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今週の見どころ(11/10~11/12)

2018年11月 8日(木)

 11月11日(日)のメインには、4歳牝馬限定では唯一の重賞・クインカップが組まれています。10月21日に行われた前哨戦・紅バラ賞の再戦模様となることが多いレース。紅バラ賞では1着メヂカラ、2着シンエイボブ、3着イズミクィーンとなりましたが、本番はどのような結果になるのでしょうか。注目の一戦です。

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【第16回開催1日目】
 11月10日(土)のメイン第10レースは、トドワラ特別(A1級-1組混合・20:10発走予定)
 ◎ウンカイタイショウは、前走の能取湖特別(A1級)では障害を2番手で通過後、一旦は3番手に後退しましたが、しぶとく盛り返して、逃げ切り勝ちを収めたコウリキとは僅差の2着。A1級に昇級してから初の連対を果たしています。前走で現級にも目途が立っており、復調気配にあるだけに勝ち負けを期待です。
 ○コウリキは、ペルセウス特別(A1級-2組)、能取湖特別とともに逃げ切って連勝しています。この連勝中はいずれも障害先頭通過から逃げ切り勝ちと課題の障害がスムーズになってきただけに、善戦以上が期待できます。
 ▲キンメダルは、近5走では相手関係を問わず堅実に駆けています。特に近2走は、前走の能取湖特別を含め特別戦で連続2着。決め手に欠ける面は否めませんが、ここでも崩れるシーンは考えにくいです。
 △サカノテツワンは、9月以降、5戦連続して3着以内を確保と安定。障害も安定しているだけに粘り込みには警戒が必要です。

【第16回開催2日目】
 11月11日(日)のメイン第10レースは、4歳女王決定戦のBG3・第43回クインカップ(20:10発走予定)。出走9頭中7頭が前哨戦・紅バラ賞を使われており再戦模様。今回はオープン720キロから1重量格ごとに10キロ加減される別定重量戦で、シンエイボブに700キロ、紅バラ賞勝ち馬メヂカラら4頭に690キロ、他4頭に680キロが課されています。
 ◎イズミクィーンは、前哨戦・紅バラ賞では障害8番手通過ながら、持ち前の決め手が光り、3着に好走。前走のB3級-1組でも好位から瞬発力で直線一気に突き抜けて快勝をしているだけに初めての重賞の舞台でも首位争いに期待です。
 ○シンエイボブは、紅バラ賞ではナカゼンガキタとほぼ同時に先頭で障害を越えると、メヂカラには交わされたものの、最後までしぶとく伸びて2着。 加えて前走はA2級-1組を勝利と好調ぶりが目立つだけに好勝負必至です。
 ▲メヂカラは、前走の紅バラ賞では障害5番手通過から鋭い末脚を披露して勝利。スムーズに運べれば連勝も十分可能ですが、展開次第な面が否めないだけに単穴評価が妥当でしょう。
 △フェアリースズは、紅バラ賞では1番人気で4着と人気にこたえられませんでしたが、続く前走の端野峠特別(B1級-1組)では、障害を先頭で通過すると2着馬に9秒6差をつける快勝劇。巻き返しているだけに警戒が必要です。

【第16回開催3日目】
 11月12日(月)のメイン第10レースは、北海道競馬記者クラブ特別(オープン・20:05発走予定)
 ◎センゴクエースは、今季15戦してすべて4着以内と安定感抜群。重賞では前走の北見記念3着など6戦未勝利と、詰めひと息な面は否めませんが、 2走前の狩勝賞を含めオープン特別(混合戦含む)では3勝を挙げているだけに、勝ち切るシーンも十分あります。
 ○ミノルシャープは、前走狩勝賞では障害で膝を折ったものの、すぐさま立て直して障害を2番手通過から2着に粘り込みました。ゴール前で脚色が鈍くなる課題はありますが、近走の好調ぶりが目立つだけにここでも好勝負が期待できます。
 ▲オレノココロは、前走の北見記念では課題の障害で苦戦し、通過した時点では逃げ切り勝ちを収めたコウシュハウンカイとの差は30メートルほどありましたが、直線怒濤の追い込みで2秒1差の2着。 負けてはしまったものの勝ちに等しい内容でした。今回は賞金ハンデが30キロ課されますが、地力は断然。障害次第では一気に突き抜けるシーンまで。
 △シンザンボーイは、北見記念では別格だった上位3頭とは差のある5着でしたが、4着フジダイビクトリーとはコンマ5秒差なら健闘といえる内容です。2走前のサンケイスポーツ賞(A1級-1組混合)では圧巻の逃げ切りで、2着馬に17秒3差もつけているだけに上位争いも十分可能です。

11/4ばんえい菊花賞回顧

2018年11月 4日(日)

ミスタカシマが牡馬勢を撃破!

 4日(日)は重賞・ばんえい菊花賞(3歳オープン)が行われ、単勝1番人気のミスタカシマが優勝。2月の黒ユリ賞以来となる重賞3勝目を挙げました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.オレワチャンピオン 11.8
  2.コウシュハレガシー 8.4
  3.ミノルシンザン 26.6
  4.フナノダイヤモンド 162.9
  5.ミスタカシマ 1.9
  6.キタノユウジロウ 11.4
  7.アアモンドグンシン 2.7
  8.ジェイコマンダー 53.5
  9.マツノタイガー 207.7
 10.ハマノダイマオー 66.4

 はまなす賞2着、前走のA2-1組戦も快勝し、4連続連対中の紅一点ミスタカシマが1番人気。ばんえい大賞典を制したアアモンドグンシンが続き、この2頭が人気の中心。やや離れた3番人気にコウシュハレガシーで、以下はふた桁台のオッズと、偏った戦前予想になりました。

 馬場水分1.2%のなか、各馬が思い思いのペースで運び、道中はバラバラの展開。アアモンドグンシン、コウシュハレガシー、オレワチャンピオン、ミスタカシマといった実績馬が先団を形成します。なかでもアアモンドグンシンの行き脚は軽快で、中間点過ぎから加速すると先頭で第2障害へ。以下はミスタカシマ、オレワチャンピオン、コウシュハレガシーの順で障害下にたどり着きました。
 他の6頭が障害に到達しないうちにアアモンドグンシンが登坂を開始。これを見て先行各馬も仕掛けますが、なかでも抜群のかかりを見せたのがミスタカシマで、ひと腰で障害を突破します。アアモンドグンシンは天板付近で手間取り、その間にコウシュハレガシーがクリア。3番手で越えたのはキタノユウジロウで、以下オレワチャンピオン、ミノルシンザンと続き、苦戦を強いられたアアモンドグンシンは6番手から追撃態勢に入りました。
 最後の平坦路で、目をみはるような末脚を繰り出したのは、そのアアモンドグンシン。前との差をグングンと詰めにかかり、先行した2頭を懸命に追いかけます。先行勢はコウシュハレガシーの脚いろが鈍り、残り5メートルでストップ。アアモンドグンシンがこれをかわして2番手に浮上しましたが、猛追もここまで。最後は一杯になりながらもミスタカシマが粘り通し、先頭で荷物を運び切りました。4秒3差でアアモンドグンシン。際どくなった3着争いはコウシュハレガシーに軍配が上がりました。

 並み居る牡馬を撃破したミスタカシマ。古馬A2を勝った足跡からも、3歳世代ではやはり一枚上の力を有していました。母のアグリタカラは2007年のばんえいオークスで4着でしたが、今回のレースぶりからは、母以上の成績はもちろん、3歳女王の座も目前。そして、頂上決戦・ばんえいダービーを制しての二冠達成も、十分に期待できそうです。
 障害で苦戦を強いられたアアモンドグンシンでしたが、あきらめずに追い込んできた内容は悪くなく、末脚の切れ味も抜群でした。ばんえい大賞典のときのように、スムーズに障害を上がれれば違うはず。ばんえいダービーでの巻き返しなるか注目です。

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工藤篤騎手「プランとしては、まず先行して逃げることを考えていました。道中の流れとしては、落ち着いた感じだったと思います。この馬は障害が上手なので、下りてからのことだけを考えていました。690キロの重量も問題なく、まだまだ重量が重くなっても大丈夫だと思います。スピードと障害が巧みな馬なので、今後のレースでも良いところを見せてくれると思います」

ばんえい菊花賞 予想結果

牝馬ミスタカシマ、同世代牡馬を完封

1番人気ミスタカシマが障害をすんなり先頭で通過し、障害で手間取った2番人気アアモンドグンシンが直線で猛追するも、障害でつけたリードを守り切って勝利。牝馬ながらばんえい菊花賞制覇となりました。
予想対決は的中者多くも、人気通りの堅い決着でプラス収支になったのは目黒さん、斎藤さんのみという結果になりました。

(編集部より)11月6日11時05分ごろまで、集計が誤っておりました。申し訳ございません。現在は修正されています。

目黒:3連単800円的中! 収支+7,200円
斎藤:3連単400円的中! 収支+600円
荘司:3連単200円的中! 収支-2,700円
矢野:3連単100円的中! 収支-4,350円
山崎:3連複300円的中! 収支-4,590円

【集計】投資額 6,000円×12R=72,000円

 山崎  -5,740円
 目黒  -29,100円
 荘司  -36,260円
 矢野  -55,410円
 斎藤  -63,400円
 須田  -72,000円
---------------------------------------
 紅組  -71,100円
 白組  -190,810円

11/4ばんえい菊花賞予想 山崎エリカ

勢いとハンデが魅力のコウシュハレガシーから

 私がばんえい競馬を始めてから、夏のばんえい大賞典とばんえい菊花賞を連覇した馬がいないんです!そこでどれくらい前までまで遡らないといないのかを調査してみたところ、なんと16年前のキングシャープまでいませんでした。センゴクエースはばんえい大賞典を回避していただけに、出走していれば連覇の可能性もありましたが、とにかく負けっぱなしなのです。

 一度、気になりだすと調べるまで前に進めなくなってしまう己の性格がとても厄介ですが、本質がバカでも、頭のいい人にどうにかついて行けるメリットもあります(笑)。話を元に戻しますが、ばんえい大賞典とばんえい菊花賞を連覇できないのは、別定戦でハンデが課せられるばかりではなく、どうやらこの辺りで勢力図が交錯したり、入れ替わっている傾向もあるようです。

 確かに現時点の世代トップは、ばんえい大賞典を制したアアモンドグンシンですが、他馬も差のないところまで力をつけてきました。それにアアモンドグンシンは、高いレベルでそこまで障害が得意というタイプでもないので、取りこぼす可能性もあるでしょう。

 そこで今回◎に推したいのは、ばんえい大賞典の3着馬コウシュハレガシーです。この馬は前哨戦の秋桜賞では障害で転倒して競走中止しましたが、これは障害を急がせたことも影響しているでしょう。本質的には障害が得意の馬で近走の勢いもあるだけに、本命に推します。

 ○は、ばんえい大賞典の2着馬オレワチャンピオン。休養後の2戦はひと息ですが、変われるとすれば3戦目のここか......。障害が上手でヤングチャンピオンシップでの逃げ切り勝ちを始め、重賞では3着以下がないので対抗評価。

 ▲は、ばんえい大賞典は8着も、その後4連勝と地力をつけたフナノダイヤモンド。この馬は先行力と障害を下りてからの決め手はなかなかのもの。近走は障害で苦戦しているものの、高重量戦の今回では他馬も苦戦する可能性が高いだけに、追い込んでの3着くらいはありそう。

 あとは△に同世代対決では、上位争いに加われているハマノダイマオー。ジリジリと伸びる地味なタイプですが、障害は上手。高重量戦は向くでしょう。

 他では、ナナカマド賞で20年ぶりの牝馬優勝を果たし、黒ユリ賞でも快勝、はまなす賞でも世代最先着(2着)のミスタカシマ。この馬は、実績ナンバー1ですが、約2カ月の休養明けがどう出るか?

 最後にばんえい大賞典の覇者アアモンドグンシン。狙い下げたのは、ばんえい大賞典の勝ち馬は、このレースを勝てないというデータもありますが、それ以上に単騎逃げの形になるととても強い勝ち方をする一方、そうではなかった場合が意外と脆いので狙い下げました。

◎2 コウシュハレガシー
○1 オレワチャンピオン
▲4 フナノダイヤモンド
△10 ハマノダイマオー
△5 ミスタカシマ
△7 アアモンドグンシン

馬複
2-1,4,5,7,10 600円
3連複
2-1,4,5,7,10 300円 計6000円

11/4ばんえい菊花賞予想 荘司典子

2018年11月 3日(土)

世代最強牝馬ミスタカシマに惚れ込んでいます

 ミスタカシマの2走前・8月のはまなす賞。ゴールまであと少しのところで内からミノルシャープ、ミスタカシマ、マツカゼウンカイ、メジロゴーリキがほぼ横に並ぶ大接戦。じわじわと伸びてきたマツカゼウンカイが最後わずかに差し切り1着。2着ミスタカシマと3着メジロゴーリキは同タイム。4着ミノルシャープでした。
このレースに出走していた3歳牝馬はミスタカシマただ1頭。4歳の強豪牡馬相手に互角以上の戦いぶりを見せ、厳しい叩き合いにもかかわらず2着に粘った勝負根性にシビレました。

 おまけに馬券も馬複2390円的中!500円持っていたので11950円の配当で、珍しくプラス収支でした(全体的には未だにマイナス収支ですが...)。
 そんなミスタカシマへの感謝の意があるのはもちろんですが、自己条件で出走した前走では古馬たちをものともせず見事な勝利を収め、「現状の力なら牡馬相手でも世代最強かも?!」と思わせてくれました。今回、当然人気になると思いますが1着固定の3連単で手広く狙います。強いだけではない栗毛で金髪の美少女、ミスタカシマのさらなる飛躍に期待です!!

◎5 ミスタカシマ
○7 アアモンドグンシン
▲6 キタノユウジロウ
△1 オレワチャンピオン
△2 コウシュハレガシー
△3 ミノルシンザン
△8 ジェイコマンダー

3連単
5→1,2,3,6,7,8→1,2,3,6,7,8 200円 計6000円

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