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今週の見どころ(3/4~3/6)

2017年3月 3日(金)

 3月5日(日)のメインには、2歳シーズン三冠の最終戦・イレネー記念が組まれています。一冠目・ナナカマド賞が6→2→5番人気、二冠目・ヤングチャンピオンシップは2→7→1番人気での決着。そして明け3歳牝馬による黒ユリ賞(2月12日)は9→4→5番人気の順で入線し、3連単で、ばんえい史上2位の高配当となる213万6910円を記録するなど、なかなか人気通りには収まらない今季の2~3歳戦線。最終決戦のここも荒れるのか、それとも1番人気馬が勝って混戦に断を下すのか、ご注目ください。

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【第25回開催1日目】
 3月4日(土)のメイン第10レースは、とかちえぞまつ特別(オープン・18:05発走予定)
 注目は◎キタノタイショウ。次開催にばんえい記念を控えており、目一杯の仕上げは考えにくいですが、オレノココロ(賞金別定55キロ増)、フジダイビクトリー(同40キロ増)などと比べ、15キロ増の785キロで臨めるのは有利。近4走が3勝、5着1回と、本来の動きを取り戻しているのも心強いです。
 ○ニュータカラコマは、年明けから3戦して帯広記念3着、オープン特別戦2着、チャンピオンカップ2着と勝ち切れませんが、いずれも20~30キロの賞金ハンデを課されてのもの。ここも別定35キロ増の805キロと、重量は厳しいですが、出てくるからには、やはり有力な1頭です。
 ▲コウシュハウンカイは、チャンピオンカップの3着馬。第2障害をクリアしたポジションのまま、優勝争いには加われませんでした。しかし、820キロ以下では、3戦連続して馬券に絡んでおり、今回の805キロなら大崩れはないでしょう。
 △セイコークインは、前開催の準重賞・ウィナーズカップではキタノタイショウと20キロ差で6着でしたが、今回は25キロ差へと広がるのが有利。障害さえスムーズなら連争いに顔を出しそうです。

【第25回開催2日目】
 3月5日(日)のメイン第10レースは、2歳シーズン三冠の最終戦・第48回イレネー記念(3歳・18:05発走予定)。牡馬690キロ、牝馬670キロの定量で、明け3歳のチャンピオンを争います。
 二冠目・ヤングチャンピオンシップ(12月29日)を圧勝した◎ホクショウムゲンが中心でしょう。第2障害を3番手で越えると、段違いの末脚で突き抜けました。その後の3歳A級-1組戦では、2月5日が逃げ切り勝ち、2月19日は3着でしたが逃げ切り寸前、ゴール線上で詰まっての惜敗。ともにトップハンデでの結果だけに、価値が高いです。
 ○ゴールドインパクトは、十勝産駒特別3着(勝ち馬はホクショウムゲン)で、各産駒特別戦の上位2頭に権利が与えられるヤングチャンピオンシップへは出走できず。とはいえ、2歳(3歳)A級-1組に上がって2戦目から、一冠目・ナナカマド賞を除き、5勝、2着4回、3着7回とすべて馬券に絡んでいる堅実派です。2月19日の3歳A級-1組戦では、ホクショウムゲンのお株を奪うような差し切り勝ちを収めており、差は感じません。
 ▲ジェイワンは、ナナカマド賞2着、ヤングチャンピオンシップ3着、青雲賞、北見産駒特別とも1着など、強豪相手でも好走続き。障害力には絶対の自信を持っており、初の690キロでも苦にしないでしょう。
 2頭いる牝馬では、△ナカゼンガキタに注目。2月の3歳重賞・黒ユリ賞では珍しく障害で崩れて4着も、続く前走の3歳A級-2組戦(2月26日)は、十勝産駒特別の2着馬ミノルシャープを差し返して快勝しています。こちらも障害力が武器です。
 △ウンカイタイショウは、十勝産駒特別4着のあと、3歳(2歳)A級-1組戦を3連勝した実績馬。初の重賞挑戦でも侮れません。

【第25回開催3日目】
 3月6日(月)のメイン第10レースは、弥生特別(A2級・18:05発走予定)
 前開催、A2級の特別戦は2レース実施され、雪月花特別(2月18日・A1級-2組混合)のほうが、うお座特別(2月27日・A2・B1級決勝混合)よりメンバーレベルは上でした。
 注目は、雪月花特別の勝ち馬◎イノリノチカラ。第2障害をひと腰で越えると、早めに抜け出す快勝でした。流れが落ち着く特別戦のほうが腰の入りも良い近況だけに、A2級限定で相手が下がるここでは負けられません。
 ○テルシゲは、うお座特別を逃げ切って、A2級平場戦から連勝を決めています。もともとA2級では実力上位の存在で、障害が安定しているいまなら3連勝も十分でしょう。
 ▲ワールドピサは、雪月花特別が1番人気で3着。相変わらず障害は安定しており、ここも、あとひと踏ん張りがきくかどうかです。
 △コウリキは、うお座特別5着を含め、勝ち切れない近況ですが、二腰、三腰くらいで障害はまとめており、展開次第ではいつ勝っても不思議ないレースを続けています。流れに乗って決め手を生かしたいところ。
 △ホンベツイチバンは、雪月花特別では4着も、最後までしっかり歩いて、2着はありそうな好内容。ここでも期待が持てそうです。
 体重が戻りつつある×カツオーカンが押さえです。

チャンピオンC 予想結果

2017年2月27日(月)

オープン実績馬4頭が上位を占める結果でしたが、4番人気フジダイビクトリーの頭は難しかったですね。本命にしていた目黒さんのみが的中という結果でした。

目黒:3連複1000円的中! 収支-2,000円

【集計】投資額 6,000円×22R=132,000円
須田   +820円
矢野  -4,790円
目黒  -31,580円
斎藤  -44,420円
山崎  -54,900円
荘司 -100,000円
---------------------------------------
白組  -48,390円
紅組 -186,480円

2/26チャンピオンカップ回顧

2017年2月26日(日)

フジダイビクトリーが復調を示す!

 26日(日)は重賞・チャンピオンカップ(4歳以上、今年度重賞競走優勝馬)が行われ、単勝4番人気のフジダイビクトリーが優勝。昨秋の北見記念制覇後は今ひとつだった同馬が、ばんえい記念連覇へ向けて復調をアピールしました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
1.コウシュハウンカイ 3.0
2.フジダイビクトリー 9.0
3.ニュータカラコマ 2.5
4.キサラキク 10.7
5.バウンティハンター 53.2
6.アスリート 53.0
7.オレノココロ 3.3

 近況も堅実なレースぶりを見せるニュータカラコマが1番人気に推されましたが、前走の然別賞でこれを2着に負かしているコウシュハウンカイ、昨年の覇者オレノココロも差のない人気。三つどもえの戦前予想で、スタートの時を迎えました。

 馬場水分は2.2%でゲートオープン。道中はオレノココロが若干抜け出しますが、ほぼ横一線で推移。中間点を過ぎてからアスリートがやや遅れたものの、他の6頭は並んだ状態で第2障害下にたどり着きました。
 じっくりためたのち、コウシュハウンカイが最初に仕掛け、隣枠のフジダイビクトリーも障害に挑みます。内枠から順々にニュータカラコマ、キサラキクと登坂を開始。オレノココロもこのタイミングで動きました。各馬とも多少苦戦しますが、先頭で突破したのはフジダイビクトリー。1馬身半ほどのリードで、最後の平坦路を迎えます。2番手はニュータカラコマ、さらに1馬身ほど後ろからコウシュハウンカイも続きました。他馬は水をあけられた格好となり、勝負はこの3頭に絞られました。
 いったんはニュータカラコマが脚いろよく先頭に立ちますが、フジダイビクトリーも持ち前のしぶとさを発揮。馬体をびっしり併せ、白熱したたたき合いを演じます。しかし、残り10メートル付近でフジダイビクトリーがグイグイと脚を伸ばし、徐々に引き離しはじめます。これで決着がつき、最後は3秒7差をつけてフジダイビクトリーが勝利しました。ニュータカラコマはコウシュハウンカイに迫られましたが、1秒4差でこれを振り切って2着を確保しました。

 勝ったフジダイビクトリーは、これが重賞10勝目。ばんえい記念を目前に復活を果たしました。早めに障害をクリアしながら、しっかり末脚を伸ばしたあたりはさすがの勝負根性。同レース連覇へ向け、視界は良好と言えるでしょう。
 ニュータカラコマは、不得手な根性比べになってしまったのが敗因。それでもフジダイビクトリーを相手に2着に踏ん張れたのは、今の状態の良さの表れ。今後も堅実なレースを見せてくれるに違いありません。

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松田道明騎手「レースは前向きに走っていたし、馬場もまあまあ渋かったのが良かったです。ゴール前ではいったん先頭を取られましたが、フジダイビクトリーは後半の強さを持った馬なので巻き返しを図れると思いました。このまま状態を保って、来月のばんえい記念は2連覇を目指します」

2/26チャンピオンC予想 山崎エリカ

復調見せたコウシュハウンカイに期待

 2008年のこのレースでは、5歳馬のツジノコウフクがトップハンデのカネサブラック、ナリタボブサップとのハンデ60㎏差を生かして、それらを一蹴したことがありました。しかし、それ以降は、ほとんどトップハンデの馬が勝ってばかりです。トップハンデ馬が馬券圏外に敗れたのは、2012年、2013年のみ。その年はトップハンデのカネサブラックが重量830㎏以上を背負わされた年でした。

 つまり、このレースは、一見、ハンデが軽い5歳馬や牝馬を狙いたくなりますが、その実、なかなか厳しいということ。また、トップハンデの馬は信頼できると言っても、重量830㎏以上では厳しく、840㎏以上では過去10年で一度も3着以内だった例がありません。

 今回、トップハンデを背負うオレノココロは重量840㎏。しかも、このレースから始動してくるあたりに、本気度が感じられません。確かに、今シーズンの重賞で3勝しているからこその840㎏ですが、過信は禁物でしょう。

 よって、◎には今シーズンの重賞で1勝も、このレースでは2年連続2着のコウシュハウンカイを推します。昨年は、帯広記念10着後から復調気配を見せてのこのレース2着でしたが、今年もお約束のように帯広記念8着から復調を見せてここへ挑みます。もともと障害は安定している馬ですから、調子さえ取り戻していれば、大崩れする可能性は低いでしょう。

 〇は、今シーズンの重賞で2勝のフジダイビクトリー。この馬も帯広記念5着後から上げ潮で、障害上手。当初は本命候補の1頭でしたが、昨年のようにばんえい記念を見据えたレースをしてくるリスクがあるので狙い下げました。また、ややズブさを見せている点からも仕掛けが遅れる可能性も視野に入れての対抗評価です。

 ▲は、今シーズン最初のばんえい十勝オッズパーク杯こそ4着に敗れたものの、それ以降は特別戦、重賞を問わずに全て3着以内のニュータカラコマ。障害がいいと平地の脚をなくすし、障害がひと息だと平地で盛り返して来る、ある意味、すごい馬。それゆえに買い時が難しいのですが、今シーズンの北斗賞を勝利しているように、重量800㎏前後のレースはベストのはず。休養明けの前走をひと叩きされての上積みがあるかどうかはともかく、買う必要のある馬でしょう。

 △は、トップハンデ840㎏が課題も、ばんえいグランプリを始め今シーズンの重賞で3勝のオレノココロ。この馬は、今年で3連覇目がかかりますが、今年は昨年よりもさらにハンデ10㎏増量されます。今回が始動戦ということもあり、並みの馬なら軽視したいところですが、最近は障害での不安もほとんどなくなっていることを考えると消しきれません。

 他ではトップハンデのオレノココロとは50㎏差のキサラキク。この馬は今シーズンのドリームエイジカップの勝ち馬であり、ハンデ差を生かしてオレノココロ、コウシュハウンカイ、フジダイビクトリーを一蹴。ドリームエイジカップの結果だけを見ると、この馬を狙いたくなるのですが、一線級が揃ってスランプ期だったのも事実。全体的な成績が示すように、古馬との壁に当たっている感はいなめないでしょう。しかし、配当妙味を求めるならばこの馬しかいないのではないでしょうか。

 ◎ (1)コウシュハウンカイ
 ○ (2)フジダイビクトリー
 ▲ (3)ニュータカラコマ
 △ (7)オレノココロ
 △ (4)キサラギク

 馬複
 1-2 2500円
 1-3,7 1500円 計3000円
 1-4 500円

2/26チャンピオンC予想 須田鷹雄

2017年2月25日(土)

逆転狙うコウシュハウンカイ

 7頭立てとさびしいことになってしまったチャンピオンカップ。こうなったらなるべく買い目を絞って当てたいところだ。
 7頭のうち、5~6歳の3頭はまだちょっと足りない印象。となると残りは4頭。1頭をアタマ固定にして、残りをヒモにすればよい。
 難しい4択だが、ここは◎コウシュハウンカイの1着固定でいく。
 チャンピオンカップは○オレノココロともども相性が良いレース。これまでは○に先着されていたが、今回は20キロ差に加えて外寄せなので◎が4コース、○は10コースとなる。逆転は可能という設定での◎だ。帯広記念のあとは障害にも不安を見せていないし、ここは勝ちきってほしい。
 ▲フジダイビクトリーは近走内容、△ニュータカラコマはこのレースとの相性がやや不安だが、まだ5~6歳勢よりは上の存在と見る。

 ◎1コウシュハウンカイ
 ○7オレノココロ
 ▲2フジダイビクトリー
 △3ニュータカラコマ

 3連単
 1→2,3,7→2,3,7 1000円 計6000円

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