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7/17旭川記念予想 矢野吉彦

堅実度No.1のメムロボブサップが軸

 いやぁ、やっぱりワイド総流し作戦はいいですね。柏林賞も的中して、ちょっとずつ黒字額も増えてきました。この調子で当たってくれることを期待しています。

 旭川記念は、ズルいと言われようがセコいと言われようが、堅実度ナンバーワンのメムロボブサップを軸にします。このくらいの重量なら、崩れることなく馬券に絡むと思います。

 柏林賞と同じように、問題は資金配分ですよね。今回は、アアモンドグンシンに2000円、アオノブラックに1500円、あとの5頭に500円ずつとしてみました。

 この作戦、軸に選んだ馬が3着以内に来てさえくれれば当たるわけです。ばんえいって、頭数のわりにワイドの配当がいいと思いませんか?ここも当たりますように。では今回はこのへんで。

◎4 メムロボブサップ
○3 アアモンドグンシン
▲1 アオノブラック
△5 インビクタ
△6 マツカゼウンカイ
△8 メジロゴーリキ

ワイド
4-3 2000円
4-1 1500円
4-2,5,6,7,8 各500円 計6000円

7/17旭川記念予想 斎藤修

2022年7月15日(金)

安定のメムロ、ここ一発のグンシン

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎4メムロボブサップ
 ○3アアモンドグンシン
 ▲6マツカゼウンカイ
 △8メジロゴーリキ
 △1アオノブラック

 3連単
 4→3→1,6,8 1000円 計3000円
 馬単
 3→4 1500円
 馬複
 4-6 500円
 4-8 1000円

今週の見どころ(7/16~7/18)

2022年7月14日(木)

 7月17日(日)のメインには、旭川記念が行われます。5月のばんえい十勝オッズパーク杯、6月の北斗賞には不在だった馬では、20年の勝ち馬で復帰2戦目となるミノルシャープ、最強6歳世代の3番手インビクタらが出走を予定しています。
 旭川記念の次に実施される古馬重賞は、8月14日のばんえいグランプリ。ファン投票の途中経過が発表されています。なお投票の締め切りは、18日(祝・月)21時です(詳しくはこちら)。

※今週のイベントはこちら
※開催日程/時刻についてはこちら

【第7回開催4日目】
 7月16日(土)のメイン第11レースには、さざなみ特別(B1級-1組混合・20:10発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 今開催は通算収得賞金順の編成。ここにはA2級の賞金順下位馬と、B1級の賞金順上位馬が参戦。力差が少ないメンバーなら、10キロ軽いB1級馬を狙ったほうがいいでしょう。
 ◎ジェイエースは、A1格付だった昨季は初戦で大きく体重を減らしており、結局2戦したのみで休養入り。平田義弘厩舎へ転厩して迎えた今季も体重減は変わらずも、1106キロまで戻した前走のB1級-4組で2着と約1年5カ月ぶりに馬券に絡みました。前述のとおり、昨季A1級で、オープンで連対歴もある実力馬。前走を復活の兆しととらえるなら、まださほど人気にならないであろう今回狙ってみたいところです。
 ○アオノソルテは、前開催のB1級-3組で4着と好走。メムロボブサップらが相手だった3走前にも障害をひと腰で越え一応の内容は残しており、今回のメンバーなら逃げ切り、差し切りの両方が考えられます。
 前走でジェイエース、アオノソルテに騎乗していた鈴木恵介騎手は▲マサタカラの手綱を取ります。前開催の4歳重賞・柏林賞では障害離れた4番手クリアから素晴らしい切れ味を発揮して2着。3戦連続連対と勢いがあり、A2昇級で、賞金ハンデ5キロを負っても、楽しみのほうが大きいです。
 △イワキダイヤも柏林賞4着からのA2昇級初戦です。勝つには障害を2番手以内で越えたいところ。島津新騎手は、今開催の前半3日間で4勝、2着1回、3着3回と乗れており、いいリズムで臨んできそうです。

【第7回開催5日目】
 7月17日(日)のメイン第11レースには、第53回旭川記念(3歳以上・20:10発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 前回の古馬重賞・北斗賞からは1~4着馬が出走しています。
 2着◎メムロボブサップの巻き返しに期待します。6月の北斗賞は障害ひと腰先頭で越え、残り20メートルからのアオノブラックとの追い比べでコンマ9秒だけ劣ったもの。昨季以降10回の重賞出走で【2-6-1-1】とほぼ崩れがなく、今季の出走回避も5月15日の一度だけ。例年と同様、暑さにも負けず元気に使われています。6歳のライバル・アオノブラックとのハンデ差が10キロつく今回は、今年3月のチャンピオンカップ以来となる重賞制覇を成し遂げたいところでしょう。
 相手は同じ6歳の○インビクタ。4歳シーズン三冠では、定量の天馬賞こそ6着でしたが、ハンデ差がつく条件では、柏林賞はメムロボブサップの2着(アオノブラック4着)、銀河賞はメムロボブサップ、アオノブラックの3着と、二強に迫る活躍を見せていました。6歳二強が、ばんえい二強といえる現在の勢力図から、アオノブラックと20キロ、メムロボブサップと10キロ差あれば、古馬重賞初挑戦でも侮れません。
 ▲アオノブラックは、昨夏の重賞で結果が出なかったことから、暑さを苦にするタイプなのかもしれません。しかも今季は障害で安定を欠いていますが、ばんえい十勝オッズパーク杯、北斗賞と2重賞とも制しています。トップハンデとはいえ、ここ一番の舞台なら要警戒です。
 △アアモンドグンシンは、北斗賞では3着。二強より10キロ軽かったにもかかわらず、着順ほどの見せ場はありませんでした。さらに上位を狙うためには障害ひと腰が条件となります。

【第7回開催6日目】
 7月18日(祝・月)のメイン第11レースには、白鳳賞(5歳牝馬オープン・20:10発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 11日に実施された牡馬による瑞鳳賞とともに、8月29日の準重賞・朱雀賞へ向けた一戦です。同世代の牝馬同士での戦いは、4歳11月の重賞・クインカップ以来。なお、2着アバシリルビーは登録がなく、黒ユリ賞馬で9着のエンゼルフクヒメはすでに引退しています。
 注目は5着◎ゲッカビジン。先行して障害をひと腰で上げ伸びきれずも、重賞初挑戦だったことを考えれば上々の走りでした。その後は1勝のみですが、収得賞金が8万円ほど足らず据え置きのB2級で、最軽量ハンデの630キロで走れるのは有利。特別戦でも軽馬場が予想されるため流れが速くなり、障害を早めに抜けた馬が止まらない可能性が高く、この馬にとってお誂え向きの展開となりそうです。
 ○ニセコヒカルは、ばんえいオークス2着、クインカップ1着と実績上位。こちらも障害巧者ですが、B1からA2へ昇級したため650キロで、ゲッカビジンと20キロ差は不利な印象があります。
 ▲ヒメミヤは、クインカップでは菊池一樹騎手で8着。近走では船山蔵人騎手、渡来心路騎手も手綱を取っていますが、前走を見た感じ、やはり西将太騎手と手が合う印象を受けます。B1級の640キロなら、持ち前の障害力とキレを存分に発揮できるでしょう。
 △ニュータイキンは、クインカップと同じ日のB3級を勝ち上がりB2へ昇級。その後は勝ち切れていませんが、かつてのようなテンに置かれる面が解消し、近3走では勝ち馬と最大3秒7差と成長が感じられます。特別戦のペースは向くはずです。


今週の見どころ(7/9~7/11)

2022年7月 7日(木)

 今週と来週は、開幕週以来となる"3歳以上馬の1走目を通算収得賞金順に編成する"開催。普段の、今季の収得賞金順ではないため、前開催とは異なる顔ぶれのメンバーとなっています。また、牡馬による瑞鳳賞(11日)、牝馬による白鳳賞(18日)と2鞍の5歳オープン特別戦も組まれています。5歳は今季から若馬の減量がなくなっているだけに、このチャンスを生かしたいところです。
 なお18日(月)までの期間、ばんえいグランプリのファン投票を実施中です(詳しくはこちら)。

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【第7回開催1日目】
 7月9日(土)のメイン第11レースには、文月特別(A2級・20:10発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 前走別では、わし座特別(A2級-1組)から4頭、A2級-2組混合(A1級との混合)から3頭、4歳重賞・柏林賞から2頭、B1級を勝っての昇級初戦馬1頭となっています。
 ◎オレワチャンピオンに期待します。今季の収得賞金が少ないため、2組相当の平場戦への出走が続いており、前走A2級-2組混合は4着。逃げるアアモンドキーマンをとらえ一旦は先頭に立ちましたが、後続の伸び脚が勝り、差し切り勝ちを収めたサクラドリーマーと1秒0差の惜敗でした。昨季A2昇級後の勝利がすべて特別戦(3勝)だったように条件替わりはむくはず。今季初勝利のチャンスといえます。
 ○アアモンドキーマンは、前走4頭の優勝争いからやや後れ、オレワチャンピオンから2秒5差で5着。林康文騎手が減量をいかした積極的な騎乗をし見せ場十分でした。2月の如月特別1着、5月14日の五月雨特別2着などA2級の特別戦での実績は申し分なく、反撃が期待できます。
 ▲ダイリンファイターは、五月雨特別3着、わし座特別2着でこちらも特別戦に良績があります。
 △ホクトシンバは、わし座特別が昇級初戦ながら障害ひと腰から4着なら悪くありません。

【第7回開催2日目】
 7月10日(日)のメイン第11レースは、ファイターズ杯(オープン・A1級混合・20:10発走予定)。オープン馬3頭、A1級馬7頭の10頭立てで争われます。

※出馬表はこちら

 ◎コウシュハレガシーは、A1昇級後の近2戦は4、2着と善戦止まり。昨季オープン格付だったことを考えれば物足りない結果かもしれません。しかし、前走の天の川特別(A1級混合)でとらえきれなかったシンエイボブがオープンに昇級したため、ハンデ差が25キロから10キロに縮まります。引き続き軽めの馬場が予想されますが、わずか1秒1差なら逆転は可能でしょう。
 ○シンエイボブは8歳ですが、昨季のスピードスター賞で4着があるように現役屈指のスピード馬。天の川特別では、ほとんどためずに仕掛けて、ひと腰先頭で越えているように障害も巧みです。牡馬相手のオープンで実績はありませんが、A1級との混合で、3戦連続連対の好調さを考えれば、追いかける一手でしょう。
 ▲ウンカイタイショウは1年以上勝ち星がなく、今季2着3回でオープンへ昇級。その後の2戦は5、10着ですが、今回と同条件だった2走前・シルバーカップは端の10コースで追走に苦戦したもの。しかし、第2障害までに位置取りを挽回すると、2着シンエイボブ、4着コウシュハレガシーと僅差にまとめました。中枠を引いた今回は巻き返しが期待できます。
 △ノエルブランは、今回がA1昇級戦。春先は精彩を欠きましたが、体調面なのか騎手が替わったからなのか、近走は障害力を生かす本来の走りができるように。ここ4走を2、3、1、1着と復活しています。前走のわし座特別は島津新騎手にとって通算1000勝のメモリアル。この馬には久々の騎乗でしたが、やはり手が合う印象です。

【第7回開催3日目】
 7月11日(月)のメイン第11レースには、瑞鳳賞(5歳牡馬オープン・20:15発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 18日の白鳳賞(5歳牝馬オープン)とともに、8月29日に行われる準重賞・朱雀賞へ向けた一戦。この世代の限定戦は、昨季最終開催のスターライト特別以来となります。
 A1格付の◎ブラックサファイアに注目します。4歳シーズン二冠目の銀河賞(負担重量730キロ)は6着でしたが、早めの仕掛けで障害は苦戦したものの7番手で越えると猛追し、5頭がほぼ横一線の2着争いに加わって見せ場十分。その後10月に2連勝して早めにシーズンを終えました。今季から転厩し、7月の初戦は決め手を生かすレースで2着。ここにも出走しているギンジ、トワトラナノココロに大きく先着しています。休養中にしっかり調整されてきたのか馬体減もなく、オープンより10キロ軽い680キロなら、スピードで決着をつけてしまいそうです。
 4歳三冠目・天馬賞の上位3頭は、いずれもオープン馬でトップハンデ690キロですが、牡馬同士で最大30キロ差なら力を見せつける可能性が高そう。なかでも3着○カイセドクターは、チャンピオンカップ、ポプラ賞3着。前走のオープン特別戦ではアアモンドグンシン、メムロボブサップに次ぐ3着と力をつけています。
 天馬賞1着▲キョウエイリュウ、同2着△ゴールドハンターはその後、ひと息のレースが多いものの、世代限定戦なら侮れません。
 △トワトラナノココロは、世代限定の特別戦では、スターライト特別(2着)まで出走機会として5戦連続で3着以内。一発に警戒したいです。

7/3柏林賞回顧

2022年7月 4日(月)

オーシャンウイナーが4歳一冠目を制す

 7月3日(日)には重賞・柏林賞(4歳オープン)が行われ、単勝2番人気のオーシャンウイナーが障害3番手から抜け出して勝利。重賞4勝目を飾りました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.ネオキングダム(700) 28.0
 2.タカナミ(690) 43.6
 3.サクラヒメ(700) 1.8
 4.オーシャンウイナー(720) 3.2
 5.コウシュハハリアー(690) 55.5
 6.リアンドノール(690) 28.2
 7.ミソギホマレ(670) 74.2
 8.アバシリサクラ(670) 49.9
 9.マサタカラ(690) 11.9
 10.イワキダイヤ(690) 5.8

 4歳シーズンの一冠目に10頭が出走。昨年ばんえい菊花賞、ばんえいオークスを制した牝馬サクラヒメが、前哨戦・ライラック賞を含む目下3連勝で単勝1.8倍と高い支持を集めました。イレネー記念、ばんえいダービー、ポプラ賞と重賞3勝のオーシャンウイナーがトップハンデながら2番人気。前走ライラック賞2着で連続連対を7まで伸ばしているイワキダイヤが3番人気。以下は単勝ふた桁台でこの3頭に人気が集まりました。

 タカナミとサクラヒメが第1障害をほぼ同時に越え、オーシャンウイナーが追走。端枠のネオキングダムとイワキダイヤも位置取りを上げると、後続もほとんど遅れることなく、各馬刻みながら歩を進めます。中間点を過ぎても先頭はサクラヒメでしたが、差なく先行したイワキダイヤが先に第2障害下に到達。ここまで57秒というペースでした。
 第2障害ではイワキダイヤが最初に仕掛けますが、ほぼ同時に仕掛けたサクラヒメがすんなり先頭で通過。イワキダイヤもひと腰で続き、オーシャンウイナーが3番手でクリア。以下は障害で苦戦し、前3頭が後続に大きな差をつける展開となりました。
 オーシャンウイナーが障害を越えた勢いで先頭のサクラヒメに一気に迫ると、イワキダイヤを離して一騎打ちに。人気2頭が馬体を併せての追い比べになりましたが、サクラヒメが残り10メートル手前で一杯になり、オーシャンウイナーが抜け出して勝利。イワキダイヤも一杯になって2着争いは混戦になると、離れた障害4番手からマサタカラ、5番手からミソギホマレが一気に追い上げてそれぞれ2、3着に入線。なお、サクラヒメはゴール前で転倒して競走中止、タカナミは基準タイム超過のため失格となりました。

 イレネー記念、ばんえいダービーを制しているオーシャンウイナーは、今回最大50キロ差のトップハンデを克服し、あらためて世代ナンバーワンの実力を証明しました。二冠目となる9月の銀河賞も別定重量戦となりますが、引き続き中心的存在となりそうです。

成績はこちら
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菊池一樹騎手「この馬はいつもトップハンデで受けて立つ立場なので、馬の調子だけみて自信を持って乗りました。(馬の調子が)本当に良くなってきていたので自信はありました。重賞で重量も重たく、流れがこの馬向きの刻む展開になったのが良かったです。(第2障害を降りてからは)サクラヒメをマークするように乗ったので、差せるかなという感じでしたが、ゴール前もしっかり歩いてくれました。(今後は)調子を見ながらだとは思いますが、(重賞を)獲れるように頑張っていきたいと思います」

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