ここはチャンンスのコウシュハウンカイ
旭川記念の約1か月後に行われる北斗賞。旭川記念から重量が20㎏増量されるだけで、出走メンバーはほぼ同じにもかかわらず、旭川記念とこのレースを連覇した馬は、2008年のナリタボブサップまで遡らなければ存在しません。
この傾向は、ばんえいグランプリがBG1に格上げされてからより顕著。2012年のキタノタイショウ、2014年、2016年のニュータカラコマなど、そのシーズンにおいてここだけ重賞を勝つ馬も出現しています。これはなぜかと言うと、ばんえいグランプリの前哨戦の意味合いが強いからでしょう。
しかし、旭川記念から大きく着順が入れ替わるかというと、けっしてそんなこともありません。2015年の勝ち馬フジダイビクトリー、2016年の勝ち馬ニュータカラコマなどの旭川記念2着馬を始め、上位馬がここでも好走しています。
このような観点から見ていくと、旭川記念の勝ち馬オレノココロは割引が必要。しかし、旭川記念で下位着順だった馬も狙えないでしょう。
よって、◎には、旭川記念の2着馬コウシュハウンカイを推すことにしました。旭川記念ではまたオレノココロに競り負けたわけですが、ライバルがばんえいグランプリが目標ならば、ここはチャンスのはず。最後に切れ負けすることはあっても、この馬の力は出し切ってくるはずなので、大崩れする心配もないでしょう。
○は、世代重賞では全勝のセンゴクエース。ばんえい十勝オッズパーク杯、旭川記念では障害で膝を折って6着、8着。字面の成績だけを見ると、古馬の壁にぶつかっている形ですが、障害が苦しく崩れたというよりは、仕掛けのタイミングの問題によるものが大きく、今回で巻き返しがあっても不思議ないはず。人気薄の立場で参戦できる今回は、一度は本命候補にも考えたものの、何度もミスを重ねることで、それが癖になることもあるので対抗評価としました。
▲は、一昨年このレース勝ち馬で、一昨年のばんえいグランプリ、そして昨年のばんえい記念を勝利した実績もあるフジダイビクトリー。今シーズンは、ばんえい十勝オッズパーク杯をスキップしてこれまで3戦を消化。休養明け2戦目の旭川記念では5着とひと息の結果でしたが、ソロソロ変われてもいいでしょう。
あとは2014年、2016年のこのレースの覇者ニュータカラコマ。先行力があり、障害も確実に越えてくるのでどのような条件でも崩れることが少ない馬。しかし、高重量戦になると最後にどうしても止まってしまうところがあり、見ていてヒヤヒヤするので重い印が打てません。相手次第でしょう。
最後に昨年のばんえいグランプリの勝ち馬であり、今年のばんえい記念も制したオレノココロ。ただし、過去の北斗賞では一昨年が2着、昨年が3着と毎度取りこぼしているので狙い下げました。
◎7 コウシュハウンカイ
○3 センゴクエース
▲4 フジダイビクトリー
△5 ニュータカラコマ
△8 オレノココロ
馬複
3-7 2000円
7-4,8 各1500円 計3000円
5-7 1000円