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今週の見どころ(3/21~3/24)

2014年3月20日(木)

 3月21日(祝・金)~24日(月)がばんえい十勝の今季ラスト開催。この4日間はデイ開催として実施され、第1レースの発走予定時刻は11:30(23日のみ11:00)。全12レース編成で、メインは第11レースとなります。23日(日)のメインには、ばんえい記念が組まれています。定量1トンの荷物を曳くばんえい古馬の頂上決戦。ぜひご注目ください。

帯広競馬場でのイベントはこちら

 3月21日(祝・金)のメイン第11レースは、楽天競馬リニューアル記念(A2級-1組・17:05発走予定)
 フクノカミカゼは前開催のアクアマリン特別(A2級-1・2組決勝)3着で、連続3着以内確保を6戦まで伸ばしています。同型の先行馬が揃って、しかも決勝のメンバーに入っても崩れなかったのは評価できそう。今回は前走1、2着馬が不在なので、勝利の可能性も十分でしょう。
 テルシゲはA2級特別(混合戦含む)では6戦して1勝、2、3着各1回、5着2回と崩れの少ない成績。前走A1・A2級決勝混合では第2障害で転倒して10着でしたが、1開催空けて調整されてきました。もともとは障害巧者だけに、立て直しに期待したいところです。
 ホンベツイチバンはA2昇級初戦で特別戦に組み込まれましたが、障害巧者だけに重量は苦にしないはず。A2級特別で上位を賑わせていた4、5歳馬がいないメンバー構成でもあり、いきなり勝利という場面もあるかもしれません。

 3月22日(土)のメイン第11レースは、陽炎特別(A1級混合・17:05発走予定)。A1級7頭とA2級2頭が争います。
 A2級のヒロノヤマトは前走アクアマリン特別(A2級-1・2組決勝)で第2障害ひと腰クリアから勝利を収めている障害巧者。2月22日のアメジスト特別(A1・A2級-2組混合)では2着と、A1級相手の特別戦で好走実績もあります。8戦連続で3着以内という好調さも魅力で連勝の期待が高まります。
 キンノカミは前々走のアメジスト特別(A1・A2級-2組混合)が10着大敗でしたが、10コースだったことも影響したかもしれません。前走A1級(3月10日)では障害も修正され3着と巻き返しています。もともとA1級では力上位なので、力を出せれば上位争いに加わってきそうです。
 クロフネオーザンキンノカミと同じ前走A1級に出走し4着。雪中競馬でペースが速く先行できませんでしたが、大崩れなく踏ん張れたのは収穫。同じA1級戦で2着だったコマクインは馬場が軽くなれば、粘り込みに警戒が必要でしょう。

 3月23日(日)のメイン第11レースは、第46回ばんえい記念(17:15発走予定)
 ホッカイヒカルはばんえい記念には2度挑戦し、12年、13年とも4着という結果。今季は24戦して、夏以降にオープン特別で挙げた3勝のみですが、馬券絡みが15回、掲示板を外したのは4回だけという堅実さがウリです。年明けの近5走で8着が3回ありますが、3走前と2走前の敗因は雪中競馬でペースが速すぎたからとハッキリ。5走前の帯広記念は障害で苦戦しており、高重量戦は大歓迎というタイプではありません。しかし今回の1トンではどの馬も障害では苦戦するはず。となれば、いざ障害を越えてしまえば、最後までしっかり歩けるパワーがあるこの馬が最有力とみます。今年のメンバーのなかで、過去2回で先着を許したのは、昨年3着のキタノタイショウのみ。逆転戴冠を狙います。
 キタノタイショウは昨年がばんえい記念初挑戦で3着と好走。今季は、ばんえい十勝オッズパーク杯、旭川記念、チャンピオンカップと重賞3勝を挙げています。昨年の1着馬は引退し、2着ギンガリュウセイが不在となれば、普通に考えればこの馬が王座にいちばん近いはず。前走とかちえぞまつ特別(オープン)は7頭立ての6着でしたが、目一杯の仕上げではなかったでしょう。この馬も末脚が武器ですが、持久力では、ホッカイヒカルよりやや劣勢な感もあります。
 ホリセンショウは帯広記念の覇者。今季はA2級スタートながら、重賞へ格上挑戦を続け旭川記念と北斗賞で3着など善戦していました。帯広記念は9番人気でしたが、その評価を覆す逃げ切り勝ち。初の890キロであれだけの競馬ができれば、今回の1トンでも楽しみといえそう。帯広記念と同様、先行してどこまで粘れるかでしょう。
 ニュータカラコマも今回がばんえい記念初挑戦。帯広記念では3着と高重量戦にもメドを立てました。現役ジョッキーでは、ばんえい記念で最多の5勝を挙げている藤野俊一騎手がどのような策で臨むでしょうか。

  今季最終日・3月24日(月)のメイン第11レースは、大平原特別(オープン混合・17:05発走予定)。オープン6頭とA1級4頭が争います。
 好調馬が揃った一戦ですが、なかでも近8戦が6勝、2、3着各1回のオイドンに注目。近3走では、オープン-2組混合、定量500キロの超軽量戦・スピードスター賞、今季特別優勝馬によるウィナーズカップと、相手関係、負担重量も異なるレースで勝利を収めています。来季は古馬重賞戦線での活躍も期待される素質馬だけに、勝って今季を締めくくりたいところでしょう。
 昨年11月、ドリームエイジカップを勝ったトレジャーハンターは先日のチャンピオンカップでも2着に好走。こちらも来季の飛躍が楽しみな1頭といえます。障害力を生かした積極策で、末の甘さをカバーしたいところです。
 A1級勢ではウメノタイショウが筆頭格。前走の白樺賞(オープン・A1級決勝混合)で、今回出走のA1級全馬とオープンのアオノレクサスを下しています。相手強化の今回も好走できれば、大きな自信につながりそうです。

ポプラ賞 予想結果

2014年3月17日(月)

山崎:ハズレ 収支-6,000円
斎藤:ハズレ 収支-6,000円
矢野:ハズレ 収支-6,000円
須田:ハズレ 収支-6,000円

【ここまでの集計】
投資額 6,000円×24R=144,000円

山崎 +58,400円
斎藤 -43,870円
矢野 -59,180円
須田 -77,070円

3/16ポプラ賞回顧

オレノココロがダービー馬の底力を示す!

 16日(日)は重賞・ポプラ賞(4、5歳オープン)が行われ、単勝5番人気のオレノココロが優勝。昨年のばんえいダービーに続く、重賞2勝目を挙げました。

 馬場水分は2.1%とやや力の要る状態。オレノココロ、テンカムソウあたりが馬群をリードしますが、各馬ゆったりと相手の出方をうかがいながら、横並びの状態で第2障害を迎えました。
 真っ先に仕掛けたのはコウシュハクィーンで、それを見てテンカムソウも登坂を開始。各馬も徐々に仕掛けますが、乾いた馬場が影響しているのか、障害に苦戦。その間にテンカムソウが先頭でクリアし、逃げ込みを図ります。やや遅れて突破したのは、ヒザ折りから立て直したオレノココロ。じっくりためていたクインフェスタもこれに続き、以下ソウクンボーイ、アサヒリュウセイが並んで追撃態勢に入りました。
 先頭を行くテンカムソウの脚いろは鈍く、徐々に後続が迫る苦しい展開。ただ、追撃勢も脚どりは重く、残り10メートル付近でテンカムソウ、オレノココロ、クインフェスタが横一線で我慢比べを演じます。そして残り5メートルでテンカムソウがわずかに遅れ、2頭がゴールにほぼ同時にゴール線を通過。軍配はわずか0秒6差でオレノココロに上がりました。クインフェスタが2着で、3着にはテンカムソウが入線しました。

 オレノココロは5歳馬と同じ750キロを課せられ、しかも障害でヒザを折りながら、最後に抜群の勝負根性を示しました。2着のクインフェスタが710キロだったことも考え合わせると、さすがダービー馬と思わせるような、着差以上の強さといえます。この厳しい条件を勝ち切っただけに地力の高さは相当で、今後の世代限定重賞でも中心的存在となるでしょう。さらなる活躍を期待したいと思います。

成績はこちら
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鈴木恵介騎手「3月上旬から強めの調教を始め、このレースを見据えていました。第2障害でヒザをついてしまいましたが、前を行く2頭の脚いろが少し鈍り始めたので、なんとかなると思いました。この1年で大きく成長したと思いますし、これからもオープン馬として期待が持てる1頭です」

3/16ポプラ賞予想 山崎エリカ

2014年3月16日(日)

三冠馬不在なら4歳馬で攻める

 現5歳世代の重賞を総なめにしたホクショウユウキが登録していたのに、突然、回避してしまいました。ホクショウユウキは天馬賞以来で、調子が整わなかったのかもしれないし、ハンデが重くなるのを嫌って回避したのかもしれません。しかし、知る限りのサイトを探してもその理由について一切語られていないことが、少しファンに対して失礼に感じました。極端な話、モツ煮込みが食べたくてモツ煮込み屋へ行き、直前でモツがなくなりましたと言われた挙句、ほっとかれた気分です(笑)。

 さて、ポプラ賞。このレースは5歳馬優勢ですが、ホクショウユウキが不在となると4歳馬にもチャンスありと見て、4歳馬を狙います。そもそもホクショウユウキの3冠達成はホクショウユウキ自身が強いというのもありますが、ライバルになりうるほどの実力馬がいなかったというのも理由のひとつです。また、柏林賞と天馬賞でともに2着のニシキエーカンはトップハンデに加えて10番枠。銀河賞2着、天馬賞3着のテンカムソウは、末脚がなく障害の仕掛けが一歩遅れただけで危ういので、結局、4歳馬狙いが妥当という結論になりました。

 ◎はばんえい大賞典2着、ばんえい菊花賞2着、そしてばんえいダービーを勝利して一躍現4歳世代の代表となったオレノココロ。近2走はレース序盤で置かれてアウトの敗戦でしたが、高重量戦なら序盤からゆったりとしたペースで流れるので、好位につけられそうです。もともと高重量戦が得意なタイプなのでここは期待します。

 ○はニシキエーカンやテンカムソウには前記した死角があるので、次点で浮上の5歳馬アサヒリュウセイ。銀河賞や天馬賞ではニシキエーカンやテンカムソウに敗れていますが、一昨年のダービー馬です。前走のウィナーズカップでもニシキエーカンに先着されてしまいましたが、障害はスムーズにこなせていたので調子は良化と判断しました。

 ▲は他馬よりも前で立ち回る馬だけに、ノーマークには出来ないテンカムソウ。目下3連勝の実績が示すように、勢いがあり力もつけています。他が障害で手間取ることがあれば、「村上騎手が重賞初勝利」なんてこともあるかもしれません。しかし、重賞のメンバーが相手に、マイペースの競馬ができるとも思えないので3番手評価です。

 △にトップハンデが示すように、5歳世代代表となるニシキエーカン。この馬はレース序盤で脚を溜めたほうがいいタイプなので、序盤であまり行き脚のつかない10番枠が逆に条件が好転する可能性もあります。そういう意味では怖いです。

 あとはばんえい大賞典3着、ばんえい菊花賞1着、ばんえいダービー3着と一見、オレノココロよりも見劣る感じがありますが、その後は古馬混合のハイレベルなレースで善戦しているように、地味に強い馬コウシュハウンカイ。前走のウインターカップでは7着に敗れましたが、勝ち馬テンカムソウよりも重いトップハンデを背負わされていたことを考えると悪くありません。

 他では昨年のこのレースでは1番人気に支持されたワールドピサ。昨年の重賞での活躍はイマイチでしたが、近2走で善戦しているように力をつけているので一応、警戒します。


 ◎ (4)オレノココロ
 ○ (3)アサヒリュウセイ
 ▲ (7)テンカムソウ
 △ (10)ニシキエーカン
 △ (5)コウシュハウンカイ
 △ (8)ワールドピサ

 馬複
 4-3,7 各1500円
 4-10 1000円
 4-5,8 各500円
 3連複
 4-3,7,10,5,8 100円 計1000円

3/16ポプラ賞予想 矢野吉彦

2014年3月15日(土)

5歳馬頭でヒモ荒れを狙って

 うーん、イレネー記念も一筋縄ではいかなかったですね。つくづく3連単を当てるのは難しいと思います。でも、それを当てなきゃ起死回生は狙えません。残り2戦、何とか当てたいですねぇ。
 さて、ポプラ賞。5歳勢有利で、その負担重量の比較からすると、ワールドピサが浮上してきます。とはいえ、テンカムソウも絶好調。両馬は去年のこのレースで4歳勢の最先着争いをしていますから、5歳になった今年は当然優勝候補と考えていいわけです。さらに、両馬と10kg差ならニシキエーカンが勝ってもおかしくないとも思いますし...。たぶん、勝つのは3頭のうちのどれかでしょう。
 ただ、3頭を素直に買っていたら高配当は望めません。一筋縄ではいかない今季重賞の流れからしても、ヒネって買わなきゃいけませんよね。
 そこで、その3頭を頭にはしますが、2、3着には3頭以外の馬を買って勝負してみます。選抜したのは、コウシュハクィーン、オレノココロ、コウシュハウンカイ、カネサマドカ、クインフェスタの5頭。これでフォーメーションにすると、ちょうど60点です。

 3連単
 7,8,10→2,4,5,6,9→2,4,5,6,9 100円 計6000円

 優勝候補に挙げた3頭を1、2着と1、3着にして、他の5頭に流すフォーメーションを買っても合計60点になるのですが、ここは欲を出してしまいました。後に書いたほうのパターンで決着してハズレても、悔いはありませんよ。ではまた、来週のばんえい記念で!

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