ばんえい競馬でも、いよいよ待望の3連単が発売される(個人的には、平地でも3連複とワイドはほとんど買わない)。最初のうちは馬複や馬単と比べてヘンテコな配当が出ると思うが、そうしたところも含めて楽しみたい。そんな中で行われる最初の重賞がはまなす賞。4歳馬5頭、3歳馬3頭の8頭立てだが、上下70キロものハンデ差があって難解。地方競馬の少頭数のレースでは3連単でもびっくりするほどの低配当になることもめずらしくないが、ばんえい競馬ではそうしたことは少ないだろうと思う。
まずは4歳馬の比較だが、柏林賞の上位5頭が出走してきて、その柏林賞と比較すると1着のレットダイヤ、2着のファーストスターが10キロずつ加増され、3~5着馬は据え置き。ここは、その柏林賞で1番人気ながら4着に敗れたトレジャーハンターに再度期待してみたい。今シーズンA1-1組特別を勝っているという実力も上位だ。
2世代限定の重賞では、どうしても上の世代が優位だが、3・4歳限定で行われた過去3年のこのレース(08、09年までは特別として実施)の結果を見ると、連対馬6頭のうち3歳馬と4歳馬が3頭ずつとほぼ互角の成績。3連勝中の3歳馬ニュータカラコマはまだまだ上が望めそうで、もう1頭の中心。
柏林賞でトレジャーハンターに先着の3着と好走したツジノコウフクヒメも、今回はその柏林賞と同じ660キロだけにチャンスは十分。
ヤマトホマレは最大70キロ差の最軽量650キロが魅力。過去3年、最軽量の馬が連対しているというデータもある。
柏林賞を勝ったレットダイヤは、柏林賞より10キロ重くなったが、同じように障害を早めにクリアすればチャンスはある。
◎トレジャーハンター
◯ニュータカラコマ
▲ツジノコウフクヒメ
△ヤマトホマレ
△レットダイヤ