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3/26ばんえい記念回顧

2006年3月26日(日)

スーパーペガサスばんえい記念4連覇!

Img_2443 26日(日)のメインレースとして行われたばんえい記念(4歳以上オープン)は、スーパーペガサスが優勝してこのレース4連覇を達成。そしてばんえい史上7頭目の1億円馬となりました。
 昼ごろに雨が降ったものの、馬場水分は4.6%。極端に軽くなることもなかったため、各馬第1障害から大苦戦。ミサイルテンリュウが先頭で下り、続いてミサキスーパー、スーパーペガサス、サンデーブライアンが続く展開。中間点でも各馬ゆったり、ゆったり進み、ミサキスーパーが先頭で第2障害下へ。
 各馬じっくりためたのち、満を持して仕掛けたのは、サンデーブライアンとスーパーペガサス。ミサキスーパー、そしてミサイルテンリュウなども続きます。2腰目でスーパーペガサスがヒザを折りますが、すかさず立て直して、天板へ脚をかけました。こうなれば王者スーパーペガサスの独壇場。グッと腰を入れて、先頭で第2障害をクリア。自慢の末脚を武器に、みるみるセーフティーリードを広げていきます。
 続いて障害を抜けたのは、高重量戦での障害力には定評があるミサキスーパー。やや遅れてヨコハマボーイもクリアしました。しかし、ここはもう完全にスーパーペガサス。途中3回ほど止まったものの、2着以下を完封するレースぶりで、王者健在をアピールしました。およそ30秒後にミサキスーパーがゴールして2着、さらに30秒ほど遅れて3着にヨコハマボーイ。

成績はこちら
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藤野俊一騎手
「3月に行われることで軽馬場になりにくいですが、それはほかの馬のほうがつらいでしょう。今日は雨が降りましたけど、それも大して気にならなかったくらいです。第1障害で止まったのは初めてだし、それだけ馬場が重いから、ほかの障害の巧い馬も、さすがにきつかったんじゃないですか。
 レース前は第2障害で自分がミスをしないように心がけていました。第2障害でヒザを折ったときには、少しびっくりしましたね。でも先頭で下りたときには、勝てると思いました。ペガサスを差せるような馬はいないですからね」

大友栄人調教師

「第1障害で止まったのは、馬場うんぬんではなくて、タイミングが合わなかっただけでしょう。第2障害のヒザ折りは、道中何度も息を入れているので、馬が焦っていたのかもしれませんね。天板に脚が掛かってからがきついんですけど、そこを抜けられるのがペガサスの強さです。
 今年は脚部不安で休養しましたが、もうずいぶんよくなっています。北見から帯広へ移動したころが一番ひどくて、脚を地面につくのすら痛がるくらい。レントゲンを撮って装蹄師さんと相談しながら、ようやく2月頃から強い調教ができるようになりました。それだけに、今日のゴールの瞬間はさすがに感動しましたね。馬体も戻ってきましたし、もうこの部分をけがすることはないと思います」

3/26ばんえい記念予想 矢野吉彦

2006年3月25日(土)

やっぱりペガサス最有力

 さぁ、ついにやってきました。ばんえい競馬の最高峰レース、ばんえい記念です。かつては1着賞金が1000万円でしたが、今は700万円。何ともさびしい話ですが、でもこれが、ばんえいで最も価値のあるレースということに変わりはありません。残念ながら私、今年は野球中継の仕事と重なって見に行けなくなっちゃいましたが、馬券はズバッと当てたいですね。

 1トン(8歳以下の牝馬は980キロ)の荷物を引いてのレースとなると、勝負になる馬は限られてきます。本来の出来を取り戻しているなら、もちろんスーパーペガサスが最有力。休み明けの2戦は今イチでしたが、前走の寒緋桜特別で復活の兆しを見せてくれました。なんてったって、ばんえい記念3連覇を果たした現役最強馬。ここは、陣営が執念の仕上げを施して臨むでしょうから、やっぱり馬券の対象には含めておいたほうがいいと思います。
 あとは、高重量戦の実績で言えばミサキスーパー、シンエイキンカイ、ヒカルセンプーの順。ミサイルテンリュウは実績不足、ヨコハマボーイは今の帯広で1トンのソリでは苦しいでしょう。牝馬勢も苦戦必至。サンデーブライアンは格下。ウーン、どう見ても古豪同士の勝負ってことになりそうですね。
 でも、考え方を変えれば、ミサイルテンリュウが最大の惑星かも。今回がばんえい記念初挑戦。ということは、それだけフレッシュな状態で出てくるわけです。1トンを引くレースは、馬にとっては究極の消耗戦。激闘の疲れが取れず、なかなか立ち直れなくなる馬もいます。その点、初挑戦の馬にはタップリ余力があるので、うまくいけば善戦できるかもしれません。問題はその反動。ミサイルテンリュウがここで好勝負した場合は、4月以降のリフレッシュが課題になるでしょう。そうそう、鈴木恵介騎手もばんえい記念は初出場ですよね? 馬の力を信じて、じっくり障害をクリアしてほしいものです。
 では結論。スーパーペガサスとミサキスーパーの馬単折り返し。なんだかんだ言っても、これが本線です。押さえは、この2頭を頭にしてミサキテンリュウへの馬単。スーパーペガサスが負けることは、あまり考えられないんですが、今年はゼッタイとは言えないと思いますので、こんな買い方にしてみます。

 史上初めて、3月末に行われる今年のばんえい記念。雪さえ降らなければ“重馬場”は必至。出走馬にとっては過去に経験したことのない過酷な戦いになるでしょうが、それを克服してこそ、真のばんえいチャンピオン。好勝負を期待しましょう!それにしても、ナマで見られる人がウラヤマシイ!では、今回はこのへんで。

3/26ばんえい記念予想 斎藤修

この馬と決めていたミサイル

 矢野さんも前から言ってましたが、ばんえい記念がこんな時期になるとは……。わたしはドバイからの予想です。
 ここで問題発生。ドバイでは、ギャンブルが禁止されているイスラム教のチェックがかかってNARのホームページすべてにブロックがかかってるのよ。去年とか一昨年からそうだったのだけど来てみて思い出した次第。そのため急遽日本から出馬表のhtmlファイルをメールしてもらっての予想となった。

 というわけで過去の成績とかも調べられないのだけれど、たしか去年か一昨年調べたときの記憶によると、ばんえい記念は帯広記念での連対馬と、たとえ帯広記念では負けていてもトップハンデだった馬の成績がいいというデータがある(はず)。
 王者スーパーペガサスと実績馬ミサキスーパーが近走不振で、そうなればやはり帯広記念を制したミサイルテンリュウしかない。チャンピオンカップは惨敗してもばんえい記念とは直結しないというデータもあった(はず)。なのでチャンピオンカップはそれほど期待していなかったのだが、2着と好走したとため、ばんえい記念はますますミサイルテンリュウという思いが強くなった。
 酷なようだがスーパーペガサス、ミサキスーパー、ましてやヒカルセンプーなどは世代交代だろうということで馬券からは消えていただく。これまでの実績には惜しみない賛辞を贈るが、目の前の馬券は別だ。
 シンエイキンカイ、ヨコハマボーイ、サンデーブライアンが相手。

◎ミサイルテンリュウ
○シンエイキンカイ
▲ヨコハマボーイ
△サンデーブライアン

 馬券は◎→○▲△の馬単と、押さえで同じ買い目を馬連複で。
 ただし。
 時期が大幅にずれたので、過去の傾向が通用しなくなっているかもというのが不安ではある。

馬券おやじは今日も行く(第15回)  古林英一

一番強いのはミサイルテンリュウ

 不振を極めるわが輓馬馬券戦線もいよいよ大詰めです。これまでの不振を一気に挽回するのはまさにこのときである。「皇国ノ興廃ハ此ノ一戦ニアリ」Z旗を掲げいざ帯広に!

 ここ2年連続して現地でばんえい記念を観戦し、そのたびにスーパーペガサスの強さに白旗を掲げたのでありますが、いくらなんでも4連覇はないと信じます(もし4連覇となれば、それはそれで歴史の目撃者として満足します)。

 小生の本命はミサイルテンリュウです。ミサキスーパーが今年こそ雪辱と思っていたのですが、ここ数戦をみると、どうも今ひとつピンときません。ならば新興勢力の代表ということでこの馬から勝負に出ます。今年度の獲得賞金額は予定メンバー中最高。賞金を稼ぐ馬は強い→一番稼いでいるのはミサイルテンリュウ→一番強いのはミサイルテンリュウという、まことにもって理路整然たる根拠であります。

 対抗はヨコハマボーイ。なんとなくこっそり連に絡むような気がします。ミサキスーパーを3番手評価とします。そして、穴として、最強の女神降臨ということでアンローズに期待します。帯広未勝利は世間を欺き、他馬に油断させようという女王の策略です。小生の愛してやまない女王アンローズの一発で起死回生の大勝利を狙います。

 馬券としてはミサイルテンリュウからヨコハマボーイ、ミサキスーパーに馬単(裏目もちょいと)。そしてアンローズから馬単裏表の総流しです。

 対抗はヨコハマボーイ。なんとなくこっそり連に絡むような気がします。ミサキスーパーを3番手評価とします。そして、穴として、最強の女神降臨ということでアンローズに期待します。帯広未勝利は世間を欺き、他馬に油断させようという女王の策略です。小生の愛してやまない女王アンローズの一発で起死回生の大勝利を狙います。

 馬券としてはミサイルテンリュウからヨコハマボーイ、ミサキスーパーに馬単(裏目もちょいと)。そしてアンローズから馬単裏表の総流しです。

3/26ばんえい記念プレビュー

2006年3月24日(金)

 さあ、26日はいよいよばんえい記念(4歳以上オープン)です。言うまでもなく平成17年度の総決算。古豪新鋭入り乱れての最終決戦に、10頭がエントリーしてきました。スーパーペガサスの4連覇なるのか、はたまた他馬が意地を見せるのか。楽しみなことこの上ない、熱戦の火ぶたが切って落とされます。
 まずは4連覇の期待が掛かるスーパーペガサス。今年は旭王冠賞、ばんえいグランプリを制して存在感をアピールしていましたが、北見記念を前に脚部不安で戦線離脱。復帰後も3連敗と、いまだリズムがつかめていない印象です。ただ休養で減った馬体も増えつつあり、陣営もここを目指して懸命の調教を施しているはず。自慢の末脚を武器に、ここは格、実績の違いを見せてもらいたいものです。
 対抗格は、持ち前の登坂力で頂点をうかがう存在となったミサイルテンリュウ。とにかく障害の巧さはピカイチで、第2障害を越える時点で、どこまで後続を、スーパーペガサスを引き離しているかが焦点でしょう。ばんえい記念初挑戦だけに、激走の可能性も十分です。
 注目したいのは、01年の三冠馬ヨコハマボーイ。前走は2月26日のウイナーカップで、1カ月間出走がありません。ここ1本に的を絞ってきたのは明白で、陣営の意気込みが感じられます。昨年のばんえい記念は3着。今年こそ、と狙っているのは間違いありません。今季後半の好成績もあるだけに期待したいところ。
 高重量戦で先行・登坂力を発揮できるのはミサキスーパー。このレース2年連続2着の記憶も新しいところで、少しでも馬場が軽くなれば、この馬にとって有利といえましょう。ただ今回は同型のミサイルテンリュウがいることに加えて、近走好成績ながらオープン2、3組でのレースが多いため、強い相手と戦っていないのが不安です。
 好勝負圏内といえるのは、このレース5回目の出走となるシンエイキンカイ。つねに一線級であり続けているこの馬の底力は、簡単に見限れるものではありません。勝ちきれない面は否定できませんが、それでもなにかを期待させます。今回も持ち前の安定性を武器に、上位に食い込んでくることでしょう。
 サンデーブライアンは実績からいって、今回は厳しそう。ただ北見記念で3着に食い込んだレースぶりは念頭に置いておくべきでしょう。またヒカルセンプーは、実績では見劣りしないものの、往時の力が発揮できていない現状です。
 牝馬上位が続いていた今季のばんえいですが、さすがに秋を越えるとその流れも一段落。今回はサダエリコの名前こそありませんが、アンローズコスモカップ、引退となるキタノコクホーがここにエントリーしてきました。本来ならアンローズに期待できますが、近走の様子からいって、さすがに厳しいでしょう。

出馬表はこちら

【参考レース】
1/2 帯広記念(勝ち馬:ミサイルテンリュウ)
2/26 ウイナーズカップ(勝ち馬:ヨコハマボーイ)
3/5 チャンピオンカップ(2着:ミサイルテンリュウ)
3/11 春蘭特別(2着:ミサキスーパー)
3/12 寒緋桜特別(2着:スーパーペガサス)

春蘭特別、寒緋桜特別以外の映像はこちら

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