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3/9イレネー記念予想 山崎エリカ

ホクショウメジャーの堅実さに期待

 この世代をリードしてきたのは、ナナカマド賞、ヤングチャンピオンシップともに上位人気に支持されたハクタイホウでしょう。しかし、ハクタイホウはナナカマド賞で3着、ヤングチャンピオンシップで4着に敗れました。確かにナナカマド賞も、ヤングチャンピオンシップも最高重量を背負っていましたが、重賞を目標とせず、前哨戦を勝ちに行ったのが一番の敗因でしょう。今回のイレネー記念は定量戦ということもあり、また1番人気が予想されますが、前走で完勝後のここはあまり狙いたくありません。

 しかし、実力がなければ勝ち負け出来ないのも、また競馬。実力があって、前走で死力を尽くしていないというという前提で考慮した結果、◎はナナカマド賞の勝ち馬ホクショウメジャーということになりました。この馬はナナカマド賞勝ち以来、3走前のA1クラスまで勝つことができませんでしたが、3走前では前走で先着を許したハクタイホウ、ホクショウマサルに先着しています。また、この馬は近2走ともわずかな着差でしか負けていないように、障害をほぼ確実にこなす堅実さが魅力です。終いの甘さが弱点ですが、高重量戦になることでカバーされるでしょう。

 ○はナナカマド賞4着、ヤングチャンピオンシップ2着の実績馬ホクショウマサル。ヤングチャンピオンシップではブラックニセイとの追い比べで、わずかに競り負けましたが、そのブラックニセイが近走不振ということを考えると、ホクショウマサルの浮上が期待されます。A1クラスの前走でもハクタイホウの2着と悪くない内容でした。

 ▲は前走でイレネー記念出走権を手にした、上がり馬ソウテンブルー。相手強化の定量戦となるためにあまり人気がありませんが、勢いがあります。また、前走ではカゲホウトクと接戦でしたが、カゲホウトクはそれなりに強い馬。ヤングチャンピオンシップの3着馬カンシャノココロを3着に降し、4着馬以下にキッチリ着差をつけて完勝している点に好感が持てるのです。穴が開くとすれば、開けるのはこの馬でしょう。

 △に前記のハクタイホウ。ハクタイホウの強さは認めますが、あくまでも上位拮抗のトップにすぎず、この評価としました。他では重量に恵まれた部分もあるとはいえ、前々走でハクタイホウやホクショウメジャーを2着、3着に降して勝利したオオゾラシンスケ。あとはナナカマド賞の2着馬で、近走成績も悪くないゴールデンフジ。

 ◎ (9)ホクショウメジャー
 ○ (4)ホクショウマサル
 ▲ (8)ソウテンブルー
 △ (3)ハクタイホウ
 △ (2)オオゾラシンスケ
 △ (7)ゴールデンフジ

 3連複
 9→4,8,3,2,7 各300円 計3000円
 馬複
 4-9 1000円
 9-8,3,2,7 各500円

3/9イレネー記念予想 矢野吉彦

絶好調のハクタイホウ

 いやいや、どうも今季の古馬重賞は一筋縄では収まりませんね。まぁ最後のばんえい記念だけはまともに収まると思うんですけど。
 さてそれでは、今季デビュー馬の総決算、イレネー記念はどうでしょう? 例年どおり(?)、十勝産駒特別の1、2着馬がヤングチャンピオンシップでもワンツーフィニッシュを果たしましたので、その2頭が中心になるはずなのですが・・・。
 しかしながら、ヤングチャンピオンシップの勝ち馬ブラックニセイは、その後の一般戦では他馬より負担重量が重くなっているせいか、ここ4走がサッパリ。同2着馬のホクショウマサルも、前走では健闘したものの今イチ冴えないレースが続いています。だったら、ここへ来て絶好調のハクタイホウを狙ってみたくなりますね。
 同馬は、ヤングチャンピオンシップではメンバー中最重量の610㎏を曳いて4着。そのとき990㎏台だった馬体重が徐々に増えるにつれ、成績も向上しています。ブラックニセイが他馬と同重量になる今回でも、ハクタイホウが先着という可能性は十分にあるでしょう。
 もう今季も大詰め。負けて元々ですから、同馬を頭にした馬券で勝負! 牝馬にとっては厳しいレースなので、相手はブラックニセイ、ホクショウマサル、ホクショウメジャー、オオゾラシンスケに絞り、ハクタイホウ1着固定の3連単500円ずつという買い方で行きます!

 3連単
 3→2,4,9,10→2,4,9,10 500円 計6000円

 さぁ、これをきっかけに残り3戦、ホップステップジャンプとなるでしょうか? では、今回はこのへんで。

3/9イレネー記念予想 須田鷹雄

2014年3月 8日(土)

定量戦でブラックニセイ

 だいぶ借金を背負った身の私に、堅い予想をしている余裕はない。
 とはいえ世代限定戦だけに、人気最下位のサイドにはどうやっても苦しい馬もいる。「ひねる&絞る」という感じでいきたい。
 実際、イレネー記念は過去10年で見ても、6番人気以下の馬が馬券に絡んだことは3回しかない。6番人気2着が1回と7番人気3着が2回。後者のうち1回はレットフジが2着から大きく離れた3着争いを制したもので、僅差での先着であった。
 そう考えると、中穴っぽい馬と人気馬で軸2頭マルチを組み、相手を2~3頭指名するくらいが好配当狙いの限界だろう。

 ◎はブラックニセイ。ヤングチャンビオンシップを勝ったあとはモロに重量が効いてしまっている格好だが、障害は常に堅調で、平地部分で負けている格好。今回は定量戦だし、馬場の状況からしてスピード勝負にはならない。10番枠だが、「左利きの大口騎手は10番枠だと思いっきり鞭を入れられる説」(データの検証はしていない)からするとこれも悪くない。
 そしてこの馬は、出走全馬の中でいちばん馬体重が重い。思えばヤングチャンピオンシップも、いきなり重量が重くなる局面だった。馬格が生きるとしたらここでもう一発あってもいい。
 ○は安定したレースを続けるハクタイホウ。好走を続けながら馬体重も増えて充実の一途。この2頭でマルチを回す。
 マイナスを取り返すことを考えると相手を▲☆止まりにすべきなのだろうが、やはり
ヒモ抜けは怖い。いかにも弱気だがちょっぴりだけ△△へも。

 ◎10ブラックニセイ
 ○3ハクタイホウ
 ▲2オオゾラシンスケ
 ☆4ホクショウマサル
 △7ゴールデンフジ
 △9ホクショウメジャー

 3連単軸2頭マルチ
 3,10→2,4 各400円 計4800円
 3,10→7,9 各100円 計1200円

3/9イレネー記念予想 斎藤修

2014年3月 7日(金)

2冠好走の実力で逆転狙うホクショウマサル

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎4ホクショウマサル
 ○2オオゾラシンスケ
 ▲3ハクタイホウ
 △9ホクショウメジャー
 △10ブラックニセイ
 △7ゴールデンフジ

 3連単1頭軸マルチ
 4→2,3,7,9,10 100円 計6000円

今週の見どころ(3/8~3/10)

 3月9日(日)のメインには、2歳シーズンのチャンピオン決定戦・イレネー記念が組まれています。帯広単独開催となった過去6回とも牡馬が1~3着を独占し、3着以内馬18頭中13頭が単勝3番人気以内と、上位人気に推された牡馬が好成績を残しています。来年度の3歳三冠路線へとつながるレースでもあり、ぜひご注目ください。

帯広競馬場でのイベントはこちら

今週のコース使用方法出走馬が9頭以下の場合)】
→1コースに最初の番号の馬が入るように使用(詳細はこちら

 3月8日(土)のメイン第10レースは、とかちえぞまつ特別(オープン-1組・18:05発走予定)。前開催に行われた重賞・チャンピオンカップ(4歳以上重賞優勝馬)の1~6着馬と、ウィナーズカップ(4歳以上特別優勝馬)3着ホッカイヒカル、前開催は休養したダイリンビューティが争います。
 チャンピオンカップ5着ニュータカラコマの巻き返しに期待。相手関係は前走と大きく変わりませんが、障害にやや不安があるこの馬にとって、少しでも負担重量が軽くなるのは歓迎。それまで2連勝していた特別戦だけにチャンスでしょう。
 同2着トレジャーハンターにとって、800キロで第2障害ひと腰先頭クリアから踏ん張れたのは収穫だったはず。ここも、詰めの甘ささえ出なければ引き続き上位進出が期待できます。
 2戦連続して8着に敗れていたホッカイヒカルは、ウィナーズカップで3着と巻き返しに成功。走破時計は前々走とコンマ4秒しか違わなかったので、展開や馬場が合えば、これくらいは走れるところを示しました。あまり速いペースにならなければ、ここも上位進出が見込めそうです。

 3月9日(日)のメイン第10レースは、重賞・第45回イレネー記念(3歳・18:05発走予定)。2歳シーズン三冠の最終戦で、牡馬690キロ、牝馬670キロの定量で争われます。
 二冠目・ヤングチャンピオンシップで2着だったホクショウマサルに注目。ほぼ同時に第2障害を先頭で降りたブラックニセイとの追い比べの末、ゴール前でわずかに競り負けた格好ですが、接戦で10キロのハンデ差が響いたのでしょう。息の長い末脚が武器で、前走の3歳A級-1組(3月2日)でもしっかり2着に追い込んでいます。今回は定量戦なので、ブラックニセイに二冠目の借りを返すチャンスといえます。
 ホクショウメジャーは一冠目・ナナカマド賞の勝ち馬。その後、勝ち切れなかったのは、重賞勝ちで賞金を稼ぎ別定重量を課せられたからという面も否定できません。3走前の3歳A級-1組(1月26日)では、それまでの鬱憤を晴らすような逃げ切り勝ちを収めています。
 ブラックニセイも、ヤングチャンピオンシップ優勝後はすべてトップハンデで苦戦が続きますが、こちらも定量であれば巻き返しが狙えるかもしれません。
 ハクタイホウは前走の3歳A級-1組(3月2日)で逃げ切って、ついに10勝目をマーク。一冠目3着、二冠目4着と善戦続きだけに、ここも押さえが必要でしょう。
 軽めの馬場になれば注目なのがオオゾラシンスケ。障害巧者ですが、終いの踏ん張り次第というタイプだけに、馬場の助けがあれば、逃げ切ってしまう可能性もありそうです。

  3月10日(月)のメイン第10レースは、ユキヤナギ特別(B1級-1組・18:05発走予定)。出走9頭中、若馬の減量がある4、5歳馬が7頭というメンバー構成になりました。
 クインフェスタは前開催の花月特別(B1・B2級決勝混合)を勝って今回がB1昇級初戦です。3走前の白雪賞(4歳オープン)では第2障害で転倒し9着大敗でしたが、当時より10キロ重かった花月特別を障害ひと腰クリアから制したのは大きな収穫。引き続き好勝負が望めそうです。
 サカノテツワンは花月特別ではクインフェスタと叩き合いの末、コンマ9秒差で2着惜敗。とはいえ、こちらはB1級格付で、クラスハンデで10キロ不利でした。今回は同じB1級として戦えるので、逆転も考えられます。
 フクトクも花月特別では5着といえ、クインフェスタとはわずか2秒9差。B1級-1組特別では2着2回と実績を残しており、ここも上位争いできそうです。

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