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今週の見どころ(4/20~4/22)

2013年4月19日(金)

 今週からいよいよ2歳戦がスタート。4月7日に行われた第1回能力検査を突破した若駒たちが続々とデビューします。能検当日は軽めの馬場(馬場水分4.6~5.2%)だったこともあり、1分台を計時する馬が7頭。なかでも1分45秒3の一番時計をマークしたマツノテンリュウ(牡、小北栄一厩舎)が21日(日)第5レースの新馬戦へ出走を予定しており、その走りに注目が集まります(注・出走を取り消しました)。

 4月20日(土)のメイン第10レースは、ミズバショウ特別(B1級-1組・20:05発走予定)
 この相手ならウメノタイショウが断然。昨季、オープン(混合戦含む)で何度も好走している実力は上位だけに、B1級に入っては負けられないところでしょう。
 A1級からの降級馬トカチタカラも有力。昨季最終出走となった、3月23日のA1級特別でも障害力を見せつけ快勝しています。
 昨季15戦11勝、2着2回、3着1回とブレイクしたテルシゲにも期待できそう。初のB1級-1組特別への挑戦となった3月11日のレースでも離れた障害クリアながら3着に差してきたように、堅実な末脚が武器。同じB1級-1組特別でも、今回は相手が強いですが、好走できれば先々が楽しみとなりそうです。
 ヤングチャンピオンシップを制するなど2歳シーズンで活躍したソウクンボーイは、古馬初挑戦といえども、B1級なら好勝負になるかもしれません。

 4月21日(日)のメイン第10レースは、水晶特別(A1級混合・20:05発走予定)。オープン(1頭)、A1級(7頭)、A2級(1頭)による混合戦です。
 今年2月にA1級-1組特別(混合戦含む)で3連勝していた実績を持つマルモスペシャルに注目します。その3戦で今回のメンバーのほとんどを下しています。特に3連勝目のウインターカップ(2月24日)ではトップハンデながらもきっちり差し切っており、まだ賞金別定重量差のないここは俄然有利でしょう。
 ウインターカップで、マルモスペシャルの僅差2着に好走しているインフィニティーが相手。昨季終盤は、差して届かずといったレースが目立ちましたが、この時期の軽めの負担重量なら、持ち味である先行力・障害力を生かしての押し切りがあるかもしれません。
 ばんえい記念8着のシベチャタイガーも自己条件の今回、大崩れは考えられません。

  4月22日(月)のメイン第10レースは、ジャスミン特別(A2級-2組混合・20:00発走予定)。A2級とB1級の混合戦です。
 アアモンドヤマトは3月23日のじゃらんカップ(A1級)でも、第2障害ではまずまずのカカリを見せ4着。障害への対応で進境を見せて新シーズンを迎えました。今回のメンバーの中では上位の力がありそうです。
 トモエエーカンは、じゃらんカップでは3着とアアモンドヤマトに先着しています。1年以上、勝ち星からは見放されていますが、決め手ではメンバー中上位の存在といえます。
 昨季終盤の4戦が1、1、2、4着と成績が安定してきたグランドペガサスも有力。障害力があるので積極策に出たいところでしょう。
 今季、B1級へ降級になったニシキセンプーにも注目。障害で苦戦したうえ、持ち前の決め手も発揮できないレースが続き昨年11月以降未勝利ですが、さすがにここまでクラスが下がれば有力視が可能。今回は好勝負が見込めるはずです。

今週の見どころ(4/14~4/15)

2013年4月12日(金)

 いよいよ、4月14日(日)より新年度のばんえい十勝がスタート。11月18日(月)までの期間は全日ナイターで開催が行われます。初日14日のメインには、早速、オープン特別が組まれており、楽しみなメンバーが集結。来週からは、早くも2歳戦が始まります。今季もばんえい十勝、並びに、ばんえい競馬情報局をよろしくお願いいたします。

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 4月14日(日)のメイン第10レースは、スプリングカップ(オープン・20:05発走予定)
 開幕日のメインは、ホクショウダイヤに期待します。近年のシーズン初戦では、10年、12年のスプリングカップ(オープン)で勝利、11年のばんえい十勝オッズパーク杯では2着と3年連続で連対中。この時期の軽い負担重量でのレースが最も力を発揮できる舞台のようで、今年も好発進を決めたいところです。
 キタノタイショウは、初挑戦だった3月のばんえい記念でも3着に健闘していますが、本質的にはスピードタイプ。これくらいの負担重量なら障害も問題なくこなせそうで、こちらも好勝負必至といえます。
 昨季終盤にはオープンで連勝し勝ち味の遅さを払拭したホッカイヒカルや、スピードのあるフクドリらも有力といえます。

  4月15日(月)のメイン第10レースは、春駒特別(A2級-1組・20:00発走予定)
 オープンからの降級馬ホリセンショウに注目します。昨季は6月が初戦と使い出しが遅れましたが、いきなりA1級特別、オープン・A1級混合特別と連勝すると、最終出走となった2月のオープン特別では、カネサブラック、ナリタボブサップらの一線級を退け勝利。地力強化を印象づける充実のシーズンとなりました。その馬がA2級へ出走できるのは圧倒的に有利といえます。
 同じくオープンから降級したアオノレクサスや、今年の帯広記念3着が光る障害巧者のクロフネオーザンらが相手でしょう。ユーファンタジーも障害のタイミングひとつで勝ち切れる末脚を持っています。

ばんえい記念 予想結果

2013年3月25日(月)

斎藤:馬複1-5 6,000円的中! 収支+8,400円
矢野:3連単1-5-6 500円的中 収支+250円
須田:ハズレ 収支-6,000円
山崎:ハズレ 収支-6,000円

【ここまでの集計】
投資額 6,000円×25R=150,000円

斎藤  修  +27,250円
須田 鷹雄  -49,550円
矢野 吉彦 -110,670円
山崎エリカ -137,420円

3/24ばんえい記念回顧

カネサブラック有終の美を飾る!

 24日(日)は年度末の頂上決戦・ばんえい記念(4歳以上オープン)が行われ、単勝1.0倍の圧倒的1番人気でこれが引退レースのカネサブラックが優勝。重賞21勝の金字塔を打ち立て、引退の花道を飾りました。

 馬場水分は1.8%とやや重めの状態で、ばんえい記念恒例の新旧重賞ファンファーレが鳴り響きました。そろったスタートからゆったりと各馬が第1障害へ。ホッカイヒカルを最後に、まずは障害を突破します。キタノタイショウ、カネサブラック、ホクショウダイヤあたりが馬群をリード。いつも以上に進んでは止まり、進んでは止まり、を繰り返し、ほぼ各馬横一線で第2障害にたどり着きました。
 真っ先に動いたのはカネサブラックで、やや遅れてギンガリュウセイも登坂開始。ホッカイヒカル、ホクショウダイヤも果敢に挑み、キタノタイショウも仕掛けます。しかし先頭で天板に脚をかけたのはカネサブラック。少し間を置いたのち、グッと腰を入れると荷物を曳き上げると、次第に馬体が前傾。先頭で障害を突破しました。やや遅れてキタノタイショウもクリア。そしてさらにギンガリュウセイが続きます。
 しかし先頭のカネサブラックは残り30メートル付近でいったん脚を止め、これにキタノタイショウが迫る展開。これに勢いよく伸びてきたギンガリュウセイが追いつき、三つどもえの様相を呈します。カネサブラックとキタノタイショウがスピードを生かしてギンガリュウセイを突き放すと、脚を止めているうちにギンガリュウセイが追いつくという、一進一退の攻防。しかしキタノタイショウが脚を止めるインターバルが早くなり、残り10メートルを切ってカネサブラックが単独先頭。ギンガリュウセイが歩き続けて2番手に浮上し、先頭をうかがう勢い。キタノタイショウは脚を出しては止まるという苦しい状況となります。
 そして残り5メートル。脚を止めていたカネサブラックに、ギンガリュウセイが並び掛けて前に出ようか、という勢い。しかし、ここからが王者の底力でした。渾身の力を振り絞って歩きはじめたカネサブラックは、一歩ごとにギンガリュウセイより前に出始め、わずかに1秒9だけ先に荷物を運び切りました。ギンガリュウセイは王者を苦しめたものの、惜しくも2着。つねにこの2頭に食い下がる勝負根性を見せたキタノタイショウが3着となりました。なお、カネサブラックと同じくこれが引退レースだったナリタボブサップは5着で入線。無事、全馬完走を果たしました。

 カネサブラックは前述のとおり、これが重賞21勝目。スーパーペガサスの20勝を上回るタイトルを獲得しました。5、6歳時に重賞で勝ち切れなかったのが、今となってはうそのようにも感じられる、この金字塔。紛れもなく、ばんえい史上に残る名馬と言えるでしょう。通算成績は186戦72勝。25日第6レース終了後、ナリタボブサップとともに引退式を行ったのち、種牡馬として第2の馬生を送ることとなります。
 その王者を最後まで苦しめたのがギンガリュウセイ。今季はばんえいグランプリ、北見記念を制し、帯広記念でも2着に健闘しました。高重量戦でもきっちり歩けるところが最大の武器で、今後もパワー優先のレースで力を発揮してくれるでしょう。
 キタノタイショウは今回もいわゆる"善戦止まり"でしたが、この重量で終始2頭に食い下がったレース内容は素晴らしいの一語。まだ7歳だけにさらなる飛躍が望めそうで、今後も重賞戦線を沸かしてくれるに違いありません。

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松田道明騎手「調教師、厩務員もこのレースを勝とうと思って力を入れてやってきて、最高の状態で馬を出走させてくれました。ギンガリュウセイもキタノタイショウも最後にかなり攻めてきていましたし、カネサブラックもだいぶ辛くなってきて止めてもバックしなくなりました。余力がなくなっていたんです。一瞬どうしようかな、と思ってゴール前でも迷っていましたが、なんとか一生懸命追って、馬に助けてもらって勝つことができました。この馬に騎乗したことですごく勉強になったし、育ててもらいました。この経験を生かして、ほかの馬もうまく乗れるようになりたいですね。
 役目を果たした、安心した、というのが今の気持ちです。ゴールするまで勝ったか負けたかわかりませんでしたが、『やった!』という厩務員の一言で勝利を知りました。ゴール前20メートルでスタミナが切れて思うように動かない場面があり、こんなアクシデントは今までありませんでした。焦りましたね。こんなところで負けられない、という強い思いで乗り切りました。スーパーペガサスの記録を抜くことができて、しみじみとうれしく思います」

3/24ばんえい記念予想 山崎エリカ

2013年3月24日(日)

トータルバランスでホッカイヒカル浮上

 2008年シーズンで重賞2着こそあったものの1つも勝てなかったトモエパワーがばんえい記念3連覇を果たしたように、ばんえい記念は他のレースとは別物です。しかし、そこから更に成績が悪くなった2010~2012年は勝つことができませんでした。つまり、ばんえい記念は、これまでのばんえい記念の実績と近走の調子(近走の重賞での成績)がいい馬を狙うのがポイントとなります。

 前記したトータルバランスから◎はホッカイヒカルという結論になりました。ホッカイヒカルは昨年のばんえい記念は初経験で4着、近走の重賞チャンピオンカップも勝って好調です。テンに置かれながらも、あまり刻まずに地味に地道に前進するレースぶりはまさに高重量戦向きと言えるでしょう。

 ○は今シーズンの重賞は北斗賞を勝ったのみですが、その他の重賞でもすべて4着以内のキタノタイショウ。キタノタイショウは、3歳時は直線の末脚頼みのタイプでしたが、キャリアを積むにつれて障害がうまくなり、今は万能型です。近走の重賞チャンピオンカップでもメンバー中ではホッカイヒカルに次ぐ4着でした。

 ▲は一昨年のばんえい記念の勝ち馬カネサブラック。昨年のばんえい記念は調子を落として不出走でしたが、2009~2010年の2着馬でもあります。もしこのレースを勝てばスーパーペガサスと並ぶ重賞最多勝記録20勝の記録を塗り替えることになりますが、さすがにかつての勢いは感じられないので狙い下げました。

 あとは△にばんえい記念は初挑戦となりますが、今シーズン重賞2勝のギンガリュウセイ。他ではばんえい記念は5回挑戦して2回の3着が最高着順ですが、近年のばんえい記念よりレベルが低いこと、目下2連勝の近走の調子から警戒したいナリタボブサップ。

 ◎ (3)ホッカイヒカル
 ○ (6)キタノタイショウ
 ▲ (1)カネサブラック
 △ (5)ギンガリュウセイ
 △ (4)ナリタボブサップ

 馬複
 3-6,1,5,4 各1500円

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