ばんえい競馬情報局とは?

ばんえい競馬の最新情報を提供します。重賞を中心に予想や回顧のほか、ばんえい競馬に関するコラムなどもご覧いただけます。
カレンダー
リンク
おすすめコンテンツ

« 2011年 | メイン | 2013年 »

2012年 アーカイブ

<<前へ 2021222324252627282930

今週の見どころ(6/23~6/25)

2012年6月22日(金)

 6月17日に行われた古馬重賞・旭川記念は、カネサブラックが制し、今年1月の帯広記念以来となる復活の勝ち星を挙げました。今週も24日(日)に、4歳世代三冠の初戦・柏林賞が行われます。お楽しみに。

帯広競馬場でのイベントはこちら
置戸、札幌、中札内でのイベント(6/24~7/1)はこちら

 6月23日(土)のメイン第11レースは、拓成湖特別(A1・A2級-2組混合・20:00発走予定)
 前走6月18日のA1・A2級決勝混合で2着に健闘したアオノレクサスに期待。勝ち切るにはもうひと踏ん張りが必要でしょうが、安定した障害力を武器に大崩れの少ない近況が魅力です。
 同じ前走で5着アグリミズキも勝ちみに遅いですが、障害力が生かせる特別なら前進が見込めるでしょう。
 こちらも障害巧者で前走快勝のクロフネオーザン、障害次第の面はありますが末脚切れるジャングルソングらも侮れません。

 6月24日(日)のメイン第11レースには、第6回柏林賞(4歳・20:00発走予定)が組まれています。過去5回はいずれも牡馬が制していますが、今年は牝馬にもチャンスがありそうです。
 唯一のオープン馬オイドンが720キロのトップハンデで、下級条件の牝馬ブラックパールアアモンドマツカゼアグリコトブキが670キロで最軽量。最大50キロのハンデ差がつきました。
 6月3日に行われたライラック賞(4歳オープン)のほぼ再戦。そこで3着のブラックパールに期待します。好位で第2障害を越えると、怒涛の末脚を見せたオイドンに交わされ、第2障害先頭のヘイセイオトメ(今回は出走回避)もとらえることができませんでしたが、まずまずの内容だったといえます。黒ユリ賞、ばんえいオークスと3歳牝馬限定重賞2戦ではともに僅差2着に敗れており、ここは重賞初制覇のチャンスといえそう。別定重量で争われた過去4回の柏林賞では、08年を除き最軽量ハンデ馬が3着以内に入っているのは心強いデータです。
 牡馬では、ライラック賞5着フナノコーネル(690キロ)に注目。すんなり追走できればという条件はつきますが、状態は悪くなさそうなだけに、流れが落ち着くであろうここなら一発があるかもしれません。
 ライラック賞で4着だったアアモンドマツカゼ、同8着もばんえいオークスを制しているアグリコトブキにも注目でしょう。
 実力では、最大60キロ差のトップハンデでライラック賞を完勝したオイドンですが、過去4回の柏林賞では、前哨戦の4歳オープン特別(08、09年すずらん賞・10、11年ライラック賞)の1着馬は4着が最高。トップハンデ馬も08年にライデンロックが勝った以外は4着が最高という結果だけに、半信半疑な面はあります。

  6月25日(月)のメイン第11レースは、岩内仙峡特別(B1級-1組・20:00発走予定)
 6月16日に行われた置戸人間ばん馬記念(B1級-1組)のメンバー10頭中、6着馬以外の9頭がここにも出走。そのレースは1番人気カネミセンショーが8着、2番人気ニシキエースが9着に敗れる波乱となりました。
 ここは置戸人間ばん馬記念で僅差4着だったベニインパクトに期待。まずまずの登坂から豪快に末脚を伸ばすと4頭がほぼ横一線の1着争いに加わりました。これで近5走が4、2、1、2、4着で、負けた4戦も勝ち馬とは3秒5以内の僅差。ここも勝ち切るかは微妙ですが連軸は堅そうです。
 早めに障害を越えればしぶといヒロノドラゴンキョウエイボーイも有力。前走は8着と敗れたカネミセンショーですが、障害はスムーズだっただけに、これだけでは見限れません。

旭川記念 予想結果

2012年6月18日(月)

須田氏、さっそく3連単的中!

須田:3連単3-2-6 200円的中! 収支+16,600円
斎藤:馬複2-3 2000円的中! 収支-800円
矢野:ハズレ 収支-6,000円
山崎:ハズレ 収支-6,000円

【ここまでの集計】
投資額 6,000円×2R=12,000円

須田 鷹雄 +10,600円
斎藤  修  -6,800円
矢野 吉彦  -8,750円
山崎エリカ -12,000円

6/17旭川記念回顧

2012年6月17日(日)

カネサブラック重賞18勝目!

 17日(日)は重賞・旭川記念(3歳以上オープン)が行われ、単勝1番人気のカネサブラックが優勝。重賞18勝目を挙げるとともに、古豪健在をアピールしました。

 馬場水分は5.6%と軽めで重量700キロ台の一戦だけに、道中は各馬横一線。中間地点でも様子見で息を入れる程度で、第2障害を迎えました。
 真っ先に仕掛けたのはナリタボブサップで、少し遅れてギンガリュウセイも続きます。その2頭が天板に脚を掛ける頃合いを見計らい、後続も一気に登坂を開始。わずかにナリタボブサップが先頭で、やや遅れてギンガリュウセイもクリアしますが、後続勢から抜群のかかりを見せたカネサブラックが3番手で下り、追撃態勢に入ります。以下ホッカイヒカル、テンマデトドケの順でクリア。
 障害を下りてから抜群の末脚を発揮したのはカネサブラック。残り30メートル付近で先頭に並び掛けると、20メートル地点でわずかに抜け出します。ナリタボブサップも懸命に食い下がりますが、脚いろの差は歴然。結局、カネサブラックが1馬身ほどの差をつけ、先頭でゴールを果たしました。2着はナリタボブサップ。末脚を伸ばしたホッカイヒカルが3着を確保しました。

 カネサブラックはこれが旭川記念3勝目(4歳時の旧条件・旭川記念を含む)で、昨年に続く連覇となりました。いい頃のかかりと末脚がよみがえっており、昨シーズン終盤の不振を見事に脱した印象です。新興勢力の台頭も目立つばんえい界ですが、この馬の底力はまだまだ健在。10歳を迎えた今季も、活躍がおおいに期待できそうです。

成績はこちら
映像はこちら

松田道明騎手「手応えは十分でした。ずっと勝てるレースを勝てずにいたので、今回は厩舎全体で"勝たなきゃいけない"と思っていました。勝てて本当に嬉しいですね。残り5メートルあたりで交わした際には、いい頃は楽な気持ちで乗っていたと思うけど、最近は負けていたから"なんとか頑張ってくれ"と思って乗っていました。もとのカネサブラックに戻るように、また頑張ります」

6/17旭川記念予想 山崎エリカ

重賞善戦マンのフクドリに期待

 カネサブラックは今年の帯広記念を勝って以来、これまでにないほどの不振に陥っています。そのような状況の中でばんえい十勝オッズパーク杯を勝利したのがホッカイヒカルでした。しかし、ホッカイヒカルもばんえい十勝オッズパーク杯を勝利した後に順調さを欠いてしまいました。となると、ばんえい十勝オッズパーク杯の2着馬で、その後のオープン特別で2連勝のホクショウダイヤを狙うのが無難な選択のように思えます。

 しかし、ホクショウダイヤは今回トップハンデを背負います。それならばばんえい十勝オッズパーク杯で2着ホクショウダイヤと0.4秒差の3着馬カネサブラックや、カネサブラックと0.2秒差の4差馬フクドリにもチャンスがあるでしょう。本命は無難に行くか、カネサブラックか、フクドリか悩みましたが...迷うからこそ、攻めるべきという結論に達しました。

 ◎はばんえい十勝オッズパーク杯4着のフクドリとします。前々走はばんえい十勝オッズパーク杯好走の疲れもあったためか、障害がスムーズではありませんでした。しかし前走ではシッカリ修正してきているので、今回も上位争いが見込めるでしょう。オッズの隙を突くならコレです。

 ○はトップハンデでも安定感抜群のホクショウダイヤ。▲は昨年の当レースの勝馬で、ばんえい十勝オッズパーク杯でも王者の意地を見せていたカネサブラック。さすがにこの2頭は印を打たない決定的な理由が見当たりません。

 以下△は前々走こそ崩れたものの、近走では◎○▲を相手に小差のレースをいているテンマデトドケ。あとは今年のばんえい記念で3着の実績が示すように、どちらかといえば今回よりももっと高重量戦で登坂力を生かしてこその味のあるタイプですが、近走も◎○▲を相手に勝ち負けしているナリタボブサップ。他では前走こそ障害でスムーズさを欠いたものの、今シーズン1~4戦の実績から軽視はできないキタノタイショウ。

 ◎ (8)フクドリ
 ○ (7)ホクショウダイヤ
 ▲ (3)カネサブラック
 △ (5)テンマデトドケ
 △ (2)ナリタボブサップ
 △ (9)キタノタイショウ

 3連複
 8-7,3,5,2,9 各300円
 馬複
 8-7,3 各1000円
 8-5,9 各300円
 2-8 400円

6/17旭川記念予想 矢野吉彦

素直にホクショウダイヤから

 約2カ月間のごぶさたでした。今週は久々の重賞、旭川記念。今後はほぼ2~3週間に1度のペースで重賞が行われます。ここはしっかり当てて弾みをつけたいですね。

 オッズパーク杯でも中心に推したホクショウダイヤを狙いたいのですが、この馬、どうも今イチのところがあるんですよね。旭川記念も、09年に2着に入った後は、10年、11年と連続6着。伸び悩んでいるというか何というか。
 でも、今シーズンは4戦3勝2着1回(私が3連単の頭に据えたオッズパーク杯に限って2着っていうのはどういうこと?)。安定感抜群です。ここも素直に、この馬から馬券を買ってみましょう。
 そうは言っても、勝ちきるまではどうか、という不安は残ります。できれば単勝1番人気にはならないでほしいですね。今シーズンの3勝は8、3、4番人気で挙げたもの。オッズパーク杯だけが1番人気で2着に負けています。目標にされると弱いってことかもしれません。今回はそこで不在だったナリタボブサップが出てきますから、こちらに1番人気になってもらいましょう。
 馬券は、まずホクショウダイヤからナリタボブサップ、カネサブラックへの馬複を1500円ずつ。ホクショウダイヤからホッカイヒカル、フクドリ、キタノタイショウへの馬複も400円ずつ押さえます。あとは、ホクショウダイヤ、ナリタボブサップ、カネサブラックの3連単3頭ボックスを1点300円で。シメて6000円です。

 馬複
 7-2,3 1500円
 7-6,8,9 400円
 3連単
 2,3,7ボックス 300円

 古馬重賞戦線の今後を占う意味でも大事な一戦。どうぞお楽しみに。では、今回はこのへんで。

<<前へ 2021222324252627282930
Copyright (C) OddsPark Banei Management Corp. All Rights Reserved.