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2019年2月 アーカイブ

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今週の見どころ(2/16~2/18)

2019年2月14日(木)

 前週の10日(日)第9レースでホクショウマサルが勝利し、19連勝を達成。1999年にサカノタイソンが作ったばんえい競馬連勝記録に並びました。同馬は今週の16日(土)第11レースに出走予定。約20年ぶりの連勝記録更新に大きな期待がかかります。

今週のイベントはこちら

【第24回開催1日目】
 2月16日(土)のメイン第10レースは、雪月花特別(B2級-1組・18:00発走予定)
 前走B2級-3組を勝利した◎フレイムゴールドに注目です。近走大きく崩れたのは3走前の白雪賞(4歳オープン)8着のみで、自己条件に限れば昨年11月から12戦連続3着以内と安定感抜群。特別戦のため30キロが加増されますが、障害は苦にしないタイプだけにここでも勝ち負けに期待です。
 ○ミノルシンザンは、前走B2級-2組では障害で膝を折り、勝ち馬から25秒以上離されての8着でしたが、ひと息入った影響があったかもしれません。古馬どうしの特別戦には初挑戦ですが、今季のばんえい菊花賞5着など力をつけており、ひと叩きした分の上積みが見込める今回は変わり身十分です。
 ▲ハマノダイマオーは、同じ前走B2級-2組で2着と、半年ぶりに連対を果たしました。復調がうかがえるだけに、障害さえスムーズに越えられればチャンスはありそうです。
 △マツリダキングは、B2昇級後も前走B2級-3組での3着を含め、4戦すべて掲示板内と安定。同じB2級-1組だった3走前の六花特別でも3着と健闘していることから、展開ひとつで上位争いに加わってくるでしょう。

【第24回開催2日目】
 2月17日(日)のメイン第10レースは、準重賞・ウィナーズカップ(4歳以上選抜・18:00発走予定)。今季特別戦を勝っている、通算収得賞金順上位馬による選抜戦です。
 ◎センゴクエースは、前走然別賞(オープン-1組)ではトップハンデでしたが、障害ひと腰から勝ち馬ジェイワンとはコンマ4秒差の2着なら勝ちに等しい内容。トップハンデの800キロですが、相手関係的にも地力を発揮できれば勝ち負け必至でしょう。
 ○シンザンボーイは、同じ前走で6着でしたが、当時センゴクエースと15キロあった重量差が、20キロに広がるのは有利。同馬以外のメンバーは楽になっているだけに好勝負が期待できます。
 ▲コウリキは、前走東京スポーツ賞(オープン-2組)では、障害で膝を折ってしまったものの、立て直して三腰でまとめており、3秒6差の4着まで詰めています。決め手はこの中でも上位だけに障害次第では連争いを演じるでしょう。
 △キサラキクは、前走の牝馬限定重賞・ヒロインズカップでは2着と能力を示しています。今回が引退レースとなりますが、チャンスは十分にあります。

【第24回開催3日目】
 2月18日(月)のメイン第11レースは、ウインターカップ(オープン・A1級-1組混合・18:10発走予定)。トップハンデが770キロのキンメダルで、サカノテツワンら6頭が760キロ、キタノユウジロウが755キロ、牝馬ナカゼンガキタが最軽量の730キロで行われる一戦です。
 ◎ナカゼンガキタは、770キロと一気の重量増となった前走牝馬限定重賞・ヒロインズカップでは、障害を三腰でまとめると勝ち馬とは3秒差の3着と健闘しています。牡馬のオープン馬相手と強くなりますが、トップハンデとは40キロ差のある730キロでの出走なら好勝負が期待できます。
 ○キンメダルは、前走東京スポーツ賞(オープン-2組)では昇級初戦にもかかわらず3着と健闘しており、これで3戦連続3着以内と安定感があります。また、毎回障害はひと腰でまとめているだけに、ここでも上位争いを演じるでしょう。
 ▲キタノユウジロウは、A1昇級初戦となった前走A1級-1組混合では、障害で手間取り6着。しかし、決め手は良いものを持っているだけに、初の750キロに対応ができれば上位争いに加わってきそうです。
 △アサヒリュウセイは、前走東京スポーツ賞(オープン-2組)で8着も、ここでは実績上位。相手緩和となるだけに、スムーズに運べれば巻き返しはあるでしょう。

黒ユリ賞 予想結果

2019年2月11日(月)

ジェイカトレアが2歳女王の座に

障害を先頭通過したのはハイトップフーガですが、勢いよく2番手で障害を通過したジェイカトレアが先頭に立つと、徐々に後続との差を広げて重賞初制覇となりました。
3着に8番人気ワンポイントが入り、やや波乱の結果となりましたが、須田さんが3連単を的中と会心の当たりで一気に3位まで浮上しました。

須田:3連単100円的中! 収支+72,350円

【集計】投資額 6,000円×21R=126,000円

 山崎  -22,780円
 目黒  -33,800円
 須田  -35,650円
 荘司  -45,260円
 矢野  -48,990円
 斎藤  -99,500円
---------------------------------------
 紅組  -101,840円
 白組  -184,140円

2/10黒ユリ賞回顧

2019年2月10日(日)

ジェイカトレアが世代女王に!

 10日(日)は重賞・黒ユリ賞(3歳牝馬オープン)が行われ、単勝6番人気の伏兵ジェイカトレアが優勝。3着にも8番人気のワンポイントが入り、3連単は7万8350円の高配当となりました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.ヤマサンブラック 8.7
  2.ワンポイント 36.4
  3.サカノハルヒメ 32.4
  4.ハイトップフーガ 3.1
  5.キタノヒバリ 6.8
  6.ジェイカトレア 9.4
  7.クイーンヴォラ 76.2
  8.マンテン 70.9
  9.ヒメトラクイーン 7.3
 10.サクラユウシュン 2.9

 明け3歳の牝馬戦らしく、オッズも割れ加減。わずかにサクラユウシュンが1番人気に推されましたが、ハイトップフーガも差のない2番人気。半数以上が単勝ひと桁台に推され、どの馬にもチャンスがあるという戦前予想になりました。

 2.3%の馬場水分、未知の640キロということもあり、道中はゆったりした流れ。ハイトップフーガがわずかに先行しますが、ジェイカトレア、ヤマサンブラック、ワンポイント、キタノヒバリといった面々が差なく続きます。様子をうかがいながらの追走が続き、固まった状態で第2障害を迎えました。
 障害下でひと呼吸入れ、最初に仕掛けたのはハイトップフーガ。ひと腰で天板まで登り切る抜群の登坂を見せます。それを見てワンポイント、ジェイカトレア、ヒメトラクイーン、ヤマサンブラックも動き、にわかにレースが活性化します。しかし、先頭クリアはハイトップフーガ。ジェイカトレアが差なく突破し、ワンポイントが3番手。以下ヤマサンブラック、ヒメトラクイーン、クイーンヴォラなども障害を越え、最後の平坦路に向かいました。
 ここから抜群の伸びを見せたのがジェイカトレア。残り30メートル付近でハイトップフーガを捉えると、一気にリードを広げます。ハイトップフーガも追走でいっぱいとなり、追ってきたワンポイントの伸びも今ひとつ。そのままジェイカトレアが6秒5の差をつけ、先頭で荷物を運び切りました。2着にハイトップフーガ、3着にはワンポイントがそのまま流れ込み、1番人気のサクラユウシュンは追い上げ届かず4着に敗れました。

 勝ったジェイカトレアは白菊賞6着、十勝産駒特別で7着と、特別戦でも苦戦を強いられていましたが、この大舞台できっちりタイトルを射止め、世代女王の座に就きました。しまいまで脚を伸ばしたレースぶりも良く、重量が重くなって持ち味が生きた印象です。父が13歳まで現役を続けたトカチタカラだけに、さらなる成長もありそう。今後のレースぶりが楽しみです。
 積極的に運んだハイトップフーガが2着。多少勝ちみに遅い面がありますが、同世代の牝馬では上位の力があることを示しました。名牝ハイトップレディを祖母に持つ血脈で、底力もあるはず。これからの飛躍が期待できそうです。

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西将太騎手「チャンスはあると思っていたので、それを生かすことができてほっとしています。普段よりも手ごたえが良く、第2障害も馬自身が自信をもって上がってくれたし、障害を下りてからも辛抱しながら歩いてくれました。体が大きくなって、重量にも耐えられるようになりましたが、一番の成長は辛抱強くなったこと。今後は障害力を生かして、牡馬相手でも良いレースができればと思います」

2/10黒ユリ賞予想 山崎エリカ

混戦模様、ワンポイントの一発に期待

 定量戦で行われる3歳牝馬限定戦の黒ユリ賞は、近5走以内にA1クラスで連対していた馬が活躍するレース。実際に黒ユリ賞が2月に行われるようになってからの過去8年で、近5走以内にA1クラスで連対していた馬の成績は、【5・1・2・3】。4着以下に敗れたのは2014年のアサヒメイゲツと昨年のプランセスですが、この2頭は前走A1クラスで12秒0差以上の大敗を喫していました。また、もう1頭は、2017年のシンエイボブですが、障害先頭を狙って転倒、競走中止をしています。

 つまり、近5走以内にA1クラスで連対している前走好走馬はかなり信頼できる一方、前走で大敗している馬は信頼できないということ。今年A1クラスで連対しているのは、サクラユウシュンのみですが、同馬は前走で19.4秒差の大敗を喫していますから、過信は禁物です。また、前記該当馬がいない場合には、馬連万馬券で決着した一昨年のように大波乱になる場合もあるので、今回はそれも踏まえて予想を組み立てます。

 よって、◎には、周りのペースに惑わされることなく、安定して自分のペースで走れるワンポイントを推します。この馬は、今回の相手ならば障害巧者の部類。キレる脚はありませんが、じわじわ伸びてくるタイプで、勝負根性もあるだけに、混戦になればその強みが生かせるでしょう。

 ○は、牝馬特別戦の白菊賞2着、いちい賞では2着のヒメトラクイーン以下を大きく引き離して快勝したサクラユウシュン。この馬は、4走前のA1クラスでは牡馬のトップクラスを相手に先行して2着を死守する強さを見せていますが、近走がひと息。馬場水分が上がるほど、10コースの不安要素が強くなることもあり、対抗評価までとしました。

 ▲は、昨年末に2連勝した上がり馬キタノヒバリ。4走前のA2クラスでは大敗しているものの、10コースの影響があったのも確か。その後は先行して徐々に勝ち馬との着差を詰めており、前走ではジェイカトレアと小差の2着。勢いはメンバー中で一番のものがあり、障害も上手なので3番手評価としました。

 あとは白菊賞の勝ち馬で、いちい賞では2着のヒメトラクイーン。近6走ともサクラユウシュンに敗れており、同馬に先着できるイメージがわきませんが、10コースのサクラユウシュンはひょっとしたらの可能性もあるだけに、押さえることにしました。

 他では2~3走前のA2クラスで上位争いを演じたヤマサンブラック。この馬も先行しての粘り強さがあり、展開の後押しがあれば、上位にこれそうな感があります。しかし、前走がひと意で狙い下げました。

 最後に軽馬場で行われた昨年10月のA3クラスを勝利したマンテン。この馬は障害で崩れないものの、二の腰が入らないという弱点を抱えており、それが近走不振の理由。比較的に軽馬場だった5走前のA2クラスでもジェイカトレアと小差のレースができており、高重量戦でも軽馬場が予想される今回は一考したいです。

◎2 ワンポイント
○10 サクラユウシュン
▲5 キタノヒバリ
△9 ヒメトラクイーン
△1 ヤマサンブラック
△8 マンテン

馬複
2-10 1000円
2-5,9 700円
1-2 500円
2-8 100円

ワイド
2-10 1000円
2-5,9 700円
1-2 500円
2-8 100円 計6000円

2/10黒ユリ賞予想 荘司典子

ヒメトラクイーン、可愛い新女王誕生に期待

 今季最強とされる寒波に覆われている北海道。帯広でもマイナス20℃を下回る気温とのこと。みなさん体調管理にお気を付けくださいね。そんな極寒の中、9日(土)の帯広メインレース・然別賞ではゴール前3頭が横一線にびっしりと並ぶ熱い戦いが繰り広げられました。1番人気センゴクエースをわずかな差で制したのは、ここが引退レースだったジェイワン。気迫あふれる差し返し!有終の美を飾る勝利は感動的でした。まだご覧になっていない方はぜひレース映像をご覧ください。5歳での引退は、ばんえい競馬の競走馬としては早く、残念な気持ちもありますが、種牡馬としての活躍を楽しみに産駒を待ちましょう。

 さて、10日(日)に行われる黒ユリ賞でも然別賞のような寒さを吹き飛ばす戦いに期待したいところ。昨年の勝ち馬ミスタカシマをはじめ、多くの牝馬が名牝への道を歩み始める、明け3歳の若き女の子たちの戦い。今回はあまりこねくり回さずに、あえて順当な狙いをしてみることにしました。

 ということで実績上位の2頭、ヒメトラクイーンとサクラユウシュンを◎○にします。2頭の力差はあまり無いと考えますが、着実に脚を伸ばしてくるヒメトラクイーンを本命にして、大外枠になったサクラユウシュンを2番手に。今回1着、2着を固定で4点に絞りましたので、ここが逆の順番になると当然ハズレですが、的中した際の配当を考えての買い方です。

 さらに馬券とは別に注目していただきたいのはヒメトラクイーンの"お顔"。思わず「お」を付けちゃいましたが、とっても女の子らしい可愛い顔をしてるんです!あまりの可愛さに惚れちゃいますよ。晴れの舞台にどんな"おめかし"をして登場するのか、2歳牝馬たちの美の競演にもご注目ください。

◎9 ヒメトラクイーン
○10 サクラユウシュン
▲5 キタノヒバリ
△1 ヤマサンブラック
△4 ハイトップフーガ
△6 ジェイカトレア

3連単
9→10→1,4,5,6 1500円 計6000円

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