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8/27はまなす賞予想 斎藤修

2017年8月25日(金)

重量差を味方にフウジンライデン

 詳しくはオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎5フウジンライデン
 ◯6マルミゴウカイ
 ▲3ホクショウディープ
 △1ミノルシャープ
 △7コウシュハサマー
 △8カネサスペシャル

 3連単ボックス
 3,5,6 400円 計2400円
 3連単
 3,5,6→3,5,6→1,7,8 200円 計3600円

今週の見どころ(8/26~8/28)

 8月27日(日)のメインには、3歳と4歳の混合重賞・はまなす賞が組まれています。重賞に再格付けされた2010年以降の過去7回では、3着以内馬は、4歳が14頭、3歳が7頭で4歳が優勢。とはいえ、単勝3番人気以内に支持された3歳はすべて馬券に絡んでおり、基本的には堅く収まるレースといえます。

【第10回開催4日目】
 8月26日(土)のメイン第10レースは、アルタイル特別(B1級-2・3組決勝・20:10発走予定)
 B1級-2組予選の2着馬◎ニシノキングに注目。開幕当初は苦戦続きでしたが、徐々に障害が立て直されると、前走の予選では先行策からひと腰でクリア。もはや完調と思わせます。現状であれば、昨季後半、B1級の特別戦で勝ち負けしていた実績どおりの走りが期待できます。
 4歳馬○タカラシップは、B1級-3組予選をあっさり逃げ切ってようやく今季初勝利をマーク。今年3月、古馬の特別戦へ初挑戦だった陽炎特別(B2級-1組)では730キロながらひと腰クリアから逃げ切り勝ちを収めているように、障害には絶対的な自信を持っています。特別戦へ替わるのは間違いなくプラスで、ここも勝ち負けが予想されます。
 もう1頭の4歳馬▲ムサシブラザーは、3組予選の3着馬。障害で体勢を崩しかけましたが、すぐに立て直しており、腰の強さがあります。このロスが最後まで響いての敗戦でしたが、本来は障害巧者なので特別戦でも不安はありません。
 2組予選の3着馬△チヨノタカラも障害巧者だけに侮れず、同5着馬△カクセンキングも近走気配は悪くありません。

【第10回開催5日目】
 8月27日(日)のメイン第10レースは、第29回はまなす賞(3歳・4歳混合・20:10発走予定)。オープンの4歳牡馬マルミゴウカイ・710キロからB1級の3歳牝馬コウシュハサマー・650キロまで最大60キロのハンデ差がつきます。
 注目は、4歳馬◎フウジンライデン(690キロ)。前走の山鳩賞(4歳オープン)は障害で置かれたため5着とはいえ、今回も出走している4歳馬のなかでは、勝ったマルミゴウカイに次ぐ着順。柏林賞は競走除外でしたが、続く自己条件の特別戦2走とも障害ひと腰から2着にまとめていたことを考えれば状態は悪くなく、2歳チャンピオンの意地を示す場面もありそうです。
 ○マルミゴウカイ(710キロ)は、3歳だった昨年のこのレースで2着。先月の4歳重賞・柏林賞、山鳩賞とも楽勝で目下4連勝と好調です。今季は世代限定の、勝てそうなレースを選んで使われている印象だけに、ここも当然勝利を意識しているはずです。
 3歳勢では▲カネサスペシャル(670キロ)に注目。ばんえい大賞典では今回と同じ670キロで、障害ひと腰クリアから差し切っているのは強み。8番人気での勝利でしたが、半兄カネサブラック(重賞21勝・2013年引退)もばんえい大賞典が重賞初制覇だったというのはなにかの縁かもしれません。
 柏林賞2着馬△ホクショウディープ(700キロ)、ばんえい大賞典では見せ場十分の3着だった牝馬△コウシュハサマー(650キロ)も争覇圏でしょう。

【第10回開催6日目】
 8月28日(月)のメイン第10レースは、中日スポーツ賞(A2級・20:10発走予定)
 前開催のデネブ特別(A2級)で2着だった◎ホクショウメジャーに注目。スローペースでうまく運べたスーパータイトル(今回は不在)に差されたとはいえ、障害ひと腰から残り20メートルまでは先頭をキープとこの馬のレースはできていました。今回は同条件でも相手が楽になっており、今度こそ逃げ切れるでしょう。
 ○ホンベツイチバンは、デネブ特別で4着に好走。スーパータイトル、カネゾウらが不在の今回のメンバーなら、さらにスムーズに先行できるはず。前進がありそうです。
 ▲カツオーカンは、今回がA2昇級初戦とはいえ、昨年10月にはA2級-1組の特別戦を制しており、むしろ実績上位。変わらず障害のキレはよく、いきなり勝ち負けが予想されます。
 △メムロコマチは成績にムラがありますが、能力的にはヒケを取らないはず。A1級との混合だった前走で激走した△ダイコクパワーも押さえておきたいところです。


今週の見どころ(8/19~8/21)

2017年8月18日(金)

 8月21日(月)には帯広競馬場で、毎年恒例の「JRAジョッキーDAY」が開催されます。JRA所属のトップジョッキー10名が来場し、各種イベントへの参加や、レース協賛、エキシビションレースへの騎乗などで盛り上げます。

【第10回開催1日目】
 8月19日(土)のメイン第10レースは、ベガ特別(B1級-1組・20:10発走予定)
 先行して好走続きの4歳馬◎サクラダイチに期待します。前走の山鳩賞(4歳オープン)では障害先頭クリアから2着。オープン馬マルミゴウカイにこそ並ぶ間もなく交わされたものの、ここでも有力馬になりそうなコウシュハローヤルを差し返し3着にしりぞけています。古馬同士の特別戦には初挑戦となりますが、目下充実しているだけにクリアしてくれるでしょう。
 その○コウシュハローヤルもテンに速く、障害巧者で同タイプ。今回は自己条件に戻りますが、昇級初戦馬が3頭もいるなど相手はむしろ楽な印象。サクラダイチより先に障害を越えられれば逆転も十分でしょう。
 ▲フクトクは、7月にはB1級の特別戦で2着があるように、ここでは力上位の存在。前走B1級-1・2組決勝戦の負けっぷりは気になりますが、もともと障害次第の面はある馬。決め手炸裂の場面は警戒しておきたいところ。
 2連勝と勢いに乗っての昇級初戦△オホーツクノタカラも有力。フクトクと同じ前走の勝ち馬△コウシュハシンザンは障害のキレが良好ですが、特別戦でどうかという懸念はあります。

【第10回開催2日目】
 8月20日(日)のメイン第10レースは、不知火特別(B2級-1組・20:10発走予定)
 ◎メジロゴーリキは、3歳三冠の初戦・ばんえい大賞典で2着に好走すると、続くB2級初戦の1組(8月7日)を勝っている実力馬。2走使いの前走B2級-1・2組決勝戦は5着とはいえ勝ち馬とわずか3秒9差で、展開次第では勝っていても不思議ありませんでした。今回が古馬相手では初の特別戦となりますが、ひと腰で切っていたばんえい大賞典より15キロ軽い655キロだけに、好勝負が可能でしょう。
 ○ウンカイタイショウは、7月9日のわし座特別(B2級-1組)で今回のメンバー中で最先着の2着と同条件での実績上位。続くばんえい大賞典は障害で転倒し失格。続くB2級-1組戦(8月7日)では、メジロゴーリキから離れた7着でしたが、障害の立て直しに重点を置いたレースのようでした。叩かれたここは巻き返しが見込めそうです。
 ▲オゾラシンスケは、わし座特別6着で、8月7日のB2級-1組戦ではメジロゴーリキとはコンマ7秒差の2着。特別戦では障害次第の面は否めませんが、このクラスでの経験が豊富です。
 わし座特別4着の△コウシュハルパンは決め手上位。早めに障害を越えられれば一発があるかもしれません。

【第10回開催3日目】
 8月21日(月)のメイン第10レースは、第11回JRAジョッキーDAY記念(オープン・20:10発走予定)
 ◎フジダイビクトリーは、ばんえいグランプリでは障害を降りた順番のまま4着。軽めの馬場で、得意とする持久力勝負にはなりませんでした。昨季もばんえいグランプリ(今年と同じ4着)の時点では未勝利でしたが、続くこのレースを勝つと、岩見沢記念、北見記念と3連勝。賞金ハンデの加増がないのは有利で、今年もそろそろ出番がありそうです。
 ○センゴクエースは、今季重賞では4着が最高ですが、特別戦では5戦して3勝、2、4着各1回と好走続き。重賞で障害で苦戦しても、続く特別戦では必ず巻き返しているので、前走ばんえいグランプリでの7着も気にしなくていいでしょう。
 ▲サクラリュウは、2走前のビッグウエイトカップ(3歳以上選抜)では逃げてセンゴクエースの2着に好走。重賞で馬券に絡むにはまだ経験が足りませんが、特別戦なら一線級に混じってもヒケを取りません。
 ばんえいグランプリ2着△コウシュハウンカイ、同3着△オレノココロは15~20キロの重いハンデの克服が課題となりそうです。

ばんえいグランプリ 予想結果

2017年8月14日(月)

(編集部より)8月14日15時10分ごろまで、集計が誤っておりました。申し訳ありません。現在は修正されています。

須田:3連単500円的中! 収支+6,150円
目黒:3連複600円的中! 収支-3,540円
矢野:3連単100円的中! 収支-3,570円

【集計】投資額 6,000円×6R=36,000円

須田  +24,170円
斎藤  +2,960円
山崎  -15,600円
矢野  -19,900円
荘司  -24,300円
目黒  -28,440円
---------------------------------------
白組  +7,230円
紅組  -68,340円

8/13ばんえいグランプリ回顧

ニュータカラコマ渾身の逃げ切り勝ち!

 13日(日)は重賞・ばんえいグランプリ(3歳以上、ファン選抜)が行われ、単勝2番人気のニュータカラコマが優勝。北斗賞を含む4連勝を飾るとともに、重賞8勝目を挙げました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.ニュータカラコマ 3.4
  2.センゴクエース 7.1
  3.コウシュハウンカイ 3.0
  4.オレノココロ 3.9
  5.サクラリュウ 18.9
  6.キサラキク 28.9
  7.カイシンゲキ 56.3
  8.セイコークイン 65.0
  9.フジダイビクトリー 10.6
 10.シンザンボーイ 34.7

 コウシュハウンカイ、ニュータカラコマ、オレノココロの3頭が単勝3倍台で並び、三つどもえの戦前予想。これにセンゴクエースが7.1倍、フジダイビクトリーが10.6倍で続き、実績馬が上位人気を形成しました。前日の雨により、馬場水分は1.8%。基礎重量810キロと、この馬場水分のバランスをどう見るかがカギとなりました。

 高重量戦とはいえ、さすがに選ばれた歴戦の猛者。各馬とも軽々と第1障害を越えていきます。わずかに先行したのはコウシュハウンカイで、ニュータカラコマ、キサラキク、サクラリュウもこの一角。シンザンボーイが多少遅れたものの、他の9頭はほぼ一団で進み、そのまま第2障害を迎えました。
 最初に動いたのはコウシュハウンカイ。それを見てニュータカラコマ、フジダイビクトリー、オレノココロ、サクラリュウと、有力どころが仕掛けます。抜群の登坂を見せたのはコウシュハウンカイとニュータカラコマ。並んで障害を突破し、マッチレースに持ち込みます。フジダイビクトリーとオレノココロは若干手間取り、やや離れた3番手で並んでクリアしました。
 障害を下りてから、ニュータカラコマが若干のリードを奪いますが、コウシュハウンカイもしぶとく食い下がります。残り10メートルを切ったところで、ニュータカラコマの脚いろが鈍りましたが、追うコウシュハウンカイも伸びは今ひとつ。結局、半馬身ほどのリードを保って、ニュータカラコマが先頭でゴールを果たしました。コウシュハウンカイから2秒離れた3着にはオレノココロが入り、上位人気3頭の決着となりました。

 今季初戦こそ5着に敗れたニュータカラコマでしたが、その後は8連続3着以内。しかも目下4連勝で、多少馬場が重くなっても踏ん張り切れている近況からも、今の充実ぶりは明らかです。これなら重量を積まれても大きく崩れることはなさそうで、引き続き重賞戦線での活躍が期待できそうです。
 一方、コウシュハウンカイは今季6連続連対で、4戦続けての2着。勝ちきれないもどかしさはありますが、堅実に走れているのも確かです。今後も持ち前のセンスの高さに期待したいと思います。
 オレノココロは障害で手間取ったというのもありますが、今回は馬場も味方しなかった印象。しまいの伸びは悪くなく、力の要る馬場になれば、いくらでもチャンスはあるでしょう。

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藤野俊一騎手「暑さにも負けず調子を上げてきて、勝つことができました。昨日からの雨もニュータカラコマにとっては良かったと思います。第2障害を降りたあたりで勝利を確信できる手ごたえでしたが、ゴール前では辛抱してくれと願いながら騎乗しました。これからもハンデが辛いかと思いますが頑張ります」

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