ニシキエーカンの3度目の正直に期待
2歳三冠のナナカマド賞、ヤングチャンピオンシップはブラックボスが勝利しました。しかし、ブラックボスは今回休養明け。近走成績が良いのに2開催もスキップさせたということは何らかの不安があったということでしょうから過信は禁物です。あのカネサブラックも休養明けの昨年のばんえいグランプリでは6着、チャンピオンカップでは9着に敗れました。
そこで今回◎に推したいのは、ナナカマド賞、ヤングチャンピオンシップともにブラックボスの2着に敗れたニシキエーカンです。そもそもニシキエーカンはヤングチャンピオンシップの前哨戦の十勝産駒特別やその後のA-1クラスではブラックボスを下して勝利しているように、ブラックボスとの能力差はないはずです。近2走は5着、4着と敗れていますが、お休みさせたことやトップハンデを背負わされていたことが影響しているように思われるので、定量戦のここは巻き返しに期待したいです。
○は前記した2冠馬ブラックボス。本番を見据えて叩き台を設けるのが好きな皆川厩舎のことですから本当は前開催あたりのレースを使いたかったはずです。ヤングチャンピオンシップ時に、前走の負けっぷりからブラックボスの勝利が見えた(気がした)私としては、そういう一戦を設けなかった(設けられなかった?)あたりに一抹の不安は感じます。しかし、新聞などのコメントから察すると及第点のデキにはありそうです。
▲は3走前でブラックボスを下し、前々走ではニシキエーカンを下して勝利した、目下6連勝中の上がり馬アサヒリュウセイ。今回は不利と言われている10番枠に入りましたが、その前に10頭立てのレースが2レース組まれているので、極端に砂が深くなっていることはないでしょう。これまでの傾向を見ていると、10頭立ての最初のレースでは10番枠が追走に苦労しているものの、10番枠が2レース、3レースと使われていくうちにそれほどレースに影響されなくなります。それで人気を落としているようならむしろ妙味でしょう。
あとは△にナナカマド賞、ヤングチャンピオンシップともに3着のオメガグレート。前走は道中から積極的に動いて先手を奪い、障害をひと腰でまとめてそのまま押し切る好内容でした。これまでのオメガグレートはそういうレースをするとゴール前で止まってしまっていたのですが、直線で一度も止まらなかったあたりにこの馬の成長力を感じました。強すぎるレース内容はここへ向けてのステップレースとしては相応しくないのですが、今後の可能性やブラックボスが崩れた場合を考慮して印を回します。
他では馬体増とともに成績が上昇し、近走もアサヒリュウセイやブラックボス、オメガグレートと大差のないレースをしているワールドピサ。詰の甘い馬ですが、障害は上手なので高重量戦のここでいきなり通用しても不思議ではありません。
◎ (5)ニシキエーカン
○ (1)ブラックボス
▲ (10)アサヒリュウセイ
△ (2)オメガグレート
△ (9)ワールドピサ
馬単
5→1 2000円
5→10 1000円
5→2,9 各500円
馬複
5-10 1000円
5-2,9 各500円
3月11日(日)、3月12日(月)の9レースからスタジオ出演します。また12日(月)は場立ち予想もやりますので、お近くの方はぜひ遊びに来て下さいね♪