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1/3天馬賞予想 山崎エリカ

2010年1月 3日(日)

定量戦ならライデンロック

 帯広記念は『とかちイエローリボンプロジェクト』の私の応援馬フクイズミこと"フクちゃん"が終いの脚を生かして勝ちました(*^^)v。馬券はあんまり儲からなかったけれど、その儲かったわずかなお金の中から、場外発売をしていた川崎競馬場でフクちゃんのクリアファイルを購入。そのクリアファイルには07年の旭川記念~09年の旭川記念までのフクちゃんの写真が使用されているのですが、フクちゃんは07年当時と比べると明らかに顔が白くて、口の締りがありません。そういえばフクちゃんは、ここのところパドックでいつも口が半開きで表情がおっとりとしてきましたね(笑)。

 フクちゃんの話はさて置き、本日は明け5歳馬の最終戦となる天馬賞。◎にしてみたいのは一冠目の柏林賞1着、二冠目の銀河賞2着のライデンロックです。今回の出走馬の大半はHBC杯・イルミネーションカップに出走しているのですが、その時がトップハンデを曳いて圧勝。それでいて今回は定量戦になるわけですからやはり有力でしょう。前走で逃げ切り勝ちをしているように、スピードもあり、障害力もあるタイプなので、どのような馬場水分でも対応できるのではないでしょうか。

 ○には柏林賞、銀河賞では全く結果を残せていないものの、その後障害力を身に付けて、基礎能力が一気に上昇したキンセイモン。同馬はイルミネーションカップの2着馬であり、11戦連続で馬券の対象になっていることから、まだ底を見せていないように感じます。

 ▲にはイルミネーションカップの3着馬フレイムスワロー。近走はキンセイモンと戦って連敗続きですが、キンセイモンは末脚を生かすタイプなのに対して、フレイムスワローは障害力を生かすタイプですから、高重量戦で馬場回復化の一戦なら逆転の余地も考えられます。

 あとは△に柏林賞2着、銀河賞3着のウメノタイショウ。同馬は前走のサホロ特別の内容があまり好ましくなかった分で狙いを下げましたが、イルミネーションカップでの4着も、2着キンセイモン、3着フレイムスワローとはハンデの差とも受け取れ、前々走オープン(決勝)勝ちの実績を考えると巻き返しの余地があります。

 もしもう1頭印を打てるとしたならば、ここへ来て徐々に上昇中のニシキエースが更に上昇して浮上するパターンだと思われますが、◎からの配当次第では押さえにするか、思い切って消すかにします。

 ◎ライデンロック
 ○キンセイモン
 ▲フレイムスワロー
 △ウメノタイショウ
 △ニシキエース

1/3天馬賞予想 矢野吉彦

2010年1月 2日(土)

ライデンロック断然もボックスで

 正月の重賞第2弾は天馬賞。明け5歳の限定戦で、昨年11月23日に行われたHBC杯イルミネーションカップとほぼ同じメンバー構成になりました。
 そのHBC杯。各馬の重量に差があり、しかも最も重いソリを曳いたライデンロックが圧勝した、ということは、定量戦になったここは同馬が断然有利と考えられます。ただし、そのときライデンロックの手綱を取っていた尾ヶ瀬騎手が、今回はHBC杯で2着に追い込んだキンセイモンに乗り替わり、3着だったフレイムスワローは藤野騎手に手替わりします。これが微妙に影響を及ぼしそうな気がするんですけど。さらに、4着だったウメノタイショウあたりまでは、それほど差がないと見たいですね。
 重量的に有利になるライデンロックに人気が集まるとすれば、逆にこれが負けたときに高配当が期待できるということ。年末のヤングチャンピオンシップでテンマデトドケが負けちゃうくらいですから、競馬に絶対はないはずです。そこで今回は、ライデンロック、キンセイモン、フレイムスワロー、ウメノタイショウの馬単4頭ボックスを買ってみようと思います。
 もう1頭、ライデンロックに勝ったことがある(去年の銀河賞)アカダケキングも前走の圧勝で勢いに乗っているようで怖いんですが、ライデンロックも含めたボックス馬券を買うとなると、そんなに手を広げるわけにはいきません。ここはグッとこらえて、先に挙げた4頭のボックスにします。
 まぁ、ライデンロックに勝たれちゃったらゴメンナサイですね。たぶん、当たっても損、ってことになっちゃいそうですから。さぁ、どうなりますか。もしここで高配当がゲットできなかったら、あとは8日から発売される5重勝馬券に期待をかけましょうか。では、今回はこのへんで。

1/3天馬賞予想 斎藤修

実績断然ライデンロック

 ◎ライデンロック
 ○キンセイモン
 ▲ニシキエース
 △ウメノタイショウ
 △アカダケキング

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

1/3天馬賞プレビュー

 1月3日(日)のメインに第3回天馬賞が行われます。5月の柏林賞、9月の銀河賞から続く4歳世代(明け5歳)三冠の最終戦。これまでの二冠は別定重量戦でしたが、ここは牡馬760キロ(牝馬740キロ)の定量で争われます。
 3歳二冠馬ライデンロックと3歳牝馬三冠馬ニシキエースの一騎打ちでしょう。
 ライデンロックは3歳時にばんえい大賞典、ばんえいダービーを制したこの世代のナンバー1ホース。4歳になってからは世代限定戦では常に重いハンデとの戦いでしたが、柏林賞1着、銀河賞でも僅差2着と底力の違いを見せつけています。定量戦の今回は負けられないところでしょう。
 圧倒的な強さで3歳牝馬三冠をもぎ取ったニシキエースにも同様のことがいえますが、こちらは課題の障害のキレがよくなってきたことがなによりの朗報。11月の4歳オープン決勝で第2障害ひと腰クリアから2着に入り今季初連対を果たすと、近2走の自己条件戦でも2、1着と完全に立ち直りました。
 重賞未勝利も世代限定戦では大崩れが少ないウメノタイショウが3番手です。
 軽馬場になれば、アカダケキングは6番人気で逃げ切ってアッといわせた銀河賞の再現も。障害巧者オレワスゴイは最後の詰めを欠くレース続きなだけに、こちらも軽馬場のほうが好走できるかもしれません。

出走表はこちら

【参考レース】

5/31 柏林賞(勝ち馬:ライデンロック)
9/ 6 銀河賞(勝ち馬:アカダケキング)

※映像はこちら。またこれらを含めた2カ月前までの映像はすべてオッズパークにてご覧いただけます。

1/2帯広記念回顧

フクイズミが連覇達成!

 2日(土)は重賞・帯広記念(4歳以上オープン)が行われ、フクイズミが勝利。重賞8勝目を果たすとともに、昨年に続く連覇を果たしました。

 馬場水分は下がってきたものの、まだ軽めといえる馬場状態。各馬900キロ前後の高重量ながら難なく第1障害をクリアし、道中も軽快な行き脚を披露。スターエンジェルやニシキダイジンが半馬身ほどリードする展開で、第2障害を迎えました。
 ひと息入れて最初に仕掛けたのは、大方の予想通りニシキダイジン。続いてアローファイター、やや遅れてナリタボブサップらも登坂態勢へ。なかでも抜群の掛かりを見せたのはナリタボブサップで、さすが障害巧者らしく先頭クリアを果たしました。やや遅れて続いたのはタメにタメていたフクイズミ。ひと腰で難関を突破してナリタボブサップを追撃に入ります。さらに遅れてニシキダイジン、1番人気のカネサブラックは4番手からとなりました。
 こうなれば決め手あるフクイズミに分がある展開。徐々に差を詰めて、残り30メートル付近で先頭へ。ナリタボブサップも懸命に食い下がりますが、終いの脚に絶対の自信を持つフクイズミは余裕が感じられる手応え。結局1馬身ほどのリードを保ったまま、フクイズミが先頭でゴールを果たしました。カネサブラックが離れた3着で、やや遅れてニシキダイジンが4着入線。

 これでフクイズミは今季重賞3勝目。今回は課題の障害を早めにクリアし、軽めの馬場に対応できたことが最大の勝因です。確実な末脚を持っているだけに、障害さえまとめればこれだけ走って当然。アテにできない面もありますが力は一級品だけに、ばんえい記念でも軽視できないでしょう。なお今季7レース行われた古馬重賞は松井浩文厩舎が全勝(カネサブラック4勝、フクイズミ3勝)と、飛ぶ鳥を落とす勢い。ばんえい記念ではトモエパワーも控えているだけに、今後も注目です。
 ナリタボブサップはまたしても2着。今季重賞では【0・4・2・0】と安定している半面、勝ちきれないのも事実です。ただ今回は終いもよく粘っていた印象で、相手の決め手が一枚上だっただけ。高重量戦における障害力は随一だけに、展開と馬場次第ではチャンスも巡ってくるでしょう。
 カネサブラックは北見記念より他馬とのハンデ差が広がっていただけに、仕方のない結果。それでも3着まで押し上げたのは実力の証明で、ばんえいナンバー1の評価に疑いはありません。目標はさらに先だけに、今後のレースぶりに注目です。

成績はこちら
映像はこちら

尾ヶ瀬馨騎手「ナリタボブサップをマークしていたので、それを見ながら動くことを考えていました。馬場は微妙に軽いかな、と思っていたのですが、障害を2番手で越えてくれたし、あとはフクイズミのパワーで押し切ってくれました」

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