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今週の見どころ(4/19~4/21)

2014年4月18日(金)

 今週からはいよいよ2歳戦がスタート。4月4日に実施された第1回能力検査を突破した若駒たちが続々とデビューします。能検で1分43秒4の1番時計を叩き出したセンゴクエース(牡、槻舘重人厩舎)は4月21日(月)第5レースに出走予定。同馬の母サダエリコは重賞13勝を挙げた女傑で、2008年に繁殖入りしたものの、12年に死亡。このセンゴクエースが最後の産駒となります。

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 4月19日(土)のメイン第10レースは、ミズバショウ特別(A2級-2組・20:10発走予定)
 ダイリンビューティに注目します。1月に行われた古馬女王決定戦・ヒロインズカップではA2級格付で圧勝しています。A1を飛ばし、一気にオープンへ昇級したシーズン終盤戦では歯が立ちませんでしたが、A2級戦では、昨年9、10月に特別(A1級との混合含む)へ4度出走し1勝、2着3回など力上位の存在でした。降級で相手関係有利は明白なだけに、持ち前の障害力を生かしての押し切りに期待できそうです。
ニシキエースはオープンから降級したここ2シーズンでは、開幕から初夏にかけては比較的成績が安定しています。昨季はシーズン最初の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯でも善戦。A2級スタートの今年も好スタートが決められそう。一気の末脚で突き抜ける場面もありそうです。
 グランドペガサスはA1からの降級馬。昨季、A2級では何度も好走していた実力馬です。昨季はA級から重賞へ格上挑戦を繰り返していた障害巧者クロフネオーザンも楽しみです。

 4月20日(日)のメイン第10レースは、水晶特別(A1級混合・20:10発走予定)。出走8頭中に4、5歳が5頭おり、うち4頭が3月16日の重賞・ポプラ賞(4歳・5歳混合)に出走していました。
 注目は今回のメンバー中、ポプラ賞で最先着の3着だったテンカムソウ。障害巧者で、10戦連続3着以内(うち6連対)と好調のまま昨シーズンを終えており、ここも崩れるシーンは考えにくいものがあります。
 ポプラ賞5着アサヒリュウセイはオープンでも通用する切れ味を誇ります。重賞の荷物では障害への不安をのぞかせることもありますが、これくらいの重量なら信頼度が増します。
 ばんえいオークス馬ナナノチカラはポプラ賞を回避し、約3カ月ぶりの実戦。負担重量や、相手関係を考慮し使われているようなので、出てきたとあれば軽視できません。こちらも抜群の決め手が武器です。
 6歳以上の古馬勢では、オープンからの降級馬アオノレクサスに注目。若馬にもヒケをとらないスピード自慢ですが、現在の重めの馬場はやや不向きといった印象を受けます。

  4月21日(月)のメイン第10レースは、春駒特別(B1級-1組・20:10発走予定)
 ホンベツイチバンは障害巧者。昨季最終出走がA2昇級初戦で、いきなり特別でしたが、オレワスゴイとの追い比べを制し見事勝利で飾っています。実績があるB1へ降級したとなれば、ここは主軸視が妥当でしょう。
 ヒロノヤマトも同じくA2からの降級馬。今年2月、A2級格付初戦のA1級混合特別で2着に好走すると、3月のA2級-1・2組決勝特別では、第2障害をほぼ同時に先頭で降りたエビスダイチ(現A2級)に一旦は突き放されたものの、しぶとく差して勝利をもぎ取っています。こちらもB1級では格上位です。
 4歳牝馬クインフェスタは2走前の重賞・ポプラ賞(4歳・5歳混合)で、あわやの2着に好走。B1級-1組特別2着、B2級との混合特別では1着もあるなど、このクラスでの実績は十分です。ただ、前述両馬とは違い障害次第というタイプではあります。

今週の見どころ(4/13・4/14)

2014年4月11日(金)

 いよいよ新年度のばんえい十勝がスタート。11月17日まではナイターで、来年3月30日までの153日間にわたり競馬が実施されます。なお、スカパー!の中継は、701、702ch(「地方競馬ナイン」スカパー!プレミアムサービス・スカパー!プレミアムサービス光 ※有料)へと変更になっておりますのでご注意ください。

帯広競馬場でのイベントはこちら

 4月13日(日)のメイン第10レースは、スプリングカップ(オープン・20:10発走予定)
 オイドンに注目します。昨季は開幕からの4戦で精彩を欠き、5カ月間休養。しかし、11月の復帰後は一変の動きをみせ、13戦9勝、2、3着各1回、4着2回の快進撃。4連勝でシーズンを終えており、そこから中2週であれば、勢いも持続しているはず。今季は重賞戦線での活躍も期待されるところで、春場の軽い負担重量であれば、持ち前のスピードで決着をつけてくれるでしょう。
 ホクショウユウキは昨季B2級からスタートして、4歳シーズン三冠を含む重賞4勝をマークし、オープンまで出世した上がり馬。シーズン後半は重い賞金ハンデを課せられることも多く、9月以降の勝利は、トップハンデではなかった銀河賞、定量戦の天馬賞の世代限定重賞のみでしたが、年度替わりでハンデがリセットされたのが、なによりの援軍といえます。
 天馬賞でホクショウユウキとコンマ7秒差の接戦を演じたニシキエーカンはオープンで屈指の決め手を誇ります。ばんえい記念では1番人気で5着だったキタノタイショウには、立て直しが期待されます。

  4月14日(月)のメイン第10レースは、卯月特別(A2級-1組混合・20:10発走予定)。A1級の4頭とA2級の5頭が争います。
 ホクショウバトルは昨季もA1級からスタートして、初戦のA1級混合特別でいきなり勝利。オープンに昇級したシーズン後半は不本意なレースが続きましたが、スピードタイプだけに、年度替わりで負担重量が軽くなるのは歓迎。今季も好発進を決めてくれそうです。
 相手は、A2級の5歳馬2頭が有力。ワールドピサは昨季、A2級(混合戦含む)では、6戦1勝、2着3回、3、5着各1回と大崩れなし。1勝は2月にA1級との混合特別で挙げており、2着に7秒2差をつける圧勝でした。今回の660キロであれば、詰めの甘さを心配する必要もないでしょう。
 エビスダイチは昨季9勝を挙げた地力強化が目覚ましい1頭。障害巧者で、こちらも2月にはA1級との混合特別で2着に好走した実績があります。
 昨季終盤はレース内容が良くなっていたファーストスターや、今季A2へ降級したスギノハリアーらも侮れません。

ばんえい記念 予想結果

2014年3月24日(月)

山崎さん、プラス計上でぶっちぎりのトップ

山崎:ハズレ 収支-6,000円
斎藤:ハズレ 収支-6,000円
矢野:ハズレ 収支-6,000円
須田:ハズレ 収支-6,000円

【ここまでの集計】
投資額 6,000円×25R=150,000円

山崎 +52,400円
斎藤 -49,870円
矢野 -65,180円
須田 -83,070円

※引き続き新年度もお楽しみに。

3/23ばんえい記念回顧

インフィニティー王座を射止める!

 23日(日)はばんえい競馬の最高峰レース・ばんえい記念(4歳以上オープン)が行われ、単勝6番人気のインフィニティーが優勝。4分以上に渡って繰り広げられた究極のパワー勝負を制し、ばんえい界の頂点に君臨しました。

 馬場水分は2.7%と多少力の要る馬場でスタート。好ダッシュを決めたのは1番人気のキタノタイショウで、ニュータカラコマもこれに続き、人気2頭が先行態勢。シベチャタイガーを最後に、全馬順調に第1障害を突破。その後は、例によって脚を止めながら、じっくりと進んで行きます。中間点もほぼ横一線。各馬互いに相手の出方をうかがいながら進んで行きました。それでも、終始ペースを握ったのはキタノタイショウ。正攻法で進み、第2障害を先頭で迎えました。
 静寂の時間が続いたのち、シャンシャンという音とともに動いたのはホリセンショウ。インフィニティーもそれを追いかける形で仕掛けます。他馬はそれでもためていましたが、ここで満を持してニュータカラコマとキタノタイショウが動きます。ホッカイヒカルも上々の登坂を見せ、各馬も徐々に仕掛け始めました。
 しかし、ここからの攻防が長いのがばんえい記念。キタノタイショウ、ホリセンショウがヒザを折り、立て直しては腰を入れ、を繰り返して懸命に荷物を曳き上げます。そうして、ようやく天板に脚をかけたのはホリセンショウとインフィニティー。そしてこの2頭が馬体を併せたまま登り切り、並んで障害を下りていきました。やや遅れてフクドリも突破。キタノタイショウも争覇圏内でクリアしました。
 障害を下りて先頭に立ったのはインフィニティーですが、その脚どりは重く、3番手クリアのフクドリが先頭へ。しかし、そのフクドリも脚を止め、今度はインフィニティーが前へ。西謙一騎手と浅田達矢騎手、ともにデビューから10年に満たない2人による、懸命な扶助が続きます。3番手のホリセンショウ、そしてキタノタイショウも食い下がろうと歩を進めますが、差はいっこうに詰まりません。
 そして残り20メートルを切ったあたりから、なにかきっかけをつかんだようにインフィニティーがリズムよく歩きはじめ、フクドリを突き放します。しかし、フクドリもあきらめません。インフィニティーに食らいつくように、再度半馬身差まで差を詰めます。そして残り10メートルを切ったところからは総力戦。3歩進んでは止まり、また歩き出してはすぐ止まり...。しかし、残り5メートル付近。浅田騎手が全身使って繰り出す渾身の手綱にこたえ、またインフィニティーがリズムをつかみます。そして、最後は確かな脚どりでゴール板を通過し、4分超の死闘にピリオドを打ちました。フクドリはすばらしい追撃を見せたものの、7秒6差及ばず2着。ホリセンショウも酷量に苦しみながら最後まで粘りを見せ、3着入線を果たしました。2番人気のニュータカラコマは障害での遅れが響いた格好で4着、1番人気のキタノタイショウもしまいの伸びを欠き5着と、ともに精彩を欠きました。

 勝ったインフィニティーは昨年の北斗賞に続く重賞2勝目。浅田騎手とともに、これがばんえい記念初出走、初制覇となりました。多少力の要る馬場だけに早めの競馬をしながら粘り切った内容は高く評価でき、この馬の能力の高さを示したといえるでしょう。人馬ともにニューヒーローの誕生。今後もこのコンビの活躍から目が離せそうにありません。
 2着のフクドリは昨年のこのレースで7着でしたが、飛躍的なジャンプアップを見せました。500キロ台のスピードレースも、1トンのパワー勝負もこなせる究極のオールラウンダー。来季もさまざまな舞台で、アッと言わせてくれるに違いありません。
 ホリセンショウが3着で、帯広記念制覇に次ぐ好走を見せました。当時は9番人気での勝利でしたが、今回の結果から見ても底力はばんえいトップクラス。ジワジワ歩き続けた内容も良く、今後も消耗戦では台頭してきそうです。
 なお、この3頭による決着で、3連単は53万4500円の高配当となりました。

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浅田達矢騎手「感無量です。騎手になった時からあこがれていた夢のようなレースだったので、優勝してもまだ実感はありません。1トンというソリなので、早目に何回か止めようと思いましたが、辛抱強く歩いてくれました。さすがにゴール際では切なくなって動かなくなりましたが、この馬の底力を見せてくれましたね。初めてばんえい記念に乗らせてもらいましたが、他の騎手が乗りたい、勝ちたい、という気持ちが良くわかりました。とてもワクワクして、最高のレースだと思います。来年もまたインフィニティーと出たいと思っています」

3/23ばんえい記念予想 山崎エリカ

2014年3月23日(日)

力つけたニュータカラコマに期待

 おそらく昨年のばんえい記念の3着馬で、今シーズンの重賞で最多3勝のキタノタイショウが1番人気でしょう。しかし、キタノタイショウは勝ったばんえい十勝オッズパーク杯も、旭川記念も、チャンピオンカップも上位入線馬にサラブレット並みの着差しかつけることが出来ませんでした。ハッキリ言って辛勝。絶対王者不在の空洞化で、ここへ向けてのローテーションや勝負度合いひとつでいくらでも勝ち馬が入れ替わり、今シーズンの古馬重量路線は波乱の連続でした。

 しかし、そのような状況の中で、明らかに強くなったなあ...と感じる馬がいます。それは6歳馬のニュータカラコマです。この馬はかつてスピード頼みで勝負するタイプでしたが、最近は障害であまり崩れなくなりました。確かに今でも焦って障害を仕掛けていくと失敗することもありますが、全頭が重量1トンも背負うとなると、他馬も容易に障害が上がりません。慌てず騒がず自分のペースで仕掛けて、障害を降ったところでは、実は他馬とそれほど差がないということも十分考えられます。岩見沢記念勝ちのときのように、うまく障害をクリアして、直線のスピードで他馬を突き放すというパターンに賭けます。

 ○は昨年のばんえい記念で4着のホッカイヒカル。この馬はレース序盤で置かれてしまうのが弱点ですが、高重量戦のゆったりとしたペースだと、ある程度前につけて行くことが出来るので、上位争いに加わってくる可能性が高いでしょう。

 ▲はばんえい記念に次ぐ、高重量戦の帯広記念を勝利したホリセンショウ。この馬はばんえい記念初出場となりますが、それまでは苦手としていた高重量戦を克服したことは大きく、地力が強化されたと考えて良さそうです。

 △は今シーズンの重賞最多勝利で実績ナンバー1のキタノタイショウ。この馬はいくら今回が目標といっても、前走のとかちえぞまつ特別がイマイチなので狙い下げました。他では今年でばんえい記念が4度目の挑戦となるホクショウダイヤ。ばんえい記念での最高着順は5着ですが、王者不在ならばそれ以上の走りがあるかもしれません。

 ◎ (8)ニュータカラコマ
 ○ (2)ホッカイヒカル
 ▲ (6)ホリセンショウ
 △ (1)キタノタイショウ
 △ (9)ホクショウダイヤ

 3連単1頭軸マルチ
 8→2,6,1,9 100円 計3600円
 馬複
 8-2,6,9 各500円
 1-8 900円

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