オレノココロの初制覇に期待
シーズン序盤の重賞はハンデ差が少なく、実績馬が上位争いすることが多いもの。実際に旭川記念の勝ち馬を見ても、ばんえいファンなら誰もが知る名馬が名を連ねます。思い返せば昨年も1~3番人気のコウシュハウンカイ、ニュータカラコマ、オレノココロで決着し、コウシュハウンカイが2連覇目を達成したレース。
こうなると「今年もコウシュハウンカイで!」となるのですが、今年はあえて切ってみようと考えました。その理由は、(1)過去2年よりもハンデが10㎏増量されること、(2)これまでよりもテンに置かれることが多くなっていると。最近、やたらと端枠に入ることが多いのが、この馬がテンに置かれる理由でもありますが、もともと切れ味不足の馬。障害を早めに超えられなかった場合には、昨年のチャンピオンCのようにちょっぴりと崩れることも考えられます。
よって、◎には、今年のばんえい記念の勝ち馬で現役最強馬のオレノココロを推します。この馬は今シーズンの十勝オッズパーク杯では3連覇ならずの2着でしたが、障害はスムーズにまとめられていました。重量770㎏なら障害で膝を着く場面を見せませんから、信頼していいでしょう。
○は、崩れ知らずで一昨年から26戦連続で掲示板入りを果たしているニュータカラコマ。前走のスタリオンCのような極端な軽馬場から、ばんえい記念までこなせるのがこの馬の魅力です。ここも崩れずに走ってくるでしょう。
▲は、古馬重賞に本格参戦してきたセンゴクエース。十勝オッズパーク杯では膝を折る場面があり6着も、その後のレースでは障害をひと腰でまとめて修正できています。大外枠のマイナスはありますが、古馬相手でもそろそろ通用してもいい頃でしょう。
あとは△に3年前のこのレースの勝ち馬フジダイビクトリー。ばんえい記念4着以来のレースとなった前走スタリオンCで3着。この馬も最近はテンに置かれる場面を見せていますが、道中でリカバーして最後までしぶといのがこの馬の良さ。ひと叩きされて得意の高重量戦ならば、前走以上のレースは見せられるはずで、ここは警戒しました。
◎ (4)オレノココロ
○ (5)ニュータカラコマ
▲ (9)センゴクエース
△ (1)フジダイビクトリー
馬複
4-5,9,1 各2000円 計6000円