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2/14黒ユリ賞予想 矢野吉彦

上積み期待でグレースゴールド

 祝・ヒロインズC的中! 押さえにした3連単が当たったわけですが、本命の軸馬が勝ってくれたのは何より。それにしても好配当になりました。最下位脱出はならなかったものの、ようやく一矢報いた感があります。

 さて今回は黒ユリ賞。14日は大雪の可能性もあるとのことで、中止にならないかが心配ですが、開催されれば軽馬場は必至。まずはスピード比べで勝負できる馬を探さなければいけません。それでも初の640㎏を曳きますから、ソコソコ馬格があったほうがいいでしょう。
 それを考えると、5走前のA1クラスのレースで540㎏を曳いて1分30秒9のタイムをマークしたグレースゴールドに期待したくなります。このところ馬体重も増加傾向。西謙一騎手とは前走に続いて2度目のカップリングですが、前回を"慣らし運転"と見れば、今回は上積みがあるはずです。
 ひとまず同馬を本命にしますが、読みにくいところもあるので、馬券は3連単の1頭軸マルチにしてみました。相手は、ブルーオーシャン、イレマルビリーヴ、タナボタチャン、ヒカルナナヒメ、フジノウンカイの5頭です。
 黒ユリ賞が終わると、今季の重賞は今月28日から始まる怒濤の4連チャンを残すのみ。とりあえ最下位脱出と回収率100%付近を目標に最後の奮闘を見せたいと思っています。では、今回はこのへんで。

 ◎グレースゴールド
 〇タナボタチャン
 ▲ブルーオーシャン
 △イレマルビリーヴ
 △ヒカルナナヒメ
 △フジノウンカイ

 3連単1頭軸マルチ
 5→8,2,7,9,10 100円 計6000円

2/14黒ユリ賞予想 斎藤修

牝馬同士の定量ならグレースゴールド

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎5グレースゴールド
 ◯2ブルーオーシャン
 ▲7イレマルビリーヴ
 △8タナボタチャン
 △1セイリュウヒメ

 3連単
 2,5→2,5,7→1,2,5,7,8 500円 計6000円

今週の見どころ(2/13~2/15)

2016年2月12日(金)

 2月14日(日)のメインには、明け3歳女王決定戦・黒ユリ賞が組まれています。この世代の牝馬限定のオープン特別戦は、白菊賞、いちい賞ともグレースゴールドが制していますが、ともに2歳の秋までに実施されたもの。当時から、勢力図に変化があるのか。注目の大一番です。

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【第23回開催4日目】
 2月13日(土)のメイン第10レースは、アメジスト特別(A2級-1・2組決勝混合・18:05発走予定)。A2級-1組(2月7日)、A2級-2組混合(8日)の両予選上位馬による一戦です。
 A2級-2組混合予選1着◎4 テルシゲに引き続き期待。A級同士の対戦で相手強化となった予選でもスムーズな障害クリアから、あっさり逃げ切って完勝。これで3連勝を含む6戦連続連対と依然好調をキープしています。今回は決勝戦ですが、同じく先行脚質のA2級-1組予選2、3着馬が回避したことで、流れも味方しそうです。
 A2級-1組予選勢も勝ち馬○2 シンザンボーイに注目。第2障害2番手クリアから早めに先頭に立つと、追ってきた1番人気マゴコロ(2着)を寄せつけない快勝。昨年11、12月にはA2級特別(混合戦含む)を連勝しており、近況、実力とも上位の存在といえます。
 ▲3 カツオーカンは、出走取消明けの前走A2級-1組予選が障害ひと腰クリアから4着の好内容。さらに馬体が回復していれば、上積みが見込めそうです。
 特別戦で変わり身がありそうなのは、A2級-2組混合予選4着△1 イッキフジとA2級-1組予選5着△6 チヨノタカラ。ともに障害力が武器です。

【第23回開催5日目】
 2月14日(日)のメイン第10レースは、重賞・第41回黒ユリ賞(3歳牝馬・18:10発走予定)。定量640キロで明け3歳女王の座を争います。
 中心は◎7 イレマルビリーヴ。2歳B級-1組戦勝ちが最高という戦歴ですが、近2走の3歳A級-3組戦がともに逃げて2、3着の好内容。もともとは、重賞・ヤングチャンピオンシップ(12月28日)では570キロで障害をひと腰で切っていた巧者だけに、今回の640キロで変わり身がありそう。母イレマルリュウジンは、2009年のこのレース(6月実施)では第2障害で転倒し競走中止でしたが、その仔が雪辱を果たしてくれそうです。
 ○5 グレースゴールドは、白菊賞(8月9日)、いちい賞(9月20日)と2歳牝馬オープン特別を勝ったあと、勝利こそありませんが、同世代の牡馬相手のA級-1組戦や、オープンで戦い続けているキャリアが魅力。実績ある牝馬限定戦なら連争いに加わってきそうです。
 ▲8 タナボタチャンは、通算21戦して3着以内が14回という堅実タイプ。前々走の3歳A級-2組戦(1月17日)で2秒3先着された牡馬ショウヘイが、続く3歳A級-1組戦(1月31日)で、グレースゴールドに5秒0先着していることを考えても、差のない戦いが可能と見ます。
 △2 ブルーオーシャンはいちい賞の3着馬で、12月には先行策から2歳A級-2組、1組戦と連勝しています。年明けの3走では、一転、すべて障害最後のクリアから7、6、7着ですが、同じ3走に出走していたグレースゴールド(8、7、4着)には2度先着。初の640キロでも降雪で軽めの馬場になれば克服可能で、あっさり突き抜ける場面もありそうです。

【第23回開催6日目】
 2月15日(月)のメイン第10レースは、然別賞(オープン-1組・18:05発走予定)
 前開催の柏林馬事公苑特別(オープン-1組)は、第2障害2番手クリアから抜け出したニュータカラコマが粘るところ、障害3番手から追ってきたオイドンが最後に馬体を併せ、同タイムながら勝利しています。今回は、そのオイドンが不在なら、ニュータカラコマが負けられません。特別戦では、出走機会で5戦連続連対中と安定感が際立ちます。
 キタノタイショウは、柏林馬事公苑特別ではスムーズな登坂から5番手で越えると、3着に追い込みました。1、2着馬とはやや差がありましたが、ここも障害次第では、決め手発揮の場面がありそうです。
 コウシュハウンカイは、同じ前走では置かれ気味の追走ながら、障害ではしっかり腰が入っており、結果6着も復調を感じさせる走り。北見記念2着と力はあるので、さらに状態が上がっていれば楽しみです。
 ニシキエーカンは、柏林馬事公苑特別が3番人気・8着。こちらも流れに乗れなかった印象がありますが、課題の障害はこなせていました。展開が向けば巻き返してきそうです。
 厳しいハンデでも同5着など好戦続くフジダイビクトリーも侮れません。

今週の見どころ(2/6~2/8)

2016年2月 5日(金)

 2月8日(月)のメインには、準重賞・スピードスター賞が組まれています。稲妻賞、疾風賞、地吹雪賞の予選3レース上位馬による、定量500キロ(牝馬480キロ)での争いです。現在のように決勝戦として実施された過去4回のスピードスター賞と、2011年2月28日のスピードスターファイナルを制したのは、いずれも予選の勝ち馬でした。走破タイムが1分を切るスピード比べにご注目ください。

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【第23回開催1日目】
 2月6日(土)のメイン第10レースは、如月特別(オープン-2組・18:05発走予定)
 メンバー8頭中6頭は、前開催では、オープン-2組戦(1月24日)に出走。そのうち4頭は、みずがめ座特別(1月30日・オープン・A1級決勝混合)と2走使いされていますが、注目はそれ以外の馬から。正月の重賞・帯広記念5着以来となる◎6 インフィニティーです。今季20戦して未勝利ですが、8度の重賞でも3着4回を含め掲示板内7回という実力派です。ここに入れば実績上位は明らかなので、今季初勝利にようやく手が届きそうです。
 〇1 アサヒリュウセイは、オープン-2組戦2着で、みずがめ座特別が5着。特別戦へ替わり着順を下げてしまいましたが、引き続き障害のキレもよく、調子落ちは感じません。インフィニティーは強敵ですが、前走の1、2着馬が不在なら、巻き返して不思議ありません。
 ▲2 ダイコクパワーは、オープン-2組戦では、追走でやや置かれてしまい6着でしたが、最近は先行できたときのほうが好成績を収めている印象も。現に12月13日には、特別戦で積極策からハクタイホウの2着と健闘しています。ペースが落ち着く特別戦なら、一発があるかもしれません。
 △5 ソウクンボーイは、オープン-2組戦、みずがめ座特別とも3着に好走。障害のカカリ次第というタイプで、3走前までは今季すべて4着以下でしたが、近2走は一変の動きを披露しています。半信半疑な面はありますが、押さえておく必要はあるかもしれません。

【第23回開催2日目】
 2月7日(日)のメイン第10レースは、白雪賞(4歳オープン・18:05発走予定)。12月20日に行われた重賞・ばんえいダービー(牡馬730キロ、牝馬710キロの定量)の再戦ですが、今回は重量格による別定重量戦のため、ばんえいダービー馬でオープン格付のセンゴクエース・740キロからB1級の牝馬タキニシサンデー、B2級の牝馬メムロコマチ・690キロまで最大50キロ差つきます。
 とはいえ断然の主役は◎4 センゴクエース。ばんえいダービーでの、2着キンメダルを26秒2もちぎったレースぶりからは、王者の風格が感じられました。今回のハンデ差は厳しいものの、ダービー2、3着のキンメダル、コウリキとは20キロ差しかつかないのであれば、まず負けないでしょう。
 ○3 キンメダルは、ばんえいダービーでは第2障害2番手クリアから、逃げるセンゴクエースを追いましたが、逆に突き放されてしまいました。26秒2は決定的な差ですが、今回は20キロ差がつき、当時よりも10キロ軽い720キロというところに逆転の可能性を見出したいところです。
 ばんえいダービー3着の▲7 コウリキは、障害を離れた5番手で越えると、2着キンメダルをコンマ1秒差まで追い詰めました。その後は精彩を欠いていますが、3歳三冠ですべて3着など実績ある同世代同士なら巻き返し必至。キンメダルが、センゴクエースを負かしに行き、末脚が鈍るようなら、こちらが2着という可能性も十分でしょう。

【第23回開催3日目】
 2月8日(月)のメイン第10レースは、準重賞・スピードスター賞(4歳以上選抜・18:05発走予定)。定量500キロ(牝馬480キロ、5歳10キロ減)で争われます。
 注目は予選・地吹雪賞(12月27日)の勝ち馬オイドン。同条件特別では7勝、2、3着各1回と圧倒的な強さを誇ります。ただ、勝てなかった2回は、13年と15年のこのレース。韋駄天が揃うここでは、障害でのわずかなロスが命取りになりそうです。
 セイコークインは、昨季のこの路線では、地吹雪賞、このレースとも勝利しています。今季は、予選・疾風賞(10月19日)で僅差2着。牝馬の20キロ減を生かし、ここも差のない戦いが可能でしょう。
 その疾風賞を逃げ切ったナナノチカラや、予選・稲妻賞(8月24日)を豪快に差し切ったキタノサムライ、地吹雪賞2着で同じく決め手自慢のホクショウサスケも、障害を降りるタイミング次第では勝機十分といえます。

今週の見どころ(1/30~2/1)

2016年1月29日(金)

 先週、1月24日(日)に行われた4歳以上牝馬による重賞・ヒロインズカップは、ナナノチカラが勝ち、現在実施されている牝馬限定重賞(黒ユリ賞、ばんえいオークス、クインカップ、ヒロインズカップ)全制覇の快挙となりました。まだ6歳と若く、今後は牡馬相手での、古馬重賞タイトル奪取への期待も高まります。

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【第22回開催1日目】
 1月30日(土)のメイン第10レースは、みずがめ座特別(オープン・A1級決勝混合・18:05発走予定)。オープン-2組(1月24日)、A1級混合(23日)の両予選上位馬による一戦で、オープン5頭、A1級3頭が争います。
 オープン-2組予選を快勝したショウチシマシタに引き続き期待。第2障害ひと腰クリアからの逃げ切りで、2組なら力上位を見せつけました。今回はA1級混合で、相手が楽になっています。正直、負けるシーンは想像しにくいです。
 アサヒリュウセイは、オープン-2組に出走した近2走が3、2着。前走の予選では、ショウチシマシタにはちぎられたものの、3着ソウクンボーイには6秒1もの差をつけており、こちらも引き続き好勝負できそうです。
 サクラリュウは、オープン昇級2戦目の2組予選が障害5番手クリアから5着でしたが、3着はありそうな脚色で大きくは崩れませんでした。A1級時代の活躍ぶりを見れば、このメンバーなら連争いに加わってくるでしょう。
 A1級混合予選勢では、障害3番手クリアから抜け出し快勝したヤマノウンカイに注目。大外10コースで、しかも平場戦でのスピード勝負にも対応できたところが充実ぶりをうかがわせます。特別戦へ替わるのは歓迎のタイプなので、オープン馬を脅かすシーンも十分。
 A1級混合予選で逃げて3着だったアオノレクサスは、トップハンデから解放されることで、末の粘り強化が期待できます。

【第22回開催2日目】
 1月31日(日)のメイン第10レースは、柏林馬事公苑特別(オープン-1組・18:05発走予定)
 オイドンが、前開催のカシオペア特別(1月9日・オープン-1組)を第2障害4番手クリアから差し切って、オープン特別としては昨年11月以来の勝利を挙げました。近走は障害のカカリと同様、成績も安定しませんでしたが、スランプ脱出とみていいでしょう。連勝が期待できそうです。
 ニュータカラコマは、カシオペア特別では1番人気・2着。障害を2番手で越え、オイドンの決め手に屈した格好ですが、その差はわずか1秒7。特別戦での安定感は上位のものがあり、ここも首位争い必至でしょう。
 トレジャーハンターはカシオペア特別では7着も、逃げてゴール手前5メートルまでは先頭をキープ。押して行ったため最後に息切れしたものの、見せ場十分でした。12月7日にオープン-1組特別を勝った時は、逃げてギリギリ粘り込んでおり、ここもペースを握れるかがカギです。
 フジダイビクトリーはカシオペア特別が3着でしたが、トップハンデを考えれば、流石の走り。今回もハンデは厳しいですが、今開催から基礎重量が10キロ増えているのは、障害に絶対の自信を持つこの馬にとってはプラス。連争い候補の1頭です。

【第22回開催3日目】
 2月1日(月)のメイン第10レースは、、ダイヤモンドダスト賞(5歳オープン・18:05発走予定)
 5歳重賞・天馬賞(1月3日)を勝ったキサラキクが前週の重賞にまわったため不在です。となれば、天馬賞で2着に敗れたハクタイホウが主役といえます。断然人気に推された天馬賞でしたが、決め脚強烈なキサラキクとさほど差のない障害クリアでは、ゴール手前10メートルまで食らいつくのが精一杯でした。強敵がいない今回は巻き返し必至でしょう。
 カンシャノココロは天馬賞では3番人気で3着と、この馬なりの走りは見せました。初の760キロでも障害をふた腰でまとめており、流れに乗れれば再びハクタイホウを追い詰めるシーンもありそうです。
 定量戦の天馬賞で障害ひと腰クリアから4着のホクショウメジャーにも引き続き注目。今回は重量格による別定戦で、ハクタイホウと20キロ、カンシャノココロと10キロ差つくのも有利です。着順を上げてくるかもしれません。
 天馬賞では逃げて5着に踏ん張ったカイシンゲキですが、今回は唯一、賞金別定重量の加増があるためトップハンデ。地力があるのは認めますが、ちょっと厳しいかもしれません。

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