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今週の見どころ(7/14~7/16)

2012年7月13日(金)

 毎年好評を得ているばんえい十勝ビアガーデンが、いよいよ7月14日(土)より帯広競馬場にオープンします。ビール片手にレース観戦はいかがでしょうか。
 15日(日)のメインには3歳以上による重賞・北斗賞が組まれています。カネサブラックが制した旭川記念(6月17日)の再戦ですが、当時より基礎重量が30キロ重くなったことで、どのような結果になるのでしょうか。
 また、8月12日に行われる、BG1競走・ばんえいグランプリファン投票を現在実施中です。ぜひご参加ください。

帯広競馬場でのイベントはこちら

 7月14日(土)のメイン第11レースは、ユリウス特別(A2・B1級決勝混合・20:00発走予定)。7月7日第12レース(A2級-2組混合)、8日第10レース(B1級-2組)の上位馬による一戦ですが、8日第10レースの1、2着馬が回避しています。
 7日第12レースで1着の3歳馬ニシキエーカンに注目します。第2障害2番手から早めに抜け出すレースぶりは、タイム差以上にインパクトのあるものでした。今回の670キロでは、今年3月のイレネー記念で圧勝した実績があります。今回は古馬相手ですが、相手関係的に勝利のチャンスも十分です。
 前々走、前走7日第12レースと連続して3着に健闘しているのがワタシハキレイズキ。ともに第2障害先頭から踏ん張りきれませんでしたが、展開次第ではチャンスもあるでしょう。今回は、紅一点で、ニシキエーカンとともに最軽量の670キロでの出走となります。
 キンノカミは7日第12レースでは1番人気を裏切り4着でしたが、さらに相手関係が下がる今回は巻き返しも期待できます。

 7月15日(日)のメイン第11レースには、重賞・第20回北斗賞(20:05発走予定)が行われます。オイドンが回避して9頭立てとなりました。
 今季の収得賞金60万円につき別定10キロ増となり、旭川記念を制したカネサブラック、ばんえい十勝オッズパーク杯の勝ち馬ホッカイヒカル、同2着ホクショウダイヤが10キロ増の810キロでの出走です。
 いよいよ本格化した感があるホッカイヒカルに期待します。4月のばんえい十勝オッズパーク杯で古馬重賞初制覇を果たすと、旭川記念でも、勝ったカネサブラック、2着ナリタボブサップより10キロ重い負担重量ながら、しぶとい末脚で僅差3着に健闘しました。今回もトップハンデですが、カネサブラックと同重量になるのは好材料。テンにおかれるため流れ次第という面があるので、特別戦よりはペースが落ち着く重賞のほうが好成績を挙げられる可能性が高いでしょう。今季重賞2勝目へ向け突き進みます。
 相手筆頭はカネサブラック。旭川記念で5カ月半ぶりの勝ち星をマークし、復活を遂げました。昨年は、旭川記念を勝ったあと、この北斗賞はスキップしましたが、出走してくるからには、今年は態勢が整っていると判断できるでしょう。
 旭川記念2着のナリタボブサップは、前述2頭より負担重量的に有利。現役屈指の障害巧者ですが、800キロ前後の負担重量では、他馬もさほど苦にしないため、大きなアドバンテージとはいえないでしょう。大崩れはなさそうですが、勝ち切るまでは微妙といえます。
 同じく別定重量の加増のないキタノタイショウは早めに障害をクリアできるかがポイント。決め手勝負に持ち込めれば、馬券圏内突入も考えられます。
 馬場が軽くなれば、ホクショウダイヤの一発があるかもしれません。

  7月16日(祝・月)のメイン第11レースは、サマーダッシュ(3歳以上選抜・20:00発走予定)。定量500キロ(牝馬480キロ)で争われる一戦です。
 昨年12月の地吹雪賞を44秒3という破格の時計で制したホクショウバトルを筆頭に、昨年のサマーダッシュ1着馬トレジャーハンター、昨年8月に行われた稲妻賞の勝ち馬ニシキセンプーら同条件戦で実績のある馬が有力視できそうです。
 実力ではライデンロックが一枚上ですが、500キロは2歳9月以来と久々なだけに、スピードへの対応という点でやや厳しいかもしれません。

今週の見どころ(7/7~7/9)

2012年7月 6日(金)

 ばんえい競馬馬主協会では、6月より、iPhone・iPad、Android用の「ばんえい十勝アプリ」を公開しています。ばんえい競馬の基礎知識、馬券購入の流れなどが初心者にも分かりやすく紹介されています。ぜひご利用ください(詳細はこちら)。
 8月12日に行われる、今季最初のBG1競走・ばんえいグランプリの出走馬を決めるファン投票を現在実施しています。投票者のなかから十勝川温泉ペア宿泊券などの賞品が当たります。

帯広競馬場(とかちむら)でのイベントはこちら

 7月7日(土)のメイン第11レースは、JA幕別青年部杯(B1級-1組・20:00発走予定)
 ここ2開催のB1級-1組特別は波乱の結果。ともにカネミセンショーが1番人気を裏切ったことによるものですが、前回の岩内仙峡特別でも障害はふた腰でまとめており、勝ったキタノドリーマーから5秒6差なら悲観するような内容ではありません。今回は人気落ちも予想されることで、むしろ狙ってみる価値があると言えます。
 岩内仙峡特別の上位5頭では、勝ち馬キタノドリーマーが今回から別定5キロ増となることで、唯一ここで別定重量の加増がないのが4着ヒロノドラゴン。相変わらず勝ちみに遅いですが、障害を早めに越えられれば大崩れがありません。負担重量面で有利な今回は前進が見込めます。同2着でこちらも先行力のあるニシキエースにも引き続き注目が必要でしょう
 岩内仙峡特別を使われていない馬は2頭だけですが、ミノルユウセンにも注目。前走B1・B2級決勝混合特別では1番人気を裏切りました(9着)が、雨のなかのレースで流れが合わなかった印象です。今回は相手強化となりますが、巻き返せる余地がありそうです。

 7月8日(日)のメイン第11レースは、北海道競馬記者クラブ特別(A1級-1組混合・20:00発走予定)。オープン馬はトレジャーハンター1頭で、その他8頭はA1級です。
 A1級馬は、さまざまな臨戦過程を経ていますが、なかでも注目はライデンロック。今季は勝てないレース続きでしたが、ここにきて2連勝と調子を上げてきました。昨季はオープン-1組で勝ち星もある実績は断然だけに、3連勝を飾る可能性が大といえます。
 トレジャーハンターは、今季5戦は掲示板確保が精一杯というレースが続いていますが、いずれも相手はオープンの一線級。3月まであった若馬10キロ減がないのも響いているようです。とはいえ、今回はライデンロックを除けば難敵がおらず、勝機もありそうです。
 前走A1・A2級-1組混合特別を制し2連勝と勢いが出てきたユーファンタジーが昇級戦でも侮れません。昨季後半はオープンで善戦していたアオノレクサスも争覇圏でしょう。

 7月9日(月)のメイン第11レースは、かに座特別(A2級-1組・20:00発走予定)。A2級で実力上位の存在だったユーファンタジーが今開催からA1級に昇級。同馬と近走好勝負をしていた馬たちにチャンスとなりそうです。
 その筆頭格はオレワスゴイ。前走サロマ湖特別(A1・A2級-1組混合)では先行できずに7着(2番人気)と敗れましたが、流れさえ合えば巻き返し必至でしょう。A2級-1組では、6月9日の水無月特別でユーファンタジーの2着という実績があります。
 サロマ湖特別でユーファンタジーとタイム差なし2着だったのがミサキスペシャル。課題の障害もすんなりクリアし、自慢の末脚を繰り出しました。こちらも今度こその気持ちでしょう。
 安定感では水無月特別、サロマ湖特別とも3着だったスギノハリアー。障害巧者で、ここも積極策に出そうです。
 前走快勝のシベチャタイガーも有力。展開がハマればアアモンドヤマトの差し脚が届くかもしれません。

今週の見どころ(6/30~7/2)

2012年6月29日(金)

 松田道明騎手が6月25日第7レースで勝利し、通算1500勝を達成。直前の第6レースを勝ちリーチをかけると、連勝で大台到達を決めました。ばんえい史上では14人目、現役では6人目の快挙となりました。今季もカネサブラックで先日の旭川記念を制覇。目下、ジョッキーリーディングでは2位につけており、今後ますますの活躍に期待したいところです。

帯広競馬場でのイベントはこちら
※7月2日(月)は、川崎競馬場及びSPAT4で、第2~第12レースを発売します。

 6月30日(土)のメイン第11レースは、サロマ湖特別(A1・A2級-1組混合・20:00発走予定)。A1級3頭、A2級7頭により争われます。
 今季2戦2勝のホリセンショウに引き続き期待。2戦とも好位で第2障害を越えると、早めに抜け出し押し切る安定したレースぶりが光ります。これで昨季からの連勝は4、連続連対も10まで伸びており、まだまだ勢いは止まりそうにありません。
 相手筆頭は、オレワスゴイ。こちらも近3戦が1、2、1着と好調です。障害巧者だけに基礎重量が重くなるここは、相手強化でも侮れません。
 ユーファンタジーも今季、特別では1、4、2、1着と好調です。ただ、こちらは障害がポイントの馬だけに、今回からの別定5キロ増は心配。とはいえ、実力的に軽く扱うわけにはいきません。
 同じく障害次第の面はあるもののアアモンドヤマト、前走快勝で上昇気流に乗りたいマルモスペシャルらが続きます。

 7月1日(日)のメイン第11レースは、ミントスポット杯(オープン・20:00発走予定)
 6月18日に行われた重賞・旭川記念を制したカネサブラック、同2着ナリタボブサップらが不在で7頭立てとなりました。
 ホクショウダイヤは、別定10キロを課されトップハンデだった旭川記念では障害で苦戦し7着と敗れました。今回も同じ別定10キロ増ですが、基礎重量が軽くなるだけに、巻き返しの可能性も十分といえます。
 旭川記念4着キタノタイショウは、障害巧者ぶりが鳴りを潜め、すっかり末脚勝負型になってしまったような印象。もう少し早めに障害を越えられれば、惜敗続き脱出という場面もありそうです。
 旭川記念5着ギンガリュウセイ、同8着フクドリらは冴えない近況ですが、強敵不在のここで浮上のきっかけをつかみたいところです。

  7月2日(月)のメイン第11レースは、石北峠特別(B1・B2級決勝混合・20:00発走予定)。6月24日第9レース(B1級-2組)、25日第10レース(B2級-2組)の上位馬による一戦です。
 24日第9レース組を上位と見ます。安定感を買うなら同レース2着ミノルユウセン、同4着カネサローズでしょう。ただ、両馬はツメの甘さが課題。逆に、成績にムラがあるものの一発逆転の末脚を秘めるのが、前走も豪快に差し切ったヤマトジャイナーです。
 25日第10レース組では、メンバー中上位の決め手を持つ前走1着オーゴンプリンセス、勝ち切れないものの障害力のある同2着馬タイソンキングが有力といえます。

ばんえいジョッキーファイル(37) 舘澤直央

2012年6月27日(水)

第37回 すべては感謝の気持ちから 舘澤直央

 2012年、唯一の新人騎手、身長183センチの舘澤直央(たてさわなおひさ)騎手の紹介です。

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--- デビューして半年ですね。6月25日現在7勝。連対率も25.8%と、なかなかの活躍ですがこれまで、いかがですか。

 全然、基本がしっかりしてないです。未だに緊張はありますね。デビューしたころよりは、少しは周りを見られるようになったかな。

--- 騎手になったきっかけを教えてください。盛岡市出身ですよね。

 家の近くにポニーやアラブがいたんです。馬の世話をする優しいおじいちゃんやおばあちゃんがいて、馬の世話をしたら乗せてくれました。
 いろんな馬つながりの人がいて、馬力大会にも連れていってもらいました。その中に金田調教師の親戚がいたんです。中学卒業したらすぐに競馬場に行きたかったんだけど、親に高校は出ろと言われて。厳しい部活でちゃんとやったら、その後は自由にしていいといわれたので、厳しいといわれる水沢農業の乗馬部に入部しました。高校には一応馬学の授業もあったんです。馬の資料がたくさんありました。

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--- 水沢農業の乗馬部は名門なんですよね。大井の千田洋騎手と同級生だとか。

 団体では東北選手権で優勝もしました。自分はたいしたことなくって。よくて県2位くらいです......。
 千田は体が小さくて、うまかったです。毎年騎手試験を受けていましたね。
 乗馬は障害がメインですが、馬場も総合もやりました。練習は水沢競馬場の横にある馬場を使い、部室も競馬場にあるんです。馬場を使っているのは、メインは水農生ですが一般の人もいて、ばん馬で障害飛んでた人を見たことがありますよ。

--- それは見たい!(笑) サラブレッドの騎手は考えなかったんですか。

 背が大きかったし、大きい馬やポニーの方が身近でした。今は乗馬の経験を生かしてないですね......。
 高校2年の時に、ばんえいの存廃の話が出ました。金田調教師には「資格を取った方がいい」と言われたことと、農業や畜産に興味を持ち、もっと勉強もしたかったから、岩手の農業大学校に進みました。馬と一緒にいたい、というのが一番ですが。牛や馬の人工授精の資格も持っています。夏休み、冬休みは金田厩舎に手伝いに行ってました。

--- そして卒業後に競馬場に来たのですね。最初から騎手を目指していたのでしょうか。

 騎手にはなりたかったですが、競馬場に入ったら、まずは厩務員の仕事をしっかり覚えたいと思いました。もっと勉強した方がいいって。

--- 騎手試験は一発合格でしたね。

 受けられる最初の年から騎手試験を受けさせてもらい、この年は自分1人でした。受かったときは、自分でいいのかな、って思いましたが、やりながら騎手について学んでいきたいです。騎手の先輩のところに、1人で話を聞きに行ったりもしていました。

--- 真面目なんですね。では、勝負服の由来を教えてください。

 小さい時から世話をしていたトモエリージェント(1991年根岸Sなど)の、現役時代の勝負服を参考にしました。オーナーにはお世話になって、乗せてもらったりしていたんです。もとの勝負服は白が多く、調教師に「汚れるから」といわれたのでピンクにしました。トキオパーフェクトも持っているオーナーは、厩舎に(初騎乗の)ワンダーボーイを入れてくれているんです。

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--- トモエリージェントでしたか! 馬の魅力を教えてください。

 どこが、と言われても、身近すぎて。今担当しているのは、ハルカヒメ、スノウパレット、ワンダーボーイ、サンノユウカです。ハルカヒメのリボンが人気みたいですが、馬主さんのお孫さんが持ってきてくれました。「ハルちゃん」と言って、いつも来るんですよ。

--- 新人騎手の話を描いたドラマ「大地のファンファーレ」放映前後に、落そりしてしまいましたね(1月14日8R)。落ちた場所まで戻ってレースをしなくてはいけないのですが、戻らずに失格となりました。

 申し訳なかったです......。そりの上でバランスを崩して、焦ったんですよね。元の場所に戻ってから再騎乗しないといけないことはわかっていましたが、他の人に迷惑がかかるから、とりあえず行った方がいいと思い、戻らずに進みました。足の位置が定まっていなくて、バランスが取れていないんです。気持ちも焦っていますね。
 その後は、(同厩舎の先輩の)浅田さんや他の騎手が、こうした方がいいと教えてくれました。まずは基本をしっかりしたいです。最低限のところから。レース後はビデオを見たり、聞きに行ったり。普段も素振りをしたり、運動の時から、手綱の持ち方を気をつけるようにしています。

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--- そして初勝利は2月13日1R、マサムネワールドでした。

 勝てる馬に乗せてもらったからです。終わってからほっとしました。ありがたいことに、中島調教師が乗せてくれました。新人に声をかけてくれるなんて......。
 前日には、もともとマサムネワールドに乗っていた(船山)蔵人さんに、ビデオを一緒に見ながら、こういうところ気をつけた方がいいよ、と2時間くらい話をしてもらいました。この日の最終レースで、蔵人さんが1着、僕が2着だったんで「邪魔したもんな」と言って。蔵人さんは、普段から声をかけてくれます。ご飯誘ってくれたり、すごくいい人。勝った時もすごく喜んでくれて。一緒にいると、双子とか、兄弟ってよく言われます(笑)。
 金田調教師も「まずは周りに迷惑かけず、やることはちゃんとやっていたら自然と結果はついてくるから」と乗せてくれるし、他の厩舎の騎乗も見ててくれるんです。
 乗せてもらえるだけで、本当にありがたいです。

--- そういわれれば、船山騎手に似ているかもしれませんね。そうそう、新人騎手紹介の時、色紙に「感謝」と書いていましたよね。

 はい、試験に受かったのも、馬や調教師、周りの人のお陰で、自分1人では受からなかったですから。教えてもらって、助けてくれた。応援してくれた人に向けて書きました。そういう気持ちを忘れちゃいけないと思います。いろんな人に支えてもらいました。
 幕も作ってもらったんです。「輓馬一代」というばんえいの曲があるんですが、作詞した人がもともと知り合いで、騎手になったお祝いにくれたんです。

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--- それでは、プライベートの話を。趣味はなんでしょうか。

 趣味ですか? 仕事が忙しくて......車やバイクは好きですが。
 食べることは好きです。甘いのが好きで、パフェが一番好き。早食いや大食いもします。先日、イージーダイナーというカレー屋で早食いしたとき、(渡来)心路にパフェも食ったらおごってやる、といわれた時も完食しました。
 減量はギリギリではないけれど、月曜のレース終わってから......今はナイターですから、火曜、水曜に食べて、その後は全く食べないなど、極端な生活ですね。
 週に1回くらい、しゅんやChai(帯広のフリーペーパー)を見て行ったりします。好きな店はランチョエルパソですね。
 自炊もしますよ。金田先生と食べることもあります。仲がいいのは、同じくらいの年の厩務員や(西)将太、心路かな。みんなで遊びますよ。

--- 食生活がちょっと心配ですが(笑)。今後の目標を聞かせてください。

 体勢や手綱などの基本をしっかりしたいです。馬と相談しながら。気持ちもわかりたいし。ぼう(追う)のも、展開読みきれてないから、他の人の動きを見たり、アドバイスをもらったりして勉強していきたい。ハミのあて方、体の使い方......騎手のみなさんが憧れですね。まずはまっすぐゴールすること、レースを無事終わらせることを心掛けています。
 調教師は、自分の厩舎の先輩の話を聞け、というので、浅田さんから話を聞いています。蔵人さんは、背が高い共通点があるんです。背が高いと、バランスを取りづらいんです。だから重心を低くしろ、と言われます。体が大きくてもそりの大きさは一緒ですから、股も大きく開けないし。手綱が足りなくなるんです。体を使いたいけど、固くて余裕がないんです......。

--- 最後に、ファンに一言お願いします。

 未熟で......申し訳ないですが、少しずつ成長していきたいので、応援してくれるとうれしいです。
 ばん馬は、山登るときのたくましさ、すごいですよね。迫力があります。人馬一体になるところがすごい。少しでもファンが増えてほしいです。
 サインですか? 考えていない......漢字多いし(笑)。

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 真っ直ぐな目で、人馬への感謝の気持ちを語る姿に感動しました。
 貪欲で、とにかく真面目。研究熱心な舘澤騎手なら、金田調教師が言うように、結果がついてくる日もそう遠くはないでしょう。
 いっぱいサインをする日のために、すぐにでもサインを作ってね!


取材・文・写真/斎藤友香

柏林賞 予想結果

2012年6月25日(月)

須田:ハズレ 収支-6,000円
斎藤:ハズレ 収支-6,000円
矢野:ハズレ 収支-6,000円
山崎:ハズレ 収支-6,000円

【ここまでの集計】
投資額 6,000円×3R=18,000円

須田 鷹雄  +4,600円
斎藤  修 -12,800円
矢野 吉彦 -14,750円
山崎エリカ -18,000円

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