前哨戦勝ちのコウシュハサマーに期待
さて、今回はクラシック第1弾のばんえい大賞典。このレースは大きな賞金ハンデを嫌って、イレネー記念の勝ち馬が出走してこないことも多いのですが、今年はホクショウムゲンが果敢に挑戦してきました。しかし、過去10年でイレネー記念の勝ち馬の連対はゼロ。2011年のニュータカラコマの3着が最高着順となると、近走で障害のミスが目立つホクショウムゲンは積極的に狙えません。
逆に、一昨年よりばんえい大賞典の施行時期が約1ヵ月繰り上げになってからは、とかちダービーが前哨戦の役割を持つようになり、2015年の勝ち馬シリウス、昨年の勝ち馬キタノユウキなど、同レース連対馬の活躍が目立ちます。昨年のマルミゴウカイのようにニュースターが誕生することも度々あるレースですが、基本的にとかちダービーの連対馬を信頼してもOKのレースです。
よって、◎には、とかちダービーを含めて目下5連勝のコウシュハサマーを推します。この馬は牝馬で一昨年の勝ち馬シリウスのように、660㎏の重賞で出走できる点が魅力。スピードタイプなので、理想は軽馬場ですが、重馬場の前走で完勝だったことを考えると有力でしょう。
○は、とかちダービーの2着馬メジロゴーリキ。この馬は若草特別で2着ウンカイタイショウ、3着センショウニシキとともにまさかの3連単特払いを出した馬。そのレースの4着馬が今回人気のミノルシャープ。その勢いを考慮してもここで通用する能力の持ち主と言えます。
とかちダービーでコウシュハサマーと20㎏差、対して今回は10㎏差ということを考えると、コウシュハサマーとの逆転の可能性もあります。しかし、決め手がない馬なので、ナナカマド賞以来の重賞で障害を早めに越えられなかった場合の怖さがあるので、対抗評価までとしました。
▲は、今シーズンに入ってからの馬体重増が顕著で、地力強化も見せているウンカイタイショウ。若草特別で特払いの片棒を担いで以来、複勝率100%。立ち回りがスムーズで崩れていない成績が魅力です。
あとは△に今シーズンは1着7回2着1回のミノルシャープ。近走は古馬の実績馬を相手に勝利していることから1番人気になりそうな感がありますが、ここではそこまで抜けた存在ではないことは確か。また、外詰の端コースに入った点もプラスではないので、狙い下げました。
◎ (6)コウシュハサマー
○ (4)メジロゴーリキ
▲ (3)ウンカイタイショウ
△ (8)ミノルシャープ
馬複
4-6 3000円
6-3,8 各1500円 計3000円