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レース回顧(3/3~3/6)

2006年3月 6日(月)

 3日(金)に行われたナウマン特別(4歳以上650万円未満)は、1番人気のヤマノミントが快勝。2着が2番人気ニシキタカラ、3着に3番人気オホーツクブルーで、人気どおりの着順となりました。第2障害では重い馬場を考えてか、各馬じっくりためる展開。そして仕掛けたヤマノミントは、これをひと腰であっさり越え、そして終いもしっかりと脚を伸ばしました。文句なしの快勝といえましょう。ニシキタカラは、オホーツクブルーに追い立てられる苦しい展開となりましたが、これをかろうじて振り切りました。
 4日(土)のメインレース、ケンタウルス特別(4歳以上オープン)ミスターセンプーが優勝。2着ヒカルセンプー、3着にキングファラオで、こちらも人気サイドでの決着となりました。第2障害へ真っ先に仕掛けたのはヒカルセンプー。しかしミスターセンプーが遅れて仕掛けると、ひと腰でクリアして先頭へ。ヒカルセンプーもほぼ並んで障害を越えると、あとは2頭の一騎打ち。しかし差はいっこうに詰まらず、そのままミスターセンプーが先頭でゴールしました。キングファラオは5番手で障害を越えたのち、いつもの末脚を爆発させましたが、届かず3着まで。
 5日(日)には重賞のチャンピオンカップ(4歳以上、重賞競走優勝馬)が行われました。このレースについては、別掲のチャンピオンカップ回顧をご覧ください。
 この日の第10レースはシリウス特別(4歳以上550万円未満)。今シーズン抜群の安定感を誇るフクイズミが、1番人気にこたえて優勝しました。障害は6番手クリアも、末脚が大爆発。前を行く馬を次々と交わし、コブラタイガーを抜ききったところがゴールでした。3着はヨコハマイサム。
 第9レースのプロキオン特別(3歳オープン)は、天才マルミシュンキが優勝。イレネー記念へ向けて順調ぶりをアピールしました。第2障害はメジロショウリキ、ニシキセンプーが並んで先頭。3番手でカネサテンリュウ、マルミシュンキがクリアしました。しかし、そこからの脚はマルミシュンキが断然。あっさりとメジロショウリキを交わすと、先頭のニシキセンプーを残り5メートルで捉えました。離れた3着に、追い込んだユキノショー。
 また第8レースには4歳以上オープンが行われ、プリンセスサクラコが優勝しています。
 6日(月)のメインレースはベテルギウス特別(4歳以上470万円未満)。5番人気のユウユウホマレが激戦を制しました。第2障害を先頭で越えたのはスーパーロイヤル。そこへ1番人気のバンゼンが襲いかかり、一気に並び掛けましたが、ゴール手前10メートル付近でストップ。並んで上がってきていたナリタボブサップ、ユウユウホマレ、スーパーロイヤルがゴール前で横一線となり、わずかにユウユウホマレが抜け出しました。2着にスーパーロイヤル、3着ナリタボブサップ。バンゼンは止まった影響もあり4着に敗退。

4日以降の映像はこちら

3/5チャンピオンカップ回顧

2006年3月 5日(日)

ホクトキング混戦を制す!

P3050126 5日(日)に行われたチャンピオンカップ(4歳以上、重賞競走優勝馬)は、銀河賞馬ホクトキングが優勝。ゴール前で各馬が詰まる大混戦を、見事に制しました。
 道中はニシキダイジンが後続をやや離して先頭。エンジュオウカンや注目のスーパーペガサスが好位につける展開でレースは進みました。
 第2障害を先頭で越えたのはニシキダイジン。やや遅れてホクトキング、ミサイルテンリュウが続き、3頭の争いに。しかし残り10メートル付近でニシキダイジンの脚が止まり、3頭が横一線に。さらにミサイルテンリュウも5メートルを切ったあたりでストップ。もう一度抜けたニシキダイジンもゴール寸前で再度止まってしまい、終始歩き続けたホクトキングが2頭を交わしてゴールしました。2着は立て直したミサイルテンリュウ、3着にニシキダイジン。スーパーペガサスは第2障害で苦戦して6番手で障害をクリア。よく追い込みましたが、4着に敗れています。
 ホクトキングは1月の銀河賞以来、重賞2勝目。銀河賞制覇の際、岩瀬和幸調教師は「チャンピオンカップに照準を合わせる」とコメントしていましたが、狙ったとおり、見事なレースを見せてくれました。今後ハンデがきつくなると思いますが、十分に活躍が期待できるでしょう。

成績はこちら
映像はこちら ※時間によっては未更新の場合があります

鈴木勝堤騎手
「前々走のポプラ賞(8着)の時、第2障害の最後のひと腰でヒザを折ってしまったので、今日は落ち着いて仕掛けました。5歳馬の勝負になると思っていましたからニシキダイジンをマークしていて、最後にニシキダイジンが止まったところで勝てるかなと思いましたね。
 今日は勝ちにこだわらず、いいレースをしようと思っていたのが、うまくハマりました」

岩瀬和幸調教師
「馬場が重すぎるので、今日は勝つのは難しいなと思っていました。最後はゴールまでなんとか持ってくれと思いました。今後はハンデが重くなるので、使うレースが難しいですね」

3/5チャンピオンカップ予想 矢野吉彦

2006年3月 4日(土)

ペガサスの復活を期待

 さぁ3月です。平成17年度のばんえい競馬もあと1カ月。いよいよラストスパートに入りました。古馬はチャンピオンカップからばんえい記念、昨年デビューした若駒はイレネー記念。1年を締めくくる重賞が相次いで行われます。気合いを入れて馬券を買いましょう!

 まずはチャンピオンカップです。スーパーペガサスが久々に重賞を走ります。この馬を買うかどうか、それが一番の問題になるでしょうね。
 前走、然別賞のデキを見れば、復活はまだ先のような気がします。でも、スーパーペガサスともあろうもの、特別戦でひと叩きして重賞競走に出てくるからには、勝負できる態勢には仕上がっているはず。そう信じたいですね。その一方で、ばんえい競馬でいったん調子を落としてしまった馬を立て直すのは、平地以上に難しいとも思います。重いソリを引く馬ほど、元のデキに戻すのはタイヘン。なんてったって、相当な“気力”がなければ、極限の重量は引けませんよ。今回は然別賞より荷物が重くなる分、第2障害まで無理せず行けるかもしれませんが、それでも障害のかかりが戻っているかどうかは、やってみないと分からないでしょう。
 そういう危うさのある馬を買う時は、オッズと相談すればいいんじゃないですか? スーパーペガサスを軸にした馬複で、最低でも8~10倍(総流ししても当たれば儲かる)くらいはついてくれないと。それ以下だったら、“危険な人気馬”とも考えられます。
 じゃぁ、どの馬だったら安心して軸にできるか。それがちょっと悩んじゃうんですよ。帯広記念を勝ったミサイルテンリュウが、軽馬場だったら一押しにできるんですが、乾いた馬場で830kgの荷物というのはどうでしょう? アンローズとサダエリコ、ホクトキングには勢いがありませんし、エンジュオウカン、エンジュダイヤ、タケタカラニシキもこの荷物をこなせるかは未知数です。
 そうなると、ポプラ賞で780kgを引いて勝ったニシキダイジンを買いたくなります。ここまで同馬の手綱を取ってきた鈴木恵介騎手が、帯広記念勝ちのミサイルテンリュウに乗っているのがちょっと引っ掛かりますが、細川騎手(ニシキダイジンには初騎乗)だって実績のあるジョッキーですから、そう心配する必要はないかも。この馬から流すかどうかの結論は先にして、ひとまず買う馬の1頭に入れておきましょう。
 もう1頭、気になるのがギャンブラークイン。760kgを引いたポプラ賞で3着に来たんですから、そこからわずか10kg増量でメンバー中最軽量のここは、ひょっとしたら流れ込みもありそうです。
 ということで、ひねり始めるといろいろ考えてしまうここは、ニシキダイジン、ギャンブラークイン、スーパーペガサス、ミサイルテンリュウの4頭ボックスにしてみます。馬単12点買いがおもしろそう。久田厩舎の2頭を買わないで大丈夫かな、という気もしますが、これで行きますよ!
 古林センセイが悩んでいらっしゃるように、予想のほうも、いったん調子を崩すとなかなか立ち直れません。今年に入って私の予想に去年ほどの勢いがない(レースの流れが、今までとは少し変わってきたってせい?)のが心配ですが、今回はスーパーペガサスの復活を期待しながら穴も狙うという、2段構えの予想にしてみました。では、みなさんのご健闘をお祈りします!

3/5チャンピオンカップ予想 斎藤修

牝馬同士の決着

 過去の勝ち馬はこちらのとおりで、昨年、一昨年はこの時期に調子を上げてくるミサキスーパーが連覇。その前の2年はスーパーペガサス連覇、5年前は4歳のシンエイキンカイが勝った。その過去5年でトップハンデが勝ったのは03年のスーパーペガサスのみ。そして1番人気が勝ったのは01年のシンエイキンカイのみと、一筋縄では決まらないレース。ただ、スーパーペガサスは昨年、一昨年といずれも1番人気で2着と連対をはずしていないのは、さすが王者の貫禄といったところだろうか。
 そのスーパーペガサスだが、今シーズンは順調に使えず、ここが休み明け2戦目。目標はあくまでばんえい記念ということで、ここでのトップハンデはいかにも厳しい。
 帯広記念を勝ったミサイルテンリュウもペガサスと同重量のトップハンデではさすがにきびしいだろう。こちらも狙うならばんえい記念だ。
 この重量差なら今シーズン帯広で絶好調のエンジュオウカンでいけるのではないだろうか。前々走のポプラ賞では10kg軽いニシキダイジンに負けているが、今回は同重量だ。
 今年のチャンピオンカップのメンバーを見ると一気に世代交代という感じで5歳世代が中心だが、既成勢力ではサダエリコだろう。今シーズンは帯広に来て精彩を欠いているが、昨年3着時の力があれば、ここで勝ってもおかしくない。
 エンジュオウカンやニシキダイジンより30kgも軽いならギャンブラークインの台頭もある。
 帯広では一度も勝ったことがないアンローズだが、まったく馬券にからんだことがないわけではなく、エンジュオウカンと10kg差なら、実績を考えれば勝負になってもおかしくない。

◎エンジュオウカン
○サダエリコ
▲ギャンブラークイン
△アンローズ
△ニシキダイジン

 ご覧のとおり、牝馬同士の決着に一応ニシキダイジンまで。馬券はエンジュオウカンから馬単流し。押さえでエンジュオウカン2着の馬単、もしくはエンジュオウカンから馬連複。

3/5チャンピオンカッププレビュー

2006年3月 3日(金)

 5日(日)は重賞のチャンピオンカップ(4歳以上、重賞競走優勝馬)が行われます。条件にあるとおり、今シーズンの重賞勝ち馬のみが出走できるレースで、力のばんえい記念に対し、スピードのチャンピオンカップといわれます。ただ、それでも800キロ前後を曳くことになるので、スピードに加えオープンで戦い抜くパワーも兼ね備えていなければならないともいえるでしょう。
 注目は、やはり王者スーパーペガサス。休養明けの然別賞(2月19日)は7着と大敗を喫しましたが、大目標ばんえい記念が近づいているだけに、陣営、馬ともに気合が乗ってくるに違いありません。特に馬場が重くなってパワー勝負となれば、この馬にとっては有利です。
 前走、白樺賞(2月11日)で8着に敗れたミサイルテンリュウの巻き返しにも期待されます。馬場が軽かったとはいえ、高重量戦の帯広記念を制したのはパワーアップした証拠。加えて、もともと障害の巧さは折り紙付き。障害を越えた時点で、どこまで後続を突き放せるか。それがこの馬の生命線となりそうです。
 近走の成績からいって、サダエリコアンローズは苦戦を強いられそう。ならば若駒の台頭が期待でき、エンジュオウカン、タケタカラニシキ、ニシキダイジンあたりが好勝負圏内となります。
 特にエンジュオウカンニシキダイジンは、馬場が軽くなったときに持ち前のスピード、障害力が生きてくるはず。タケタカラニシキはオープン戦線で安定した成績を残していますが、このメンバーで、この重量でどうか。真価が問われる一戦です。また、エンジュダイヤはここでは荷が重そうですが、未知の魅力で狙ってみるのもおもしろいかもしれません。

出馬表はこちら

【参考レース】
1/2 帯広記念(勝ち馬:ミサイルテンリュウ)
1/15 ヒロインズカップ(勝ち馬:エンジュオウカン)
2/12 ポプラ賞(勝ち馬:ニシキダイジン)
2/19 然別賞(勝ち馬:エンジュオウカン)

映像はこちら

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