今週3日間のメインはすべて毛色別の選抜戦。8月20日(土)は芦毛、21日(日)は栗毛、22日(月)は青毛限定による争いとなります。次週に行われる鹿毛限定戦を含めた4レースの上位馬が、10月10日の決勝戦である毛色別カップに駒を進めます。
22日の帯広競馬場は、「JRAジョッキーDAY」として様々なイベントを実施。JRAから来場した10騎手が、エキシビジョンレースへの騎乗やトークショー、レース協賛などで一日、ばんえい十勝を盛り上げます。
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8月20日(土)のメイン第11レースは白夜賞(3歳以上芦毛馬選抜・20:00発走予定)。芦毛馬選抜戦は、冬に白馬賞、そして夏にこの白夜賞と年に2回実施されおり、昨年7月の白夜賞と今年1月の白馬賞の上位5頭は着順を入れ替えただけで、まったく同じ顔ぶれでした。そのうち4頭が今回も引き続き出走しています。
なかでも期待はフクイズミ。白夜賞には5年連続での出走で過去4回1、3、1、2着と崩れなし。今年の白馬賞では勝利と、芦毛馬選抜では実績で抜けています。今年も上位争い必至でしょう。
トウリュウもこのレースには5年連続での出走で、昨年の白夜賞4着、今年の白馬賞2着でした。あまり速い流れになると厳しそうですが、持ち前の障害力でここも上位をうかがいます。
両レースで5、4着だったエナジーユウシオは、目下2連勝中と好調。今回は今季好調な入澤和也騎手への乗替わりで前進を目指します。
両レースで3、3着のアオノレクサスは、トップハンデがこたえそうですが、ほとんどが格下のここは底力をみせるシーンがありそうです。
8月21日(日)のメイン第11レースはゴールデンホース賞(3歳以上栗毛馬選抜・20:00発走予定)。
キタノタイショウの連覇が濃厚といえます。昨年のこのレースは2着ホリセンショウに8秒7差もつける圧勝でした。その後、世代限定重賞で2勝を挙げ、チャンピオンカップ、北斗賞と古馬一線級が揃う重賞でともに3着などパワーアップしました。今年はトップハンデですが、実績・実力的に負けられません。
相手筆頭は、4歳のテンマデトドケ。今季は未勝利ですが、同世代相手ではハンデを課せられ、古馬戦ではオープン~A1級の強豪相手なので仕方のない面もあります。相手が下がった今回は巻き返してきそうです。
昨年のこのレースの2着馬ホリセンショウは、ナイター開催になってからすべて掲示板キープと好調です。
スーパークリントンはこのレースでは、09、10年とともにトップハンデで3、7着でしたが、今年は負担重量的に有利な立場です。9歳を迎え衰えは隠せませんが、使われつつよくなるタイプ。叩き4戦目の今回は一発あるかもしれません。
8月22日(月)のメイン第11レースはダークホース賞(3歳以上青毛馬選抜・19:25発走予定)。好調馬揃いで激戦模様です
ミサキスペシャルに注目します。トップハンデだった前走のA2・B1級決勝混合特別では6着に敗れましたが、障害のキレは申し分ありませんでした。苦手の軽い馬場(馬場水分3.9%)が影響したかもしれません。今回は相手強化となりますが、4月のばんえい十勝オッズパーク杯で4着に好走した実績を考えれば、障害力を生かし押し切れるでしょう。
決め手上位のニシキセンプー、障害巧者のエンジュオウカンはオープン-1組ではやや力不足ですが、この相手関係なら勝ち切れる力は持っていそう。上下のハンデ差がそれほどつかないだけに、実力どおりの決着なら、当然上位をうかがいます。
末脚切れるペガサスプリティーは、障害次第の面はありますが、最軽量だけに叩き合いになれば浮上しそう。前走こそ崩れたオレワスゴイも障害巧者だけに立て直してくれば侮れません。