ばんえい競馬情報局とは?

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3/20ばんえい記念予想 須田鷹雄

引退するインフィニティーの2勝目に期待

 私がばんえい記念の予想をするときに決めているのが、「過去の優勝馬がいればリピーターになることを期待する」「前年のばんえい記念以降、古馬重賞での着順平均値や中央値の小さい馬を買う」という方針だ。
 前者については説明の必要がなく、最近ではニシキダイジンやカネサブラック、その前はトモエパワー、スーパーペガサス、サカノタイソン、シマヅショウリキ、フクイチ......と複数回優勝馬が多いことから来ている。ちなみに「ばんえい記念を1回だけ勝った馬」は20年以上出ていない。
 ということは、今年はインフィニティーかキタノタイショウ。ご存知の通り、インフィニティーはここで引退。さらに先述した「重賞での着順平均値」もインフィニティーのほうが小さい。となると、「今年インフィニティーが勝って来年キタノタイショウが勝つ」というシナリオがいちばん収まりが良いということになる。

 ちなみに重賞の平均着順云々は、優勝経験馬がいなくなってしまった一昨年に苦し紛れに編み出したもの。それが当時人気薄だったインフィニティーで、見事優勝してくれた(ただし馬券はフクドリが抜けて不的中)。引退馬を送る予想としてちょうど収まりが良いような気もする。

 ただ、今年の◎インフィニティー(古馬重賞着順平均値2位・中央値2位タイ)は、下りてからが弱いという印象。良いところまで行っていながらなにかに差される予感はある。そこで、ここでの買い目は弱気にマルチを含めて。着順平均値1位の○フジダイビクトリー、中央値1位で平均値3位タイの▲コウシュハウンカイ、優勝経験馬☆キタノタイショウ(平均値も中央値も5位)、平均値3位タイ・中央値2位タイの△ニュータカラコマを相手とする。

 ◎10インフィニティー
 ○6フジダイビクトリー
 ▲9コウシュハウンカイ
 ☆8キタノタイショウ
 △4ニュータカラコマ

 3連単1頭軸マルチ
 10→6,9,8,4 100円 計3600円
 3連単
 10→6,9,8,4→6,9,8,4 100円 計1200円
 6,9,8,4→10→6,9,8,4 100円 計1200円

3/20ばんえい記念予想 矢野吉彦

キタノタイショウで一発逆転

 ついに最下位を独走したまま、この日を迎えてしまいました。一発逆転を狙うには、もう3連単一点買いで勝負するしかないでしょう。
 なのでここは、1着キタノタイショウ、2着フジダイビクトリー、3着ニュータカラコマで潔く行きます! 今回のばんえい記念を前に、新橋Gate J.での「東京前夜祭」やラジオNIKKEIの「ばんえい記念大展望」に出演して予想を披露したのですが、それと当情報局の予想をあえて別ものにしました。去年同様、フジダイビクトリーが逃げ込みを図ろうとするところを、ギリギリでキタノタイショウがとらえ、じわじわ詰め寄ってきたニュータカラコマが3着という絵図。十分あり得るでしょう?
 心配なのはキタノタイショウとニュータカラコマで、意外に障害越えに手こずるような気もしていますが、そこは、経験豊富な大河原、藤野両騎手の腕を信頼しての一点勝負です。
 この1年も当情報局をごひいきいただき、ありがとうございました。今季のばんえい競馬はまだあと3日、開催があります。最終日まで、そしてまた来季も、どうぞよろしくお願いします! では、今季はこのへんで。
 
 ◎キタノタイショウ
 〇フジダイビクトリー
 ▲ニュータカラコマ

 3連単
 8→6→4 6000円

3/20ばんえい記念予想 斎藤修

2016年3月18日(金)

満を持してのフジダイビクトリー

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎6フジダイビクトリー
 ◯8キタノタイショウ
 ▲10インフィニティー
 △4ニュータカラコマ
 △9コウシュハウンカイ

 印はつけたが、ばんえい記念は毎年、これと決めた馬だけを狙う。

 馬複
 6-8 6000円

帰ってきた!馬券おやじは今日も行く 古林英一

大将はタイショウ

 ごく普通に考えれば、ニュータカラコマ、オイドン、フジダイビクトリーの8歳馬3頭と、キタノタイショウ、インフィニティーの10歳馬2頭の勝負でしょう。さあ、この5頭からどれを選ぶか・・・と迷ったような顔をしつつも、実は本命は先月のチャンピオンカップの後からキタノタイショウに決めております。
 相手ですが、オイドンはばんえい記念に向いているようには思えませんので敢えて無印とします。もしキタノタイショウが2障害で手間を取り過ぎると、ニュータカラコマの逆転があるやもしれません。さらに、高重量戦になるとこっそり上位に食い込んでくるのがフジダイビクトリー。一昨年、6番人気で勝ったインフィニティーですが、優勝インタビューのとき、「この馬は、今回初めて荷物を重いと感じたのではないかというくらい、高重量は平気な馬です」と手綱をとっていた浅田騎手が言っていたのが忘れられません。
 もし、万一、雪や雨が降ったりして馬場が軽くなれば、若手のスピードに期待しコウシュハウンカイもちょいと押さえます。
 昨年は、道新十勝版、前夜祭、当日と、世間様に予想を披露するたびに言うことが変わり、節操のなさに自他共にあきれ果てましたが、今年はぶれません・・・たぶん。
 ◎キタノタイショウ
 ○ニュータカラコマ
 ▲フジダイビクトリー
 △インフィニティー
 △コウシュハウンカイ

今週の見どころ(3/19~3/21)

 3月20日(日)のメイン第9レースには、重賞・ばんえい記念(17時15分発走予定)が組まれています。定量1トンを曳く4歳以上のナンバーワン決定戦。昨年の1~7着馬に加え、初挑戦となる3頭もオイドン、コウシュハウンカイ、ホクショウユウキと、いずれも古馬重賞勝ちがある実績馬。実力伯仲の10頭立てで争われます。なお、14年の覇者インフィニティー、同年の3着馬ホリセンショウにとってはこのレースが現役ラストランとなります。
 今季ラスト開催の次週は、3月27日(日)、28日(月)の2日間となっています。ご注意ください。

帯広競馬場でのイベントはこちら→3/193/203/21
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【第26回開催1日目】
 3月19日(土)のメイン第10レースは、オッズ・パーク賞 スターライト特別(5歳オープン・18:05発走予定)
 明け5歳馬のナンバーワン決定戦・天馬賞(1月3日)を制した牝馬◎キサラキクに期待します。続く前々走のヒロインズカップ(4歳以上牝馬)、前走のポプラ賞(4歳・5歳混合)はそれぞれ5、6着でしたが、実質トップハンデの700キロ台後半の負担重量では厳しかった様子。しかし今回は、賞金別定ではなく、重量格による別定重量戦で740キロと条件が好転。この重量では天馬賞を完勝していることを考えても、負けられないところでしょう。
 ○ハクタイホウは、天馬賞が完敗の2着でしたが、2月1日のダイヤモンドダスト賞(5歳オープン)では、キサラキクが不在だったとはいえ、あっさり逃げ切って勝利を収めています。今回は天馬賞と同様、キサラキクとは20キロ差だけに、同馬より前で競馬を運んで、どこまで辛抱できるでしょうか。
 天馬賞10着、ダイヤモンドダスト賞8着の▲カゲホウトウは、その後の近3走が復調気配を感じさせる内容。追走がスムーズなら、連争いに加わってきそうです。
 △カンシャノココロは、天馬賞が3着で、ダイヤモンドダスト賞でも4着と善戦しました。前走のA1級混合戦で9着と大敗したことは気になりますが、大幅な馬体重減も影響したかもしれません。当日の気配に注目です。

【第26回開催2日目】
 3月20日(日)のメイン第9レースは、重賞・第48回ばんえい記念(17:15発走予定)
 ◎フジダイビクトリーは、初の1トン挑戦だった昨年のこのレースで4着と善戦。ゴール寸前まで先頭をキープし見せ場十分でした。昨季同様、今季も重賞を2勝していますが、障害力に加え、最後までしっかり歩けるパワーがついたことで、ともに危なげないレース内容。成長を感じさせます。いずれもトップハンデだった秋冬の4重賞でも掲示板を外しておらず、定量戦のここで大仕事を成し遂げるかもしれません。
 ○ニュータカラコマは、ばんえい記念では2014年4着、15年2着ときて今回が3度目の挑戦。今季はここまで重賞で6戦して勝ち星はありませんが、うち4戦で4着以内。1月2日に行われた帯広記念では1番人気で7着も、第2障害は先頭で越えており、着順ほど内容は悪くありません。なにより3連勝中の勢いが魅力。決め手ではフジダイビクトリーを上回ります。
 2014年のばんえい記念馬▲インフィニティーにも注目。今季24戦して勝ち星は1つだけですが、障害で崩れるシーンはほとんどありませんでした。第2障害では転倒寸前ギリギリで踏ん張れて、素早く立て直せる腰の強さは高重量戦でこそ真価を発揮するもの。昨年のこのレースでも3着に入っており、1トンでの実績上位です。
 △キタノタイショウは昨年のこのレースの覇者。障害離れた4番手クリアから差し切り勝ちを収めています。もし早めに障害を抜けられれば、今年も上位争い必至でしょう。
 ばんえい記念初挑戦の3頭からは×コウシュハウンカイに注目。本質的に高重量は微妙かもしれませんが、近走の充実度が際立つ1頭です。

【第26回開催3日目】
 3月21日(振・月)のメイン第10レースは、クリスタル特別(4歳オープン・18:05発走予定)
 センゴクエースが回避したのなら◎コウリキが負けられません。3歳三冠がすべて3着で、4歳になってからの世代限定戦では、白雪賞(2月7日・4歳オープン)、ポプラ賞(4歳・5歳混合)ともセンゴクエースの2着。これまで一度も先着できていない同馬が不在なのは恵まれました。重賞・はまなす賞優勝の実績も上位です。
 ○タキニシサンデーは、ばんえいオークスの2着馬で、白雪賞では3着。前々走から一気に45キロも負担重量が増え720キロだった前走のB1級特別戦こそ5着でしたが、700キロのここなら立て直してくるはず。控えても持ち味が出ないだけに、逃げに持ち込みたいところでしょう。
 ▲シリウスは、ばんえいオークス、白雪賞とも4着。ポプラ賞は大敗しましたが、障害次第の面があるので、負担重量が軽くなるここで巻き返してきそうです。
 △アアモンドロシアは格下ですが、4戦連続連対中の勢いが魅力。この馬も障害さえ切れればチャンスがあるでしょう。

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