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今週の見どころ(2/8~2/10)

2014年2月 7日(金)

 2月10日(月)のメインには、スピードスター賞が組まれています。定量500キロの超軽量で実施される、ばんえいのスピード王決定戦です。十勝地方には、前日、当日と雪の予報が出ており、軽めの馬場となりそう。どれだけ速いタイムが出るのかにも注目が集まります。

帯広競馬場でのイベントはこちら

今週のコース使用方法出走馬が9頭以下の場合)】
→1コースに最初の番号の馬が入るように使用(詳細はこちら

 2月8日(土)のメイン第10レースは、如月特別(B2級-1組・18:05発走予定)
 B2級-1組は、普段、特別戦があまり組まれていない条件。最近行われた2戦、11月9日の羊蹄山特別で2着、12月7日の射手座特別で4着とともに上位に入っているのがセタナセンプーです。障害巧者ですが、2走前のB2級-1組では障害2番手クリアから8着に沈んでいるように、とにかく終いに辛抱できるかどうかが課題といえます。射手座特別は4着とはいえ、第2障害先頭クリアから、勝ったキュートエンジェルとはコンマ9秒差と、特別戦のペースは合う様子。平場戦の近走の成績は度外視して狙ってみたいところです。
 メンコイワタシは射手座特別では牝馬ゆえ実質トップハンデを課せられながら2着に追い込みました。その後8戦して、2着2回、3着4回、4着2回と大崩れなし。障害が安定してきたことが好調の要因のようです。単勝最低人気だった射手座特別とは違い、ここでは人気を背負う立場となりそうです。
 オレモスゴイは昨年11月に8カ月半の休養から復帰すると、破竹の5連勝。年が明けてからは3、1、9、6着とイマイチですが、決め手は一級品。追走に戸惑わなければチャンスがありそう。
 決め手といえばヒマワリカツヒメも上位の存在。射手座特別では10着でしたが、障害と前半の位置取り次第では一発が見込めるかもしれません。

 2月9日(日)のメイン第10レースは、白雪賞(4歳オープン・18:05発走予定)。ばんえいオークス馬ナナノチカラが回避して9頭立てとなりました。
 ばんえいダービー馬オレノココロが力を示しそうです。3歳三冠には皆勤で、ばんえい大賞典、ばんえい菊花賞が2着、ばんえいダービーで念願の初タイトルを獲得しています。続く前走のオープン-2組混合こそ6着でしたが、賞金別定25キロ増でトップハンデと明け4歳にとっては酷な条件でした。同世代限定に戻る今回は、障害巧者ぶりを発揮してくれるでしょう。
 クインフェスタは菊花賞とオークスがともに4着で、ダービーは6着という成績。1月13日のばんえいプリンセス賞(4歳牝馬オープン)では、圧巻の逃げ切りを収めています。オレノココロとの40キロ差を生かし、ここも好勝負できそうです。
 ソウクンボーイは障害次第の面はあるものの、ダービー2着を含め6戦連続連対中と好調です。ばんえいプリンセス賞2着で障害巧者のセイコークインや、ムラ駆けの傾向はあるものの破壊力のある末脚を秘めているダイコクパワーも上位をうかがいます。

 2月10日(月)のメイン第10レースは、定量500キロ(牝馬20キロ減、4歳10キロ減)で争われるスピードスター賞(4歳以上選抜・18:05発走予定)。サマーダッシュ、稲妻賞、疾風賞、地吹雪賞の各予選上位馬による決勝戦です。
 地吹雪賞の勝ち馬で、一昨年以来となるこのレース2勝目を目指すオイドンに注目が集まります。その12年のスピードスター賞での47秒6(馬場水分1.7%)というタイムは圧巻でしたが、地吹雪賞では、さらにコンマ1秒上回る47秒5(同2.6%)をマークしています。
 フクドリは昨年のスピードスター賞3着馬で、地吹雪賞でも3着でした。なかなかオイドンには先着できませんが、この条件では毎回、高いレベルの走りを披露しています。一昨年12月の地吹雪賞以来となる勝利を目指します。
 昨年のこのレースの勝ち馬がホクショウバトル。今年は疾風賞2着からの参戦です。軽めの馬場が向くだけに、連覇の可能性もありそうです。

今週の見どころ(2/1~2/3)

2014年1月31日(金)

 今週末に帯広市内で行われる「第51回おびひろ氷まつり」と連動し、2月1日(土)、2日(日)の2日間、帯広競馬場でもイベントを実施します。両日は競馬場への入場料が無料になるほか、畜産フェア、先着プレゼントなどが行われます。

今週のコース使用方法出走馬が9頭以下の場合)】
→10コースに最後の番号の馬が入るように使用(詳細はこちら

 2月1日(土)のメイン第10レースは、帯広氷まつり特別(B1級-1組・18:05発走予定)
 ミタコトナイは昨年11月から年末の4走前まで破竹の7連勝。3走前のB1昇級初戦が特別・ニューイヤーカップ(1月1日)で7着でしたが、B1級特別2走目となった前走大寒特別(1月20日・B1級-1・2組決勝)では障害での腰の入りもよくなり、好内容の5着にまとめてきました。昨年の夏以降、このクラスの特別戦での中心馬だったエビスダイチが大寒特別を勝ちA2へ昇級した今回はチャンスでしょう。
 ニューイヤーカップ3着のスギノファントムは大寒特別でも3着。もうひと押しが足りませんが、毎回着実に末脚は使ってきます。B1級での安定感ではこの馬かもしれません。
 コウシュハクィーンはニューイヤーカップの4着馬。前走ばんえいプリンセス賞(4歳牝馬オープン)では5着も、自己条件戦ではハンデが有利な立場です。同2着セイコークインとともに上位をうかがいます。
 ムテキダイチは最低人気でニューイヤーカップを制覇。普段はテンに置かれるこの馬が逃げ切って、ファンを驚かせました。平場戦の前走は8着でしたが、特別に戻るここで、もう一発という期待も高まります。

 2月2日(日)のメイン第10レースは、柏林馬事公苑特別(オープン・18:05発走予定)。前開催のオープン・睦月特別の再戦です。
 キタノタイショウに睦月特別から連勝の期待がかかります。前走は第2障害をひと腰で抜けて、昨年6月の旭川記念以来となる勝ち星をマーク。この馬らしい末脚も発揮できており、完全復活を印象づけました。
 2着ホッカイヒカルは、キタノタイショウより先に障害を越え、逆転されたのは不満ですが、それだけキタノタイショウの状態が上がっているということなのでしょう。それでも1秒8と僅差での2着確保は実力のある証といえます。
 離れた障害クリアから3着に追い込んだニュータカラコマや、逃げて見せ場十分の4着だったトレジャーハンターにも注目でしょう。

  2月3日(月)のメイン第10レースは、ダイヤモンドダスト賞(5歳オープン・18:05発走予定)。1月3日に行われた重賞・天馬賞のほぼ再戦となりましたが、勝ち馬ホクショウユウキは回避。同レースは定量戦で、今回は別定重量戦です。
 注目は天馬賞5着のエビスダイチ。障害巧者で同レースを挟んで、B1級に限れば3連勝しています。同世代限定戦では、掲示板が精一杯という重賞に対し、特別では善戦傾向があります。ハンデ差を生かせれば勝利のシーンが望めそうです。
 テンカムソウは天馬賞では7番人気で3着に健闘。なかなか勝ち切れない面はありますが、障害には不安がないタイプだけに、ここも先手必勝の積極策で臨むでしょう。
 ワールドピサは天馬賞で7着でしたが、昨年12月16日のイルミネーションカップ(4歳オープン)ではヤマノウンカイとの叩き合いの末2着があります。特別戦の負担重量であれば大きな変わり身が見込めそうです。
 そのヤマノウンカイはイルミネーションカップが同世代限定のオープン特別での初勝利で、地力強化を感じさせます。天馬賞は6着でしたが、こちらも重量が軽くなっての巻き返しがあるかもしれません。

ヒロインズカップ 予想結果

2014年1月27日(月)

山崎:3連単5-2-9 100円的中! 収支+29,970円
須田:馬単5-2 200円的中! 収支-1,260円
斎藤:ハズレ 収支-6,000円
矢野:ハズレ 収支-6,000円

【ここまでの集計】
投資額 6,000円×20R=120,000円

山崎 +32,610円
斎藤 -23,760円
矢野 -39,070円
須田 -60,850円

1/26ヒロインズカップ回顧

ダイリンビューティが女王戴冠!

 26日(日)は重賞・ヒロインズカップ(4歳以上牝馬オープン)が行われ、単勝2番人気のダイリンビューティが優勝。2010年のばんえいオークス以来となる、重賞3勝目を挙げました。

 昼過ぎから降り始めた雪の影響で徐々に馬場水分は上がり、4.2%でゲートオープン。ニシキウンカイが外にモタれて最後方からとなり、道中もやや出入りの激しい展開に。コマクイン、ダイリンビューティ、ユーファンタジーあたりが代わる代わる先頭に立ちながら第2障害を迎えました。
 ひと呼吸入れたのち、各馬一斉に登坂開始。なかでも抜群のかかりを見せたのがコマクインとダイリンビューティで、並んで障害を突破。やや遅れてニシキウンカイとアアモンドマツカゼがクリアし、以下ニシキエース、タケノビジンと続きました。
 先頭争いは残り30メートル付近でダイリンビューティが抜け出して独走態勢を築き、早くも決着がつきそうな勢い。コマクインは脚どりが重く、残り20メートルを切ったあたりでストップ。こうなれば、もうダイリンビューティの独壇場で、最後までしっかりとした脚どりで歩き、ゆうゆうと先頭で荷物を運び切りました。コマクインは後半も苦しみましたが、他馬の追撃を何とか振り切って2着を確保。3着にはニシキウンカイが入線しました。

 ダイリンビューティはこれが重賞3勝目。積極的にレースを運びながら最後までしっかり歩き切る、完璧なレースで牝馬の頂上決戦を制しました。一度は世代の牝馬の頂点に立った同馬が、いよいよ本格化してきた印象。今後、牡馬を相手にどんなレースを見せるか要注目です。
 コマクインはこれで3度目となる重賞2着。勝ちみに遅い印象は拭えませんが、軽快なスピードがあるだけに、馬場や重量に恵まれた際には牡馬を相手に好勝負を演じても不思議ではないでしょう。引き続き目が離せない1頭です。

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藤本匠騎手「12月からこのレースに照準を合わせていましたが、なかなか調子が上がらず心配していました。しかし厩舎サイドがここまで仕上げてくれて、本当にきょうは馬の出来が良かったです。雪の影響で流れが速くなるかなと思いましたが、スタートしてみると自分が考えていた良い位置でレースができました。現在、牝馬の中で飛び抜けた馬がいないので、その中心になれるよう大事に使っていきたいです」

1/26ヒロインズカップ予想 山崎エリカ

2014年1月26日(日)

悩みぬいた末のダイリンビューティ

 昨年のこのレースの勝ち馬で、古馬牝馬の代表的な存在だったブラックパールが昨年末に急死してしまいました。これにより一躍主役となったのが、この路線のオープン特別、カーネーションカップとレディースカップを勝ったアアモンドマツカゼです。しかし、怖いのはこれまで重賞を勝った経験がないこと。本番に強かったブラックパールに対して、アアモンドマツカゼは前哨戦に強いイメージが拭えません。

 例えば昨年のクインカップ。前哨戦の紅バラ賞で2着、前走でB1クラスの霜月特別でも2着と善戦しましたが、本番のクインカップでは1番人気を裏切る形での6着大敗でした。今回も前走のA1クラスで2着と好戦。この馬のそれまでの能力を考えると、どうしても死力を尽くした印象が拭えないのです。単純に今回でも前走と同じ走りが出来るのであれば、勝つのはアアモンドマツカゼの可能性が高いと見ますが、そうなりづらいのが競馬です。

 よって今回はリスクヘッジの意味合いも込めて、◎はレディースカップの2着馬ダイリンビューティとします。この馬は3シーズン前のオークスの勝ち馬でスピードもありますし、年齢を重ねて粘りも増してきました。トップハンデのアアモンドマツカゼよりも重量が10kg軽く、雪が降れば更に有利になるでしょう。

 ○は前記のアアモンドマツカゼ。今回での上積み「?」でも、相手を考えると大敗するイメージも沸きません。

 ▲はレディースカップの3着馬コマクイン。この馬は近2年のヒロインズカップで10着、7着に敗れていることから増量がダメなイメージがありますが、雪が降ってスピード勝負になれば面白いです。ばんえい競馬で一番穴を開けることが多いのは、近走の持ち時計のある馬なので、そこまで軽馬場にならなくても穴馬としては面白いです。

 △はレディースカップの4着馬ニシキウンカイ。雪が降ってあまり時計が速い決着になると序盤で置かれてアウトの可能性もありますが、トップハンデのアアモンドマツカゼよりも重量が20kg軽いことを考えればノーチャンスではないでしょう。

 他では昨シーズンのオークス馬で、昨年11月のクインカップでは2着のタカラハヤヒメ。クインカップ2着以降は障害で崩れて結果を出せていませんが、近3走では障害がスムーズで復調気配を感じさせる内容だけに、巻き返しを警戒します。

 あとは昨年のヒロインズカップの2着馬ユーファンタジー。前走では障害で止まって膝をついて、更にモタついてしまったようにハッキリ言って障害は苦手。しかし、一旦超えてしまえばすごい脚で伸びてくるのがこの馬の特徴です。こういった馬は一見、増量が堪えるように思われるかもしれませんが、他馬も障害でもたついて直線でのリードが奪えないことがしばしば。よって、相手もそれほど強くない牝馬限定重賞はこの馬にとっての最適条件と言えるでしょう。しかし、過信も禁物なので、印は一番下の扱いとしました。

 ◎ (5)ダイリンビューティ
 ○ (7)アアモンドマツカゼ
 ▲ (2)コマクイン
 △ (9)ニシキウンカイ
 △ (1)タカラハヤヒメ
 △ (8)ユーファンタジー

 3連単1頭軸マルチ
 5→7,2,9,1,8 各100円 計6000円

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