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11/4ばんえい菊花賞回顧

ミスタカシマが牡馬勢を撃破!

 4日(日)は重賞・ばんえい菊花賞(3歳オープン)が行われ、単勝1番人気のミスタカシマが優勝。2月の黒ユリ賞以来となる重賞3勝目を挙げました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.オレワチャンピオン 11.8
  2.コウシュハレガシー 8.4
  3.ミノルシンザン 26.6
  4.フナノダイヤモンド 162.9
  5.ミスタカシマ 1.9
  6.キタノユウジロウ 11.4
  7.アアモンドグンシン 2.7
  8.ジェイコマンダー 53.5
  9.マツノタイガー 207.7
 10.ハマノダイマオー 66.4

 はまなす賞2着、前走のA2-1組戦も快勝し、4連続連対中の紅一点ミスタカシマが1番人気。ばんえい大賞典を制したアアモンドグンシンが続き、この2頭が人気の中心。やや離れた3番人気にコウシュハレガシーで、以下はふた桁台のオッズと、偏った戦前予想になりました。

 馬場水分1.2%のなか、各馬が思い思いのペースで運び、道中はバラバラの展開。アアモンドグンシン、コウシュハレガシー、オレワチャンピオン、ミスタカシマといった実績馬が先団を形成します。なかでもアアモンドグンシンの行き脚は軽快で、中間点過ぎから加速すると先頭で第2障害へ。以下はミスタカシマ、オレワチャンピオン、コウシュハレガシーの順で障害下にたどり着きました。
 他の6頭が障害に到達しないうちにアアモンドグンシンが登坂を開始。これを見て先行各馬も仕掛けますが、なかでも抜群のかかりを見せたのがミスタカシマで、ひと腰で障害を突破します。アアモンドグンシンは天板付近で手間取り、その間にコウシュハレガシーがクリア。3番手で越えたのはキタノユウジロウで、以下オレワチャンピオン、ミノルシンザンと続き、苦戦を強いられたアアモンドグンシンは6番手から追撃態勢に入りました。
 最後の平坦路で、目をみはるような末脚を繰り出したのは、そのアアモンドグンシン。前との差をグングンと詰めにかかり、先行した2頭を懸命に追いかけます。先行勢はコウシュハレガシーの脚いろが鈍り、残り5メートルでストップ。アアモンドグンシンがこれをかわして2番手に浮上しましたが、猛追もここまで。最後は一杯になりながらもミスタカシマが粘り通し、先頭で荷物を運び切りました。4秒3差でアアモンドグンシン。際どくなった3着争いはコウシュハレガシーに軍配が上がりました。

 並み居る牡馬を撃破したミスタカシマ。古馬A2を勝った足跡からも、3歳世代ではやはり一枚上の力を有していました。母のアグリタカラは2007年のばんえいオークスで4着でしたが、今回のレースぶりからは、母以上の成績はもちろん、3歳女王の座も目前。そして、頂上決戦・ばんえいダービーを制しての二冠達成も、十分に期待できそうです。
 障害で苦戦を強いられたアアモンドグンシンでしたが、あきらめずに追い込んできた内容は悪くなく、末脚の切れ味も抜群でした。ばんえい大賞典のときのように、スムーズに障害を上がれれば違うはず。ばんえいダービーでの巻き返しなるか注目です。

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工藤篤騎手「プランとしては、まず先行して逃げることを考えていました。道中の流れとしては、落ち着いた感じだったと思います。この馬は障害が上手なので、下りてからのことだけを考えていました。690キロの重量も問題なく、まだまだ重量が重くなっても大丈夫だと思います。スピードと障害が巧みな馬なので、今後のレースでも良いところを見せてくれると思います」

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