8歳メジロゴーリキが逃げ切る
11月27日(日)には重賞・ドリームエイジカップ(4歳以上馬齢選抜)が行われ、単勝6番人気のメジロゴーリキが勝利。ゴール前で迫るカイセドクターを振り切っての逃げ切りでした。
【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
1.キョウエイリュウ(760) 94.1
2.メムロボブサップ(800) 1.7
3.ミノルシャープ(770) 21.6
4.メジロゴーリキ(770) 22.2
5.カイセドクター(770) 77.8
6.アオノブラック(790) 4.2
7.キタノユウジロウ(760) 5.3
8.マサタカラ(730) 8.5
9.コウシュハレガシー(780) 36.3
10.ネオキングダム(740) 189.8
4~7歳、そして8歳以上の各世代から2頭ずつ賞金上位馬が選抜される世代対抗戦。今季10戦して6勝(うち重賞2勝)、2着3回と安定感抜群の6歳メムロボブサップが当レース史上初めて800キロを課されながら単勝1.7倍の断然人気に支持されました。同じ6歳で今季メンバー最多の重賞3勝を挙げているアオノブラックが2番人気。北見記念3着で別定760kgと恵まれた7歳キタノユウジロウが3番人気。最軽量730キロの4歳マサタカラが4番人気で、ここまでが単勝ひと桁台となりました。
第1障害を越えてメムロボブサップが先行し、メジロゴーリキが差なく追走。キョウエイリュウ、カイセドクター、ミノルシャープが続きますが、レース序盤から各馬ばらけた展開になります。中間点を過ぎたあたりからメジロゴーリキが先頭に立つと、ムチで気合をつけながら最初に第2障害下に到達。ここまで39秒とハイペースで流れました。
2、3番手追走のカイセドクターとミノルシャープが第2障害下に到達すると、ひと息入れたメジロゴーリキが最初に仕掛け、そのままひと腰先頭で通過。カイセドクターが続き、断然人気のメムロボブサップは3番手でクリア。やや離れてミノルシャープとアオノブラックが続きました。
2番手から追いかけるカイセドクターが徐々にメジロゴーリキとの差を詰めましたが、最後は脚色が一緒になり、メジロゴーリキが半馬身ほどの差を保ったまま、カイセドクターを振り切っての勝利。3着に1番人気のメムロボブサップが入りましたが、3連単で20万9880円という波乱の決着。2番人気アオノブラックは4着でした。
勝ったメジロゴーリキはこれが今季2勝目。10月以降の4戦が掲示板外だったこともあり単勝では6番人気でしたが、今年3月のばんえい記念以来となる重賞8勝目としました。1月の帯広記念は過去2回とも2着惜敗でしたが、三度目の正直となるか、期待がかかります。
西謙一騎手「自分でもびっくりしています。朝、調教師と話して、こういう形で行こう(先行)と決めていました。馬場が軽すぎたのでこの馬には不向きかなと思い、行けるところまで行こうと思いました。馬もだいぶやる気で、最後詰められたときにはどうかなと思いましたが、最後まで頑張ってくれました。これから帯広記念とばんえい記念があるので、そこに向けてまた頑張りたいと思います」