ばんえい競馬情報局とは?

ばんえい競馬の最新情報を提供します。重賞を中心に予想や回顧のほか、ばんえい競馬に関するコラムなどもご覧いただけます。
カレンダー
リンク
おすすめコンテンツ

« 2016年 | メイン | 2018年 »

2017年 アーカイブ

<<前へ 3839404142434445464748

今週の見どころ(2/18~2/20)

2017年2月17日(金)

 2月19日(日)のメインには、ウィナーズカップが組まれています。今季の特別戦勝ち馬による準重賞。今季の重賞勝ち馬選抜による重賞・チャンピオンカップが行われる前の週に実施されることが恒例となっています。昨季のこのレースの勝ち馬ニュータカラコマは、今季は7月に北斗賞を制し、チャンピオンカップへ出走予定。今年のメンバーからも来季は重賞を勝つ馬が出てほしいところです。

帯広競馬場でのイベントはこちら
☆たびりずむ「ばんえい記念観戦ツアー」(東京発着)のお知らせはこちら

【第24回開催1日目】
 2月18日(土)のメイン第10レースは、雪月花特別(A1級-2組混合・18:05発走予定)。好調馬揃いのA2級勢が、格上A1級勢を圧倒しそうです。
 ◎イノリノチカラは、A2昇級初戦だった前開催の十勝川温泉彩凛華杯(2月4日・A2級)が2着。第2障害ひと腰クリアから自慢の末脚を繰り出し、勝ち馬ワールドピサから0秒5の僅差にまとめています。続く2走使いのA1・A2級決勝混合戦(2月12日)は6着でしたが、敗因は障害ではありません。明け5歳馬は特別戦では10キロ減の恩恵があるのが有利。ペースが落ち着きそうなここなら、流れに乗って巻き返しが期待できそうです。
 ○サカノテツワンは、十勝川温泉彩凛華杯が3番人気で8着。端枠の10コースが影響したのか、後方をついて歩いただけで、この馬らしさが見られませんでした。それでも勝ち馬から7秒7差と大きく崩れなかったのは力の証明。12月10日の冬月特別(A2級-1組)で、アサヒリュウセイ(現A1級)の2着に食い下がっている実力は侮れません。
 ▲ファイトガールは、1月22日に行われた重賞・ヒロインズカップ(4歳以上牝馬)では7番人気で3着と好走。降雪による軽馬場で、詰めの甘さが緩和された結果とはいえ、自分のペースで運べた時は強さを発揮します。前走スピードスター賞を叩かれたことで、行きっぷりがさらに良くなるかもしれません。
 △ワールドピサは、十勝川温泉彩凛華杯の勝ち馬。隣枠のタキニシサンデーと併せ馬のようなかたちとなり、気を抜かずに走れたことがプラスに作用したのかもしれませんが、ゴールまでよく踏ん張りました。ファイトガールと同様、こちらもペースがカギを握りそうです。
 △ホンベツイチバンは障害巧者。A2昇級後は3戦して勝ち星がありませんが、前走のA1級-2組混合戦(2月5日)で、今回出走のA1級勢5頭すべてに先着して3着。前述のA2級4頭にどこまで迫れるでしょうか。

【第24回開催2日目】
 2月19日(日)のメイン第10レースは、準重賞・ウィナーズカップ(18:05発走予定)。今季、特別戦での勝利がある通算収得賞金順で上位の4歳以上による選抜戦で、ハンデ差は最大20キロしかつきません。
 注目は◎ホクショウユウキ。勝ち味に遅いタイプですが、近4走で2勝、2着1回と好調です。唯一馬券圏外の4着だった2走前の柏林馬事公苑特別(オープン)も、第2障害を先頭で越え、キタノタイショウに差し切られたとはいえ、2秒6差と見せ場十分の走り。前走の東京スポーツ賞(A1級-1組混合)では、唯一のオープン馬として貫録を示しており、勢いをつけて準重賞のタイトルを狙います。
 ○トレジャーハンターは、今季、オープン特別戦(混合戦は除く)で2勝、2着2回。準重賞・ばんえい十勝金杯2着という実績馬。近2走のオープン特別戦、柏林馬事公苑特別(6着)と然別賞(7着)では苦戦しているものの、相手が楽になるここなら、逃げ切りも視野に入りそうです。
 ▲セイコークインは、ホワイトクリスマス賞、睦月特別とも3着など、オープン特別戦で善戦続きです。2走前の重賞・ヒロインズカップ(4歳以上牝馬)では軽馬場だったとはいえ、780キロをひと腰で切ると、最後までしっかり伸びて2着。課題の障害が安定している今なら、牡馬相手に一矢を報いるシーンも。
 △キタノタイショウは、前走然別賞で5着に敗れ3連勝はならず。障害で崩れたわけではないので、心配はいらないでしょう。ただ、3走前の睦月特別、2走前の柏林馬事公苑特別との連勝はハンデに恵まれてのもので、今回は一転、トップハンデというのはやや心配。
 △ニシキエーカンは、3走前のプロキオン特別(A1級-1・2組決勝混合)では、ホクショウユウキ(2着)を競り落とし、5秒1差もつける快勝を飾っています。障害次第では、長く使えるいい脚の出番があるかもしれません。

【第24回開催3日目】
 2月20日(月)のメイン第10レースは、ウインターカップ(A1級-1組混合・18:05発走予定)。オープン2頭、A1級8頭による争いです。
 この相手ならオープン馬◎オイドンが負けられません。重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯3着をはじめ、今季オープン特別戦で何度も馬券に絡んでいる実力は上位。障害にムラがあるのは否めませんが、相手が有利なA1級との混合戦なら、まず勝ち負けでしょう。
 明け4歳の○ホクショウディープは、A1昇級後初の自己条件戦ですが、今回のA1級勢8頭中6頭が出走していた2走前のA1・A2級決勝混合戦(1月28日)を快勝。このメンバーでも十分に戦える能力をうかがわせます。今回は、初対決となるオイドンとの差し脚比べが見ものです。
 ▲キンメダルは、前走のA1級-2組混合戦(2月5日)で今季初勝利。第2障害を2番手で越え、ホクショウメジャーを交わしてからは、後続を寄せつけませんでした。A2級時代は未勝利で、相手が上がるA1昇級後に勝ち星をマークというのは、異例。底知れない力を秘めていそうです。
 △ホクショウメジャーは、A1昇級初戦のデイリースポーツ杯(A1級)でいきなり2着と好走。その後2走も、ホクショウディープの3着(1月28日)、キンメダルの2着(2月5日)と崩れがありません。ここも前残りに警戒が必要でしょう。
 特別戦のほうが走りが安定する感もある△アオノレクサスも押さえておきたいところです。

黒ユリ賞 予想結果

2017年2月13日(月)

9番人気キタノミサキ、4番人気キタノサカエヒメ、5番人気メヂカラという波乱の決着で、さすがに皆さんハズレ。

惜しかったのは荘司さん。
勝ったキタノミサキに印をつけていたのは荘司さんだけでした。
しかも、揃って馬券圏内を外した人気2頭は▲以下。◎シンエイボブは障害を上がれず競走中止でしたが、○キタノサカエヒメが2着でした。

【集計】投資額 6,000円×21R=126,000円
須田  +6,820円
矢野  +1,210円
目黒  -29,580円
斎藤  -38,420円
山崎  -48,900円
荘司  -94,000円
---------------------------------------
白組  -30,390円
紅組 -172,480円

2/12黒ユリ賞回顧

キタノミサキが波乱を演出!

 12日(日)は重賞・黒ユリ賞(3歳牝馬オープン)が行われ、単勝9番人気のキタノミサキが優勝。3連単は213万6910円となり、ばんえい歴代2位の高配当となりました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.ヤマトダイジン 39.7
  2.メヂカラ 14.0
  3.プレシャスリン 20.0
  4.シンエイボブ 4.8
  5.ウィナーブラック 19.3
  6.コウシュハサマー 2.7
  7.キタノサカエヒメ 6.6
  8.コウシュハノユメ 66.6
  9.ナカゼンガキタ 3.3
 10.キタノミサキ 61.1

 3歳A-2戦を連勝中のコウシュハサマーが1番人気に推されましたが、A-1でも好勝負を演じているナカゼンガキタ、シンエイボブらも地力を買われ、それぞれ2、3番人気。ただ、3歳牝馬戦らしく、どの馬もこれといった決め手に欠ける印象で、混戦ムードのなか、スタートが切られました。

 馬場水分は1.6%と若干重めの状態。砂煙を巻き上げながら、各馬いっせいに第1障害に向かいます。道中は他馬の出方をうかがうように刻む展開。極端に遅れる馬もおらず、まとまったまま第2障害を迎えました。
 最初に仕掛けたのはナカゼンガキタ。続けてコウシュハサマー、シンエイボブも登坂を開始します。しかし、3頭とも天板付近でヒザを折ってしまい、苦しい展開に。それでも立て直したナカゼンガキタが先頭で突破し、遅れて仕掛けたキタノサカエヒメが差なく2番手。メヂカラもこの圏内でクリアし、以下コウシュハサマー、キタノミサキと続きました。
 ここから次元の違う脚を見せたのはキタノミサキ。一気に差を詰めて先団に取りつくと、残り30メートル付近で3番手に浮上。さらに加速し、先頭を捕らえる勢いで残り20メートル標識を通過します。そして、先に抜け出していたキタノサカエヒメを残り10メートルでかわすと、その後もしっかりした脚取りを見せ、先頭で荷物を運び切りました。8秒2差の2着にキタノサカエヒメが入線し、さらに5秒1差でメヂカラ。ナカゼンガキタはしまいに伸びきれず4着、コウシュハサマーは残り30メートルで脚を止め6着に敗れました。

 特別戦の釧路産駒特別で2着に入るなど、随所で力を見せていたキタノミサキでしたが、近況は大敗が続いていたため9番人気。しかし、この大一番で爆発的な末脚を繰り出し、見事にタイトルを手にしました。結果的に28キロの馬体増もパワーアップにつながった印象で、さらなる成長があれば3歳戦線をにぎわす存在となるでしょう。
 キタノサカエヒメは最もスムーズに運びましたが、キタノミサキの決め手に屈しました。ただ、こうしたレースができればチャンスは巡ってくるはず。今後も要注目の1頭です。

成績はこちら
映像はこちら

大河原和雄騎手「道中は後ろの方で構えていました。レースで600キロ台のソリを曳くのは初めてでしたが、障害ではよく頑張ってくれたと思います。障害を越えた後も前に3頭いたので、最後の最後まで勝てるかどうかわかりませんでしたが、なんとかゴールしてほしいと思って追いました」

2/12黒ユリ賞予想 山崎エリカ

2017年2月12日(日)

A-1戦好走のナカゼンガキタ

 定量戦で行われる黒ユリ賞は、過去の勝ち馬にサダエリコやフクイズミ、最近ではナナノチカラやキサラキクなど、後に名牝と語り継がれる馬たちが名を連ねるレースです。ナナノチカラやキサラキク、そして一昨年の3着馬タキニシサンデーのように、3歳A-1クラスで連対実績があれば、ここも上位争いが期待できますが、今年は昨年同様にそのタイプは不在。しかし、3歳A-1クラスであわよくば連対できていたんじゃないかという馬は出走しているので、今回はその馬を本命視します。

 ◎は、前走3歳A-1クラスで3着のナカゼンガキタ。前走は勝ち馬ゴールドインパクトと1.6秒差でしたが、2着ミノルシャープとは0.1秒差。横一線に並んでのゴールインでした。この馬は前々走で一応、格下のコウシュウハサマーに先着を許しているように、決め手に欠ける面がありますが、障害は上手。高重量戦がプラスに転じるタイプでしょう。

 ○は、4走前の2歳A-1クラスで連対のシンエイボブ。4走前に降した相手が◎ナカゼンガキタであり、前走でもナカゼンガキタと1.2秒差と2着争いに加わっていることを考えると侮れません。ナカゼンガキタとはほぼ同等の力関係でしょう。しかし、この馬は一旦障害が上がらない場合のふた腰目がなかなか入らないところがあり、高重量戦はプラスではないと見て、対抗評価としました。

 ▲は、3歳A-2クラスを2連勝中のコウシュハサマー。前々走で2着に降した相手がナカゼンガキタですから、ここも当然、有力でしょう。障害もなかなか上手な馬でマイナス要素もないのですが、勢い以外に買いたい材料がなく、3番手評価としました。強い相手と戦って強いレースをしていないというのが、この馬の評価を下げた理由です。

 △に昨年の白菊賞で接戦を制して、将来が期待されたプレシャスリン。その後は怪我で3ヵ月ほど休んで立て直しに苦労したものの、前々走の3歳A-2クラスではコウシュハサマー、ナカゼンガキタに次ぐ3着。前走では全く流れに乗れずに10着に大敗しましたが、あれがこの馬の実力ではないので巻き返しに期待してみました。

 あとは昨年7月デビューでメンバー中もっともキャリアが浅いウィナーブラック。キャリアが浅いために特別戦や重賞は未経験ですが、逆に言えば、それだけ未知の魅力があるということ。一時期は障害で転倒することもありましたが、近2走は障害スムーズで1着、3着。障害さえ上がれば、怖い馬です。

 他ではデビュー当初は障害が苦手で失格や大敗がしばしばありましたが、最近はかなりマシになったキタノサカエヒメ。障害さえ上がってしまえば、しっかりと伸びてくるタイプで前走も3着と上々。高重量戦が向くようには思えませんが、この馬を釧路産駒特別の優勝馬へと導いた鈴木恵騎手への手替わりにより、まともに障害をクリアした場合を想定して一応、押さえることにしました。

 ◎ (9)ナカゼンガキタ
 ○ (4)シンエイボブ
 ▲ (6)コウシュハサマー
 △ (3)プレシャスリン
 △ (5)ウィナーブラック
 △ (7)キタノサカエヒメ

 馬複
 4-9 3000円
 6-9 1300円
 3-9 700円
 9-5,7 500円 計1000円

2/12黒ユリ賞予想 荘司典子

シンエイボブの経験値に期待

 そういえば私、ちょうど1年前の黒ユリ賞からこの「ばんえい競馬情報局」の重賞予想メンバーに加えていただいたんですよね。去年の予想を見返してみたら1着ブルーオーシャンが本命◎、2着△タナボタチャン、3着○イルマレビリーヴで3連複的中。あらあら素直に予想してるから当たってるじゃないですか! 1年後にこんなに負け込んでいるとは(涙)。そろそろバッチリ当てて浮上したいです。

 3歳牝馬限定重賞。近走の成績を見るのはもちろんですが、伏兵の台頭にも注意しないといけない一戦。毎年一筋縄ではいかない決着になっています。そこで注目したのが◎シンエイボブ。ナナカマド賞4着は牝馬最先着。そして2歳産地限定特別の中でもレベルが高いと言われている十勝産駒特別でも牝馬最先着の5着。さらに近5走すべてA1のレースを使ってきた経験値から、このメンバーなら充分上位を狙えるはず。
 ○キタノサカエヒメは釧路産駒特別の勝ち馬。去年のブルーオーシャンは同レース4着。2014年のキサラキクは同レース3着と黒ユリ賞と意外と相性のいいレースを勝っているのは心強い。鈴木恵介騎手と再びのコンビにも注目。
 近走の成績から▲コウシュハサマーと△ナカゼンガキタはおさえておかないといけません。釧路産駒特別でキタノサカエヒメの2着だった△キタノミサキ。前走を度外視して△プレシャスリン。△メヂカラまでおさえて。馬券はシンエイボブから馬連流しにします。

 ◎4シンエイボブ
 ○7キタノサカエヒメ
 ▲6コウシュハサマー
 △9ナカザゼンガキタ
 △10キタノミサキ
 △3プレシャスリン
 △2メヂカラ

 馬連複
 4-2,3,6,7,9,10 1000円 計6000円

 そうそう、もうすぐバレンタインデー。12日(日)の黒ユリ賞当日12時から帯広競馬場入場門で先着250名にバレンタインチョコをプレゼントしてくれるそうです。男性はもちろん女性でもOK.。現地に行ける方はぜひお早めに!

<<前へ 3839404142434445464748
Copyright (C) OddsPark Banei Management Corp. All Rights Reserved.