7月17日(日)のメインには、旭川記念が行われます。5月のばんえい十勝オッズパーク杯、6月の北斗賞には不在だった馬では、20年の勝ち馬で復帰2戦目となるミノルシャープ、最強6歳世代の3番手インビクタらが出走を予定しています。
旭川記念の次に実施される古馬重賞は、8月14日のばんえいグランプリ。ファン投票の途中経過が発表されています。なお投票の締め切りは、18日(祝・月)21時です(詳しくはこちら)。
【第7回開催4日目】
7月16日(土)のメイン第11レースには、さざなみ特別(B1級-1組混合・20:10発走予定)が行われます。
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今開催は通算収得賞金順の編成。ここにはA2級の賞金順下位馬と、B1級の賞金順上位馬が参戦。力差が少ないメンバーなら、10キロ軽いB1級馬を狙ったほうがいいでしょう。
◎ジェイエースは、A1格付だった昨季は初戦で大きく体重を減らしており、結局2戦したのみで休養入り。平田義弘厩舎へ転厩して迎えた今季も体重減は変わらずも、1106キロまで戻した前走のB1級-4組で2着と約1年5カ月ぶりに馬券に絡みました。前述のとおり、昨季A1級で、オープンで連対歴もある実力馬。前走を復活の兆しととらえるなら、まださほど人気にならないであろう今回狙ってみたいところです。
○アオノソルテは、前開催のB1級-3組で4着と好走。メムロボブサップらが相手だった3走前にも障害をひと腰で越え一応の内容は残しており、今回のメンバーなら逃げ切り、差し切りの両方が考えられます。
前走でジェイエース、アオノソルテに騎乗していた鈴木恵介騎手は▲マサタカラの手綱を取ります。前開催の4歳重賞・柏林賞では障害離れた4番手クリアから素晴らしい切れ味を発揮して2着。3戦連続連対と勢いがあり、A2昇級で、賞金ハンデ5キロを負っても、楽しみのほうが大きいです。
△イワキダイヤも柏林賞4着からのA2昇級初戦です。勝つには障害を2番手以内で越えたいところ。島津新騎手は、今開催の前半3日間で4勝、2着1回、3着3回と乗れており、いいリズムで臨んできそうです。
【第7回開催5日目】
7月17日(日)のメイン第11レースには、第53回旭川記念(3歳以上・20:10発走予定)が行われます。
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前回の古馬重賞・北斗賞からは1~4着馬が出走しています。
2着◎メムロボブサップの巻き返しに期待します。6月の北斗賞は障害ひと腰先頭で越え、残り20メートルからのアオノブラックとの追い比べでコンマ9秒だけ劣ったもの。昨季以降10回の重賞出走で【2-6-1-1】とほぼ崩れがなく、今季の出走回避も5月15日の一度だけ。例年と同様、暑さにも負けず元気に使われています。6歳のライバル・アオノブラックとのハンデ差が10キロつく今回は、今年3月のチャンピオンカップ以来となる重賞制覇を成し遂げたいところでしょう。
相手は同じ6歳の○インビクタ。4歳シーズン三冠では、定量の天馬賞こそ6着でしたが、ハンデ差がつく条件では、柏林賞はメムロボブサップの2着(アオノブラック4着)、銀河賞はメムロボブサップ、アオノブラックの3着と、二強に迫る活躍を見せていました。6歳二強が、ばんえい二強といえる現在の勢力図から、アオノブラックと20キロ、メムロボブサップと10キロ差あれば、古馬重賞初挑戦でも侮れません。
▲アオノブラックは、昨夏の重賞で結果が出なかったことから、暑さを苦にするタイプなのかもしれません。しかも今季は障害で安定を欠いていますが、ばんえい十勝オッズパーク杯、北斗賞と2重賞とも制しています。トップハンデとはいえ、ここ一番の舞台なら要警戒です。
△アアモンドグンシンは、北斗賞では3着。二強より10キロ軽かったにもかかわらず、着順ほどの見せ場はありませんでした。さらに上位を狙うためには障害ひと腰が条件となります。
【第7回開催6日目】
7月18日(祝・月)のメイン第11レースには、白鳳賞(5歳牝馬オープン・20:10発走予定)が行われます。
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11日に実施された牡馬による瑞鳳賞とともに、8月29日の準重賞・朱雀賞へ向けた一戦です。同世代の牝馬同士での戦いは、4歳11月の重賞・クインカップ以来。なお、2着アバシリルビーは登録がなく、黒ユリ賞馬で9着のエンゼルフクヒメはすでに引退しています。
注目は5着◎ゲッカビジン。先行して障害をひと腰で上げ伸びきれずも、重賞初挑戦だったことを考えれば上々の走りでした。その後は1勝のみですが、収得賞金が8万円ほど足らず据え置きのB2級で、最軽量ハンデの630キロで走れるのは有利。特別戦でも軽馬場が予想されるため流れが速くなり、障害を早めに抜けた馬が止まらない可能性が高く、この馬にとってお誂え向きの展開となりそうです。
○ニセコヒカルは、ばんえいオークス2着、クインカップ1着と実績上位。こちらも障害巧者ですが、B1からA2へ昇級したため650キロで、ゲッカビジンと20キロ差は不利な印象があります。
▲ヒメミヤは、クインカップでは菊池一樹騎手で8着。近走では船山蔵人騎手、渡来心路騎手も手綱を取っていますが、前走を見た感じ、やはり西将太騎手と手が合う印象を受けます。B1級の640キロなら、持ち前の障害力とキレを存分に発揮できるでしょう。
△ニュータイキンは、クインカップと同じ日のB3級を勝ち上がりB2へ昇級。その後は勝ち切れていませんが、かつてのようなテンに置かれる面が解消し、近3走では勝ち馬と最大3秒7差と成長が感じられます。特別戦のペースは向くはずです。