5日(日)は重賞のチャンピオンカップ(4歳以上、重賞競走優勝馬)が行われます。条件にあるとおり、今シーズンの重賞勝ち馬のみが出走できるレースで、力のばんえい記念に対し、スピードのチャンピオンカップといわれます。ただ、それでも800キロ前後を曳くことになるので、スピードに加えオープンで戦い抜くパワーも兼ね備えていなければならないともいえるでしょう。
注目は、やはり王者スーパーペガサス。休養明けの然別賞(2月19日)は7着と大敗を喫しましたが、大目標ばんえい記念が近づいているだけに、陣営、馬ともに気合が乗ってくるに違いありません。特に馬場が重くなってパワー勝負となれば、この馬にとっては有利です。
前走、白樺賞(2月11日)で8着に敗れたミサイルテンリュウの巻き返しにも期待されます。馬場が軽かったとはいえ、高重量戦の帯広記念を制したのはパワーアップした証拠。加えて、もともと障害の巧さは折り紙付き。障害を越えた時点で、どこまで後続を突き放せるか。それがこの馬の生命線となりそうです。
近走の成績からいって、サダエリコとアンローズは苦戦を強いられそう。ならば若駒の台頭が期待でき、エンジュオウカン、タケタカラニシキ、ニシキダイジンあたりが好勝負圏内となります。
特にエンジュオウカンとニシキダイジンは、馬場が軽くなったときに持ち前のスピード、障害力が生きてくるはず。タケタカラニシキはオープン戦線で安定した成績を残していますが、このメンバーで、この重量でどうか。真価が問われる一戦です。また、エンジュダイヤはここでは荷が重そうですが、未知の魅力で狙ってみるのもおもしろいかもしれません。
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【参考レース】
1/2 帯広記念(勝ち馬:ミサイルテンリュウ)
1/15 ヒロインズカップ(勝ち馬:エンジュオウカン)
2/12 ポプラ賞(勝ち馬:ニシキダイジン)
2/19 然別賞(勝ち馬:エンジュオウカン)
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