センゴクエース史上初の連覇達成!
12日(日)は重賞・ポプラ賞(4、5歳オープン)が行われ、単勝1番人気の5歳馬センゴクエースが優勝。重賞10勝目を挙げるとともに、史上初となるポプラ賞連覇を果たしました。
【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
1.センゴクエース 1.9
2.マルミゴウカイ 37.3
3.フウジンライデン 197.2
4.キンメダル 3.6
5.アスリート 35.2
6.ツルイテンリュウ 45.2
7.シリウス 113.2
8.タカラシップ 16.3
9.バウンティハンター 13.7
10.ホクショウディープ 4.3
世代限定戦なら、やはりセンゴクエース。まだ5歳ながら一線級と互角のレースを演じている近況からも、ここでは一枚上の存在といえます。それに続くのはA1戦で好勝負しているキンメダルとホクショウディープ。センゴクエースとの40キロのハンデ差で逆転なるか、注目を集めました。
馬場水分は1.3%。砂煙を上げながら、各馬いっせいにスタートを切り、第1障害を突破します。馬群をリードするのはセンゴクエースやタカラシップあたり。バウンティハンターとホクショウディープの外枠2頭も、先頭をうかがいながら歩を進めます。ゆったり進めながらも、若干タカラシップが抜け出すかたちで第2障害を迎えました。
じっくりためたタカラシップが最初に仕掛け、やや遅れてホクショウディープ、バウンティハンターも登坂を開始します。なかでもバウンティハンターが力強く障害を登り切り、先頭でクリア。遅れて仕掛けたアスリートも抜群の登坂を見せ、差のない2番手で突破します。3番手で越えたのは、障害下でためていたセンゴクエース。以下キンメダル、タカラシップと続き、ホクショウディープは6番手で最後の平坦路に入りました。
残り20メートルを切ったあたりで、先行した3頭が横並びとなり、キンメダルがこれを懸命に追いかける展開。ここからセンゴクエースがグイグイと脚を伸ばし、残り10メートルで敢然と先頭へ。アスリートは食い下がるものの置かれ気味となり、バウンティハンターはこらえきれず後退。これで決着がつき、センゴクエースが先頭で荷物を運び切りました。2秒9差でアスリート、さらに7秒5差の3着にはキンメダルが押し上げました。
センゴクエースはこれで重賞10勝目。5歳春にして、早くもタイトル数を大台に乗せました。今後の重賞は、いよいよ歴戦の年長馬が相手。あっさり頂点を極めるのか、それとも苦戦を強いられるのか―。そのレースぶりに注目です。
鈴木恵介騎手「ハンデを聞いた際は少し厳しいと感じましたが、オープン馬とのレースでもまれているのでうまく対応できました。馬も落ち着いていたので道中もうまく息を入れながら騎乗できましたし、第2障害を降りてからも手ごたえがあって、20メートル付近で並びかけたのでなんとかなりました。来年度も春から一級線で走ると思います。応援よろしくお願いします」