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11/4ばんえい菊花賞回顧

ニシキウンカイが重賞初制覇!

 4日(日)は重賞・ばんえい菊花賞(3歳オープン)が行われ、単勝1番人気の牝馬ニシキウンカイが優勝。これで6連勝となり、目下の勢いそのままに、重賞ウイナーの仲間入りを果たしました。

 馬場水分は2.9%とやや力の要る馬場状態。各馬横一線で進んだものの、中間点あたりからブラックボス、ニシキウンカイなどが馬群をリード。ニシキエーカン、エビスダイチあたりもこの一角で、第2障害を迎えました。
 内枠の4頭が一斉に仕掛け、ヤマノウンカイも遅れじと登坂を開始。なかでも抜群の掛かりを見せたニシキウンカイが、真っ先に天板へ駆け上がります。登り切ってからいったんヒザをついたニシキウンカイでしたが、即座に立て直し、ひと息ついてから障害を下りました。これに続いたのはテンカムソウとニシキエーカンで、さらにアサヒリュウセイ、タカラハヤヒメ、エビスダイチ、ヤマノウンカイも圏内で障害を突破しました。
 ニシキウンカイは道中で積極的に運んだのが響いたのか脚いろが鈍り、残り30メートル付近でニシキエーカンが先頭を奪取。残り20メートル地点で早くも1馬身ほどの差をつけて、リードを広げに掛かります。しかしニシキウンカイもこれに懸命に食い下がり、残り10メートル付近でやや差を詰めはじめました。そしてニシキエーカンがゴール線を越え、あとはソリ部分を残すのみというところで、なんと痛恨のストップ。半馬身ほどまで差を詰めていたニシキウンカイが先に荷物を運び切り、重賞タイトルをゲットしました。ニシキエーカンは立て直しに時間がかかったものの、3番手のアサヒリュウセイがゴール線上で脚を止めたことにも助けられ2着を確保。そのアサヒリュウセイが3着となりました。

 ニシキウンカイはこれまで黒ユリ賞とばんえい大賞典で3着した実績がありましたが、重賞タイトルは初めて。別定670キロに助けられたにせよ、最後まで確かな脚いろを見せた点に好感が持てました。これで6連勝と目を見張る充実ぶりを見せており、今の勢いならばんえいオークス(12月2日)、ばんえいダービー(12月23日)でも好勝負が期待できそうです。
 2着はニシキエーカンで、村上厩舎のワンツーフィニッシュ。ニシキエーカンにとっては手のひらからタイトルがするりと抜け落ちた格好ですが、710キロを課せられただけに上々の結果。イレネー記念を制したパワーは健在で、3歳同士ならやはり力上位の存在と言えるでしょう。ばんえいダービーでも要注目です。

成績はこちら
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大口泰史騎手「道中遅れるところがあるので、気をつけて騎乗しましたが、少し押し気味になってしまい、障害でつまずいてしまいました。もともと降りてからはしっかり歩く馬だったので踏ん張ってチャンスをものにしましたね。今日はハンデに恵まれた勝利だと思います」

11/4ばんえい菊花賞予想 山崎エリカ

2012年11月 4日(日)

充実度と障害力でテンカムソウに期待

 実績はばんえい大賞典の勝ち馬ブラックボスや、ブラックボスと2歳3冠を奪い合ったニシキエーカンが上ですが、今回はハンデ710㎏を背負うことになります。また、ブラックボスは休養明けの秋桜賞はともかく、自己条件の前走はもうちょっと走れていても良かった内容でしたので、今回は前哨戦の秋桜賞上位馬を有力視します。

 秋桜賞の勝ち馬はニシキウンカイですが、高重量戦の今回は障害力も問われますから、そのあたりを評価して2着馬のテンカムソウを◎とします。テンカムソウはばんえい大賞典で6着に敗れましたが、その後は安定した結果を出しています。ブラックボスやニシキエーカンとハンデ20㎏差の今回なら、2着以内には来るのではないかというのが私の見立てです。

 ○は前記した本番に強いブラックボス。2歳3冠目のイレネー記念こそ5着に敗れましたが、ナナカマド賞、ヤングチャンピオンシップ、そして3歳1冠目のばんえい大賞典を勝利しているあたりに嫌らしさを感じます。

 ▲は秋桜賞の勝ち馬で目下5連勝中のニシキウンカイ。ばんえい大賞典の3着馬で、障害もそれなりにまとめていますが、秋桜賞は障害をトップ抜けしたテンカムソウを直線で差し切ったレース内容でしたので、高重量戦のここは狙い下げました。

 △にばんえい大賞典も秋桜賞も人気に応えることはできませんでしたが、自己条件の前走では○ブラックボスに先着のニシキエーカン。他ではここへ来て復調気配を見せた、春のとかち皐月賞&とかちダービーの上位馬エビスダイヤとアサヒリュウセイ。

◎ (7)テンカムソウ
○ (1)ブラックボス
▲ (2)ニシキウンカイ
△ (3)ニシキエーカン
△ (4)エビスダイヤ
△ (9)アサヒリュウセイ

 3連単
 7→1,2,3,4,9→1,2,3,4,9 各100円(計2000円)
 1,2,3,4,9→7→1,2,3,4,9 各100円(計2000円)

 馬複
 1-7 800円
 7-2,3,4,9 各300円

11/4ばんえい菊花賞予想 矢野吉彦

2012年11月 2日(金)

実力馬、好調馬をボックスで

 私の予想の不出来ぶりは脇のほうへ置いといて、先月29日に新橋Gate J.で開催した「ばんえい競馬超集中講座」には、平日にもかかわらず大勢の方々にお集まりいただき、誠にありがとうございました。あの講座を受講してばんえい競馬の馬券を買ってみたくなったみなさん、これからジャンジャン買ってビシバシ当ててください! 私の予想を参考にするかどうかは、みなさんのご自由ですけど・・・。

 さて、今週は菊花賞。先日の講座でも、大賞典と秋桜賞を参考にレースを展望しました。その2戦とは微妙に重量が違っているところがポイントです。
 各馬の重量が重くなる分、ペースが落ちて、高重量馬が無理なくレースを進められるのか? それともまだ荷物の軽い馬に有利なレースになるのか? なんだかどっちもありそうな気がして悩んでいます。ここはどっちでもいいように5頭のボックスにしてみましょう。
 まずは実力上位のブラックボスとニシキエーカン。ニシキエーカンは710㎏だと大賞典の時のように末が甘くなりそうですが、ペースが緩くなる分、余力を残せるかなということで。あとは、好調のニシキウンカイとテンカムソウ。それに、大賞典、秋桜賞には出ていなかったエビスダイチ。この5頭で行きます。
 馬券は3連単で。他にも来そうな馬はいますが、どこかで見切らないと予想になりませんからね。そろそろ、ホントにそろそろ、当たって損でもいいから当たってくれませんかぁ! では、今回はこのへんで。

 3連単ボックス
 1,2,3,4,7 100円 計6000円

11/4ばんえい菊花賞予想 須田鷹雄

状態良化テンカムソウ

 たしか昨年はイワキの3着を拾って我ながらまぐれっぽい3連単10万馬券を当てたような記憶があります。
 夢よもう一度、ということで今回も馬券は3連単の3着を手広く......いや、総流しにする前提で考えます。
 単に穴を狙うというだけでなく、重量的に厳しい条件を突き付けられた若馬は優勝に色気がある馬ほど反動で大敗のリスクがあり、人気薄の馬がそれらを差して3着浮上という結果は十分にありうると思うのです。
 となると、1,2着部分はコンパクトにまとめたいところ。◎を1,2着、シルシを回す馬を3頭設定し、◎←→○▲△で1,2着部分を構築するとそこまでで48点。あとは◎1,2着固定→相手○▲△を各100円ずつ買えばいいでしょう。

 ◎はテンカムソウ。イレネー記念以外重賞では結果が良くないが、たとえばばんえい大賞典時とは、近走成績の違いから状態の違いは明らか。○▲△の一角を崩しての連対は可能でしょう。

 ◎7テンカムソウ
 ○1ブラックボス
 ▲2ニシキウンカイ
 △3ニシキエーカン

 3連単
 7→1,2,3→総流し
 1,2,3→7→総流し
 7→1,2,3→1,2,3
 1,2,3→7→1,2,3
 各100円
 (買い目の重複部分あり、計6000円)

11/4ばんえい菊花賞予想 斎藤修

連勝の勢いニシキウンカイ

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎2ニシキウンカイ
 ○1ブラックボス
 ▲3ニシキエーカン
 △7テンカムソウ
 △4エビスダイチ
 △9アサヒリュウセイ
 △10ニシキトモエ

 おかげさまで現在プラス7万円で、回収率は200%越え。年間収支プラスまでもうちょっと。まあ、ナナカマド賞の降着はラッキー以外の何物でもないですが。
 とにかく今シーズの重賞は、まともに馬券を絞ってもほとんど当たらないことがわかってきて、軸を1頭か2頭決めて固く収まったときはトリガミ覚悟でとにかく手広く流す。
 今回は、ニシキウンカイは2着を外すことはないだろうと見て、印をつけた馬へ。しかしさすがにアサヒリュウセイとニシキトモエの頭はないとみて、ニシキンウンカイ2着のときだけは、印をつけていないヤマノウンカイ、タカラハヤヒメの3着にまで手を伸ばしてみた。予算6000円で余った200円は単勝。もうほとんど実験的な買い方です。

 3連単 100円
 2→1,3,4,7,9,10→1,3,4,7,9,10(30点)
 1,3,4,7→2→1,3,4,6,7,8,9,10(28点)
 単勝
 2 200円

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