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2011年8月 アーカイブ

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8/7はまなす賞予想 須田鷹雄

2011年8月 6日(土)

1着タイプはトレジャー&レットダイヤ

 いよいよ、ばんえい競馬も3連単導入。堅そうな人気馬がいるときもヒモを絞れば配当を楽しめる馬券となり、混戦のときは高配当が見込める時代の到来となった。
 この予想企画でも私の頼みで今年は資金を6000円にしてもらっているが、これは買い目の数が6の倍数になりやすい3連単を意識してのもの。当然今回の予想も3連単でいきたい。

 さて、はまなす賞。オイドンはいるものの、ここは4歳馬から入りたい。オイドンは勝ちに行く競馬をする立場であることが、逆に前走のように早い仕掛けから障害でハマる結果につながりかねない。重量差も微妙に不足のように思える。ここは3着までと想定したい。

 となると、4歳馬を3連単のフォーメーションに合うよう、タイプ分けする必要がある。1着を取れるタイプは、誰もが思うように◎トレジャーハンターと○レットダイヤだろう。トレジャーハンターは柏林賞を取りこぼしたが、当時と比較するとレットダイヤとの重量差は10キロ縮まっている。もともとは20キロ差でも先着しているわけだし、仮に買い目ごとに強弱をつけるなら◎のほうを厚くしたい。

 2着候補には▲ファーストスター。派手さはないが、自分なりの競馬は確実にするタイプ。前走に比べて重量増となる番組では予想以上に好走することが多い馬で、690キロかつ上位勢とは重量差アリというこのレースは向いているように思う。

 さらに△としてツジノコウフクヒメ、そして先述したオイドンを3着候補に。3連単の買い目はフォーメーションで◎○→◎○▲→◎○▲△△の12点だ。

 ◎8トレジャーハンター
 ○4レットダイヤ
 ▲1ファーストスター
 △2ツジノコウフクヒメ
 △3オイドン

 3連単フォーメーション
 4,8→1,4,8→1,2,3,4,8 500円

8/7はまなす賞予想 斎藤修

トレジャーハンターに再度期待

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。
 「3連単はこう狙え!」で、トリガミ覚悟でボックスかマルチで高配当を狙いたい、と書いたので、とりあえず3連単5頭ボックス60点買い。8頭立てで5頭ボックスはどうかと思うが、ちょっと狂えば60倍はつくでしょう。

 ◎(8)トレジャーハンター
 ◯(5)ニュータカラコマ
 ▲(2)ツジノコウフクヒメ
 △(7)ヤマトホマレ
 △(4)レットダイヤ

 3連単ボックス
 2-4-5-7-8 100円

今週の見どころ(8/6~8/8)

2011年8月 5日(金)

 8月6日(土)から、ばんえい競馬でもいよいよ3連複・3連単の馬券が発売されます。これに合わせ、「3連単はこう狙え!」と題した短期集中連載を掲載します。重賞予想バトルでおなじみの4名に加え、古谷剛彦さん(掲載済)、赤見千尋さんにも登場いただき、ばんえい競馬ならではの3連単の狙い方を披露していただきます。ぜひとも参考にしてみてください。
 7日(日)のメインには、はまなす賞が組まれています。3歳・4歳混合による重賞で、重賞に再度格上げとなった昨年は、4歳馬が3着までを独占しました。完成度や経験値からいえば4歳が有利でしょうが、3歳は負担重量面で有利な立場。今年はどちらが勝つのか、ご注目ください。

帯広競馬場ハロンズ岩見沢場外でのイベントはこちら

 8月6日(土)のメイン第11レースは、とかちえぞまつ特別(A1級-1組混合・20:00発走予定)。オープン2頭、準オープン(360万円未満)8頭により争われます。
 アグリミズキは、前々走の北海道競馬記者クラブ特別(オープン-2組混合)こそ流れが合わず8着に敗れましたが、そのレースを挟んで、サホロ特別、然別湖特別とA1級-1組で勝利。キタノダイチを除く今回の360万円未満格付馬とは3走前と前走で勝負づけが済んだ感があります。今回は準オープンクラスの大将格としてオープン馬に挑みます。
 迎え撃つオープンの2頭がエンジュオウカンホッカイヒカル。なかでもエンジュオウカンは、旭川記念4着、北斗賞5着など、今季はオープン-1組戦で好走を続けており、実績では断然。前走で崩れた障害の立て直しがカギでしょう。
 ホッカイヒカルは北海道競馬記者クラブ特別の勝ち馬。オープン-1組に入ると実力的に見劣りは否めませんが、この相手なら、決め手比べに持ち込めれば勝機も見込めそうです。
 近走は勝ち切れないものの、堅実な成績が光るオレワスゴイも上位争いに加わりそうです。

 8月7日(日)のメイン第11レースは3歳・4歳混合重賞・第23回はまなす賞(20:05発走予定)。4歳馬は6月26日に行われた4歳重賞・柏林賞の1~5着、3歳馬は6月20日のとかちダービー(3歳オープン)の2、8着と、同レースに不出走だったニュータカラコマが参戦しています。
 3歳のニュータカラコマに期待します。今年3月の3歳重賞・イレネー記念でオイドンを一騎打ちの末、下して明け3歳ナンバー1に輝いた実績を誇ります。安定した末脚を武器に、目下古馬相手に3連勝中。特に前走のB1級-1組は、オープン経験馬シベチャタイガーを相手にもったままで突き放す完勝と、完全に軌道に乗った感があります。4歳の一線級が相手でも格負けしないでしょう。
 4歳では柏林賞馬レットダイヤに期待。詰めに課題がありますが、柏林賞(馬場水分1.5%)では、第2障害先頭から690キロをなんとか最後まで運びきったあたり成長を感じさせました。
 ファーストスターは柏林賞で2着。離れた障害クリアからレットダイヤの5秒6差に迫りました。逃げ切った前走のB1・B2級決勝混合特別は、2着との差はわずかですが、内容は完勝といえるもの。充実ぶりがうかがえます。
 イレネー記念、とかちダービーとも2着のオイドン、展開次第では柏林賞3着ツジノコウフクヒメの前残りにも警戒したいところです。

  8月8日(月)のメイン第11レースは銀河の森特別(A1級-2組混合・20:10発走予定)。障害次第という馬が多く、なかなか難解な一戦です。
 ひとまずトモエエーカンが中心とみます。昨季は11勝を挙げ、昨年度の収得賞金額上位馬が出走できる、今季開幕週の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯にも出走(7着)。障害に苦戦していた時期もありますが、徐々に立て直されてきた感があります。前走のA1・A2級決勝混合(2着)を見る限り、もう心配ないでしょう。
 前走のA1級-2組で今季初勝利を挙げたのがアアモンドヤマト。オープン馬との対戦だった3走前、2走前も善戦し、自己条件に戻った前走をしっかりモノにしました。障害さえ無難なら引き続き好走が期待できるはずです。
 ユーファンタジーは、前走のA1級-1組特別では障害でモロさが出て10着に沈みました。しかし末脚のキレではメンバー中上位。障害に不安があるメンバーが多いだけに、一発を秘めているといえます。
 もともとは障害巧者でならしたヤマノミントも有力。相手有利なオープン馬アオノレクサスがスピードで押し切る可能性もありそうです。

【集中連載】3連単はこう狙え!(2) 古谷剛彦

2011年8月 4日(木)

 いよいよばんえい競馬でも3連単、3連複がスタートするが、個人的には待望の導入となる。

 ばんえい競馬で、2歳戦や重賞となると、力量差のはっきりした競馬も少なくない。

 例えば、ばんえい記念。昨年、今年とカネサブラックとニシキダイジンの1、2着となったが、今年はこの2頭の一騎打ちムードが濃く、実際にその通りの決着。今年の場合はカネサブラックが雪辱を果たしたが、この馬券を買うと思うと、どう考えるか?

 馬単となると、この2頭の表裏で2点の勝負となり、1着でどちらに重きを置くかで迷うところになる。配当はかなり安く、しかも堅いとは思ってもリスクも背負った上でのレース観戦となる。

 これが3連単、3連複での馬券を買うと思えば、最強牝馬のフクイズミや、古豪でファンの多いナリタボブサップ、それにばんえい記念3連覇の実績があるトモエパワーなどなど、3着以下には買いたい馬が結構いた。

 自分の中で「買いたい馬が結構いる」と思えば、そういう考えのファンも多いと必然的に考える。そうなればオッズも割れるし、例えばカネサとニシキの1、2着の裏表の相手に3番手の相手を上述した3頭と思えば、3頭×2=6点の買い目となる。6倍以上のオッズは予想できたと思うし、この時は◎カネサだったのでカネサ1着-ニシキ2着の方を厚めに購入する形で買うだろう。

 ばんえい競馬は、平地の競馬より一騎打ちだと思えばそれで決まることも多い。それだけに、フォーメーションで買いたいと思うことがよくある。

 7月24日(日)に行われた「ビッグウエイトカップ」でも、フクドリとキクノタイショウの一騎打ちという見方が大多数で、その通りの決着となった。この時でも馬単は230円という配当だったが、3連単があれば馬券の買い方にも工夫ができた。ミスタートカチとアローファイターの3着争いは0秒3差の接戦で、ファンもこの2頭を次位争いと見ていただけに、この時期に3連単があれば盛り上がりも違ったはず。

 3連単が導入される、となると、高配当への魅力に目が行きがちだが、ばんえい競馬の場合、馬単で的中させることも難しいし、点数を多く買って万馬券を取るのも、費用対効果で考えると決して得をする機会は少ない。

 どんな馬券の種類でも、基本的には的中は1つ。それを20点や30点、あるいはそれ以上の買い目で的中させるよりも、少ない買い目で払戻金を手にする方が効率が良いのは確かである。10点で1万円の配当を手にした時と、1点に対して10倍の購入金額をハリ、10倍の配当を手にすることは一緒なのだから。

 3連単は、「馬単だと堅すぎるけど、この配当では勝負しづらい」というレースの時に、3着が人気薄で来てくれると...というレースでの購入が個人的な買い方の指標となる。

【集中連載】3連単はこう狙え!(1) 斎藤修

2011年8月 2日(火)

 いよいよ8月6日から、ばんえい競馬にも3連複・3連単の馬券が導入される。地方競馬の中でもばんえいだけが、この3連複・3連単の馬券に取り残され、かなりの年月がたっているだけに、待ちに待った導入といえるだろう。

 ただ地方競馬の場合、規模がそれほど大きくない主催者では、単に馬券の種類を増やせばいいというわけではないので難しい。馬券の売上げが分散してしまい、適正なオッズにならないことがあるからだ。たとえば、高知や福山では3連複・3連単の導入と前後して、早々と枠連を廃止してしまったし、高知では一時期、複勝をやめていた時期もある。

 ばんえい競馬では、馬連複を導入するときでさえも反対意見が多かったが、それは馬券の発売所が本場と専用場外に限られていた時代の話。ばんえい競馬でも、いまやネット投票(電話投票も含む)の発売が、総売上の3割近くを占めるようになった。おそらくこの割合はさらに大きくなるものと思われる。そうした中で、特にばんえい競馬はフルゲートが10頭と限られているだけに、高配当が期待できる3連単の導入は必然ともいえた。

 さて本題。ばんえいでの3連単は、トリガミ覚悟でボックスかマルチで高配当を狙いたい。

 地方競馬の、それも頭数の少ない競馬場では、3連単でもとにかく低配当が目立つ。3桁配当などもそれほどめずらしいことではない。そうしたところでの3連単の狙いは、フォーメーションで、いかに点数を絞れるかになる。

 しかしばんえい競馬では話は違う。平地の場合、単勝1.0倍や1.1倍という断然人気の馬が飛んでしまうことはなかなかない。ところがばんえい競馬の場合、断然人気の馬でも、たとえば第2障害で仕掛けるタイミングを間違えたり、膝をついてしまったりすれば、簡単に着外という場面もめずらしくない。それゆえばんえい競馬では、断然人気の馬がいたとしても、単勝元返しという配当を目にする機会はほとんどない。ようするに、平地の競馬に比べて不確定要素が多いのだ。それがばんえい競馬でのおもしろさでもあり、怖さでもあるのだが。

 4頭ボックス24点買いなら、その中に断然人気の馬が1頭いたとして、それが着外に飛んでも高配当をゲットできる可能性がある。1頭軸または2頭軸のマルチなら、断然人気馬が3着になっても馬券をゲットできる可能性はある。

 たとえば現実的な例としては、カネサブラックを考えてみたい。カネサブラックといえば、もともと安定した成績には定評があったが、今年2月以降6連勝と、圧倒的な存在となった。しかも、1トンのばんえい記念を勝ったかと思えば、700キロ台で争われるばんえい十勝オッズパーク杯も、今シーズンの勝利で4勝目となった。これほど幅広い負担重量で勝ち続けられる馬というのも、歴史的に見てもそう何頭もいない。

 陣営には申し訳ないが、次の馬券の狙いは、カネサブラックがいつ負けるか、だ。平地の競馬では、たとえばシンボリルドルフ、テイエムオペラオー、ディープインパクトなどのように、長きに渡って連戦連勝という馬がたまにはいる。しかしばんえい競馬の場合、それはほとんど不可能だろう。ばんえい記念などの定量戦を除き、勝てば勝つほど重量を背負うというばんえい競馬のシステム的な要因もあるし、先にも書いたとおり第2障害の駆け引きはやはり簡単ではない。

 というわけで今シーズンの古馬重賞では、カネサブラックが勝てばトリガミ覚悟、負ければ高配当という3連単を買い続けてみたい。

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