NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
柏林賞、銀河賞に続く、4歳シーズン3冠の最終戦。これまでの2冠で、ともにトップハンデながら1着、2着と、堂々の成績を残したライデンロックの実績が断然だ。メンバー中唯一のオープン格付けでもあり、定量戦の今回は負けるわけにはいかない立場。
話はそれるが、12月30日に行われたヤングチャンピオンシップで、まず負けないだろうと思われたテンマデトドケが3着だったのには、馬券的にもショックを受けた。あらためて、ばんえい競馬では実力断然の馬でも、あっさり負けることもめずらしいことではないことを実感させられた。
そう考えるとライデンロックもどうなのだろうと考えてしまうのだが、やはり可能性でいえばこの馬の信頼度が抜群なだけに、予想としては本命にせざるをえない。
相手には、勢いではナンバーワンのキンセイモン。9月以降11戦連続で3着以内。格付けではようやく350万クラスに上がったばかりだが、その格付け以上に成長していると見る。
3歳牝馬3冠のニシキエースは、3走前から2着、2着ときて、前走で約11カ月ぶりの勝利。古馬の高いクラスでのレースで苦戦を強いられていたが、ここにきて調子を上げているようだ。
ウメノタイショウは、柏林賞2着に銀河賞3着と善戦。古馬の準オープンやオープンでたびたび上位争いがあり、同世代同士で定量なら確実に上位争いにからんでくるだろう。
銀河賞でライデンロックを振り切って勝利をさらったアカダケキングには驚かされた。成績にはかなりムラがあるが、柏林賞でも僅差の3着と好走しているように、ここ一番で大駆けするタイプなのかもしれない。
◎ライデンロック
○キンセイモン
▲ニシキエース
△ウメノタイショウ
△アカダケキング