んで告白します。小生、昨年のこのコラムで、「珍しく自信があります」、「レース後、満面の笑みで「ばんえいなんか簡単やあ~っ!」と吹きまくっている自分の姿がありありと脳裏に浮かびます」と書きました。が、しかし、結果は2着にフクイズミが入って大外れでした。人間、大ボラを吹くものではありませんなあ(と、何度同じ反省をしたことか)。

 去年の今年ですから、もう大ボラは吹きません。というより吹けません。ふつうに考えれば、「ここを勝って有終の美を飾り種牡馬入り」のカネサブラック、または「ここを勝ってさらに箔をつけて種牡馬入り」のナリタボブサップの両雄対決なのでしょう。

 が、しかし、そうならないような気がするのです。というのは、恵介&ボブには悪いのですが、ボブには、今年こそ打倒ペガサスと挑み続け、ついに雪辱できなかったミサキスーパーがオーバーラップするのです。1年おいてまた勝ったというのは、昨年のニシキダイジンとかフクイチとかの例もあるし、おそらく実力はメンバー中NO.1ですし、軸にはできるように思います。

 となれば、どの馬か? 小生はホッカイヒカルに期待します。この馬は高重量戦に向いたタイプのように思うのです。決して、スピードで押し切るタイプではありません。後ろからマイペースでトコトコ。2障害で他馬に追いつき、しっかり障害を切って、あとは焦らず騒がずマイペースでゴールへトコトコ。そんな感じの馬です。昨年・今年と成長も感じます。両雄に一泡吹かせるなら、この馬でしょう。

 ということで、馬券的には、3連単では、3(ホッカイヒカル)と1(カネサブラック)の裏表から、3着は手広く流すこととします。また、カネサブラックをはずせばトリガミにはならないと思いますので、馬連で3から8.ホクショウダイヤ、4.ナリタボブサップ、6.キタノタイショウ、9.シベチャタイガー、5.ギンガリュウセイへ。

 ちらっと小耳に挟んだ情報ですが、阿部騎手はかなり手応えを感じているようです。と、この手の情報で何度痛い目にあったことか。どうして小生は「反省」できないのでしょう?

 印は、次のとおりとしますが、3着あたりなら、ギンガリュウセイ、シベチャタイガーも十分あると思います。

 ◎3.ホッカイヒカル
 ○1.カネサブラック
 ▲8.ホクショウダイヤ
 △4.ナリタボブサップ
 △6.キタノタイショウ

3/24ばんえい記念予想 矢野吉彦

カネサブラック断然!

 あぁ10番。先々週は買って正解、先週は切って大失敗。結局今季は、そんなことの繰り返し(ただし正解の時も儲けはほとんどなし)でしたね。

 さて、いよいよばんえい記念です。ここはもう、カネサブラックで仕方ないでしょう。近走の内容は出られなかった去年とはまるで違いますから。出てくるからには、優勝1回、2着2回の実績がモノを言うはず。引退に花を添える可能性は高く、断然の本命に推挙させていただきます。
 相手は、3着を2回経験しているナリタボブサップ、と考えるのがフツウですよね。でも、この馬にとってもここが引退レース。最近2戦を連勝しているように、渾身の仕上げでラストチャンスにかけてきています。となると、今回はカネサブラックを負かしに行くわけです。ところが、この馬には末の甘さがどうしてもつきまといます。負かしに行った分、最後も余計に甘くなったら、何かに差されて2着もない、ということがあるのではないか。そこで私は、別の馬を対抗にします。
 それは、ばんえい記念初挑戦の馬。しかも、今季の高重量重賞で実績のある馬。つまり、ギンガリュウセイってことです。斎藤さんもこの馬を推していますが、私も同感。2011年シーズンの高重量重賞で藤野騎手を起用していた久田調教師が、ここに来て再び同騎手を乗せてきたのも、満を持しての勝負という感じがします。なんたってこのレース5勝のジョッキーですからね。ただし、カネサブラックに勝つまではどうでしょう。そこは斎藤さんと違うところ。ここは2着で、カネサ、ナリタがいなくなった後の主役に名乗りを上げる、というのでもいいんじゃないかと思います。
 あとは、ギンガリュウセイと同じく初挑戦のキタノタイショウが3着候補。今季の重賞でやたらと4着が目立つ究極の"今イチ馬"ですが、大河原騎手がうまくさばいてくれたら、の穴馬としておきます。
 馬券は1着カネサブラック、2着ギンガリュウセイ+ナリタボブサップ、3着ギンガリュウセイ+ナリタボブサップ+キタノタイショウの3連単。フォーメーションにすると4点ですが、均等に買うのは能がないので、2、3着がギンガリュウセイとナリタボブサップの組み合わせを2500円ずつ、3着にキタノタイショウが来る買い目を500円ずつにしておきます。

 3連単
 1→4,5→4,5 2500円
 1→4,5→6 500円

 何はともあれ、長年にわたってばんえい競馬をリードしてきたカネサブラックとナリタボブサップの勇姿をしっかり記憶にとどめておきましょう!では、みなさん、頑張ってください!!!

3/24ばんえい記念予想 須田鷹雄

2013年3月22日(金)

カネサブラック2勝目で花道

 「ばんえい記念は既に勝っている馬を買え」というのが私の信条。「ばんえい記念を1回しか勝たなかった馬」というのは、1992年のテンショウリを最後に出ていない。マルゼンバージ、フクイチ、シマヅショウリキ、サカノタイソン、スーパーペガサス、トモエパワー、ニシキダイジンと、連続であるかどうかは別として、複数回優勝馬ばかりだ。ニシキダイジンにしても、最初の優勝時は人気薄だったが、2年後に再度の優勝を果たした。この傾向を無視する手はない。

 もちろん今回初勝利の馬が将来もう一度勝つという可能性もあるのだが、そうなった場合、◎カネサブラックが一度だけしか勝たない馬になってしまう。ばんえい競馬の大看板として活躍を続けてきた馬だけに、ここは引退の花道となる2勝目を飾ってほしい。
 近走の内容が昔ほどでないのは百も承知だが、他のレースとばんえい記念は別物。1トンをまともに曳ける馬には限りがある。

 週末の帯広は降水もなさそうだし、経験豊富な実績馬を信用したい。○は同じく引退戦のナリタボブサップだ。ばんえい記念にはあまり良い思い出のない同馬だが、2010年の僅差3着や昨年もフクイズミとは差がなかったことを考えると、今回数少ない「1トンをまともに曳ける馬」であることは確か。帯広記念2着でこれまでより成長していることと重量に対する許容度が増していることが確認できた▲ギンガリュウセイともども2着候補とする。果たして、最後の最後で「ナリタボブサップの本気」が見られるのか、最後まで脱力キャラになるのか......。

 3着前提の複穴として1頭だけ、△フクドリ。スピードレースに出るような馬を狙うのは無茶かもしれないが、これまで800キロ以上の重量は7回走って2、4、3、3、7、2、3着。北見記念(2012年)でシベチャタイガーのひとつ下にいたことを考えると自信を持って買えるほどではないが、3着争いが泥仕合になったときの3着、くらいならありうる話だ。

 馬券はカネサブラックの1着決め打ち、2,3着も配分は圧倒的に○▲で。

 ◎1カネサブラック
 ○4ナリタボブサップ
 ▲5ギンガリュウセイ
 △7フクドリ

 3連単
 1→4,5→4,5 各2500円
 1→4,5→7 各500円

3/24ばんえい記念予想 斎藤修

ギンガリュウセイか、カネサブラックか

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎5ギンガリュウセイ
 ◯1カネサブラック
 ▲6キタノタイショウ
 △4ナリタボブサップ
 △7フクドリ
 △9シベチャタイガー

 今シーズンのタイトルから2頭の勝負と見て、馬連複1点で。

 馬複
 1-5 6000円

今週の見どころ(3/22~3/25)

2013年3月21日(木)

 今季のばんえい十勝も、3月22日(金)~25日(月)で終了となります。この4日間は全12レース制で行われますので、レースの発走時刻にご注意ください。
 24日(日)のメインには、大一番・ばんえい記念が組まれています。カネサブラックナリタボブサップにとって、引退レースとなりますが、もしカネサブラックが勝てば、通算重賞勝利数が21となり、ばんえいの重賞最多勝記録(現在の記録は同馬とスーパーペガサスの20勝)を更新することになります。なお、2頭の引退式は、25日(月)第6レース終了後(14:15頃)競馬場パドック横・表彰台にて実施されます。

帯広競馬場でのイベント、3/23~24はこちら、3/25はこちら

 3月22日(金)のメイン第11レースは春雷特別(A2級-1組・17:05発走予定)
 注目はグランドペガサス。前走アクアマリン特別(A2級-1・2組決勝混合)でしぶとく2着に伸び、3戦連続連対と好調です。テンに置かれる面がありましたが、近3走は早めの仕掛けが功を奏している様子。引き続き大口泰史騎手の騎乗で、今季を勝利で締め括りたいところでしょう。
 アクアマリン特別では6着だったヒロノドラゴンの巻き返しにも期待がかかるところ。第2障害に手こずりましたが、もともとは障害巧者だけに立て直せるはず。詰めに甘さはありますが、押し切るシーンも考えられます。
 賞金ハンデはきついものの年明け後A2級-1組特別で2度の2着があるニシキエース、アクアマリン特別では7着だったホクショウバンクの両馬は障害がスムーズなら、上位に食い込める力を持っています。

  3月23日(土)のメイン第11レースは、じゃらんカップ(A1級・17:05発走予定)
 好調馬が揃いましたが、なかでも注目はミサキスペシャル。3走前に大寒特別(A1・A2級決勝混合)を制し、近2走のA1級-2組、A1級-2組混合もともに2着と、このところ崩れがありません。決め手が身上で、差して届かないこともありますが、流れが落ち着く特別とあれば、3走前の再現が見込めるでしょう。
 アアモンドヤマトは前開催の白樺賞(A1級-1・2組決勝混合)で2着に健闘。障害で苦戦したものの、降りてからはさすがの末脚を発揮しました。障害に不安がある現状ですが、特別での連対確保は力のある証といえます。
 クロフネオーザンは、近2走ではA2級との混合戦を使われていますが、正月の帯広記念3着の実績と障害力を考えれば、A1級でも十分通用するはず。
 競走中止明けの前走A1級-2組でアアモンドヤマトとゴール前大接戦を演じたキンノカミや、特別の流れは合いそうなオレワスゴイトカチタカラも侮れません。

 3月24日(日)のメイン第11レースは、第45回ばんえい記念(17:15発走予定)。負担重量1トンの定量で争われる、ばんえいの古馬ナンバーワン決定戦です。
 昨年のこのレースでは、ニシキダイジンが圧巻の逃げ切りを収めて引退の花道を飾りましたが、今年もカネサブラックが勝利で現役生活に終止符を打ちそうです。今季重賞で3勝しており、前走のオープン特別では賞金別定55キロ増ながら2着を確保するあたり、やはり並の馬ではありません。2011年以来となるばんえい記念2勝目への期待が高まります。
 ナリタボブサップもここがラストラン。昨年のばんえい記念では引退した2頭に続く3着でした。ゴール前での詰めの甘さは解消されつつあり、目下2連勝の勢いも魅力。打倒カネサブラックの筆頭格でしょう。
 今季重賞2勝と飛躍を遂げたホッカイヒカルは、昨年の4着以上が狙えそう。
 ばんえい記念初出走馬が5頭いますが、帯広記念では910キロで第2障害先頭クリアから2着と好走したギンガリュウセイ、格上挑戦ですが北見記念で2着があるシベチャタイガーらには注目できそうです。

  今季最終日である3月25日(月)のメイン第11レースは、大平原特別(オープン混合・17:05発走予定)
 オープン昇級後の近2走を3、4着にまとめているウメノタイショウを中心視します。特に前走の4着は、昨日のばんえい記念の出走馬が8頭もいたとかちえぞまつ特別で、ハンデ差があったとはいえ、2着カネサブラックに最後まで食い下がってのもの。大幅に相手が楽になる今回は勝機到来といえるでしょう。
 アオノレクサスも年明けのオープン昇級後、結果が出ていませんが、とかちえぞまつ特別8着からの巻き返しなるでしょうか。
 前走白樺賞(A1級-1・2組決勝混合)での勝ちっぷりが目を引いたインフィニティー、同4着で障害巧者のスギノハリアーや、前々走まで3連勝していたマルモスペシャルらのA1級勢は、実力で今回のオープン勢にヒケを取りません。

 新年度のばんえい十勝は、4月14日(日)にナイターにて開幕します。

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