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10/5岩見沢記念予想 矢野吉彦

2008年10月 4日(土)

6歳馬の勢いでカネサブラック

 前回のナナカマド賞、われながらなかなかいい予想でした。ようやくホッとしています。これで弾みがつきました。秋の大一番、岩見沢記念も張り切って予想しましょう!

 旭川記念、北斗賞を連破したナリタボブサップがばんえいグランプリで4着に敗れたことで、少し流れが変わってきたようです。同馬は、前走のビッグウエイトカップで格下馬相手にキッチリ勝利を収めましたが、高重量戦となるここは、スンナリとはいかないと思います。他馬にもチャンスありと見ました。
 今回はカネサブラックを狙ってみたいですね。去年のこのレース、馬場水分2.7%で850キロを引いて2着。トモエパワーに先着を許したんですが、こちらは840キロと10キロ有利な重量でした。今回もこの差は据え置き。だったらトモエパワーと考えるのがフツウでしょうが、その後の成績はカネサブラックのほうが上。6歳馬の勢いを感じさせるものがあります。旭川記念で5着に敗れ、北斗賞、ばんえいグランプリは欠場と、王道を歩んでいるわけではありませんが、逆に、余力やのびしろはまだまだあるはずです。2着までには頑張ってくれると信じて、この馬から馬複を買います。
 相手は、当然ながら連覇を目指すトモエパワー。あとはナリタボブサップ、ミサイルテンリュウ。荷物がここまで重くなってくると、勝負になる馬は限られてくると思うんですよ。人気もある程度偏るでしょうから、買い目を絞らなくちゃいけません。馬複ですから3点で勝負します。
 ここでもばんえいグランプリのような波乱が起きるなら、頭を切り換える必要がありそうですね。そうはなってほしくありませんので、とりあえず馬券は外れても、名前を挙げた4頭で決着することを期待しています。では、今回はこのへんで。

10/5岩見沢記念予想 斎藤修

連覇を狙うトモエパワー

 前回のナナカマド賞はめずらしく3人とも予想が的中! 岩見沢記念もこの調子でいきたいもんです。

 ◎トモエパワー
 ○ナリタボブサップ
 ▲スーパークリントン
 △フクイズミ
 △カネサブラック

 詳細は、オッズパークのブログをご覧ください。

10/5岩見沢記念プレビュー

2008年10月 3日(金)

 10月5日(日)のメインは、第44回岩見沢記念。基礎重量840キロ(牝馬20キロ減)で、本年度の収得賞金120万円につき10キロ増となる別定重量で争われ、カネサブラックナリタボブサップニシキダイジンの3頭が10キロ加増され850キロとなります。
 トモエパワーは、昨季はこのレースでシーズンの初白星を挙げました。ふだんは流れに乗れず惨敗も多いものの、高重量戦となると、みずからペースを作り出すことができます。今シーズンも未勝利ですが、出走全馬が800キロ以上を課せられるここなら初勝利の期待は十分です。
 ナリタボブサップは、昨年のこのレースでは最下位に敗れたものの、その後、北見記念、帯広記念を連勝と本格化。今季も旭川記念、北斗賞と重賞を連勝しましたが、断然人気に推されたばんえいグランプリは、障害力を生かし早めに先頭に立つ勝ちパターンに持ち込みながら4着に敗退しました。しかし前開催を休養に充てたことで、立て直してくることは必至。打倒トモエパワーの1番手はこの馬で間違いないでしょう。
 9歳馬ミサイルテンリュウも障害力には一目置きたい存在です。ナリタボブサップら6歳世代の台頭で、このところ重賞では善戦止まりですが、ここは経験がモノをいう高重量戦。減っていた馬体が回復してくれば、上位争いに加わってきても不思議ありません。
 昨年のこのレース2着馬カネサブラックは、軽めの馬場となればスピード能力全開で一気の押し切りも可能でしょう。
 末脚確実なスーパークリントンも、今年のばんえい記念で4着があるように高重量戦は向くタイプ。休み明け初戦の前走オープンは第2障害で脱落しましたが、この重量になって一変の可能性もあります。
 紅一点のフクイズミは牡馬相手の重賞でも常に好走しています。07年3月のチャンピオンカップでは800キロで優勝していますが、どちらかといえば軽い負担重量のレースで、決め手を生かすタイプ。820キロでは勝ち切るまでは難しそうです。

出走表はこちら

【参考レース】

 07.9/3007年度岩見沢記念(勝ち馬:トモエパワー)
 6/22旭川記念(勝ち馬:ナリタボブサップ)
 7/27北斗賞(勝ち馬:ナリタボブサップ)
 8/16ばんえいグランプリ(勝ち馬:ニシキダイジン)

※映像はこちら。またこれらを含めた2カ月前までの映像はすべてオッズパークにてご覧いただけます。

今週の見どころ(10/3〜10/5)

2008年10月 2日(木)

 今週日曜には重賞・岩見沢記念が行われます。今季はじめて出走全馬が負担重量800キロ以上を課せられる高重量戦。昨年の覇者トモエパワー、今季重賞2勝のナリタボブサップをはじめ強豪10頭が出走を予定しており、熱戦が期待されます。
 なお今週より、スカパー!での放送チャンネルが795chに変わりますので、ご注意ください。

 10月3日(金)のメイン第11レースは神無月特別(200万円未満)。出走10頭中3、4歳馬が9頭を占める組み合わせ。軽量での出走だけにそちらに目を奪われますが、今回は、ふだんと比べて35〜50キロも重く、ほとんどの馬が初経験の負担重量となります。
 ここは経験を買って9歳馬アサヒセンショウに期待します。近走は目立った活躍はありませんが、03年には重賞・銀河賞も勝っているオープン経験馬だけに、貫禄を示したいところです。
 ウィナーナナは前走ばんえいプリンセス賞(3歳牝馬重賞)では、障害2番手クリアも最後失速して6着。1番人気を裏切ってしまいました。しかし650キロはその前走で経験しており、この重量2走目となる今回は変わり身に期待できるでしょう。
 ばんえい大賞典(3歳重賞)2着のウメノタイショウも、今回の重量は経験済み。200万円条件では堅実に駆けていますが、2回連続で出走を取消すなど、順調さを欠く近況なのは気がかりです。

 10月4日(土)のメイン第11レースは野菊特別(500万円未満)
 ミスターセンプーが前開催の秋天特別(500万円未満)で、惜敗続きに終止符。無理に行かずじっくり構え、第2障害を降りて抜け出すこの馬らしいレースを披露しました。今回は、5キロ増となりますが、3着馬グレートサンデーも5キロ加増されています。2着馬は不在、4着以下は離れていただけにミスターセンプーの2連勝が期待できるでしょう。
 相手筆頭はやはりグレートサンデー。好走か凡走か、極端なところはありますが、この相手関係、負担重量なら信頼してよさそうです。
 クラスを落としていたキングシャープが、再び準オープンに昇級してきました。安定した障害力が持ち味で、前述2頭よりも前に行ける強みを生かし粘り込みを狙います。

 10月5日(日)のメイン第11レースは重賞・第44回岩見沢記念(20:00発走予定)です。このレースは別掲の岩見沢記念プレビューをご覧ください。

9/28ナナカマド賞回顧

2008年9月28日(日)

ホクショウバンクが素質を見せつける!

 28日(日)は、4年ぶりに重賞格付けされたナナカマド賞(2歳オープン)が行われ、ホクショウバンクが断然人気に応えて勝利。この世代初の重賞ウイナーとなりました。

 道中は平均ペースで進み、各馬一団のまま第2障害へ。真っ先に仕掛けたキンノカミが先頭で第2障害を下りたものの、1馬身程度の差で5頭が横一線で追いかける展開。この2番手集団の中からホクショウバンクのエンジンが掛かり、残り30メートル付近で先頭へ。ワタシハスゴイが追撃するように2番手に浮上しましたが、2頭の差は1馬身から詰まらず。結局ホクショウバンクが押し切り、先頭でゴールしました。2着にワタシハスゴイが入り、混戦となった3着争いはタワノアヤカが制しました。

 ホクショウバンクは今年最初の能力検査で1番時計を出し、デビュー前から期待されていた素材。これまで11戦して大敗したのは1度(6着)だけで、あとはすべて3着以内と安定した力を見せています。今回の一戦で目立ったのは、3着以下の各馬がゴール手前で詰まるなか、きっちり終いまで歩ききった末脚の確かさ。スピード一辺倒ではないことを証明し、今後の飛躍が期待できるレースぶりだったと言えるでしょう。
 2着のワタシハスゴイも同様。94年にこのレースを制した父アキバオーショウに続くことはできませんでしたが、終いまでしぶとく食い下がった内容は高評価できます。崩れの少ない成績、そしてデビュー時から100キロ近く馬体重を増やした成長力からも、今後注目の1頭です。

成績はこちら
映像はこちら

鈴木恵介騎手「(重賞タイトルを)まずひとつ獲れてよかったです。レース前は、ノーハンデだったら何とかなるなと思っていました。レースでは少しイレ込んでいて出だしが遅い感じだったし、道中も押し気味でしたね。でも下りてからはしっかり歩く馬だから、もってくれると思いました」

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