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今週の見どころ(1/11~1/13)

2014年1月10日(金)

 今週よりばんえい十勝は、土曜・日曜・月曜の通常開催へと戻ります。引き続き全11レース制で実施されますが、メインは最終の第11レース(18:40発走予定)となりますので、投票の際はご注意ください。

今週のコース使用方法出走馬が9頭以下の場合)】
→1コースに最初の番号の馬が入るように使用(詳細はこちら

 1月11日(土)のメイン第11レースは、プロキオン特別(B1級-3組・18:40発走予定)
 ライトアームは、工藤篤騎手に乗替わった前々走で一変。第2障害をひと腰で上がると、決め手あるユーファンタジーを寄せつけずに勝利。続く前走B1級-3組でも障害ひと腰から2着に踏ん張っています。今回のメンバー中、好調度ではこの馬が一番。今回は安部憲二騎手に替わりますが、引き続き上位争いを演じてくれるでしょう。
 メンバー的には、B1級-2組(1月5日)の再戦模様。障害力を生かして2着と上々の走りをみせたコサカコブラが相手筆頭でしょう。同2番人気で6着だったベニインパクトは、障害次第で巻き返しが見込めそう。ここでは、ナンバー1の決め手を誇ります。
 トカチタカラは、出走取消を挟んでB1級-3組で10、10着と不本意な近2走ですが、軽めの馬場もあり、追走に苦労していた感も。前回、特別に出走したとき(昨年8月のB1級-2組)は3着に入っていました。今回、手綱を取る大口泰史騎手とは、昨年6戦して3勝、2着2回、4着1回の好相性。近況を度外視して狙ってみる手もありそうです。

 1月12日(日)のメイン第11レースは、ガーネット特別(A2級-1組・18:40発走予定)。明け5歳重賞・天馬賞を使われたテンカムソウワールドピサを除く8頭は、前開催では新雪特別(1月4日・A2級)に出走していました。
 注目は新雪特別2着のソウクンボーイ。第2障害をひと腰、やや離れた4番手でクリアすると、ウメノタイショウに逃げ切りを許したとはいえ、コンマ6秒差まで追い詰めました。初のA2級特別でこれだけの走りができたのは収穫といえ、ほぼ再戦といえる今回も崩れるシーンは考えにくいものがあります。
 テルシゲは、新雪特別では1番人気で5着。障害を降りた順番のままゴールに入りましたが、差して勝てる馬ではないので、この馬なりの走りはしたのでしょう。前々走のオッズパーク賞ファイナルカップ(A2級-1・2組決勝)では差のない障害2番手からアローファイターとの叩き合いを制しており、先行できれば巻き返しも十分でしょう。
 そのアローファイターは、新雪特別でも4着に入り力を見せており、ここでも障害巧者らしい走りを見せてくれそうです。
 明け5歳のテンカムソウワールドピサもA2級-1組で連対実績があり、争覇圏といえます。

  1月13日(祝・月)のメイン第11レースは、ばんえいプリンセス賞(4歳牝馬オープン・18:40発走予定)。10頭のメンバー中、重賞・ばんえいオークス(12月1日)の出走馬が7頭いる組み合わせです。
 2歳シーズンの黒ユリ賞、3歳のばんえいオークスと、2つの女王タイトルを持つナナノチカラに注目が集まります。同世代限定のオープン特別(重賞)での勝利はこの2勝だけで、ともに定量戦でした。今回は別定重量戦のためトップハンデを課せられますが、障害さえ無難であれば、女王の貫録をみせてくれそう。ばんえいダービー(12月22日)を回避し、オークス以来の実戦ですが、レースを選んで使われているのも好感が持てます。
 ばんえいオークス3着のコウシュハクィーンは、ばんえいダービーで牝馬最先着の5着に好走。女王の座こそナナノチカラに譲っていますが、3歳三冠のばんえい大賞典を制するなど、牡馬に混じり戦ってきた経験値ではこちらのほうが上。ナナノチカラとの20キロ差を生かしたいところでしょう。
 ばんえいオークス2着のセイコークイン、同4着クインフェスタもばんえいダービーを除けば、近走では崩れ知らず。この両馬もハンデ差を生かしてナナノチカラに迫りたいところです。

天馬賞 予想結果

2014年1月 4日(土)

矢野:3連単9-5-2 600円的中! 収支+17,400円
山崎:馬複5-9 1500円的中! 収支+300円
斎藤:3連単9-5-2 100円的中! 収支-2,100円
須田:ハズレ 収支-6,000円

【ここまでの集計】
投資額 6,000円×19R=114,000円

山崎  +2,640円
斎藤 -17,760円
矢野 -33,070円
須田 -59,590円

1/3天馬賞回顧

ホクショウユウキが"四冠"制覇!
岡田師も通算1500勝を達成!

 3日(金)は重賞・天馬賞(5歳オープン)が行われ、単勝1番人気のホクショウユウキが優勝。世代限定重賞の柏林賞、銀河賞に続く勝利で、現5歳の頂点に君臨。さらに管理する岡田定一調教師に、ばんえい史上3人目となる通算1500勝目をプレゼントしました。

 馬場水分は2.0%でスタート。ニシキエーカン、ホクショウユウキ、テンカムソウが馬群をリードして進みますが、ほとんど横一線の状態で第2障害を迎えました。
 最初に仕掛けたのはホクショウユウキ。すぐさまワールドピサが反応し、さらにテンカムソウも登坂を開始します。しかし、抜群のかかりを見せたホクショウユウキが先頭でクリアし、テンカムソウが2番手で下山。ワールドピサ、ニシキエーカン、ヤマノウンカイも争覇圏内で突破しました。
 3番手争いは激しい攻防を繰り広げますが、先頭の2頭は快調。特にホクショウユウキは抜群の手応えのまま歩き続けます。徐々にテンカムソウが苦しくなり、3番手から抜け出してきたニシキエーカンが残り20メートル付近で2番手に浮上。しかし、追撃はここまで。最後までしっかり歩き続けたホクショウユウキが、先頭で荷物を運び切りました。0秒7差の2着にニシキエーカン、さらに2秒差の3着にテンカムソウが入りました。

 ホクショウユウキは、牝馬戦のクインカップを除く4歳シーズン重賞を総なめ。さらに3歳との混合重賞のはまなす賞を制して、"四冠"を達成しました。障害、末脚ともに確実で、危なげないレース運びには風格さえ漂わせます。今後さらに重量が積まれることになりますが、不安よりも期待の方が大きく感じられます。さらなる成長と飛躍が楽しみです。
 2着のニシキエーカンは多少勝ち切れない面がありますが、12年のイレネー記念を制し、ばんえい菊花賞、ばんえいダービーでともに2着しているように、力は世代トップクラス。小差に迫った今回のレースぶりも悪くなく、今後も随所で活躍してくれるに違いありません。
 テンカムソウはこれが18回目の3着。2着も16回あり、地力の高さは折り紙付きです。あとは、それを証明するタイトルがほしいところ。ただ、障害でも安定した登坂を見せるだけに、馬場や展開次第でチャンスが巡ってくることでしょう。

成績はこちら
映像はこちら

松田道明騎手「岡田調教師の1500勝がかかっており、このレースを逃がすわけにはいかないと思っていたので、かなりプレッシャーがありました。勝つことができて本当に良かったです。先行力がある馬がいたので、なるべく前の位置取りを心がけました。第2障害でも馬はやる気十分でしたので、いけると思いました。馬場が少し軽く、切れのあるニシキエーカンが迫ってきましたが、きょうは僕の馬の方が一枚上でしたね」


【お詫び】本記事掲載当初、見出しに間違いがありました。ご迷惑をおかけした関係者の方には深くお詫び申し上げます。

1/3天馬賞予想 矢野吉彦

2014年1月 3日(金)

ニシキエーカンの逆転を狙う

 当たった方には申し訳ありませんが、開いた口がふさがらなかった帯広記念。カネサブラックやニシキダイジン、フクイズミといった強豪がゴッソリ抜けてしまった今は、大黒柱的オープン馬が不在であることを見事に証明したレースだったと思います。キタノタイショウの復活(2着)でばんえい記念に向けた見通しは立ちましたが、その後の重賞戦線の予想が難しくなるのは必至で、なんだか気が重くなってきちゃいました。
 それはさておき、2日のばんえい競馬の売上げは1億6千万円を超えました。これもひとえに皆様方のおかげ。主催者に成り代わりまして、厚く御礼申し上げます。

 では、気を取り直して天馬賞です。定量戦のここは、ホクショウユウキ断然というムード。でも、この馬が柏林賞と銀河賞を勝ったとき、ニシキエーカンはこの馬より重い荷物を曳いていました。30㎏差の柏林賞で2着だったのに、10㎏差の銀河賞で6着に沈んだのは?ですが、同重量になったここはひょっとしたら逆転も、と考えました。
 そこで馬券は、1、2着をホクショウユウキとニシキエーカンにした3連単フォーメーションにします。3着の相手は、テンカムソウ、アサヒリュウセイ、ワールドピサ、ヤマノウンカイ、ニシキウンカイの5頭。20点買いなので、300円ずつです。

 3連単
 5,9→5,9→2,3,6,7,8 600円 計6000円

 20点の中には、当たっても損になる組み合わせがあるとは思いますが、それは覚悟の上。ここはニシキエーカンの逆転を期待して応援します!

1/3天馬賞予想 山崎エリカ

2冠馬ホクショウユウキに期待

 昨日の帯広記念は、1番人気のギンガリュウセイが6着に敗れて大波乱の結果となりました。唯一、近走不振な点が気掛かりでしたが、陣営が「ひと開催休ませて、ここへ向けて調整を図り、いい状態に仕上がった」とコメントしていたので、なんとかなるかなーと思っていたら、なんとかなりませんでした(・Θ・;)アセアセ...

 ああいう結果を見せられると、つい1番人気の粗探しをしたくなるのですが、ここはさすがに2冠+はまなす賞を勝利したホクショウユウキでしかたがない気がします。ここを勝てば、ばんえい史上初の4歳シーズン3冠馬となるようですが、古馬相手のドリームエイジカップでも古馬トップクラスと同じ780㎏を背負って2着と健闘していること、今シーズンの重賞3勝中2勝が10番枠だったこと、自在に立ち回れる脚質から決定的な死角は見当たりません。

 また、前々走のイルミネーションカップでは5着に敗れていますが、ドリームエイジカップを目標にした後の一戦だったこと、勝ったヤマノウンカイよりも50kgも重いハンデを背負わされていたことを考えれば悪くありません。前走のホワイトクリスマス賞でも6着に敗れていますが、このレースで9着、8着に敗れたキタノタイショウやニュータカラコマが帯広記念で2着、3着だったことを考えればマイナス材料ではないでしょう。ホワイトクリスマス賞でもキタノタイショウと同じ770kgを背負わされていました。3冠馬になるのは容易ではありませんが、今回は明け5歳馬限定の定量戦。ライバル的な存在もいないので、ホクショウユウキを素直に信用して◎とします。

 ○は柏林賞、銀河賞、はまなす賞で、◎ホクショウユウキよりも重いハンデを背負って善戦しているニシキエーカン。ドリームエイジCでは逆にホクショウユウキよりも30㎏軽いハンデをもらいながら5着と完敗の結果でしたが、イレネー記念の勝ち馬でいつも厳しい条件をつきつけられ、結果が出せずにいたことも確か。1ヵ月の休養をひと叩きされての上積みがあれば上位争いが可能でしょう。

 ▲は昨年のダービー馬アサヒリュウセイ。前走のオリオン特別は障害で止まってしまいましたが、テンの行きっぷりが良すぎてチグハグなレース内容だったことから決定的な敗戦とは言えません。3走前にA1クラスの決勝を勝っていることから実績上位は明らか。前々走のイルミネーションカップでも小差の3着ならば上々。よって、今回での巻き返しを期待します。

 △に6連続連対中のワールドピサ。近2走では2着に敗れていますが、相手を考えれば悪くないでしょう。障害がとにかく安定しているので、他馬が障害で手こずるようなことがあれば逃げ切れるかもしれません。

 他では成績の安定感、障害の安定感ではワールドピサに大きく見劣らないエビスダイチ。印上位馬が障害よりも直線での決め手を生かす馬たちだけに、前で立ち回れて障害上手の馬たちを警戒しました。

 ◎ (9)ホクショウユウキ
 ○ (5)ニシキエーカン
 ▲ (3)アサヒリュウセイ
 △ (6)ワールドピサ
 △ (4)エビスダイチ

 馬複
 9-5,3,6,4 各1500円 計6000円

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