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8/14ばんえいグランプリ予想 赤見千尋

ファン投票1位メムロボブサップに死角なし

 ファン投票第1位、メムロボブサップを本命にします。
 今季重賞2勝のアオノブラックがいても本命にしようと考えていましたが、同世代であり最大のライバルともいえるアオノブラックが不在であり、しかも全馬同じ重量の800キロということであれば、メムロボブサップに死角はないように思います。

 相手選びが難しいところですが、前走のサマーカップで今季初勝利を挙げたメジロゴーリキにしました。
 ばんえい記念で好走するとその反動も大きいと聞きますし、今季の不振もその辺りから来るものなのかなと想像しますが、ここに来て状態が上がっている印象です。

 新興勢力の5歳馬からはカイセドクターに注目しています。
 メムロボブサップと同じ重量というのは厳しい戦いですが、他の馬たちとは大きな差はないと思っています。

 前走メジロゴーリキの2着だったマツカゼウンカイまで。

◎6 メムロボブサップ
○3 メジロゴーリキ
▲8 カイセドクター
△1 マツカゼウンカイ

3連単
6→3,8,1→3,8,1 各1000円 計6000円

8/14ばんえいグランプリ予想 斎藤修

2022年8月12日(金)

実績安定感抜群メムロボブサップ

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎6メムロボブサップ
 ○3メジロゴーリキ
 ▲1マツカゼウンカイ
 △8カイセドクター
 △4インビクタ

 3連単
 6→1,3,4,8→1,3,4,8 500円 計6000円

今週の見どころ(8/13~8/15)

2022年8月11日(木)

 8月14日(日)のメイン第11レースには、夏のBG2・ばんえいグランプリが行われます。ファン投票上位馬の回避が相次いだものの、1位メムロボブサップが連覇を目指し出走予定。なお今年は新しい試みとして、ファン選抜に漏れた票数の多い馬によるオッズパーク杯ばんえいスタートロフィーが、ひとつ前の第10レースに実施されます。
 前日の13日(土)には18:30から、ニコニコ生放送ばんえいグランプリ前夜祭 Powered by オッズパークの配信もあります(詳細はこちら)。
 オッズパークLOTOのセレクト7重勝単勝式で、1741万2220円のキャリーオーバーが発生しています(8月8日の開催終了時点)。オッズパークLOTOについてはこちら

※今週のイベントはこちら
※開催日程/時刻についてはこちら

【第9回開催4日目】
 8月13日(土)のメイン第11レースには、デネブ特別(B2級-1組・20:10発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 メンバー10頭中6頭が3走前までにB3級で出走。3開催前のスキカメ岡本出版記念、前開催のユリウス特別と最近の同条件特別戦の勝ち馬はすでにB1へ昇級と、B2級-1組はメンバーの変動が大きいです。
 注目はユリウス特別の2着馬◎ジェイファイターです。B2昇級初戦だった2走前の4組、生涯初の特別戦だった前走ともカネサスペシャルの2着に好走。早めに障害を越えながら、ともにゴール前で勝ち馬につかまったもののバテてはいません。重めの馬場では粘りを欠く面が見られますが、今回も引き続き軽馬場が濃厚。強敵不在で勝利をつかむか。
 ○ドラゴンボーイは、スキカメ岡本出版記念が2着で、ユリウス特別は1番人気に推されたものの直線で早々と一杯になり10着。しかし、障害では直行に近い仕掛けだったことが影響した可能性はあります。力負けではなく改めて注目。
 ▲ロングビユウテイは、スキカメ岡本出版記念、ユリウス特別とも3着。特にユリウス特別では、カネサスペシャルと互角の末脚で追い込んでおり、馬場に恵まれた面はあるにせよ近走は詰めの甘さが出ていません。最近までB3級にいた馬も多いここなら実績上位といえます。
 近2回の特別戦で4、5着△サカノハマナカも押さえには。

【第9回開催5日目】
 8月14日(日)のメイン第11レースは、BG2・第34回ばんえいグランプリ(20:05発走予定)。クラス(重量格)別定重量戦ですが、出走8頭いずれも5歳以上のオープン馬のため、全馬800キロでの争いとなります。

※出馬表はこちら

 ハンデ差がつかない条件がもっとも有利なのは◎メムロボブサップでしょう。7月の旭川記念では、トップハンデこそアオノブラック(2着)に譲ったものの、2番目に重い800キロを課されながら圧巻の逃げ切り勝ち。ここでも有力と目される3着インビクタ、4着メジロゴーリキ、5着ミノルシャープはいずれも10キロ軽い790キロだっただけに、今回大きな不利でもなければ負けるシーンは考えにくいところ。2年連続でファン投票とレースでの1番人気にこたえてくれるでしょう
 ○メジロゴーリキ▲ミノルシャープは、このレースには4年連続での出走とおなじみの古豪8歳馬です。旭川記念は4着と5着とほぼ人気通りの着順。小雨、馬場水分3.6%の軽馬場でも、障害3番手から3着に粘ったスピードある6歳馬インビクタから4秒差以内にまとめていました。旭川記念の上位3頭が不在だった前開催のオッズパーク賞サマーカップは、格下相手で乾いた馬場と条件は向きましたが、各1、3着と巻き返しています。
 メジロゴーリキは、過去2、3、3着。ミノルシャープは20年1着と実績上位。両馬以外の6頭は5~6歳と若いだけに、あまり馬場が軽くならなければ、キャリアが生きるでしょう。ただしミノルシャープは、サマーカップ(馬場水分0.4%)では障害でふた腰かかり、直線詰めを欠いたように、馬場に左右される面があるため、メジロゴーリキのほうを上に評価します。
 △インビクタは、旭川記念が古馬重賞初参戦ながら3着という結果は評価できます。ただ、メムロボブサップより10キロ軽く、馬場も向いた面は否めません。馬場が変わり、ハンデ差がつかない条件でも勝ち負けできれば、秋冬の高重量戦でも楽しみな存在となります。

【第9回開催6日目】
 8月15日(月)のメイン第11レースには、ベガ特別(A2級・20:15発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 今開催のA2級は、今季の収得賞金が多い馬は6日の第1回とかちえぞまつ特別(オープン・A1級との混合)へ、4歳馬は7日の山鳩賞へ出走しています。
 前開催にルビー特別(A2級)を使われていた馬が大半ですが、注目は別路線からの◎ダイリンファイター。前開催はA1級混合の平場戦に出走し、4歳牝馬ミソギホマレの2着に逃げ粘っています。ミソギホマレは2開催前の文月特別(A2級)の勝ち馬であり、ダイリンファイターはそこでも逃げて2秒0の僅差3着。ミソギホマレは7日の山鳩賞で3連勝を決め、A1昇級と波に乗っており、接戦を演じたこの馬にも期待です。
 ○オレワチャンピオンは、文月特別では2着。ダイリンファイターと叩き合いになり、コンマ1秒だけ先着しています。続くルビー特別は1番人気で逃げ粘れず4着でしたが、メンバー最先着の2着サクラドリーマーとは2秒6差。台風の進路により馬場状態は変わりそうですが、ダイリンファイターさえ振り切れれば残り目があります。
 ▲ホクトシンバは、文月特別4着、ルビー特別5着。勝ち馬はともに不在だけに、机上の計算では着順アップが期待できるはず。
 △コウテイは、6月のムーンストーン特別(B1級との混合)で1着。前走はダイリンファイターと同じ平場のA1級混合で7着でしたが、近11回の馬券絡みは特別戦であるように条件替わりは歓迎といえます。

今週の見どころ(8/6~8/8)

2022年8月 4日(木)

 今開催より3歳馬は、B4級以上の平場戦では、若馬減量が20キロから10キロ減となり、4歳と同一条件となります。なお、特別戦では年内中は20キロ減が継続されます。
 8月8日(月)のメインには、4歳オープンによる山鳩賞が組まれています。14日(日)のばんえいグランプリにファン投票5位で選出されていたサクラヒメは、どちらにも登録なし。ファン投票9位も繰り上がりで出走可能だったオーシャンウイナーは、山鳩賞に出走見込みとなっています。
 オッズパークLOTOのセレクト7重勝単勝式で、807万2470円のキャリーオーバーが発生しています(8月1日の開催終了時点)。オッズパークLOTOについてはこちら

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【第9回開催1日目】
 8月6日(土)のメイン第11レースには、第1回とかちえぞまつ特別(オープン・A1級混合・20:10発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 オープン、A1、A2級の3クラス混合戦。
 2頭いるオープン馬から◎ヤマトタイコーに注目します。前走サマーカップはA1級との混合でしたが、オープン馬が7頭と多く、しかもメジロゴーリキ、ミノルシャープ、マツカゼウンカイら骨っぽいメンバー。5着という着順ほどの見せ場はなかったものの、障害ひと腰と立て直されています。今回はなにより相手が大幅に楽になっており、今季初勝利のチャンス到来です。
 4頭が前走として使われていた7月24日のA1級混合は、A2級馬が1、2着で、メンバー最先着の4着もA2級の○ニセコヒカルでした。軽馬場続きで速い展開になることが多い昨今でも障害をひと腰で越えている巧者。今回は馬場が重くなりそうで、他馬が障害で苦戦すれば、押し切れる確率が高まります。
 もう1頭のオープン馬▲ゴールデンフウジンは、A1級相手だった2開催前のファイターズ杯(馬場水分2.5%)では離れた障害5番手から鮮やかな追い込みを決めています。ヤマトタイコーと同様、相手関係に恵まれた印象ですが、重めの馬場ではどうでしょうか。
 △フレイムゴールドは、A2昇級初戦だった前走の特別戦でいきなり勝利。一気の相手強化でも狙ってみたい魅力があります。

【第9回開催2日目】
 8月7日(日)のメイン第11レースには、山鳩賞(4歳オープン・20:05発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 4歳路線はこの後、8月28日に行われる3歳との混合重賞・はまなす賞が大きな目標となります。4歳では、柏林賞を制したオーシャンウイナーはすでに出走権を手にしており、残り4頭は通算収得賞金順での選出。当落線上の馬たちは、オーシャンウイナー、サクラヒメの世代2強が不在のここで賞金を加算したいところでしょう。
 ◎ミソギホマレは、7月の柏林賞では10番人気で3着に健闘。障害ふた腰離れた5番手から鋭伸し、今回のメンバー最先着を確保しました。続くA2昇級初戦の特別、格上A1級との混合戦と連勝。6月のライラック賞(4歳オープン)あたりから障害のカカリに進境を見せていましたが、ようやく結果が伴いました。柏林賞と同じ670キロは有利とはいえませんが、好調さは侮れません。
 ○コウシュハハリアーは、同世代オープン初挑戦だった3月のクリスタル特別を勝利。ポプラ賞と同じ開催のため一線級は不在とはいえ、好位抜け出しを決めました。サクラヒメが勝ったライラック賞、オーシャンウイナーが勝った柏林賞のように相手が強いと流れに乗れず、直線だけの競馬で善戦までですが、ここはやや相手が楽になっています。クリスタル特別の再現も考えられます。
 ▲ネオキングダムは、イレネー記念、ばんえいダービーの両BG1と、ポプラ賞でオーシャンウイナーの2着と実績上位。ただA2級スタートの今季、世代限定戦ではハンデを課される立場のため掲示板に載れていません。ここは強敵不在ですが、トップハンデの克服がカギでしょう。
 △イワキダイヤは、出走メンバー中最多の今季3勝をマーク。ライラック賞、柏林賞とも上位争いしているものの、世代限定オープンで初のトップハンデとなります。

【第9回開催3日目】
 8月8日(月)のメイン第11レースには、葉月特別(B1級-1組・20:10発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 ◎マルミゴウカイは、昨季オープン混合の特別戦を勝利している実績馬。B1降級では役者が違い、4戦3勝の好成績を残しています。出走取消明けの前走2組は障害をひと腰で越え貫録勝ち。前々走と比べ、体重を大きく減らしたのはやや気になりますが、実力的にここは通過点。勝ってA2昇級を決めてしまいそうです。
 前走しし座特別(B1級-1組)の馬が7頭と多く、2番人気で2着○オレノタイショウに注目します。B1へ昇級した3走前からオール2着。しし座特別は雨が降るなかのレースで、牝馬シャンハイオトメに競り負けました。今回はともに乗替わりですが、こちらは過去2勝をマークしている赤塚健仁騎手ということで前走のコンマ1秒差は逆転可能。ただ、マルミゴウカイがおりここも2着止まりかもしれません。
 ▲シャンハイオトメは、しし座特別が速い時計での決着となったのが好走要因でしょう。とはいえ昇級初戦でこれだけ走れれば、引き続き軽めの馬場が予想される今回も上位争いできそう。主戦は船山蔵人騎手で、2年以上ぶりに右利きの騎手が手綱を取ります。
 もう1頭の牝馬△ヒメミヤは、しし座特別で3着に好走。西将太騎手では、相手が強すぎた5月の重賞・カーネーションカップを除き6戦続けて3着以内と好相性です。軽めの馬場なら最後までしっかり歩けており、押さえておきたいところ。


7/31ばんえい大賞典回顧

2022年8月 1日(月)

クリスタルコルドが3歳一冠目を制す

 7月31日(日)には重賞・ばんえい大賞典(3歳オープン)が行われ、単勝4番人気のクリスタルコルドが優勝。残り20メートルで力強く抜け出し、重賞初制覇を飾りました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.ヤマノコーネル(670) 9.2
 2.ツガルノヒロイモノ(680) 2.2
 3.ピュアリーナナセ(650) 54.8
 4.トワイチロ(670) 26.7
 5.シンエイアロイ(650) 37.2
 6.ヤマカツエース(690) 6.7
 7.ヘッチャラ(690) 3.0
 8.レグルス(670) 84.8
 9.クリスタルコルド(680) 7.6

 イレネー記念など重賞3勝を挙げているキングフェスタが不在となり、単勝1番人気に推されたのはツガルノヒロイモノ。2歳シーズンの重賞では結果を残せませんでしたが、とかち皐月賞、とかちダービーを含む目下5連勝。鈴木恵介騎手が疾病のため阿部武臣騎手に変更となりましたが、単勝2.2倍と高い支持を集めました。イレネー記念2着(同着)など重賞4戦で2、3着のヘッチャラがトップハンデながら2番人気。ヤングチャンピオンシップを勝ったヤマカツエースもトップハンデで3番人気、デビューから一度も掲示板を外していないクリスタルコルドが4番人気で続き、とかちダービー2着のヤマノコーネルまでが単勝ひと桁台の人気となりました。

 第1障害を越えて先頭はツガルノヒロイモノで、ヤマノコーネル、トワイチロ、ヤマカツエースらが追走。ヘッチャラとクリスタルコルドも差なく続き、前は6頭がほとんど横並びで進みます。馬場水分0.4%と乾いた馬場のなか各馬慎重に歩を刻み、わずかにクリスタルコルドが先頭で第2障害下に到達。ここまで50秒というペースでした。
 第2障害ではクリスタルコルド、ヤマカツエース、ヘッチャラがほとんど同時に仕掛け、その中からクリスタルコルドがすんなりと先頭で通過。ヤマカツエース、ヘッチャラの順で続き、トワイチロが少し離れた4番手でクリアしました。
 ヤマカツエースが障害を越えた勢いで抜け出しますが、残り20メートル手前で脚色が鈍ったところ、クリスタルコルドが交わして先頭に立つと、そのまま後続を引き離して先頭でゴール。ヤマカツエースが詰まったところ、これを交わしたトワイチロがゴール前で一杯になりながらも2着。障害6番手から追い込んだピュアリーナナセとヘッチャラがほぼ同時にゴールし、長い写真判定の末、3着同着という結果になりました。なお、1番人気のツガルノヒロイモノは障害で苦戦して9着でした。

 勝ったクリスタルコルドは、ここまで重賞では2月の翔雲賞3着が最高でしたが、5度目の挑戦で見事初制覇。負担重量や馬場状態を問わず障害が安定しているのがこの馬の強みで、二冠目・銀河賞でも楽しみな存在となりそうです。

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西謙一騎手「今までずっと軽馬場でしか走っていないメンバーだったので、(馬場が)重くなったら出番があるかなと思っていました。(680キロの重量について)ここに向けて調教してきたので苦にはしていなかったです。第2障害までずいぶん楽に来れたので、これなら大丈夫だなという感じがありました。(初ブリンカーについて)いつもふらふらして集中力がない馬なので、端コースという点も含めて試してみました。(この後の三冠路線について)無事に最後までいけたらいいと思います」

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