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3/11イレネー記念予想 山崎エリカ

ニシキエーカンの3度目の正直に期待

 2歳三冠のナナカマド賞、ヤングチャンピオンシップはブラックボスが勝利しました。しかし、ブラックボスは今回休養明け。近走成績が良いのに2開催もスキップさせたということは何らかの不安があったということでしょうから過信は禁物です。あのカネサブラックも休養明けの昨年のばんえいグランプリでは6着、チャンピオンカップでは9着に敗れました。

 そこで今回◎に推したいのは、ナナカマド賞、ヤングチャンピオンシップともにブラックボスの2着に敗れたニシキエーカンです。そもそもニシキエーカンはヤングチャンピオンシップの前哨戦の十勝産駒特別やその後のA-1クラスではブラックボスを下して勝利しているように、ブラックボスとの能力差はないはずです。近2走は5着、4着と敗れていますが、お休みさせたことやトップハンデを背負わされていたことが影響しているように思われるので、定量戦のここは巻き返しに期待したいです。

 ○は前記した2冠馬ブラックボス。本番を見据えて叩き台を設けるのが好きな皆川厩舎のことですから本当は前開催あたりのレースを使いたかったはずです。ヤングチャンピオンシップ時に、前走の負けっぷりからブラックボスの勝利が見えた(気がした)私としては、そういう一戦を設けなかった(設けられなかった?)あたりに一抹の不安は感じます。しかし、新聞などのコメントから察すると及第点のデキにはありそうです。

 ▲は3走前でブラックボスを下し、前々走ではニシキエーカンを下して勝利した、目下6連勝中の上がり馬アサヒリュウセイ。今回は不利と言われている10番枠に入りましたが、その前に10頭立てのレースが2レース組まれているので、極端に砂が深くなっていることはないでしょう。これまでの傾向を見ていると、10頭立ての最初のレースでは10番枠が追走に苦労しているものの、10番枠が2レース、3レースと使われていくうちにそれほどレースに影響されなくなります。それで人気を落としているようならむしろ妙味でしょう。

 あとは△にナナカマド賞、ヤングチャンピオンシップともに3着のオメガグレート。前走は道中から積極的に動いて先手を奪い、障害をひと腰でまとめてそのまま押し切る好内容でした。これまでのオメガグレートはそういうレースをするとゴール前で止まってしまっていたのですが、直線で一度も止まらなかったあたりにこの馬の成長力を感じました。強すぎるレース内容はここへ向けてのステップレースとしては相応しくないのですが、今後の可能性やブラックボスが崩れた場合を考慮して印を回します。

 他では馬体増とともに成績が上昇し、近走もアサヒリュウセイやブラックボス、オメガグレートと大差のないレースをしているワールドピサ。詰の甘い馬ですが、障害は上手なので高重量戦のここでいきなり通用しても不思議ではありません。

 ◎ (5)ニシキエーカン
 ○ (1)ブラックボス
 ▲ (10)アサヒリュウセイ
 △ (2)オメガグレート
 △ (9)ワールドピサ

 馬単
 5→1 2000円
 5→10 1000円
 5→2,9 各500円
 馬複
 5-10 1000円
 5-2,9 各500円

 3月11日(日)、3月12日(月)の9レースからスタジオ出演します。また12日(月)は場立ち予想もやりますので、お近くの方はぜひ遊びに来て下さいね♪

3/11イレネー記念予想 矢野吉彦

2012年3月10日(土)

エーカン、オメガが3冠阻むか

 今年度のばんえい競馬シーズンもいよいよ大詰め。泣いても笑っても(私の場合、ほとんど泣いてものほうですが)重賞はあと2戦です。ここまできたら、思い切った勝負をかけるしかないでしょう。

 イレネー記念は、どうやら3頭の勝負。ここまでのステップの中で最も重要なナナカマド賞とヤングチャンピオンシップが、1着から3着まで全く同じ結果でしたから、やはりここもその3頭で堅そうな気がします。
 でも、今までと同じ着順の3連単を1点買いしたのでは思い切った勝負とは言えません(と、勝手に決めつけています)。一発逆転を狙うためには、そこになにがしかの変化をつけなければ。
 だったら、ブラックボスの3冠制覇をニシキエーカンとオメガグレートが阻むという馬券で行きましょう。ブラックボスを2着と3着に固定した3連単軸1頭流し。相手はニシキエーカンとオメガグレードに絞ります。買い目はあわせて4点。ブラックボス2着固定を2000円ずつ、3着固定を1000円ずつで計6000円という計算になります。これでいいでしょう!

 3連単
 2,5→1→2,5 各2000円 計4000円
 2,5→2,5→1 各1000円 計2000円

 アサヒリュウセイも怖い1頭ですが、そこまで手を広げると1点あたりの金額が少なくなってしまいます。これで当たっても、まだ黒字転換にはならないかもしれませんからね。まぁ、それも仕方のないところで、そこが思い切った勝負とご理解ください。では、今回はこのへんで。

3/11イレネー記念予想 須田鷹雄

ブラック、エーカンを軸に

 普通に考えればブラックボスの三冠達成だが、競馬に絶対は無い。そして、ばんえいにはそれ以上に絶対はない。
 ブラックボス自身、4,5走前には障害でもたつくシーンがあったし、そこまでひどいことにはならなくても、他馬にあっさり先に下りられて追いつけず2,3着......ということはありうる。
 本来ならニシキエーカンがその役割を果たすところだが、この馬はここ2走反応の鈍いところを見せており、今回も詰めを欠く可能性はある。
 となると、他の馬で先行タイプを取りたいところだが、それっぽい馬はいずれも若手騎手で、重賞でアタマ付けにして買うのはちょっと勇気が要る。

 そこで、シルシの上では◎ブラックボス・○ニシキエーカンとし、▲△△と3頭相手を決めて3連単の軸2頭マルチ18点を買うことにする。これだと▲△△→○→◎となった場合に高配当が見込める一方、◎→○→▲△でもひどくガミリはしないはず。相手3頭は先行力を重視して▲アサヒリュウセイと△オメガグレート、馬格を評価して△ニシキウンカイ。

 3連単
 1,5軸2頭マルチ→10,2,4 各300円 計5400円
 1,5→1,5→10,2,4 各100円 計600円

3/11イレネー記念予想 斎藤修

2012年3月 9日(金)

2歳3冠なるかブラックボス

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎1ブラックボス
 ○2オメガグレート
 ▲5ニシキエーカン
 △10アサヒリュウセイ

 馬単
 1→2,5 各2000円
 1→10 500円
 2→1 900円
 2→5,10 各300円

今週の見どころ(3/10~3/12)

 今週から今季最終週の再来週まで3週連続で重賞が組まれています。今週は11日(日)のメインに明け3歳ナンバー1決定戦・イレネー記念が行われます。
 12日(月)には、船橋競馬場、新橋場外、SPAT4などでメインを含む2レースの発売が行われます。それに合わせて、船橋競馬場、新橋場外では様々なイベントが予定されています。お近くの方はぜひお越しください。

帯広競馬場でのイベントはこちら

 3月10日(土)のメイン第11レースは、とかちえぞまつ特別(オープン-1・2組決勝混合・17:05発走予定)。3月3日第10レース(オープン-1組混合)、4日第10レース(オープン-2組混合)の上位馬による一戦ですが、両予選の勝ち馬が回避しました。
 4日第10レースの2着馬ホリセンショウに期待します。3連勝後の近3戦はいずれも2着に敗れていますが、その3戦とも勝ち馬はナリタボブサップ。同馬が不在のここは巻き返し必至といえます。
 ホリセンショウと同じ近5走を使われ5秒差前後の勝負をしているキンノカミも有力でしょう。
 4日第10レース4着フジカチドキ、3日第10レース4着ミサキスペシャルの両馬も決め手が生きる展開になれば侮れません。
 カネサブラックは3日第10レースでは1番人気を裏切り5着でした。当時別定30キロだったのが、今回は35キロに増えており、力量上位とはいえ厳しい戦いが予想されます。

 3月11日(日)のメイン第11レースは重賞・第43回イレネー記念(3歳・17:10発走予定)。2歳世代三冠の最終戦で、定量670キロ(牝馬650キロ)で争われます。
 一冠目・ナナカマド賞(10月9日)、二冠目・ヤングチャンピオンシップ(12月30日)とも、1着ブラックボス、2着ニシキエーカンという結果。一冠目はハンデ差のつかない戦いでしたが、二冠目ではともにトップハンデを課せられながら、再びワンツーを決めています。はたして三冠最終戦もブラックボスが勝ち、史上初の2歳三冠を達成するのか、はたまたニシキエーカンがそれを阻むのか。注目の対決といえそうです。
 3番手も、一冠、二冠目とも3着のオメガグレートが有力。障害巧者で、デビューから24戦して掲示板外1回という堅実さが魅力です。
 目下6戦連続連対と勢いに乗るアサヒリュウセイも侮れません。手綱を取るのは昨年1月初騎乗の西将太騎手。人馬ともに重賞初挑戦での制覇を目指します。
 牝馬重賞・黒ユリ賞で3着と敗れたニシキウンカイの巻き返しにも期待したいところです。

 3月12日(月)のメイン第10レースはスピードスター賞(4歳以上選抜・16:30発走予定)。サマーダッシュ、稲妻賞、疾風賞、地吹雪賞の各予選の上位馬が集結。予選同様、500キロの定量(牝馬20キロ減、4歳・5歳10キロ減)で争われる、ばんえいのスピード王決定戦です。
 昨年2月に行われた同条件のスピードスターファイナルを制しているフクドリ、同2着トレジャーハンターに注目が集まります。今回は、昨年と同じ490キロで出走できるトレジャーハンターのほうが上位と見ます。
 地吹雪賞でフクドリを破っているホクショウバトルや、稲妻賞の勝ち馬で決め手鋭いニシキセンプー、疾風賞2着で最軽量470キロが魅力のダイリンビューティ、疾風賞1着で障害巧者のオイドンなど多くの馬にチャンスがありそうです。

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