平成17年度の開催も、いよいよ最後となりました。もちろん最終開催のメインはばんえい記念。フルゲートの出走が見込めそうで、今年も熱戦を期待できそうです。またばんえい記念当日は、後述のとおり注目のレースが目白押し。近隣、遠方を問わず、ぜひぜひ帯広競馬場へお越しください。
24日(金)のメインレースは沈丁花特別(4歳以上270万円未満)。20日の第9レース、そして21日の第7レースの勝入戦となります。中心になるのは20日のレース1、2着のタケノタイトル、イナノプリンセスあたり。またブライトダンサーも争覇圏となりそうで、カヅマ、イサムキンショウあたりも穴候補でしょう。
その前第10レースはあせび特別(4歳以上170万円未満)。このレースも20日第12レース、21日第3レースの勝入戦です。スズノリュウの安定性はここでも信頼できそうで、アラクレライデン、ミノルダンサーも好勝負圏内。グレートジャンボの一発にも期待しましょう。
25日(土)は、20日の第10レース、21日の第8レース上位馬による勝入戦、春陽特別(4歳以上320万円未満)が行われます。トウリュウやタケノトップガンあたりが好走を続けており、今回も期待できるでしょう。出走馬の確定を待ちたいところ。
第10レースには春水特別(4歳以上220万円未満)が行われます。このレースも2走使い勝入戦で、21日の第5、第6レース上位馬が出走することになります。このクラスで好走しているフクノカミカゼ、シュンライズが中心となりそうで、スーパーペガサスの弟ストロングペガサスも争覇圏。こちらも出走馬確定を待ちましょう。
26日(日)はあとに回して、27日(月)のメインレースは大平原特別(4歳以上800万円未満)。ここは難解な一戦ですが、カツテンリュウ、キリンオー、プリティブライトあたりが中心となるでしょう。タカラボーイの底力にも期待したいところ。
さて、26日(日)。ばんえい記念が行われるのはもちろんですが、それ以外に、いわゆる特別戦が2鞍、各世代オープンと各クラス1組戦が合わせて5鞍と、豪華な番組ラインナップとなっています。もちろん1鞍ずつ、今回はレース順にご案内しましょう。
まずは第3レースから。3歳牝馬による一戦はあざみ特別。黒ユリ賞馬キタノパワーを筆頭に、エメラルドやニシキユウなどが出走を予定しています。近走力をつけてきた印象のセンコウラブリイも争覇圏でしょう。
第4レース若草特別は3歳牡馬による一戦。イレネー記念馬マルミシュンキ、ホクレン賞馬ニシキセンプーを中心に、カネサテンリュウ、ホクショウダイヤなどが出走を予定しています。やはり重賞ウイナー2頭はハンデが重くなるため、2番手クラスの台頭が十分に考えられるでしょう。
第5レースは早春特別(4歳以上470万円未満)。近2走調子を上げてきたマルミギムレットが中心となるでしょう。前走6着に敗れたタカラテンクウも巻き返しなるか注目です。
第6レースには春暖特別(4歳以上550万円未満)が行われます。19日の乙女椿特別を勝ったコブラタイガーが中心となりそうですが、そのレースで2番人気に支持されて9着に敗れたトカチタカラ、また470万クラスから3連勝を果たしているカワノダイセツあたりもチャンス十分でしょう。
第7レースは春風特別(4歳以上650万円未満)。イケダガッツやオホーツクブルー、ギャンブラークインなど、このクラスの常連がエントリー。12日の螢の光賞を制したクメノビューティーも最後の出走に全力をかけてくるでしょう。昇級戦となるハマナカキングにも注目です。
第8レースはおなじみの一戦、4歳オープン馬によるクリスタル特別です。クラス別定だけにどの馬にもチャンスがありそうで、なかでもウィナーサマー、スーパーロイヤル、コブライチの690キロは魅力。実績馬ではカネサブラック、スーパークリントンも、もちろん争覇圏です。またキーとなりそうなのはエンジュダイヤの700キロで、この取捨が難しいところ。
第9レースはスターライト特別(5歳オープン)。エンジュオウカン、ホクトキングをはじめとする、今シーズンを沸かせた5歳馬たちが多数出走します。どこからでも狙えそうな好メンバーですが、700キロで出走できるフクイズミの豪快な末脚に期待。ただこれまで世代限定戦では結果を残していないのが気になるところ。
第10レースばんえい記念(4歳以上オープン)は、別掲のばんえい記念プレビューをご覧ください。
最終第11レースは春望特別(4歳以上390万円未満)。このレースは21日の第9、第10レースの上位馬による勝入戦です。21日第10レース勝ち馬のダイエイヒーローは安定感のあるレースを見せており、ここでも中心となりそう。波乱の結果となった21日第9レースからは、ヤマトオーカンに期待したいと思います。