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今週のみどころ(3/24〜3/27)

2006年3月23日(木)

 平成17年度の開催も、いよいよ最後となりました。もちろん最終開催のメインはばんえい記念。フルゲートの出走が見込めそうで、今年も熱戦を期待できそうです。またばんえい記念当日は、後述のとおり注目のレースが目白押し。近隣、遠方を問わず、ぜひぜひ帯広競馬場へお越しください。
 24日(金)のメインレースは沈丁花特別(4歳以上270万円未満)。20日の第9レース、そして21日の第7レースの勝入戦となります。中心になるのは20日のレース1、2着のタケノタイトルイナノプリンセスあたり。またブライトダンサーも争覇圏となりそうで、カヅマ、イサムキンショウあたりも穴候補でしょう。
 その前第10レースはあせび特別(4歳以上170万円未満)。このレースも20日第12レース、21日第3レースの勝入戦です。スズノリュウの安定性はここでも信頼できそうで、アラクレライデン、ミノルダンサーも好勝負圏内。グレートジャンボの一発にも期待しましょう。
 25日(土)は、20日の第10レース、21日の第8レース上位馬による勝入戦、春陽特別(4歳以上320万円未満)が行われます。トウリュウタケノトップガンあたりが好走を続けており、今回も期待できるでしょう。出走馬の確定を待ちたいところ。
 第10レースには春水特別(4歳以上220万円未満)が行われます。このレースも2走使い勝入戦で、21日の第5、第6レース上位馬が出走することになります。このクラスで好走しているフクノカミカゼシュンライズが中心となりそうで、スーパーペガサスの弟ストロングペガサスも争覇圏。こちらも出走馬確定を待ちましょう。
 26日(日)はあとに回して、27日(月)のメインレースは大平原特別(4歳以上800万円未満)。ここは難解な一戦ですが、カツテンリュウ、キリンオー、プリティブライトあたりが中心となるでしょう。タカラボーイの底力にも期待したいところ。

 さて、26日(日)。ばんえい記念が行われるのはもちろんですが、それ以外に、いわゆる特別戦が2鞍、各世代オープンと各クラス1組戦が合わせて5鞍と、豪華な番組ラインナップとなっています。もちろん1鞍ずつ、今回はレース順にご案内しましょう。
 まずは第3レースから。3歳牝馬による一戦はあざみ特別。黒ユリ賞馬キタノパワーを筆頭に、エメラルドやニシキユウなどが出走を予定しています。近走力をつけてきた印象のセンコウラブリイも争覇圏でしょう。
 第4レース若草特別は3歳牡馬による一戦。イレネー記念馬マルミシュンキ、ホクレン賞馬ニシキセンプーを中心に、カネサテンリュウ、ホクショウダイヤなどが出走を予定しています。やはり重賞ウイナー2頭はハンデが重くなるため、2番手クラスの台頭が十分に考えられるでしょう。
 第5レースは早春特別(4歳以上470万円未満)。近2走調子を上げてきたマルミギムレットが中心となるでしょう。前走6着に敗れたタカラテンクウも巻き返しなるか注目です。
 第6レースには春暖特別(4歳以上550万円未満)が行われます。19日の乙女椿特別を勝ったコブラタイガーが中心となりそうですが、そのレースで2番人気に支持されて9着に敗れたトカチタカラ、また470万クラスから3連勝を果たしているカワノダイセツあたりもチャンス十分でしょう。
 第7レースは春風特別(4歳以上650万円未満)イケダガッツオホーツクブルー、ギャンブラークインなど、このクラスの常連がエントリー。12日の螢の光賞を制したクメノビューティーも最後の出走に全力をかけてくるでしょう。昇級戦となるハマナカキングにも注目です。
 第8レースはおなじみの一戦、4歳オープン馬によるクリスタル特別です。クラス別定だけにどの馬にもチャンスがありそうで、なかでもウィナーサマースーパーロイヤルコブライチの690キロは魅力。実績馬ではカネサブラック、スーパークリントンも、もちろん争覇圏です。またキーとなりそうなのはエンジュダイヤの700キロで、この取捨が難しいところ。
 第9レースはスターライト特別(5歳オープン)エンジュオウカンホクトキングをはじめとする、今シーズンを沸かせた5歳馬たちが多数出走します。どこからでも狙えそうな好メンバーですが、700キロで出走できるフクイズミの豪快な末脚に期待。ただこれまで世代限定戦では結果を残していないのが気になるところ。
 第10レースばんえい記念(4歳以上オープン)は、別掲のばんえい記念プレビューをご覧ください。
 最終第11レースは春望特別(4歳以上390万円未満)。このレースは21日の第9、第10レースの上位馬による勝入戦です。21日第10レース勝ち馬のダイエイヒーローは安定感のあるレースを見せており、ここでも中心となりそう。波乱の結果となった21日第9レースからは、ヤマトオーカンに期待したいと思います。

レース回顧(3/18~3/21)

2006年3月22日(水)

 20日(月)、21日(火)の「今週の見どころ」は原稿制作側の都合により、更新することができませんでした。深くお詫び申し上げます。
 18日(土)の木蓮特別(4歳以上、勝入470万円未満)は、1番人気スーパーロイヤルが完勝しました。第2障害を越えたところでナリタボブサップ、スーパーロイヤルの2頭が横並びで、一騎打ちの様相。しかし残り20メートル付近でナリタボブサップが遅れ出すと、残り10メートルでマルミギムレットが2番手に浮上しました。その態勢のままゴール。ナリタボブサップはゴール線上でも止まりましたが、後続の追撃をしのいで3着を確保しました。
 第9レースに行われた4歳以上混合別定800万円未満は、2番人気のフクイズミが優勝。5番手で障害を下りながら、いつものように怒濤の末脚を発揮しました。接戦の2着争いは、先頭で障害をクリアしたプリンセスサクラコ。エンジュダイヤが3着で、牝馬が上位を占めました。
 19日(日)のメインレース、イレネー記念(3歳)については、別掲のイレネー記念回顧をご覧ください。
 第10レースに行われた乙女椿特別(4歳以上550万円未満)を制したのはコブラタイガー。積極的な先行策から、障害も先頭でクリア。そのまま最後まで歩き続けて完勝しました。ハマナカキングは障害を越えてから一気に追い込みましたが、2回止まったところで万事休す。その間にスーパークリントンが交わし、2着を確保しています。
 20日(月)に行われたのは士幌高原特別(4歳以上オープン)シンザンウィークが着実に脚を伸ばして優勝しました。第2障害はシンザンウィーク、ミスターセンプー、キタノコクホーがほぼ同時にクリアしましたが、そこからシンザンウィークの独壇場となりました。2着はしぶとく脚を伸ばしたキタノコクホー。3着にミスターセンプー。
 翌21日(火)の十勝川特別(4歳以上オープン)は、エビスオウジャが優勝しました。各馬第2障害で苦戦する展開となりましたが、ツルマキシンザン、サンデーブライアンを先頭に続々クリア。ところが7番手で障害を越えたエビスオウジャが猛チャージをかけ、残り5メートル付近で先頭へ。そのままゴールして、圧巻のレースを見せました。2着サンデーブライアンで、3着にツルマキシンザン。1番人気のスターエンジェルも豪快に追い込みましたが、ゴール線上でストップ。5着に敗れました。

19日以降の映像はこちら

3/19イレネー記念回顧

2006年3月19日(日)

マルミシュンキ才能を見せつける!

 19日(日)のメインレースに行われたイレネー記念(3歳)は、天才マルミシュンキが他馬を圧倒するレースを見せて、重賞初制覇を成し遂げました。
 道中はマルミシュンキ、ニシキセンプー、ユキノショーあたりが馬群を引っ張る展開。3歳馬にとっては厳しい680キロだけに、各馬ゆったりと進みました。第2障害に先頭でたどり着いたのはニシキセンプー。以下、ユキノショー、ナカゼンスピードが続き、やや遅れてマルミシュンキ。
 そして真っ先に障害に挑んだのはニシキセンプー。馬体がグッと上がりましたが、ここで痛恨のヒザ折り。その間にマルミシュンキの馬体が一気に上がり、先頭で障害を抜けました。立て直したニシキセンプーが2番手通過、ナカゼンスピード、ホクショウダイヤと続きます。
 一騎打ちかと思われたところ、ニシキセンプーの脚取りが重く、マルミシュンキがグングン引き離す展開に。残り10メートル付近でいったん止まったマルミシュンキでしたが、結局は2着に14秒差をつける圧勝で後続を完封。接戦の2着争いはホクショウダイヤが制し、3着にナカゼンスピード。ニシキセンプーは後半の脚がまったくなくなってしまい、5着に敗れました。

成績はこちら
映像はこちら

3/19イレネー記念プレビュー

2006年3月18日(土)

 今週19日(日)はイレネー記念(3歳)が行われます。2-3歳シーズンの総決算として知られ、普段のレースより100キロ近く重い重量を曳く、若駒にとっては試練のレースとなっています。
 今回注目したいのはホクレン賞馬ニシキセンプー。成績だけ見れば勝ちきれない印象ですが、これは重量によるもの。ホクレン賞以後、他馬より10~20キロ重い重量で出走していることを思えば、これは実力の証明といえましょう。前走のプロキオン特別では、15キロ軽いマルミシュンキと2秒1差。同斤量なら、と思わずにはいられません。
 そのマルミシュンキも、もちろん有力。デビュー当初、破竹の6連勝を記録し、これまで10戦して敗れたのはたった1度。4カ月の休養を経て再び3連勝と、その才能を見せつけています。確かにニシキセンプーと同重量というのはマイナス材料ですが、ここもあっさりの可能性は否めません。
 安定して力を発揮できるメジロショウリキも魅力。北見開催から一気に力をつけた印象で、ここも勝ち負けを演じるでしょう。ホクレン賞3着のカネサテンリュウあたりまでが争覇圏と思われます。近走調子を上げてきたホクショウダイヤユキノショーも、好走が期待できるでしょう。

出馬表はこちら

【参考レース】
1/4 ホクレン賞(勝ち馬:ニシキセンプー)
1/15 ガーネット特別(勝ち馬:カネサテンリュウ)
2/12 つばき特別(勝ち馬:マルミシュンキ)
2/19 ジュニアカップ(勝ち馬:メジロショウリキ)
3/5 プロキオン特別(勝ち馬:マルミシュンキ)

ホクレン賞、ジュニアカップの映像はこちら

3/19イレネー記念予想 矢野吉彦

ニシキ-マルミが中心

 前回の重賞、チャンピオンカップのホクトキングには参りましたね。私がピックアップした4頭のうちの3頭が2、3、4着に来たんですから、予想はいい線行ってたと思うんですけど。鈴木勝堤騎手の好プレーに脱帽です。

 さて、平成17年度の開催も大詰め。今週は昨年デビューした若駒たちの総決算、イレネー記念です。このレースは、大井競馬場をはじめ、南関東の各競馬場で場外発売されます。当日(19日)、大井競馬場では、ラジオNIKKEIやU局(中央競馬ワイド中継)でおなじみの渡辺和昭アナウンサーと私が出演する予想トークショーも実施されますので、お近くの方はぜひお出かけ下さい。
 で、このコラムをご覧のみなさんには、ひとあし早く予想をご披露しちゃいます。ここは、マルミシュンキ、メジロショウリキ、ニシキセンプー、カネサテンリュウの争い、でしょう。さらに、ふつうに考えれば、ニシキセンプーが軸になるはずです。ジュニアカップでメジロショウリキ、カネサテンリュウより10kg、プロキオン特別でマルミシュンキより15kg、カネサテンリュウより10kg、メジロショウリキより5kg重かった同馬の荷物が、今回は同重量になります。もちろんこれは、ナカゼンズピード、ユキノショーなどに対しても言えること。ニシキセンプーには、惜敗続きのうっぷんを晴らす絶好の舞台だと思います。
 とはいえ、他の3頭にもチャンスは十分あるでしょう。とくにマルミシュンキ。昨年秋のナナカマド賞で7着に惨敗、初めて他馬の後塵を拝してしまいましたが、その後の休養から復帰して以来、再び連勝を続けています。あの敗戦と休養がなかったら、すでにより多くの賞金を獲得して、もう少し前からもっと重い荷物を引いていたかもしれません。ニシキセンプーとようやく同重量になるここも、いいレースを期待したいところです。
 ということで、馬券はニシキセンプーとマルミシュンキの馬単ウラオモテが中心。あとは、この2頭を頭に、メジロショウリキ、カネサテンリュウへ。馬単6点で行きます。

 大井のトークショーでは、この予想を基本線に、当日の馬場状態と前売りオッズを加味してもう一歩踏み込んだ結論をご披露するつもりです。
 イレネー記念を当てて、来週に行われる締めくくりの大一番、ばんえい記念に弾みをつけたいですね。みなさんも頑張ってください。では、今回はこのへんで。

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