勢いとハンデが魅力のコウシュハレガシーから
私がばんえい競馬を始めてから、夏のばんえい大賞典とばんえい菊花賞を連覇した馬がいないんです!そこでどれくらい前までまで遡らないといないのかを調査してみたところ、なんと16年前のキングシャープまでいませんでした。センゴクエースはばんえい大賞典を回避していただけに、出走していれば連覇の可能性もありましたが、とにかく負けっぱなしなのです。
一度、気になりだすと調べるまで前に進めなくなってしまう己の性格がとても厄介ですが、本質がバカでも、頭のいい人にどうにかついて行けるメリットもあります(笑)。話を元に戻しますが、ばんえい大賞典とばんえい菊花賞を連覇できないのは、別定戦でハンデが課せられるばかりではなく、どうやらこの辺りで勢力図が交錯したり、入れ替わっている傾向もあるようです。
確かに現時点の世代トップは、ばんえい大賞典を制したアアモンドグンシンですが、他馬も差のないところまで力をつけてきました。それにアアモンドグンシンは、高いレベルでそこまで障害が得意というタイプでもないので、取りこぼす可能性もあるでしょう。
そこで今回◎に推したいのは、ばんえい大賞典の3着馬コウシュハレガシーです。この馬は前哨戦の秋桜賞では障害で転倒して競走中止しましたが、これは障害を急がせたことも影響しているでしょう。本質的には障害が得意の馬で近走の勢いもあるだけに、本命に推します。
○は、ばんえい大賞典の2着馬オレワチャンピオン。休養後の2戦はひと息ですが、変われるとすれば3戦目のここか......。障害が上手でヤングチャンピオンシップでの逃げ切り勝ちを始め、重賞では3着以下がないので対抗評価。
▲は、ばんえい大賞典は8着も、その後4連勝と地力をつけたフナノダイヤモンド。この馬は先行力と障害を下りてからの決め手はなかなかのもの。近走は障害で苦戦しているものの、高重量戦の今回では他馬も苦戦する可能性が高いだけに、追い込んでの3着くらいはありそう。
あとは△に同世代対決では、上位争いに加われているハマノダイマオー。ジリジリと伸びる地味なタイプですが、障害は上手。高重量戦は向くでしょう。
他では、ナナカマド賞で20年ぶりの牝馬優勝を果たし、黒ユリ賞でも快勝、はまなす賞でも世代最先着(2着)のミスタカシマ。この馬は、実績ナンバー1ですが、約2カ月の休養明けがどう出るか?
最後にばんえい大賞典の覇者アアモンドグンシン。狙い下げたのは、ばんえい大賞典の勝ち馬は、このレースを勝てないというデータもありますが、それ以上に単騎逃げの形になるととても強い勝ち方をする一方、そうではなかった場合が意外と脆いので狙い下げました。
◎2 コウシュハレガシー
○1 オレワチャンピオン
▲4 フナノダイヤモンド
△10 ハマノダイマオー
△5 ミスタカシマ
△7 アアモンドグンシン
馬複
2-1,4,5,7,10 600円
3連複
2-1,4,5,7,10 300円 計6000円