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9/18岩見沢記念予想 斎藤修

2022年9月16日(金)

休み明け2戦目でアオノブラック

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎6アオノブラック
 ○9メジロゴーリキ
 ▲7メムロボブサップ
 △1ミノルシャープ
 △8コマサンブラック

 3連単
 6→9→7 1000円
 9→6→7 1000円
 6→7→9 1000円
 6→7,9→1,8(4点)400円 計1600円
 9→6→1,8(2点) 400円 計800円
 6→1→7,8,9(3点)200円 計600円

今週の見どころ(9/17~9/19)

2022年9月15日(木)

 シルバーウイークのばんえい十勝、18日(日)には、伝統の4市記念競走の第2弾・岩見沢記念が行われます。過去5年で8月のばんえいグランプリから重賞連勝を果たしたのは、2019年コウシュハウンカイのみ。気候が落ち着くこともあってか、春シーズンの活躍馬の台頭も見られます。
 同日の準メインには2歳牝馬オープンによるいちい賞、また次週25日(日)には2歳牡馬オープンによる青雲賞も実施。すでに今季の能力検査は終了しており、主役候補は出揃っています。三冠へ向けた2歳馬の戦いが本格化していきます。

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【第12回開催1日目】
 9月17日(土)のメイン第11レースには、デイリースポーツ杯(オープン・A1級混合・20:05発走予定)が行われます。

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 今開催、3歳以上の1走目は通算収得賞金順の編成。このレースは、オープンでも賞金が少ない馬と、賞金が多いA1級馬による対戦です。
 ◎ヘッチャラは、A2級時代の3走前に、とかちえぞまつ特別(オープン・A1級との混合)を快勝。A1へ昇級しての前走もオープン2番手が相手とはいえ3着と、3歳トップクラスの力を示しています。3歳は自己条件の特別戦では20キロ減が適応されるとはいえ、負担重量695キロは初ですが、690キロで2着1回、3着2回という成績を考えれば克服できそうです。
 ○コマサンエースは、ヘッチャラと同じ前走のオープン-2組混合では離された6着と見せ場に乏しい走り。しかし、今回と同じ通算収得賞金順だった第7回開催の同条件特別戦では、しぶとく歩いて4着と悪くありませんでした。現在はオープンに昇級しており、格下が多いメンバーも有利といえます。
 ▲ブラックサファイアは、とかちえぞまつ特別が5着も4秒9差の惜敗。前走A1級の特別戦では追い込みを決めており、ハマると一発がありそうです。
 △シンエイボブは、近走大きな着順が並びますが、前走はオープン-1組特別戦など相手が強かった面は否めません。通算収得賞金は今回のメンバー中最多で戦いやすく、変わり身が期待できます。

【第12回開催2日目】
 9月18日(日)のメイン第11レースには、第58回岩見沢記念(20:15発走予定)が行われます。

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 直近の古馬重賞・ばんえいグランプリは、オープン同一重量の800キロでハンデ差がつかない争いでした。今回は今季の収得賞金による別定重量戦で、現役最強6歳世代のツートップ・メムロボブサップが30キロ増の850キロ、アオノブラックは20キロ増の840キロとなっています。
 ◎インビクタに注目します。古馬重賞初挑戦だった7月の旭川記念が2強に次ぐ堂々3着。ばんえいグランプリは障害で転倒し競走中止でしたが、真っ先に仕掛けていって勝ちを意識してのものと理解できます。前走のマロニエ賞(オープン-1組)は直線で粘りを欠きましたが、やや馬任せの仕掛けになったため。今回は2強と20~30キロ差つくのが有利といえます。ばんえいグランプリとは違い手が合う船山蔵人騎手の手綱も歓迎でしょう。
 ○ミノルシャープは、夏から秋に活躍するイメージがあり、今季は7月の初戦から2度叩かれた以降がすべて3着以内。ばんえいグランプリは障害ふた腰から追い上げて3着、前走では今季から主戦を務める鈴木恵介騎手で初勝利をマーク。馬自身の調子アップに加え騎手が慣れてきた、とここへ向けて歯車が噛み合ってきた印象です。賞金ハンデなしで出走できるのも買い材料といえます。
 ▲アオノブラックは、ばんえいグランプリには登録せず。マロニエ賞が1カ月半ぶりの実戦でしたが、トップハンデで3着に踏ん張っており、叩き台としては十分な内容でした。旭川記念はトップハンデで、10キロ差あったライバルのメムロボブサップに突き放され2着だっただけに、ハンデ差が逆転する今回は雪辱を期す舞台。
 △メムロボブサップは、レースを選んで使われ今季5勝、2着3回とすべて連対。ハンデ差がつかず、ライバル不在のばんえいグランプリ勝ちは当然の結果でしょう。今回の課題は最大30キロ差のトップハンデ克服のみと言い切れます。

【第12回開催3日目】
 9月19日(祝・月)のメイン第11レースには、ようこそウマ娘ゴルシ記念(A2級-2組・20:15発走予定)が行われます。帯広競馬場で実施されている『ウマ娘 プリティーダービー×ばんえい十勝コラボイベント』に関連したレースです。

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 前走1組のポテト特別からの臨戦という馬が6頭。同レースが昇級初戦ながら馬券に絡んだ2頭に注目です。
 ◎シャンハイオトメは、3歳の強豪ヤマカツエースにこそ突き放されましたが、早めに2番手に上がり、マルミゴウカイの追撃を振り切りました。春は行き脚がつかないレースもありましたが、昨季まで好成績を残せていなかった特別戦に組まれてから変わり身を見せています。しかし、振り返ると、5月の古馬牝馬重賞・カーネーションカップで障害ひと腰から3着に追い込んだあたりから、重量増で変身する兆候はあったのかもしれません。強かった勝ち馬が不在で、通算収得賞金順で恵まれた相手関係だけにひと押しに期待できます。
 ○マルミゴウカイは、言うまでもなくここでは実績上位。A2昇級初戦で1番人気に推されたのも不思議ではなく、3着はむしろ不満といえます。ただ9歳という年齢を考えれば、紛れが起こりやすい軽馬場は歓迎ではないはず。ポテト特別から逆転を狙うには展開の助けが必要かもしれません。
 3番手もポテト特別組で4着▲フレイムゴールド。7月の昇級初戦・ルビー特別を勝利した後の2走は格上相手で8、5着だったものの、A2級同士で巻き返しています。シャンハイオトメ、マルミゴウカイとも不在だったルビー特別は障害ふた腰でも勝っていますが、ポテト特別での着差を考えると、割って入るにはひと腰でまとめることが条件です。
 △コウシュハボブは、開幕からA2級で、格下相手の近4走の平場戦で2着1回、3着3回と崩れがありません。今回は相手強化ですが、障害は安定しており、特別戦の重量増は悪くないように思えます。

今週の見どころ(9/10~9/12)

2022年9月 8日(木)

 この開催にはB1級の特別戦が1組、2組の2レース、毎開催は組まれることがないB2級-1組の特別戦と下級条件に見どころが多い編成に。10日(土)のメインはB1級でも2組によるフォーマルハウト特別です。1組の特別戦で苦杯をなめた馬、2組以下の平場戦で成績を挙げている馬などによる興味深い対戦です。

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【第11回開催4日目】
 9月10日(土)のメイン第11レースには、フォーマルハウト特別(B1級-2組・20:10発走予定)が行われます。

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 9頭中前走が特別戦だったのは3頭だけでしかも、7、9、10着。平場戦を使ってきた馬でも不利感はなさそうです。
 ◎ヤマトテンリュウは、6月のB1昇級後は7戦して2着2回、3着1回で、大きく負けたのは唯一、3歳馬が出走(しかも勝利)していた5走前の2組だけ。9歳ということもあり流れが落ち着くほうが持ち味を生かせているようです。3走続けて障害ひと腰と動けており、約1年ぶりの特別挑戦で変わり身を期待する手はあるでしょう。
 ○リュウセイペガサスは、前開催の3組が今季初勝利。それまでの2走がともに7着でしたが、障害はキレており、状態の良さがやっと結果に出ました。昨季は11月のB1昇級後ほぼ1組の特別戦を使われ、2、3着各2回など好勝負しており、こちらも約半年ぶりの特別戦は楽しみです。
 ▲サクラダイチは、近走の1組特別戦で精彩を欠いている1頭。春には1組で連続2着があっただけに、2度続けての競走除外でリズムが狂った格好といえます。しかし、前走平場の2組では7着とはいえ、先行して障害2番手クリアと、らしさも感じさせました。特別戦でも2組ならやれそうです。
 △レジェンドボスは、昇級初戦だった5月の旭岳特別(B1級-1組)で3着に入った走りが印象的。その後、崩れていた障害も復活気配で、そろそろ特別戦でも馬券絡みが考えられます。

【第11回開催5日目】
 9月11日(日)のメイン第11レースには、菊月特別(A1級・20:05発走予定)が行われます。

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 出走10頭中、5頭は不知火特別(A1級混合)で対戦。そこで最先着の3着だった◎ダイリンファイターに期待です。今回がA1昇級戦で、ほかの不知火特別組が前走から10キロ増に対し、20キロ増と不利ですが、今季初戦を除けば障害ふた腰以内で越えている巧者で重量増自体は苦にしなそう。近走は勝ち馬と5秒差以内と安定しており、障害で後続に差をつければ押し切りも十分といえます。
 ○オレワチャンピオンも前走涼風特別(A2級)を勝利し昇級初戦。2走前のベガ特別が2着で、同4着ダイリンファイターに先着しています。近走手綱を取っていた渡来心路騎手は今回ココロノタカラに騎乗し、村上章騎手との初コンビとなりますが、好調ぶりを買ってみる手もありそうです。
 ▲センリョウボスは、不知火特別では4着とダイリンファイターに先着を許しましたが、今回は同重量で臨めます。2走前のとかちえぞまつ特別(オープン・A1級混合)でオープン馬相手に馬券圏内を確保した実績は上位。好勝負が期待できます。
 △ブラックサファイアは、とかちえぞまつ特別が5着、朱雀賞(5歳オープン)が4着など馬券に絡めていませんが、勝ち馬とは僅差の競馬。重量が増えても崩れていない点は魅力です。自己条件に戻って重量が10キロ軽くなるだけに、侮れない一頭です。

【第11回開催6日目】
 9月12日(月)のメイン第11レースには、ポテト特別(A2級-1組・20:10発走予定)が行われます。

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 2走前のA2昇級初戦で見せ場があった◎トワイチロに期待します。ややテンに置かれたものの、障害を越え一気に伸びてきました。馬体が小さいため力の要る馬場は微妙な感も、ペースが落ち着くことで、むしろ切れ味が生かせたようです。3歳は自己条件の特別戦ではまだ20キロ減があり、さらにこの馬はセン馬の10キロ減も適用されます。相手は楽ではありませんが狙ってもいいでしょう。
 ○ヒメミヤもA2昇級初戦がなかなかの好内容。前開催の不知火特別(A1級との混合戦)で障害をひと腰でまとめ、コウシュハレガシー(4日のオープン-1組・マロニエ賞を勝利)に食い下がっての2着でした。
 ヒメミヤは8月8日の葉月特別(B1級-1組)を勝っての昇級。同レースで接戦を演じた▲マルミゴウカイ△シャンハイオトメも昇級初戦から警戒が必要でしょう。
 もう1頭の3歳馬△ヤマカツエースは、世代限定戦ではトワイチロ以上の実績があります。ただ、古馬相手ではB1級-2組までの勝利しかない点がやや気がかりです。

今週の見どころ(9/3~9/5)

2022年9月 1日(木)

 8月28日(日)に行われた3歳・4歳混合重賞・はまなす賞は、クリスタルコルド、ヤマカツエース、ヘッチャラの3歳馬が上位を独占しました。次開催には4歳重賞・銀河賞が組まれていますが、4歳の上位馬がはまなす賞で賞金を稼げなかったことで、今開催の結果次第では、出走のチャンスが生まれる馬も出てきそうです。

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【第11回開催1日目】
 9月3日(土)のメイン第11レースには、イキリアクマ一発逆転杯(B1級-1組・20:10発走予定)が行われます。この日、帯広競馬場で『邪神ちゃんドロップキックX×ばんえい十勝コラボイベント』が行われることを記念した協賛レースです。

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 前開催も同じく初日のメインがB1級-1組のアルタイル特別で、1着シャンハイオトメ、2着マルミゴウカイは今回からA2へ昇級しています。
 となれば、3着◎オレノタイショウに注目。近3回の同条件特別戦ではすべて障害をひと腰で越えるも踏ん張れずに2、3、3着。しかし、勝ち馬はすべて昇級し、メンバー中で先着を許したのは、2開催前の葉月特別2着の3歳馬ツガルノヒロイモノのみ。しかも今回は当時より馬場が乾きそうとなれば、1秒7差を逆転することは容易いはずです。
 相手はその○ツガルノヒロイモノ。近走は3歳限定戦と自己条件戦を交互に走って1、9、2、6着。3歳・4歳混合重賞の前走はまなす賞は2番人気で6着でしたが、、先着されたのはすべて格上馬。自己条件の特別戦では20キロ減があり、相手関係からも連対は確保できそうです。
 ▲ワンポイントは、3開催前のしし座特別が4着。今季2勝を馬場水分2.5以上の平場戦で挙げており、B1昇級初戦が特別で、馬場水分0.7%では9番人気も仕方なしでしたが、直前の雨で水分以上に軽めの馬場だったようです。競走除外明けだった前走2組では、晴・1.1%で3着に追い込んでおり、2度目の特別戦で前進があります。
 △ジェイマリアは、アルタイル特別が昇級初戦ながら、3着オレノタイショウから5秒2差。重めの馬場とこのメンバーならもう少し前で運んで、差は縮まるはず。

【第11回開催2日目】
 9月4日(日)のメイン第11レースには、マロニエ賞(オープン-1組・20:10発走予定)が行われます。

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 出走10頭のうち前開催のオープン・オーガスト特別から6頭が出走しています。
 中でも注目は◎メジロゴーリキ。今季はここまで7月・サマーカップの1勝のみですが、続くばんえいグランプリ、オーガスト特別がともに2着で3戦連続で連対。例年、夏ごろからエンジンがかかってくるタイプで、昨季北見記念、ばんえい記念勝ちの実績どおり、パワー型の馬。となると注目は馬場状態ですが、水分0.7%だった前走程度の馬場は見込めそう。賞金ハンデがさらに5キロ増えますが、それは勝ち馬マツカゼウンカイも同じこと。しかし基礎重量増は障害巧者であるこの馬に相対的に有利で、逆転は可能でしょう。
 ○マツカゼウンカイは、メジロゴーリキとは逆で重量800キロくらいまでが活躍の舞台です。今季序盤は障害で苦戦することが多かったものの、松田道明騎手が久々に手綱を取った2走前には、ためての追走からひと腰でまとめ2着。きっかけをつかんだようです。障害さえ切れれば、メジロゴーリキを突き放した前走の再現もあるかもしれません。
 ▲アオノブラックは、今季ばんえい十勝オッズパーク杯、北斗賞と重賞を連勝。旭川記念2着の後は昨季5着だったばんえいグランプリを回避し、調整されており、今回が復帰戦となります。目標は次開催の重賞・岩見沢記念で、ここで仕上がり万全という可能性は低いですが、ライバル・メムロボブサップが不在なら力は最上位。侮れません。
 △カイセドクターが、自己条件に出走するのは、6月26日のミントスポット杯(オープン)以来、5走ぶり。その間に5歳限定戦を2勝したたため、今回は一気に賞金ハンデ10キロを課され、メジロゴーリキと同じハンデとなります。夏の間にどれくらい力をつけたのか注目です。

【第11回開催3日目】
 9月5日(月)のメイン第11レースには、白露特別(B2級-1組・20:15発走予定)が行われます。

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 B2級-1組は、2開催前がデネブ特別で、前開催は平場戦でした。ただ、デネブ特別の上位4頭は不在のため有力どころが絞りにくくなっています。
 そこで注目は◎サカノローゼンです。2走前の3組を逃げ切ってB2級初勝利をマークしています。前開催の1組は障害を3番手で降り6着だったとはいえ直線でグングン加速。この馬も止まっていないものの、ゴール線上で後続3頭につかまっての惜敗でした。今回がB2級の特別初挑戦ですが、前走で見せた先行力と障害力を発揮できれば、軽めの馬場なら粘り込めるはずです。
 ○ジェイファイターは、3開催前のユリウス特別が生涯初の特別出走ながら、ゴール線上まで先頭をキープして2着と見せ場の多い走り。5着だったデネブ特別、2着に巻き返した前開催の1組とも、あとひと押しという内容でした。この馬がデネブ特別ではメンバー最先着だけに、今回は前進しかありません。
 前述2頭をまとめて差し切れるとしたら、3歳牝馬▲ピュアリーナナセ。デネブ特別でジェイファイターに襲いかかったうちの1頭ですが、交わすまでは至らずコンマ3秒差の6着でした。前開催の1組は9着でしたが、今回は再び3歳牝馬40キロ減が適用される特別戦。デネブ特別と同様の走りを期待します。
 △ドラゴンボーイは、ユリウス特別10着、デネブ特別9着、1組平場戦10着と近走着順はよくありません。ただ、すべて障害はひと腰で越えています。騎手が持っていかれるように直行で仕掛けることもあり、気性的な課題がありそうですが、6月の同条件では2着があり力は確か。うまくかみ合えば一発の魅力は十分です。

8/28はまなす賞回顧

2022年8月29日(月)

3歳クリスタルコルドが接戦を制す

 8月28日(日)には重賞・はまなす賞(3、4歳オープン)が行われ、単勝3番人気のクリスタルコルドが優勝。しぶとい粘りを見せ、同じく3歳のヤマカツエースとの接戦を制しました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.ツガルノヒロイモノ(670) 3.8
 2.トワイチロ(670) 26.8
 3.ミソギホマレ(680) 2.4
 4.ヘッチャラ(690) 9.6
 5.マサタカラ(690) 40.4
 6.ヤマカツエース(680) 5.3
 7.ネオキングダム(690) 70.1
 8.クリスタルコルド(680) 4.8
 9.イワキダイヤ(690) 競走除外

 4歳イワキダイヤの競走除外により3歳5頭、4歳3頭の8頭立てとなった今年のはまなす賞。単勝1番人気は紅一点の4歳ミソギホマレ。柏林賞3着後、3連勝中と絶好調で2.4倍と高い支持を集めました。3歳のツガルノヒロイモノは1番人気に支持されたばんえい大賞典では9着でしたが、得意の軽馬場ならと2番人気。ばんえい大賞典を制した3歳クリスタルコルド、同5着も当時より重量が有利となった3歳ヤマカツエース、ばんえい大賞典3着を含め重賞で2、3着が続いている3歳ヘッチャラまでが単勝ひと桁台。4歳ミソギホマレに3歳馬がどう対峙するかが焦点となりました。

 全馬が勢いよくスタートし、ほとんど横並びで第1障害を越えます。ツガルノヒロイモノが一旦は抜けだしたものの、ミソギホマレ、トワイチロ、ヤマカツエースらが追走し、道中はほとんど横並びの展開。中間点を過ぎたあたりからクリスタルコルドが位置取りを上げると、わずかに先頭で第2障害下に到達。前日の雨の影響で馬場水分1.9%と軽馬場のレース前半は41秒とハイペースで流れました。
 第2障害ではひと息入れてクリスタルコルドが最初に仕掛けるとすんなりひと腰でクリア。連れて仕掛けたヘッチャラ、ヤマカツエースも差なく続き、ツガルノヒロイモノが4番手で通過。その後ろは離れ、優勝争いはこの3歳馬4頭に絞られます。
 障害を降りた勢いでヤマカツエースが先頭に立ちますが、後続の3頭も脚を伸ばし、激しい叩き合いになります。残り10メートル手前でツガルノヒロイモノ、さらにヘッチャラが劣勢となり、最後はヤマカツエースとクリスタルコルドの争いに。ゴール前、クリスタルコルドがヤマカツエースをとらえたところがゴール。3着にはヘッチャラが入り、3歳馬が上位を独占しました。

 勝ったクリスタルコルドは、ばんえい大賞典に続いて重賞を連勝。今シーズンは世代ナンバーワンのキングフェスタの出走がまだありませんが、残る二冠(ばんえい菊花賞、ばんえいダービー)での対戦に期待したいところです。

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西謙一騎手「切れがそこまである馬ではないので、(馬場が)軽すぎて正直ダメかなと思っていましたが、馬が頑張ってくれました。最後までしぶとく歩いてくれるのでその辺は何も心配しませんでした。安定して成績を残してくれるのが一番の強みです。これからクラスも上がって強い相手と対戦していくので、そこで少しでも経験を積んで強くなってくれればと思います」

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