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2/10黒ユリ賞回顧

ジェイカトレアが世代女王に!

 10日(日)は重賞・黒ユリ賞(3歳牝馬オープン)が行われ、単勝6番人気の伏兵ジェイカトレアが優勝。3着にも8番人気のワンポイントが入り、3連単は7万8350円の高配当となりました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.ヤマサンブラック 8.7
  2.ワンポイント 36.4
  3.サカノハルヒメ 32.4
  4.ハイトップフーガ 3.1
  5.キタノヒバリ 6.8
  6.ジェイカトレア 9.4
  7.クイーンヴォラ 76.2
  8.マンテン 70.9
  9.ヒメトラクイーン 7.3
 10.サクラユウシュン 2.9

 明け3歳の牝馬戦らしく、オッズも割れ加減。わずかにサクラユウシュンが1番人気に推されましたが、ハイトップフーガも差のない2番人気。半数以上が単勝ひと桁台に推され、どの馬にもチャンスがあるという戦前予想になりました。

 2.3%の馬場水分、未知の640キロということもあり、道中はゆったりした流れ。ハイトップフーガがわずかに先行しますが、ジェイカトレア、ヤマサンブラック、ワンポイント、キタノヒバリといった面々が差なく続きます。様子をうかがいながらの追走が続き、固まった状態で第2障害を迎えました。
 障害下でひと呼吸入れ、最初に仕掛けたのはハイトップフーガ。ひと腰で天板まで登り切る抜群の登坂を見せます。それを見てワンポイント、ジェイカトレア、ヒメトラクイーン、ヤマサンブラックも動き、にわかにレースが活性化します。しかし、先頭クリアはハイトップフーガ。ジェイカトレアが差なく突破し、ワンポイントが3番手。以下ヤマサンブラック、ヒメトラクイーン、クイーンヴォラなども障害を越え、最後の平坦路に向かいました。
 ここから抜群の伸びを見せたのがジェイカトレア。残り30メートル付近でハイトップフーガを捉えると、一気にリードを広げます。ハイトップフーガも追走でいっぱいとなり、追ってきたワンポイントの伸びも今ひとつ。そのままジェイカトレアが6秒5の差をつけ、先頭で荷物を運び切りました。2着にハイトップフーガ、3着にはワンポイントがそのまま流れ込み、1番人気のサクラユウシュンは追い上げ届かず4着に敗れました。

 勝ったジェイカトレアは白菊賞6着、十勝産駒特別で7着と、特別戦でも苦戦を強いられていましたが、この大舞台できっちりタイトルを射止め、世代女王の座に就きました。しまいまで脚を伸ばしたレースぶりも良く、重量が重くなって持ち味が生きた印象です。父が13歳まで現役を続けたトカチタカラだけに、さらなる成長もありそう。今後のレースぶりが楽しみです。
 積極的に運んだハイトップフーガが2着。多少勝ちみに遅い面がありますが、同世代の牝馬では上位の力があることを示しました。名牝ハイトップレディを祖母に持つ血脈で、底力もあるはず。これからの飛躍が期待できそうです。

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西将太騎手「チャンスはあると思っていたので、それを生かすことができてほっとしています。普段よりも手ごたえが良く、第2障害も馬自身が自信をもって上がってくれたし、障害を下りてからも辛抱しながら歩いてくれました。体が大きくなって、重量にも耐えられるようになりましたが、一番の成長は辛抱強くなったこと。今後は障害力を生かして、牡馬相手でも良いレースができればと思います」

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