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1/29ヒロインズカップ予想 須田鷹雄

2012年1月28日(土)

フクイズミでしかたなし

 いろいろと無い知恵を絞ってみたが、ここはやはり◎フクイズミからとせざるをえない。
 能力差そのものももちろんだが、今回のメンバー構成だと前半もさほど差がない形で進められそう。馬場もこのままの天気だと向きそうだし、障害で自滅さえしなければ差し切れるだろう。
 そのフクイズミを1着に固定して、○ユーファンタジーを3連単の2着もしくは3着に取る。2着と差の無い3着だった昨年が780キロだったのに今年770キロで出られるというのはお得な感じ。自身の状態も、極端な大敗を連発していた夏頃に比べてだいぶ上向いているように見える。平場中心とはいえ、最近の安定ぶりをここで発揮してもらいたい。

 ◎7フクイズミ
 ○10ユーファンタジー
 ▲3ニシキエース
 △1コマクイン
 △9エンジュオウカン
 △4ワタシハキレイズキ
 △5アグリミズキ

 3連単
 7→10→1,3,4,5,9
 7→1,3,4,5,9→10 各600円

1/29ヒロインズカップ予想 矢野吉彦

フクイズミからヒモ荒れに期待

 年末年始の集中開催からひと息ついて、今週は久々の重賞ヒロインズカップです。相変わらず最下位独走中の私ですから、参考にしていただけるかどうかわかりませんが、棄権することなく予想します!

 このメンバーでこの重量なら、近走の成績からしてフクイズミで堅いでしょう。でも、2、3着となると、何を元に予想していいか悩みます。
 頭堅ければヒモ堅からずを期待して、フクイズミ頭の3連単で、2、3着は残り9頭の組み合わせをすべて買ってみようかと思うほど。なにしろ、どの馬も今季イマイチの成績。今回引っ張ることになる重量での実績も、エンジュオウカン以外はあまりよくありません。でも、それじゃぁ72通りになっちゃいます。2着に、このところの成績がそこそこのユーファンタジーを持ってくると人気サイドの馬券しか取れなさそうですし・・・。さぁ、どうしましょう。
 フクイズミの相手筆頭には、エンジュオウカンを抜てきしますか? 同馬はフクイズミ同様、牡馬に交じって多くの重賞を戦ってきました。時にはフクイズミに先着してもいます。その底力に賭けてみようと思います。
 もうこれは予想と言えるかどうか微妙なところですが、まずは1着フクイズミ、2着エンジュオウカンで3着総流しの3連単を買っておきます。これを600円ずつで計4800円。大穴として、1着エンジュオウカン、2着フクイズミから、3着ユーファンタジー、ニシキエース、ホクショウマドンナ、アグリミズキを200円ずつと3着残り4頭を100円ずつ買い足します。だったら馬単にして、1着フクイズミ、2着エンジュオウカンを5000円と、そのウラ目を1000円という買い方にしてもいいのかもしれませんが、狙うのは3着のヒモ荒れなので、3連単でいいでしょう。

 3連単
 7→9→1,2,3,4,5,6,8,10 各600円 計4800円
 9→7→3,5,8,10 各200円 計800円
 9→7→1,2,4,6 各100円 計400円

 だんだん苦し紛れの予想になってきたみたいですね。とにかく、運を天に任せて、高配当的中を祈るばかりです!

1/29ヒロインズカップ予想 斎藤修

連覇を狙うフクイズミ

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎7フクイズミ
 ◯9エンジュオウカン
 ▲10ユーファンタジー
 △5アグリミズキ
 △8ホクショウマドンナ

 馬複
 7-9,10 各2000円
 7-5,8 各1000円

今週の見どころ(1/28~1/30)

2012年1月27日(金)

 1月29日(日)のメインには、ばんえい古馬女王決定戦・ヒロインズカップが組まれています。連覇を目指すフクイズミを筆頭に10頭の精鋭が顔を揃えました。また、翌30日(月)のメインには、ファン投票で選出された騎手によるジョッキーグランプリも行われます。どちらもお楽しみに。
 27日(金)~29日(日)の3日間、帯広市緑ヶ丘公園一帯を会場に第49回おびひろ氷まつりが実施されますが、帯広競馬場でも、28日(土)、29日(日)には、巨大滑り台などのアトラクションが予定されています。なお、この両日は競馬場への入場が無料となっています。

※その他、帯広競馬場でのイベントはこちら

 1月28日(土)のメイン第11レースは帯広氷まつり特別(A2・B1級決勝混合・17:05発走予定)。1月21日第9レース(B1級-1組)、22日第9レース(A2級-1組)の上位馬による一戦です。
 一時の不振から完全に立ち直ったヒロノドラゴンに期待します。22日第9レースではペガサスプリティーのゴール前急襲に遭い2着でしたが、同馬は特別ではやや評価を下げたいタイプ。今回は逆転も十分で、今年初勝利の期待が高まります。
 ニシキユウは同じ前走で7着でしたが、馬場水分5.4%の軽馬場での速い流れは厳しいものがありました。しかし、今回は基礎重量が増える特別で、馬場も落ち着きそうなだけに、マイペースに持ち込んで押し切るシーンも見込めそうです。
 21日第9レースは、コーネルがホクショウシャネル(今回は回避)との残り30メートル付近から続いた一騎打ちを制しました。そのコーネルや、同4着で障害巧者のヒロノヤマト、1番人気で5着フェイなども有力でしょう。

 1月29日(日)のメイン第11レースは4歳以上牝馬による重賞・第22回ヒロインズカップ(17:10発走予定)です。
 オープン5頭、準オープン(360万円未満)5頭により争われ、トップハンデのフクイズミアグリミズキ(790キロ)と最軽量のダイリンビューティ(760キロ)とは30キロ差しかつきませんでした。それならフクイズミが中心といえそうです。昨年のこのレースでは40キロ差のトップハンデもなんのその。第2障害先頭から押し切ってみせました。前走帯広記念2着など、明け11歳でも衰えは感じさせず、連覇濃厚といえます。
 相手筆頭は準オープン馬ですがユーファンタジー(770キロ)でしょう。昨年のこのレースでは差して3着で、11月のレディースカップ(4歳以上牝馬オープン)でも2着に好走。今年もすでに2勝を挙げるなど本格化した印象です。相変わらず障害次第という面はありますが、牝馬限定戦なら勝ち負けできるでしょう。
 09年5月以来の重賞出走も牝馬オープンで上位実績があるアグリミズキフクイズミと同様に牡馬と伍しているエンジュオウカン(780キロ)などオープン勢が続きます。

  1月30日(月)のメイン第11レースはジョッキーグランプリ(4才以上騎手指定選抜混合・17:05発走予定)。ファン投票によって選ばれた騎手10名による争い。150万円以上220万円未満という下級条件の混合で、特別は久々という馬が多く、波乱含みといえます。
 近走の好調度を重視すればスギノファントム。前走こそ6着と崩れましたが、それまで6戦連続連対していました。今回は初の710キロの克服が課題でしょう。ファン投票3位・工藤篤騎手が手綱をとります。
 実績でいえば、ホクトタイガーでしょう。昨年3月のオープン・A1級決勝混合特別では740キロで3着に好走し、今回の710キロでは連対経験もあります。ファン投票6位・尾ヶ瀬馨騎手の騎乗です。
 出走馬中で唯一、乗替わりではないニシキオージャ(ファン投票10位・大口泰史騎手)や、新鋭・島津新騎手(ファン投票4位)のキタノストロング、近走は着順ほど負けていないツバキダイヤ(ファン投票9位・大河原和雄騎手)らも侮れません。

今週の見どころ(1/21~1/23)

2012年1月20日(金)

 鈴木恵介騎手が1月15日第5レースで勝利し、3年連続での年間200勝を達成しました。2009年度は3月28日に、2010年度は3月19日にそれぞれ200勝をマークしていますが、今年は過去2年を大幅に上回るペースでの大台到達となりました。昨年度に自身がマークしたばんえいの年間最多勝206勝の更新はほぼ確実。どこまで勝ち星を積み重ねられるかに注目が集まります。

帯広競馬場でのイベントはこちら

 1月21日(土)のメイン第11レースは大寒特別(A1級-1組・17:05発走予定)
 主力は6頭が出走していた屈斜路湖特別(オープン-2組)組でしょう。なかでも注目は3着マルモスペシャル。逃げ切り勝ちを収めたキタノダイチ、2着に食い下がったミサキスペシャルの両馬からはやや離されましたが、第2障害ひと腰からしっかりと末脚を伸ばしてきました。勝ち切れない面はありますが、この上位2頭がともに今回はさらに5キロ増(別定10キロ)となるのに対し、マルモスペシャルは据え置き(別定5キロ)の負担重量。もう少し前の位置取りでレースを進められれば、今年初勝利が見込めます。
 同じ前走で1番人気を裏切り6着のシベチャタイガーも巻き返しを期します。キタノダイチとほぼ同時に障害をクリアしたものの伸び切れませんでしたが、この馬も今回、負担重量は据え置き(別定10キロ)です。
 他路線組では、前走アルデバラン特別(A2・B1級決勝混合)で好位抜け出しを決め快勝したフジカチドキが楽しみです。

 1月22日(日)のメイン第11レースは柏林馬事公苑特別(オープン-1組・17:05発走予定)。出走9頭中、前開催の睦月特別(オープン-1組)のメンバーが8頭を占める組み合わせです。
 同レース2着のニシキダイジンが雪辱を期します。第2障害を先頭で越え、35キロ軽いトレジャーハンターに残り30メートル付近で交わされたものの、ゴール前では差し返そうかという勢い。負けて強しの内容でした。引き続きトップハンデですが、今回こそ負けられません。
 僅差3着に追い込んだニシキセンプーはオープン-1組で好走したことで自信をつけているはず。同じく5着に差してきたホッカイヒカル、4着に踏ん張ったギンガリュウセイらも負担重量差を生かしてニシキダイジンに迫ります。

  1月23日(月)のメイン第11レースは白雪賞(4歳オープン・17:05発走予定)。3月18日に行われる重賞・ポプラ賞(4歳・5歳)の4歳トライアルです。
 360万円未満から120万円未満までの10頭立て。トップハンデがオイドンニュータカラコマの720キロ、最軽量が牝馬のブラックパールの670キロとなりました。
 注目は牡馬としては最軽量690キロのタッピイサム。別定重量で争われた10月のばんえい菊花賞(馬場水分7.9%)では逃げて、ゴール寸前まで辛抱し2着に好走しています。定量戦のばんえいダービー7着は力負けといえますが、再び別定重量の今回は再浮上が期待できます。十勝地方は好天が続いていましたが、前日から雪予報が出ているのは、この馬にプラスに働きそうです。
 ばんえいダービー2着レットフジ、同5着フナノコーネル、同6着フジダイビクトリーらが相手候補といえそう。ともに重賞で連対実績があり、700キロは恵まれた印象です。
 逆に雪の影響が少なければ、トップハンデの2頭が力を見せつける場面もありそうです。

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