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3/20ばんえい記念予想 須田鷹雄

2017年3月18日(土)

いよいよ円熟を迎えたフジダイビクトリー

 ばんえい記念の予想法は毎年決めている。ひとつはリピーター重視。ばんえい記念はとにかく複数回優勝の多いレース。1000キロを引いて勝ち切る適性のある馬はそれほど多いわけではない。
 今回はフジダイビクトリーとキタノタイショウが優勝経験馬。シーズン前半絶不調だったキタノタイショウが年明け盛り返しばんえい記念に向けて好ムード......と見ることもできるが、やはり年齢的にややピークを過ぎているようにも見える。対してフジダイビクトリーは一昨年が先に下りて勝ったかというシーンを作っての4着。そこで最後完全に止まったことを教訓として昨年は完勝。年齢的にもいよいよ円熟期という気がする。

 予想法のふたつめは重賞での安定ぶり。3年前、優勝経験馬が0となったばんえい記念時に、前年ばんえい記念~チャンピオンカップの古馬重賞(ドリームエイジカップも含む)の着順を整理し、平均値と中間値を出してみた。当時最も平均値が小さかったインフィニティーが優勝。このやり方でいくと今年は安定しているニュータカラコマが1位、強いときは強いオレノココロが2位となる。これらを○▲とした。

 当日は◎の2着もしくは◎○→▲☆のマルチを買い足すかもしれないが、ここでの予想は◎の1着決め打ちでいく。今期黒字が確定している余裕で、さらなる上積みを狙う。

 ◎1フジダイビクトリー
 ○3ニュータカラコマ
 ▲8オレノココロ
 ☆2コウシュハウンカイ
 △4カイシンゲキ
 △6キタノタイショウ

 3連単
 1→2,3,8→2,3,4,6,8 500円 計6000円

3/20ばんえい記念予想 斎藤修

フジダイビクトリーの連覇に期待

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎1フジダイビクトリー
 ◯8オレノココロ
 ▲6キタノタイショウ
 △2コウシュハウンカイ
 △3ニュータカラコマ

 毎年のことだが、ばんえい記念だけは馬券はシンプルに。

 馬複
 1-8 4000円
 1-6 2000円

今週の見どころ(3/18~3/20)

2017年3月17日(金)

 3月20日(祝・月)のメイン第9レースには、年度末の大一番・ばんえい記念(17時15分発走予定)が組まれています。今年は、2003年以来となる1着賞金1000万円での実施となり、各陣営とも意気上がるところでしょう。なお20日のみ、発走予定時刻が通常と異なりますのでご注意ください(詳しくはこちら)。

帯広競馬場でのイベントはこちら

【第26回開催1日目】
 3月18日(土)のメイン第10レースは、クリスタル特別(4歳オープン・18:05発走予定)。オープン馬マルミゴウカイの750キロから、B2級の牝馬ヒカルナナヒメの700キロまで最大50キロ差がつきます。
 2月5日の白雪賞(4歳オープン)を使われていた馬が8頭おりほぼ再戦です。しかし、注目は不出走組から◎アアモンドヒューマ。世代上位の決め手に障害力が加わり、目下4連勝と飛ぶ鳥を落とす勢いです。前走の深雪特別(B2級-1・2組決勝)では、705キロで第2障害4番手クリアから長くいい脚を使って完勝しており、5キロ増も不安なし。今回がセン馬10キロ減の恩恵を受けられる最後のチャンス。4歳シーズン三冠路線へとつながる勝利を期待します。
 ○ホクショウディープは、ばんえいダービー2着、白雪賞1着の実力馬です。ばんえい大賞典、ばんえいダービーと制した3歳二冠馬マルミゴウカイと、ばんえい菊花賞では同重量でコンマ2秒差の接戦を演じており、10キロ差つく今回は逆転が可能。この馬も末脚自慢ですが、アアモンドヒューマとの決め手比べになったとき、30キロ差は厳しそうなので対抗評価まで。
 ▲アラワシキングは、ばんえいダービー6着後に大変身。白雪賞4着を除けば、8戦連続して3着以内をキープしています。テンに置かれる面が解消したことで、決め手が生かせるようになったことが、好調の要因でしょう。
 △プレザントウェーは、白雪賞の2着馬。B1昇級後初の自己条件戦だった前走のB1級-1組混合戦こそ6着と、久々の着外でしたが、障害で崩れたわけではありません。同世代限定戦で巻き返しを期します。
 3歳二冠馬マルミゴウカイは、同世代限定戦では厳しいハンデを課されたことがなく、見送りが賢明でしょう。

【第26回開催2日目】
 3月19日(日)のメイン第10レースは、オッズパーク賞スターライト特別(5歳オープン・18:05発走予定)。A1級牡馬3頭の750キロから、B1級牝馬2頭の710キロまでハンデ差は最大40キロです。
 ◎コウリキは、正月に行われた明け5歳のナンバーワン決定戦・天馬賞で2着に健闘。同レース、ポプラ賞と重賞連勝を決めたセンゴクエースは別格としても、2着争いでは持ち前の決め手を発揮しています。前走の弥生特別(A2級)では段違いの末脚を見せつけて今季初勝利をマーク。ポプラ賞(通算収得賞金順で上位の4歳、5歳各5頭に出走権)には、5歳の6番手で出走できなかった無念を晴らす一戦になりそうです。
 牝馬○アスリートは、4歳女王決定戦・クインカップの勝ち馬。前々走の重賞・チャンピオンカップ(4歳以上重賞優勝馬選抜)は6着とはいえ、760キロで第2障害はひと腰で切っており、収穫がありました。続くポプラ賞でもすんなり障害を抜けるとセンゴクエースの2秒9差の2着と力をつけています。
 ▲キンメダルは、天馬賞、ポプラ賞とも3着。近走で崩れたのは、雪馬場だった前々走ウインターカップ(A1級-1組混合)くらいのもの。あとひと押しで勝利も見えてきそうです。
 △アアモンドロシアは、前走の花月特別(B1級-1・2組決勝)で圧勝。スピードタイプのこの馬にとって5キロでも軽くなるのは歓迎だけに、引き続き警戒が必要。
 牝馬△レジーナは、近走では、先頭で障害を越えられた時は連対し、そうでないときは着外という成績。アスリートと20キロ差つく今回、マイペースが叶えば一発の魅力を秘めています。
 △イノリノチカラは、前走弥生特別では1番人気・8着でしたが、これだけでは見限れません。

【第26回開催3日目】
 3月20日(祝・月)のメイン第9レースは、重賞・第49回ばんえい記念(17:15発走予定)。定量1トンで古馬チャンピオンを争います。
 2年連続ばんえい記念2着◎ニュータカラコマが今年こそ王者戴冠なるでしょうか。2012年11月以降、一度も乗替わっていなかった藤野俊一騎手が休養(怪我)のため、今季前半は西将太騎手とコンビを結成。10月からは、復帰した藤野騎手に手綱が戻り、正月の帯広記念3着後に尾ケ瀬富雄厩舎へ転厩と、環境に変化があったシーズンでした。それでも、西騎手が初騎乗だった今季初戦の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯4着以降は、14戦連続3着以内と、1年を通じて、これだけ安定して力を発揮できたのは見事というしかありません。昨年のこのレースではフジダイビクトリーに差されたとはいえ、危なげのない2着。今年は一歩前進を狙います。
 ○フジダイビクトリーは、昨年のこのレースの覇者。現役屈指の障害巧者で、今年は重賞・チャンピオンカップ1着と、前回以上の好気配で挑みます。07~09年のトモエパワー以来の連覇達成なるでしょうか。
 ▲キタノタイショウは、帯広記念2着後に3勝をマークと大一番へ向けて調子を上げてきました。障害で大きく崩れなければ、ばんえい記念初制覇となった15年のように決め手発揮の場面がありそう。ちなみにラストランでこのレースを勝つと、13年カネサブラック以来の快挙となります。
 最強明け7歳世代からは3頭が出走。△サクラリュウは、890キロの帯広記念では障害をふた腰先頭でクリアし4着と高重量への適性をうかがわせます。トップハンデで帯広記念を圧勝した△オレノココロも力をつけています。なお両馬は今回がばんえい記念初参戦です。初挑戦だった昨年、3着と善戦した△コウシュハウンカイは、二度目の1トンで上積みがあるかもしれません。

ポプラ賞 予想結果

2017年3月13日(月)

須田、斎藤、3連単的中!
須田、年間収支黒字確定!
白組上位独占

須田:3連単400円的中! 収支+36,840円
斎藤:3連単300円的中! 収支+26,130円

【集計】投資額 6,000円×24R=144,000円
須田  +31,660円
矢野  -15,610円
斎藤  -23,110円
目黒  -40,780円
山崎  -66,900円
荘司 -112,000円
---------------------------------------
白組  -7,060円
紅組 -219,680円

3/12ポプラ賞回顧

センゴクエース史上初の連覇達成!

 12日(日)は重賞・ポプラ賞(4、5歳オープン)が行われ、単勝1番人気の5歳馬センゴクエースが優勝。重賞10勝目を挙げるとともに、史上初となるポプラ賞連覇を果たしました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.センゴクエース 1.9
  2.マルミゴウカイ 37.3
  3.フウジンライデン 197.2
  4.キンメダル 3.6
  5.アスリート 35.2
  6.ツルイテンリュウ 45.2
  7.シリウス 113.2
  8.タカラシップ 16.3
  9.バウンティハンター 13.7
 10.ホクショウディープ 4.3

 世代限定戦なら、やはりセンゴクエース。まだ5歳ながら一線級と互角のレースを演じている近況からも、ここでは一枚上の存在といえます。それに続くのはA1戦で好勝負しているキンメダルとホクショウディープ。センゴクエースとの40キロのハンデ差で逆転なるか、注目を集めました。

 馬場水分は1.3%。砂煙を上げながら、各馬いっせいにスタートを切り、第1障害を突破します。馬群をリードするのはセンゴクエースやタカラシップあたり。バウンティハンターとホクショウディープの外枠2頭も、先頭をうかがいながら歩を進めます。ゆったり進めながらも、若干タカラシップが抜け出すかたちで第2障害を迎えました。
 じっくりためたタカラシップが最初に仕掛け、やや遅れてホクショウディープ、バウンティハンターも登坂を開始します。なかでもバウンティハンターが力強く障害を登り切り、先頭でクリア。遅れて仕掛けたアスリートも抜群の登坂を見せ、差のない2番手で突破します。3番手で越えたのは、障害下でためていたセンゴクエース。以下キンメダル、タカラシップと続き、ホクショウディープは6番手で最後の平坦路に入りました。
 残り20メートルを切ったあたりで、先行した3頭が横並びとなり、キンメダルがこれを懸命に追いかける展開。ここからセンゴクエースがグイグイと脚を伸ばし、残り10メートルで敢然と先頭へ。アスリートは食い下がるものの置かれ気味となり、バウンティハンターはこらえきれず後退。これで決着がつき、センゴクエースが先頭で荷物を運び切りました。2秒9差でアスリート、さらに7秒5差の3着にはキンメダルが押し上げました。

 センゴクエースはこれで重賞10勝目。5歳春にして、早くもタイトル数を大台に乗せました。今後の重賞は、いよいよ歴戦の年長馬が相手。あっさり頂点を極めるのか、それとも苦戦を強いられるのか―。そのレースぶりに注目です。

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鈴木恵介騎手「ハンデを聞いた際は少し厳しいと感じましたが、オープン馬とのレースでもまれているのでうまく対応できました。馬も落ち着いていたので道中もうまく息を入れながら騎乗できましたし、第2障害を降りてからも手ごたえがあって、20メートル付近で並びかけたのでなんとかなりました。来年度も春から一級線で走ると思います。応援よろしくお願いします」

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