8月21日(月)には帯広競馬場で、毎年恒例の「JRAジョッキーDAY」が開催されます。JRA所属のトップジョッキー10名が来場し、各種イベントへの参加や、レース協賛、エキシビションレースへの騎乗などで盛り上げます。
【第10回開催1日目】
8月19日(土)のメイン第10レースは、ベガ特別(B1級-1組・20:10発走予定)。
先行して好走続きの4歳馬◎サクラダイチに期待します。前走の山鳩賞(4歳オープン)では障害先頭クリアから2着。オープン馬マルミゴウカイにこそ並ぶ間もなく交わされたものの、ここでも有力馬になりそうなコウシュハローヤルを差し返し3着にしりぞけています。古馬同士の特別戦には初挑戦となりますが、目下充実しているだけにクリアしてくれるでしょう。
その○コウシュハローヤルもテンに速く、障害巧者で同タイプ。今回は自己条件に戻りますが、昇級初戦馬が3頭もいるなど相手はむしろ楽な印象。サクラダイチより先に障害を越えられれば逆転も十分でしょう。
▲フクトクは、7月にはB1級の特別戦で2着があるように、ここでは力上位の存在。前走B1級-1・2組決勝戦の負けっぷりは気になりますが、もともと障害次第の面はある馬。決め手炸裂の場面は警戒しておきたいところ。
2連勝と勢いに乗っての昇級初戦△オホーツクノタカラも有力。フクトクと同じ前走の勝ち馬△コウシュハシンザンは障害のキレが良好ですが、特別戦でどうかという懸念はあります。
【第10回開催2日目】
8月20日(日)のメイン第10レースは、不知火特別(B2級-1組・20:10発走予定)。
◎メジロゴーリキは、3歳三冠の初戦・ばんえい大賞典で2着に好走すると、続くB2級初戦の1組(8月7日)を勝っている実力馬。2走使いの前走B2級-1・2組決勝戦は5着とはいえ勝ち馬とわずか3秒9差で、展開次第では勝っていても不思議ありませんでした。今回が古馬相手では初の特別戦となりますが、ひと腰で切っていたばんえい大賞典より15キロ軽い655キロだけに、好勝負が可能でしょう。
○ウンカイタイショウは、7月9日のわし座特別(B2級-1組)で今回のメンバー中で最先着の2着と同条件での実績上位。続くばんえい大賞典は障害で転倒し失格。続くB2級-1組戦(8月7日)では、メジロゴーリキから離れた7着でしたが、障害の立て直しに重点を置いたレースのようでした。叩かれたここは巻き返しが見込めそうです。
▲オゾラシンスケは、わし座特別6着で、8月7日のB2級-1組戦ではメジロゴーリキとはコンマ7秒差の2着。特別戦では障害次第の面は否めませんが、このクラスでの経験が豊富です。
わし座特別4着の△コウシュハルパンは決め手上位。早めに障害を越えられれば一発があるかもしれません。
【第10回開催3日目】
8月21日(月)のメイン第10レースは、第11回JRAジョッキーDAY記念(オープン・20:10発走予定)。
◎フジダイビクトリーは、ばんえいグランプリでは障害を降りた順番のまま4着。軽めの馬場で、得意とする持久力勝負にはなりませんでした。昨季もばんえいグランプリ(今年と同じ4着)の時点では未勝利でしたが、続くこのレースを勝つと、岩見沢記念、北見記念と3連勝。賞金ハンデの加増がないのは有利で、今年もそろそろ出番がありそうです。
○センゴクエースは、今季重賞では4着が最高ですが、特別戦では5戦して3勝、2、4着各1回と好走続き。重賞で障害で苦戦しても、続く特別戦では必ず巻き返しているので、前走ばんえいグランプリでの7着も気にしなくていいでしょう。
▲サクラリュウは、2走前のビッグウエイトカップ(3歳以上選抜)では逃げてセンゴクエースの2着に好走。重賞で馬券に絡むにはまだ経験が足りませんが、特別戦なら一線級に混じってもヒケを取りません。
ばんえいグランプリ2着△コウシュハウンカイ、同3着△オレノココロは15~20キロの重いハンデの克服が課題となりそうです。