2歳最初の重賞・ナナカマド賞(10月14日)まであと3週間と迫り、2歳戦も盛り上がりを見せています。22日(祝・土)の第9レースには、2歳牡馬にとって最初の特別戦・青雲賞が行われます。注目は、目下世代最多の5勝を挙げているダイコクパワー、ホクショウサスケの対決でしょう。これまで3回対戦し、ホクショウサスケが2度先着していますが、特別のここではどのような結果となるのでしょうか。
※帯広競馬場、Aiba石狩場外などでのイベントはこちら
9月22日(祝・土)のメイン第11レースは、秋分特別(A1級-1組・20:00発走予定)。
3連勝中のアオノレクサスなどが回避し、6頭立てとなりました。ここは、3走前と前走でアオノレクサスの2着だったウメノタイショウが中心でしょう。強敵が不在だけに、勝機到来といえます。
障害への不安も見せず好走を続けるアアモンドヤマト、前走の毛色限定戦でキタノタイショウと接戦を繰り広げたホリセンショウ、2戦連続連対と好調なライデンロックも有力でしょう。
この日の第9レースには、青雲賞(2歳牡馬オープン・18時50分発走予定)が組まれています。
ダイコクパワーは、7戦5勝、2着1回と成績は堅実ですが、レースぶりは一気の末脚で決着をつける豪快なもの。障害で若さを見せることもあるので、3走前(5着)のような懸念はありますが、ひとまず中心と見ます。
同じく5勝を挙げているホクショウサスケが相手筆頭。こちらは障害への不安が少なく、先行して押し切るのが勝ちパターン。ダイコクパワーとの一騎打ちが予想されます。
7月28日の2歳A級-1組で前述両馬を破っているソウクンボーイが一角崩しを狙います。
9月23日(日)のメイン第11レースは、野分特別(A2級-1組・20:00発走予定)。
このクラスで安定した成績を残しているインフィニティーに注目。特に近5走は、仕掛けが遅れた3走前(9着)以外は、2勝、2着2回と軌道に乗った印象です。障害の安定感も文句なしだけに、押し切りが期待できそうです。
キタノストロングも近5走が3、2、1、4、1着と好調。前走のA1・A2級決勝混合では、逃げ粘るインフィニティーを最後にとらえて勝利しています。こちらは長く使える末脚が武器。障害次第では連勝という場面が見込めます。
A2級-1組特別勝ちもある障害巧者のシベチャタイガー、3歳の実力馬ニシキエーカンも侮れません。
9月24日(月)のメイン第11レースは、天秤座特別(B1級-2・3組決勝・20:00発走予定)。9月16日第8レース(B1級-3組)、17日第10レース(B1級-2組)の上位馬による一戦です。
17日第10レースを含め3戦連続して僅差2着のキタノサクラヒメに勝機到来。前走も第2障害先頭から粘れませんでしたが、勝ち馬が見習い騎手起用の減量がなくなるだけに、今回は巻き返して当然といえます。
同3着スーパーオーサンは、特別ではなかなか好成績を残せませんでしたが、2走前の特別(3着)や前走の障害のカカリならここでも上位争いできそうです。
16日第8レースが圧巻の逃げ切りだった障害巧者のライズドラゴンや、同じ前走4着でこちらも障害巧者のコサカコブラらにも注目でしょう。