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9/20岩見沢記念予想 斎藤修

2020年9月18日(金)

増量なしメジロゴーリキの出番

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎1メジロゴーリキ
 ○7コウシュハウンカイ
 ▲6ミノルシャープ
 △2ホクショウマサル

 馬複
 1-7 3000円
 馬単
 1→6 2000円
 7→6 1000円

今週の見どころ(9/19~9/21)

2020年9月17日(木)

帯広競馬場の開場について

 9月20日(日)には3歳以上による岩見沢記念、2歳牝馬によるいちい賞と、重賞・特別戦が2レース組まれています。
 さて今週・来週の第12回開催では、3歳以上の1走目は通算収得賞金順に編成されます。そのため通常(今季の収得賞金順)とは違った組み合わせとなっており、思わぬ馬の好走など、配当面で期待できるかもしれません。

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【第12回開催1日目】
 9月19日(土)のメイン第10レースには、千樹橋特別(B2級-1組混合・20:05発走予定)が行われます。
 唯一のB1級馬であるセンショウニシキも前開催のフォーマルハウト特別(B2級-1組)4着からの昇級初戦。抜けた馬はいない印象です。力量拮抗ということは、勝負を左右するのは負担重量。減量がある3、4歳馬の三つ巴とみます。
 3歳◎ブラックサファイアは、フォーマルハウト特別では差し脚届かずコンマ2秒差の2着惜敗。とはいえ勝ったコマサンエースが昇級し、次週の4歳重賞・銀河賞へ出走予定のため不在なら当然勝ち負けが期待できます。
 4歳○サクラユウシュンは、障害で膝をついても立て直しがうまくなり、成長を感じさせます。2度目のB2級特別戦だった2走前のデネブ特別(8月15日)は2着で、目下5戦連続連対と充実。ひと息後ですが互角の評価が可能でしょう。
 4歳▲サカノダイヤは、フォーマルハウト特別では先着2頭からやや離れた3着でした。しかし、ブラックサファイア、サクラユウシュンとは違い賞金ハンデが課されていないのは有利。前走と同様、前で流れに乗れればチャンスは十分。
 △テンノイノリは、2組で2連勝と好調。近2走とは異なり馬場が重くなりそうな特別戦でどこまでやれるでしょうか。

【第12回開催2日目】
 9月20日(日)のメイン第11レースは、BG2・第56回岩見沢記念(20:15発走予定)。出走馬8頭のうち、6頭が8月のばんえいグランプリに出走とほぼ再戦。当時、オープン馬は800キロ(牝馬ミスタカシマは780キロ)という条件。障害を先頭で越えたミノルシャープが、2番手から懸命に食い下がったコウシュハウンカイに2秒9差をつけて勝利。メジロゴーリキが障害3番手から粘り込んで3着を確保しています。
 ◎コウシュハウンカイは、前走のマロニエ賞(オープン-1組)では3着に敗れましたが、トップハンデが終いの脚に影響した様子。ばんえいグランプリで先着されたミノルシャープから10キロ軽くなる点は好材料。連覇に期待です。
 ○メジロゴーリキは、今季初勝利となったスタリオンカップ(3歳以上選抜)以後は障害で苦戦しましたが、ばんえいグランプリでは障害をひと腰と立て直しています。前走のマロニエ賞は最下位7着に敗れましたが、ここへの調整といえる内容なら悲観はなし。トップハンデとの30キロ差を生かせればチャンスは十分にあります。
 ▲ミノルシャープは、最大40キロ差のトップハンデ克服がカギ。とはいえ、北斗賞、旭川記念、ばんえいグランプリと重賞3連勝の勢いは本物です。
 △ミスタカシマは、古馬一戦級が相手ですが、息を入れて追走できれば浮上の余地はありそうです。

【第12回開催3日目】
 9月21日(祝・月)のメイン第11レースは、玉泉館特別(B1級-1組混合・20:15発走予定)。ゴールドハンターが出走を回避。タカラシップらA2級馬が3頭、カイセドクターらB1級馬が6頭による混合戦です。
 3歳馬◎カイセドクターは、前走白露特別(B1級-1組)では、障害2番手から楽に抜け出して快勝。力強い走りを披露しました。前走から賞金ハンデが5キロ増え10キロとなりますが、前走の勝ちっぷりから影響はなさそう。格上相手でも、自己条件で6連勝と充実している若馬の走りに注目です。
 ○タカラシップは、7月にA2へ昇級して以降は本来の走りが見られませんが、今回は格下相手だけに障害の立て直しも可能。前走8着からの巻き返しが十分です。
 ▲サンシルクラポピーの前走B1級-3組混合は、追い込み届かずの2着でしたが、障害をひと腰2番手でクリアしています。特別戦に替わりますが、前走同様、障害をスムーズにクリアできればチャンスはありそうです。
 △ゴールデンフジは、2走前のオッズパーク杯(B1級-1組)3着など3戦連続で3着以内を確保。好調ぶりがうかがえるだけに、前走からの重量増でも侮れません。

今週の見どころ(9/12~9/14)

2020年9月10日(木)

帯広競馬場の開場について

 9月14日(月)のメインに実施されるポテト特別にはホクショウマサルが出走を予定しています。同馬は今年2月まで31連勝しましたが、18年7月まで約2年4カ月休養していました。
 14日第1レースに登録がある4歳馬ウチウラタカラは、約1年10カ月ぶりの実戦となります。前回出走は2歳11月の2歳戦でした。1歳時には全道祭典ばんば1才馬決勝大会(雄馬の部)で優勝し、翌年の第1回能力検査では、メムロボブサップと一緒に走り好時計で合格していた素質馬。最下級のC2級スタートとなるだけに、どんな走りを見せるか注目です。

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【第11回開催4日目】
 9月12日(土)のメイン第10レースは、フォーマルハウト特別(B2級-1組・20:05発走予定)。B2級(1組)の特別戦は珍しく、近い開催では、6月27日に拓成湖特別、8月15日にはデネブ特別が行われてます。
 ◎コマサンエースは、拓成湖特別が生涯初の特別戦でも、3頭の叩き合いからわずかに後れての3着と通用のメドを立てています。デネブ特別の開催は4歳オープンの山鳩賞で4着。前走1組の平場戦は3着でしたが、メンバー最先着を確保。障害が安定しており、賞金ハンデ5キロを課されても問題ないでしょう。
 ○ブラックサファイアは、3歳20キロ減があった拓成湖特別では2番人気で6着と苦戦。しかし古馬相手で初の特別戦、B2昇級、しかも久々と条件が厳しすぎました。こちらはデネブ特別は回避し、前走の重賞・ばんえい大賞典では680キロで障害ひと腰から3着。当時から20キロ軽くなるのは歓迎ですが、特別戦での減量が10キロに減らされており、力試しの一戦といえます。
 ▲マオノダイマオーは、デネブ特別がB2昇級後初の特別戦で3着に善戦。とはいえ前走の1組平場戦が障害で止まって9着だったのは気になるところ。ただコマサンエースと同重量になることで食い下がれる余地はあります。
 △センショウニシキは、拓成湖特別で4着と善戦。同レースと同様、逃げに持ち込めれば粘り込むシーンも。

【第11回開催5日目】
 9月13日(日)のメイン第11レースは、オッズパーク杯(A2級-1組・20:10発走予定)
 ◎サクラダイチはA2昇級後、葉月特別、前開催の鹿追町・鹿追町観光協会杯と特別戦で2走して2、1着。夏前に大幅に減らした体重も回復傾向で、前開催は余裕十分に逃げ切っています。近走でほとんどの馬に先着しており、賞金ハンデ5キロを課されても問題にしないでしょう。
 ○イズミクィーンは、同じ特別戦2走がともに3着。サクラダイチとはそれぞれコンマ2秒、2秒7と僅差で、少し展開が向けば逆転があって不思議ありません。
 ▲フクトクは、葉月特別では、逃げるサクラダイチを抜き去って勝利を収めています。前走はA1級やオープン馬が相手で勝ち馬がホクショウマサル。7着という結果は度外視できます。
 △カネサスペシャルは障害で腰さえ入れば、4着だった葉月特別くらいの末脚は使えます。ハマれば連争いに加われそうです。

【第11回開催6日目】
 9月14日(月)のメイン第11レースは、ポテト特別(オープン-2組混合・20:10発走予定)。シンザンボーイらオープン格付けが7頭と、A1格付けのスーパータイトルによる8頭立てで争われます。
 オープン馬7頭のうち、4頭が前走不知火特別(オープン)で対戦。そこで出走メンバー中、最先着の2着だった◎シンザンボーイに注目です。2走前には、ばんえいグランプリで4着など3戦連続で善戦。次開催には岩見沢記念が控えているだけにここを勝って弾みをつけたいところでしょう。
 ○ホクショウマサルは、ばんえいグランプリでは障害で苦戦して9着と大敗も、続く前走のアルタイル特別(A1級混合)では、障害4番手から力強く差し切っています。710キロながらひと腰で越えたのは収穫で、10キロの増量なら好勝負が期待できます。
 ▲センゴクエースも、ばんえいグランプリを7着、不知火特別(オープン)を競走中止とレースぶりにムラがあるタイプ。前走から10キロの増量になりますが、格下との混合戦ならあっさりがあっても驚けません。
 △マツカゼウンカイは、不知火特別(オープン)でシンザンボーイからコンマ2秒差の3着。最近3戦では障害をいずれもひと腰と安定していることから、引き続き警戒が必要でしょう。

今週の見どころ(9/5~9/7)

2020年9月 3日(木)

帯広競馬場の開場について

 9月になり、ばんえい十勝も秋競馬へ。古馬重賞では次開催の岩見沢記念から基礎重量800キロ超を課される高重量での戦いとなります。その岩見沢記念(9月20日)、4歳シーズン二冠目・銀河賞(9月27日)を控え、土曜や日曜のメインには、4歳一冠目・柏林賞の上位馬や、ばんえいグランプリまで古馬重賞3連勝中のミノルシャープなどの実績馬が出走予定。しかし重賞を目指すためになんとしても番組賞金を加算したい馬もいるはずで、それぞれの思惑を推理し、予想に生かしたいところです。
 なお今週より、これまでの月曜に加え、日曜も12レース編成で実施されます。発走時刻などはこちらでご確認ください。

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【第11回開催1日目】
 9月5日(土)のメイン第10レースは、長月特別(A1級混合・20:05発走予定)
 4歳◎インビクタに注目。近2走は世代限定戦に出走し、700キロでもともにひと腰で越えている巧者。その点、今開催から基礎重量が10キロ増えるのは歓迎といえ、自己条件の今回は若馬の10キロ減があるのも有利でしょう。3走前のルビー特別(A1・A2級混合)では力がいる馬場状態でも僅差3着に逃げ粘っています。前日の雨が残り、軽めの馬場ならひと押しききそうで、今季初勝利のチャンスといえます。
 ○ノエルブランは、A1昇級後はオープン馬との戦いの連続で近走は大敗続き。しかし軽めの馬場だった5走前は逃げ切って、ホクショウマサル以下を寄せつけず完勝を収めています。ここは格下A2級が相手。当然見直しが必要でしょう。
 4歳▲コマサンブラックは、繰り上がりで3連闘になった重賞・柏林賞を除けば9戦連続3着以内と充実の近況です。雨のなか行われた近2走を連勝。2走前の山鳩賞(4歳オープン)ではインビクタ(8着)を破っており、今回はA2昇級初戦とはいえ侮れません。
 △オレワチャンピオンは、ルビー特別の4着馬。2走前の決勝戦でも4着と崩れておらず、ここも上位争いできそうです。

【第11回開催2日目】
 9月6日(日)のメイン第11レースは、マロニエ賞(オープン-1組・20:10発走予定)
 4歳◎アオノブラックに注目します。前走の3歳との混合重賞・はまなす賞では3着も、勝った3歳馬とのハンデ差を考えれば負けても納得のいくもの。3走前にはコウシュハウンカイと接戦を演じているように、オープンでも通用する力があります。今回は、はまなす賞2着メムロボブサップと5キロ差つくことで巻き返してきそうです。
 同じく4歳○メムロボブサップは、50キロ差あった3歳馬と競り合って同タイムの2着でこちらも負けて強しの内容。久々の自己条件戦ですが、若馬10キロ減が生きそうです。
 ▲ゴールデンフウジンは、前走の不知火特別(オープン)で追い込みを決め、今季オープン限定戦での初勝利を挙げています。もし次開催の岩見沢記念を目指すのなら、番組賞金的にもここで勝つことが必須。実績上位馬が余裕をもたせた調整で臨んでくるなら、もし人気が低くても軽視できません。
 △ミスタカシマは、5歳オープン・朱雀賞を逃げ切って勝利。牡馬相手の重賞では苦戦していますが、重量が軽くなる特別戦なら3走前と同様、好勝負が期待できます。

【第11回開催3日目】
 9月7日(月)のメイン第11レースは、白露特別(B1級-1組・20:05発走予定)。前開催の同条件・オッズパーク杯から7頭が参戦しています。
 オッズパーク杯へ不出走だった3歳◎カイセドクターに注目します。今季10戦して6勝、2、3着各1回という上り馬。前走の4歳との混合重賞・はまなす賞でも、4歳のオープン馬2頭に続く4着と崩れていません。6走前のB3級、2走前のB2級と昇級初戦をともに勝利。B1初戦は特別戦ですが、2走前にひと腰で越えている680キロより5キロ軽い重量ならこなせても不思議ありません。突破に期待します。
 ○ホクトシンバは、オッズパーク杯では2番人気で10着でしたが、障害で苦戦したものと敗因はハッキリ。今季B1級の特別戦で7戦して2着2回、3着3回という安定感。2戦続けて障害で手こずることは考えにく、巻き返してきそうです。
 ▲テンリュウフジは、2走前のベガ特別3着、オッズパーク杯5着と復調が見て取れます。今回は結果を求めたいところ。
 オッズパーク杯2着△アアモンドロシア、同6着もベガ特別を圧勝している△オホーツクノタカラも差はありません。

8/30はまなす賞回顧

2020年8月31日(月)

ゴールドハンターが接戦を制す

 8月30日(日)は重賞・はまなす賞(3、4歳オープン)が行われ、単勝4番人気、3歳のゴールドハンターが優勝。見事4歳馬を撃破し、重賞初制覇となりました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.アオノブラック(710) 5.8
 2.ダイリンファイター(690) 51.6
 3.エンゼルフクヒメ(640) 80.5
 4.ゴールドハンター(660) 8.5
 5.メムロボブサップ(710) 1.7
 6.インビクタ(700) 12.5
 7.キョウエイリュウ(690) 出走取消
 8.サクラドリーマー(690) 45.2
 9.カイセドクター(670) 3.8

 2歳シーズン二冠、3歳三冠、そして4歳シーズン一冠目の柏林賞を制したメムロボブサップ。3歳馬との混合戦なら実績は断然で単勝1.7倍と高い支持を集めました。ばんえい大賞典2着など近走の充実ぶりがうかがえるカイセドクターが単勝では2番人気でしたが、連勝系ではメムロボブサップ、アオノブラックのトップハンデ馬2頭が人気の中心になりました。

 ゴールドハンターが先行しますが、アオノブラック、ダイリンファイター、エンゼルフクヒメが差なく追走。メムロボブサップも位置取りを上げて先行争いに加わってきます。中間点を過ぎたあたりでアオノブラックが先頭に立つと、メムロボブサップとほぼ同時に第2障害下に到達。ここまで43秒、雨の湿った馬場で速いペースでレースが進みました。
 ひと息入れたアオノブラックが最初に仕掛けると、これを見たメムロボブサップも登坂を開始。ともにすんなりとひと腰、アオノブラックが先頭で、すぐにメムロボブサップも続き、その後、ゴールドハンター、インビクタと続きます。
 逃げるアオノブラックにメムロボブサップが追いかけるところ、鋭く脚を伸ばしてきたのがゴールドハンター。残り20メートルあたりで先頭に立って押し切りを図ります。しかしメムロボブサップが食い下がり、ゴール手前で盛り返すと2頭がほぼ同時にゴールを通過。走破時計はともに1分31秒8という接戦となりましたが、写真判定の末、ゴールドハンターがわずかに先着。アオノブラックが4秒3差で3着に入りました。

 重賞初制覇となったゴールドハンターは、これが今季7勝目で、そのうち6勝は7月以降に挙げたもの。ばんえい大賞典は8着でしたが、夏場に入って着実に力をつけており、残る二冠での活躍に期待が持てる結果となりました。
 また、コンビを組んだ島津新騎手はこれで7月の旭川記念から重賞4連勝。今季ここまで8つの重賞で5勝を挙げています。ばんえいの騎手としては2番目に若い30歳の活躍にも注目です。

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島津新騎手「馬が最後まで走り切ってくれて嬉しいです。(ゴールの瞬間は)たぶん勝ったなというくらいでした。ハンデもあったので馬場は軽いほうがいいかなと思っていました。展開は当然速くなると思っていたので、第2障害下に着いたときに前を射程圏に入れて乗っていました。障害を(3番手で)通過した時は勝てると思いました。(自身今季重賞5勝目は)出来過ぎなので自分でも驚いています。これで少し名前を憶えてもらったかなと思います」

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