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6/17旭川記念回顧

カネサブラック重賞18勝目!

 17日(日)は重賞・旭川記念(3歳以上オープン)が行われ、単勝1番人気のカネサブラックが優勝。重賞18勝目を挙げるとともに、古豪健在をアピールしました。

 馬場水分は5.6%と軽めで重量700キロ台の一戦だけに、道中は各馬横一線。中間地点でも様子見で息を入れる程度で、第2障害を迎えました。
 真っ先に仕掛けたのはナリタボブサップで、少し遅れてギンガリュウセイも続きます。その2頭が天板に脚を掛ける頃合いを見計らい、後続も一気に登坂を開始。わずかにナリタボブサップが先頭で、やや遅れてギンガリュウセイもクリアしますが、後続勢から抜群のかかりを見せたカネサブラックが3番手で下り、追撃態勢に入ります。以下ホッカイヒカル、テンマデトドケの順でクリア。
 障害を下りてから抜群の末脚を発揮したのはカネサブラック。残り30メートル付近で先頭に並び掛けると、20メートル地点でわずかに抜け出します。ナリタボブサップも懸命に食い下がりますが、脚いろの差は歴然。結局、カネサブラックが1馬身ほどの差をつけ、先頭でゴールを果たしました。2着はナリタボブサップ。末脚を伸ばしたホッカイヒカルが3着を確保しました。

 カネサブラックはこれが旭川記念3勝目(4歳時の旧条件・旭川記念を含む)で、昨年に続く連覇となりました。いい頃のかかりと末脚がよみがえっており、昨シーズン終盤の不振を見事に脱した印象です。新興勢力の台頭も目立つばんえい界ですが、この馬の底力はまだまだ健在。10歳を迎えた今季も、活躍がおおいに期待できそうです。

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松田道明騎手「手応えは十分でした。ずっと勝てるレースを勝てずにいたので、今回は厩舎全体で"勝たなきゃいけない"と思っていました。勝てて本当に嬉しいですね。残り5メートルあたりで交わした際には、いい頃は楽な気持ちで乗っていたと思うけど、最近は負けていたから"なんとか頑張ってくれ"と思って乗っていました。もとのカネサブラックに戻るように、また頑張ります」

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